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『ササキ様に願いを』(ササキさまにねがいを)は、みずしな孝之による日本の4コマ漫画作品。元プロ野球選手で、横浜ベイスターズのリリーフを務めた佐々木主浩を題材としている。略称は「ササ願」(ささねがもしくはささがん)[1]。
1993年に竹書房の「まんがパロ野球ニュース」で連載を開始。当初のタイトルは『ササキに願いを』(ササキにねがいを)であったが、連載当初に「ササキ様」というフレーズが出てきたため、タイトルにも正式に「様」が加わった。
このため、作者がベイスターズの本拠地・横浜スタジアムへ佐々木を訪ねた際、サービス精神の旺盛な佐々木が作品同様背中の肩部に「様」と書かれた紙を貼って登場したり、観客から「佐々木様ぁ〜」という声が掛かるようになったという逸話がある。その他、作中に幾度か横浜大洋ホエールズ時代のユニフォームが登場することがある(佐々木が間違って着る等)。
その後、掲載誌は「スポコミ」、「まんがくらぶオリジナル」とリニューアルを重ねたが連載は続き、ベイスターズが優勝した1998年には単行本が大量に売れたが、1999年に佐々木がアメリカ大リーグに挑戦することになったため、一旦連載を終了。この期間も増刊誌で『ササキ様に願いを in USA』が掲載された。
佐々木が横浜に復帰した2004年には、「まんがくらぶオリジナル」で短期間限定ながら『ササキ様に願いをR』(ササキさまにねがいを リターンズ)として、7回にわたり掲載された(前半3回は8ページ、後半4回は『チクチワワ』と同時連載のため4ページ)。これらのストーリーは、後に他の作品と合わせて『ササキ様に願いを+』(ササキさまにねがいを プラス)として単行本化が行われた。
2010年まで「月刊ベイスターズ」で連載されていた『ベイスタ流』はこの作品の姉妹作品といえる存在だが、こちらには特定の主人公が存在するわけではなく、球団内での“時事ネタ”を扱っている。『ササキ様に願いを+』以後の「月刊ベイスターズ」連載分は長い間単行本未収録であったが、2010年6月に『ベイスタ流』と共に竹書房から刊行された。
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