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松本 晃彦(まつもと あきひこ、Akihiko Matsumoto、1963年2月14日 - )は、日本の作曲家、編曲家、音楽プロデューサー。
東京都世田谷区出身。主に映画やドラマの劇中音楽制作を手掛け、楽曲提供のみならず、コンサートツアーのステージサポートメンバーとしても参加している。
元妻は幼馴染でもあったタレントの麻木久仁子(結婚12年目の2006年3月31日に離婚)。戦後を代表するサックス奏者の松本英彦は伯父、実姉は作曲家、オーケストレーターのKae M Blackである。
第22回、第27回日本アカデミー賞映画音楽部門優秀賞を2度受賞している。
アーティストのプロデュースとして、吉川晃司の『終わらないSun Set』がオリコンチャート1位を獲得したのをきっかけに、サザンオールスターズ、CHAGE and ASKA、織田裕二、中森明菜、ラッツ&スター、THE YELLOW MONKEY、福山雅治など、多数のアーティストに1,500曲以上の楽曲を提供。
映像作曲家として、『踊る大捜査線』シリーズ、『リターナー』、『GOEMON』、『非婚家族』、『愛の流刑地』などの映画やドラマの音楽を担当。細田守監督作品のアニメーション映画『サマーウォーズ』では、アカデミー賞を始めとする多くの国際映画際で絶賛され、国内のみならず世界中で評価を高めることになった。
最近では活動の場を海外へ広げており、2012年7月公開のブラジル映画『汚れた心』(モントリオール世界映画祭正式出品作品)では、ブラジルの奇才、ヴィセンテ・アモリン監督から指名を受け音楽を担当した。
日経エンタテインメント!2004年3月号で発表された興行収入から計上・推測された映画音楽家のヒットメーカーランキングで日本映画史上歴代4位にランキング[1]された。歴代1位は久石譲。
1997年にフジテレビ系で放送された『踊る大捜査線』は、彼の名を一気に広めた作品となった。それまでの刑事ドラマ音楽の代表であったのは『太陽にほえろ!』や『西部警察』であったが、テーマ曲『RHYTHM AND POLICE』(JASRAC作品コード049-0585-7)は同作品の代表曲となった[3][リンク切れ]。また、テーマ曲以外の劇中音楽も広く知れ渡ることとなり、1997年から2003年にかけて発売されたアルバムは、総計100万枚を突破し日本のサウンドトラックとしては異例の売り上げを記録。10年以上たった今でも、テレビ番組などで耳にする機会が多い。
なお、メインテーマ曲RHYTHM AND POLICEはメキシコの作曲家ロレンソ・バルセラータ(Lorenzo Barcelata Castro)が作曲作詞した『エル・カスカベル』(El Cascabel;JASRAC作品コード0K3-4404-1)[4][5][6]との類似が指摘されているが[7]、すでに著作者であるロレンソ・バルセラータの死後50年が経過しているため、1994年の時点で、日本国内における『エル・カスカベル』の著作権は消滅している。
1998年、2003年には同ドラマの劇場版にも参加。どちらも日本アカデミー賞優秀音楽賞を受賞している。また、2005年に制作されたスピンオフ作品『交渉人 真下正義』、『逃亡者 木島丈一郎』、『容疑者 室井慎次』にも参加した。ただし、2010年夏に公開された劇場版第3作以降、劇場版は菅野祐悟が担当。しかし「Rhythm And Police」「G-Groove」「C.X.」「OTOBOKE」など踊るに代表される楽曲などは松本自身の手でトラックダウンされて使用された。また、劇場版第3作では主題歌の「Love Somebody CINEMA Version III」を担当した。
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