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日本のお笑いコンビ ウィキペディアから
すゑひろがりずは、吉本興業東京本社に所属する日本のお笑いコンビ。NSC大阪校28期出身、2011年4月結成。M-1グランプリ2019ファイナリスト。2人とも大阪府出身。
すゑひろがりず | |
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左から南條、三島(2022年9月) | |
メンバー |
三島達矢 南條庄助 |
結成年 | 2011年 |
事務所 | 吉本興業 |
活動時期 | 2011年4月 - |
出身 | NSC大阪校28期 |
出会い | NSC |
旧コンビ名 |
三島 バルチック艦隊 南條 うずまき コンビ ドロスス みなみのしま (以上時系列順) |
旧トリオ名 | ガンセキオープン |
現在の活動状況 | 舞台・テレビ など |
芸種 | 和風出し物、狂言風漫才、コント |
ネタ作成者 | 三島達矢 |
現在の代表番組 | すゑひろがりずのあっぱれふるさと珍道中 |
過去の代表番組 | すゑひろがりずのまいるまいる |
同期 |
稲田直樹(アインシュタイン) ななまがり シソンヌ など |
公式サイト | 公式プロフィール |
受賞歴 | |
2021年 第6回上方漫才協会大賞 話題賞 2022年 第7回上方漫才協会大賞 大賞 |
すゑひろがりず | |
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YouTube | |
チャンネル | |
活動期間 |
局番 2019年 - 福局番 2020年 - |
登録者数 |
局番 35.7万人 福局番 4.33万人 |
総再生回数 |
局番 1億2933万回 福局番 140万回 |
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チャンネル登録者数・総再生回数は 2023年11月30日時点。 |
日本の伝統芸能である「狂言」を芸風に取り入れ、現代的テーマを漫才として演じる。
衣装は袴姿で羽織は着用していない。着物の種類は年々増えつつある。
南條は小鼓、三島は扇を携える。なお、ネタの内容によっては三島が小鼓を扱う場合もある。
所作や発声はYouTubeを見て独学したもので、流派のない「我流」としているが[6]、2020年からは吉本興業に文化人枠として所属している狂言師・野村太一郎に学んでいる[29]。
2人ともNSC大阪校28期出身(2005年入学)。
結成以前はそれぞれ別のコンビを組んでおり、三島は「バルチック艦隊」、南條は「うずまき」として活動していた。三島はバルチック艦隊時代に、2005年『第26回今宮戎漫才新人コンクール 新人漫才奨励賞』を受賞。また同年の第5回『M-1グランプリ』では準決勝まで進出するなど、「西のオリエンタルラジオ」と呼ばれるほど若手の注目株であった[30]。南條は『クイズ!紳助くん』の「なにわ突撃隊」としても活動していた。
三島と南條がそれぞれコンビを解散後、三島は別の相方と一時期組んでいた。その三島の新しい相方と南條のバイト先が同じで、喋っていた際に「ちょっと1回、入れてくれへん?」と南條が提案した。南條は最初のコンビを解散して不安だったが、三島は同期の中でもエリートでもう1人はバイトで仲が良いためちょうどいいと思い、軽い感じで提案したところ三島も「ああ、ええんちゃう?」と承諾、トリオ「ガンセキオープン」[31]を結成した[14]。だが3年ほど劇場のオーディションに落ち続け、更にメンバーが脱退。2011年4月に現在のコンビとなり、当初のコンビ名は「ドロスス」だった。その後三浦マイルドの命名により、"南"條と三"島"の個人名に由来した「みなみのしま」へ改名。当時はコンビ名に合わせてアロハシャツを着用し、「パイナポー南條」「ライチ三島」という芸名で活動していた。コンビになってからは全てのM-1グランプリファイナリストのネタを研究し、様々なパターンの漫才を試したが全く芽が出ず2012年頃には解散寸前にまで追い込まれる[30]。そこで「これが最後」のつもりで出演した舞台にて「自分たちらしくないことをやってみよう」と挑戦した和風コント「狂言風クリスマス」が大ウケしたのをきっかけに現在の芸風を完成させる[30][32]。このわずか2週間後には舞台衣装も着物に変えた[30]。当初は余興のつもりだった狂言ネタを本ネタにするよう2人に薦めたのは、後にM-1グランプリでしのぎを削ることになる駒場孝(ミルクボーイ)であった[33]。
2014年6月、活動拠点を大阪から東京に移す。2016年、芸風と合わせるため[30]「みなみのしま」から現在の「すゑひろがりず」へとコンビ名を変更[34]。
2017年5月13日・14日、南ジャカルタ・ブロックMで開かれた「第8回 縁日祭」に出演。アニメ「ドラえもん」などの曲に合わせ、アーケードゲームのダンスダンスレボリューションを狂言風に演じるネタを披露[35]。やがて人集りができるほどの評判を呼び、当初1ステージのみ予定だった登壇数を急遽4ステージまで増やすことになった[36]。これを受け、狂言風漫才の方向性が完全に固まったとのこと[37]。
2018年3月末を以てヨシモト∞ホールを卒業[38]。同年1月より大宮ラクーンよしもと劇場の専属芸人「大宮セブン」として活動している[39][40]。
2019年12月、M-1グランプリ2019決勝進出。637点を獲得して最終成績は8位となった。伝統芸能風漫才ネタを披露し、合コンの「王様ゲーム」を「関白遊び」と言い換えるなどして会場を沸かせた[41]。出場時のキャッチコピーは「令和の伝統芸能」。
2020年3月、南條がR-1ぐらんぷり2020の決勝に進出。最終ステージまで進み、3位になった。出場時のキャッチコピーは「この芸人いとをかし」。
この節に雑多な内容が羅列されています。 |
「もしM-1で最終決戦に進んでたら、『算数』というネタをやる予定だった」と本人たちが語っている[43]。
2人して解散が頭に過ったことがある。2011年4月にトリオのうち1人が脱退し、コンビになって間もない頃は思い付きからネタを練習している最中をビデオで撮って再生してみると、そこに映っていたのは「衝撃的に辛気臭い2人」だった。「華も無ければ面白くもない。これは絶対売れない」「漫才で勝てるイメージが思い浮かばない」とその映像を見て感じ、当時は初めて解散を意識したという[30]。
コンビ名「みなみのしま」から改名する際、コンビ名候補を10個紙に書き出し、それに餌をつけて大宮のパワースポットとされる神社の隣の池に垂らした。その際に鯉が食いついた名前が「すゑひろがりず」だった[44]。また、コンビ名候補はすゑひろがりずの他にわびさびぼーいず、ことぶきたろう(表記方法は不明)などがあった。
南條が持っている小鼓はAmazonで8万円で購入したレプリカ。また2人が着ている袴は5千円から6千円で購入したもの。扇子は大宮ラクーンよしもと劇場が入っているビルの隣にある祭り道具屋で5千円で購入した[44]。
南條は今まで賞レース予選で落ちた時、“まぁ、俺らはイロもんやしな”と言い聞かせていたところがあった。しかしながら2019年はどうしても決勝へ行きたいと思い、三島に「単独ライブをやろう、2019年は『M-1』に行ける1年にしてくれ」とお願いした。それを聞いて三島は「正気か。こんな格好で『M-1』の決勝、ガチで狙いに行くん?」と思っていたが、南條は「『M-1』の決勝へ出れば、営業も増える。賞レースに向けてネタづくりをすることは、今後も芸人を続けていくなら必要なこと。鼓と扇子を持った無名のヤツらより、世間に知ってもらってる状態のほうが受け入れられやすいはず。こんな格好やから決勝に行ける可能性もあるんや」と必死に説得。それに三島もようやく納得し、M-1用にネタ作りを始めた[44]。
現代にあるものを和風の言葉に変換するネタがある。これをM-1グランプリ2019にて披露したところ、ネタ中に出した菓子メーカー(亀田製菓・Calbee)から謝辞と共に、ネタ中に出した和風変換がデザインされた特装パッケージのお菓子が送られてきた[45][46][47][48]。
TBS『水曜日のダウンタウン』の企画にて「英語禁止ボウリング すゑひろがりず最強説」という検証が行われ、鈴木もぐら(空気階段)・岡野陽一ペアと対決した。前半は一切英語を喋らず日本語風に変換していたが後半になるにつれて英語を連発してしまい、ボウリングのスコアでは211 - 210でギリギリ勝利したものの英語発言によるスコア減点ルールにより、「どちらかが着用すると英語を話しても減点されないタスキ」のハンデもあったが、鈴木・岡野チームには185 - 197で敗北してしまった[49]。
「バルチック艦隊」時代の三島の出演作品はこちらを参照。
※準単独も含む
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