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日産自動車のミニバン型乗用車 ウィキペディアから
広い車内空間と高い操縦性能を併せ持つことから高級ミニバンの元祖と呼ばれており、初代のヒット後、トヨタ・アルファードといったライバル車種を登場させるなど、日本のミニバン市場に多大な影響を与えた。
製造は初代と2代目が日産車体湘南工場、3代目は日産車体九州が担当。日本国内での販売のほか、E51・E52型は香港にも輸出されている。E52型から前後意匠を刷新、また姉妹車に北米向けに全長・全幅を拡大したクエスト(RE52型)が2011年からアメリカ合衆国に輸出・販売されている。
日産・キャラバン/ホーミーエルグランド 日産・エルグランド(初代) ALE50/ALWE50/AVE50/AVWE50 APE50/APWE50/ATE50/ATWE50型 | |
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キャラバンエルグランド | |
ホーミーエルグランド ハイウェイスター | |
後期型(2000年8月 - 2002年5月) | |
概要 | |
別名 | いすゞ・フィリー |
販売期間 |
1997年5月 - 2002年5月 救急車: 1998年5月 - 2017年12月 |
ボディ | |
乗車定員 | 7・8・10名 |
ボディタイプ | 4ドアミニバン |
エンジン位置 | フロントミッドシップ |
駆動方式 | 後輪駆動 / 四輪駆動 |
パワートレイン | |
エンジン |
VQ35DE 3.5 V6 VG33E 3.3 V6 QD32ETi 3.2 直4 ZD30DDTi 3.0 直4 |
最高出力 |
VQ35DE : 240ps VG33E : 170ps QD32ETI : 150ps ZD30DDTI : 170ps |
変速機 | 4AT (E-ATx) |
サスペンション | |
前 | ストラット式 |
後 | コントロールロッド付き5リンクコイルスプリング式 |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,900 mm |
全長 |
4,740 - 4,775 mm 5,640 mm(ジャンボタクシー) |
全幅 |
1,775 mm / 1,800 mm 1,900 mm(ジャンボタクシー) |
全高 |
1,940 - 1,955 mm 2,480 mm(ジャンボタクシー) |
車両重量 |
1,940 - 2,060 kg (FR) 2,030 - 2,180 kg (4WD) |
系譜 | |
先代 |
日産・キャラバンコーチ 日産・ホーミーコーチ |
1997年5月発売。当初はローレル販売会社(モーター店)および日産プリンス沖縄向けがキャラバンエルグランド(CARAVAN ELGRAND)、沖縄県を除くスカイライン販売会社(プリンス店)向けがホーミーエルグランド(HOMY ELGRAND)[注釈 1]と車名が分けられており、フロントグリルに付けられた車種シンボルのエンブレムは、キャラバンエルグランドが赤、ホーミーエルグランドが青となっていた。
R50型系テラノとプラットフォームやコンポーネントを共有していることから、P.C.D.は6穴・139.7 mm(ライトトラック/SUVサイズ)となっている。
これまでの商用ワンボックスカーをベースとした国産ワゴンには無い商品性で、高額車にもかかわらず一時は月販1万5千台を超えるほどの売り上げを記録。
グレードは「X」、「V」、「J」の構成。 「X」には専用装備としてファインビジョンメーターや運転席パワーシート、電動ピュアクリーンカーテンやフットランプが標準装備となる他、本革・サプラーレコンビシート/オートスライドドアなどがオプション設定。 最廉価「J」にはオートクロージャードア/電動格納式ドアミラー/アームレストが装備されない。スピーカー数も2つである。
「J」を除いた全グレードにはザナヴィ製ツインモニターTV・ナビゲーションシステムがオプション設定された。
日産・エルグランド(2代目) ME51/MNE51/E51/NE51型 | |
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前期型(2002年5月 - 2004年8月) | |
中・後期型[注釈 2](2004年8月 - 2010年8月) | |
中期型[注釈 3]ハイウェイスター(2004年8月 - 2007年10月) | |
概要 | |
販売期間 | 2002年5月 - 2010年8月 |
ボディ | |
乗車定員 | 7・8名 |
ボディタイプ | 4[注釈 4]/5ドアミニバン |
エンジン位置 | フロント |
駆動方式 | 後輪駆動 / 四輪駆動 |
パワートレイン | |
エンジン |
VQ35DE 3.5L V6 240ps VQ25DE 2.5L V6 186ps |
変速機 | 5速AT (5M-ATx) |
前 |
前:独立懸架ストラット式 後:独立懸架マルチリンク式 |
後 |
前:独立懸架ストラット式 後:独立懸架マルチリンク式 |
車両寸法 | |
全長 | 4,795 - 4,835 mm |
全幅 | 1,795 - 1,815 mm |
全高 | 1,910 - 1,920 mm |
車両重量 |
1,990 - 2,070 kg (FR) 2,100 - 2,190 kg (4WD) |
2002年5月にフルモデルチェンジした2代目モデルでは、本車種専用のプラットフォームが採用された。駆動方式は先代に引き続き後輪駆動(FR)である。ただし後輪のサスペンションはマルチリンク式の独立懸架へ改め、ハブボルトは本数が6本から5本へ、PCDは139.7 mmから114.3 mmへと改められた。また、ブレーキをドラム式からディスクブレーキへ変更し、運動性能が向上している。このモデルからはスライドドアを両側に備える仕様が基本となった。(「VG」はスライドドアが片側だけの4ドア仕様を設定している。)
エンジンは先代の後期型同様、VQ35DE型を搭載するが、環境性能の向上により「超-低排出ガス車(★★★)」認定を取得。2004年8月のマイナーチェンジ以降のモデルはさらに環境性能を向上し、「平成17年基準排出ガス50%低減レベル(☆☆☆)」認定を取得するとともに、車両重量が2,020 kg以上の2WD車は「平成22年度燃費基準+5%」も同時に達成した。トランスミッションは先代同様オートマチックであるが、初代の4速からマニュアルモード付き5速に変更し、このモデルからシフトレバーはコラム式からインパネ式に変更された。2002年12月には同クラスで唯一となるV6エンジンのVQ25DE型を搭載した2.5 L車が追加された[注釈 5]。
このモデルからエルグランドのエンブレムが廃止され、日産のブランドロゴのエンブレムに変更された。
同クラスの他車とは異なり、駆動方式はFRを採用しているが、本車種のようにリア周りの重量が増しがちな車両の場合は、FRレイアウトの方が加速時や旋回時に駆動力がかかりやすく、メリットとなる。その一方で、FRのデメリットである車内の狭さが露呈したほか、税制面で有利となる排気量3.0 L以下のエンジンが当初は設定されず、2.5 L車が設定されるまで競合車種[注釈 6]に差をつけられていた。それだけでなく、プレサージュとの統合やクエストと基本構造が共通化されるため、次期型のE52型以降は前輪駆動採用に改めることが正式に決定された。しかしこれが最大の難関といえるほどの障壁となってしまったことで開発は難航を極めた。その関係でE51型は数度にわたる改良や特別仕様車の投入によって、8年に及ぶ長いモデルライフを送ることになった。
2002年5月の発売から2004年8月のマイナーチェンジまでのモデルはフロントグリルおよびヘッドライトユニットが上下2段に分割されており、運転席側のリアドアがない4ドア仕様も設定された。2003年8月の一部改良では「ハイウェイスター」のみデザイン変更が実施され、内装ではフロントグリルのフルメッキ化、アルミロードホイールのクロームカラーコート化、フォグランプまわりの車体色化、内装では、ステアリングのブラック化、ジャガード織物のシートの採用、シフトノブの本革部分ブラック化、インストルメントパネル中央部の操作パネルのダークグレー化が行われた。
2004年8月のマイナーチェンジでは、フロントグリルおよびヘッドライトユニットが一体化され、リアバンパー、灯火類等のデザインも変更され、ターンランプ内蔵ドアミラーが標準装備となった。リアコンビネーションランプはテールランプとブレーキランプが分離され、ブレーキランプはLED化された。インテリアはインパネ及びダッシュボードの形状変更、各部木目調パネルの採用、照明リング付きファインビジョンメーター、スイッチ類のメッキ処理等が行われた。また、シート位置を48 mm後退させてドライビングポジションを改善し、「X」・「XL」にはセカンドシートオットマンが採用された。2006年12月の一部改良では、全車(オーテックジャパン扱いのグレードを含む)にカラードフロントサイドアンダーミラーが標準装備され、「V」以外のグレードでは木目調加飾が追加された。
2007年10月のマイナーチェンジでは、「ハイウェイスター」のフロントグリルがセンターにボディ同色のラインを配した2段構造のデザインとなった。
グレード体系は当初「V」・「VG」・「ハイウェイスター」・「X」・「XL」の5グレードが設定された。
2004年8月のマイナーチェンジでは、「XL」にBOSEサウンドシステム、サイドブラインドモニター、アクティブAFSが標準装備された(アクティブAFSは「ハイウェイスター」にも標準装備。その他のグレードにもオプションにより装備可能)。2004年8月にはグレード体系も整理され、「VG」の4ドア車が廃止され、全車5ドアとなり、「V」も廃止された。2004年12月には2.5 Lエンジン搭載車が追加され、グレード体系は8月に廃止されていた「V」と「ハイウェイスター」の2グレードが設定される。「V」には、歴代エルグランドでは初めてとなる16インチスチールホイールとフルホイールカバー(J31型系ティアナと同じもの)の組み合わせが採用された。2006年12月の一部改良時には「VG」が廃止された。
2007年10月のマイナーチェンジでは、グレード体系の見直しが実施され、2.5 L車は「250ハイウェイスター ブラックレザーエディション」(2008年11月廃止)を追加した3グレードに、3.5 L車は5グレードとなり、グレード名に排気量を示す"250"や"350"が追加された。装備としては、市販車初となるアラウンドビューモニターが特別仕様車「350ハイウェイスター レッドレザープレミアムセレクション」に標準装備、「ライダー」を除くその他のグレードにオプション設定され、カーウイングスナビゲーションシステムはHDD方式に変更された。2009年10月の仕様変更では、「250V」にフロントフォグランプが標準装備となり、「250V」・「350X」・「350XL」のヘッドランプインナーレンズの色味も変更された。
日産・エルグランド(3代目) TE52/TNE52/PE52/PNE52型 | |
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2010年発売型 ハイウェイスター 2010年8月 - 2014年1月 | |
2014年改良型 アーバンクロム 2014年1月 - 2020年10月 | |
2020年改良型 アーバンクロム 2020年10月 - 2022年11月 | |
概要 | |
販売期間 | 2010年8月 - |
ボディ | |
乗車定員 | 7・8名 |
ボディタイプ | 5ドアミニバン |
エンジン位置 | フロント |
駆動方式 | 前輪駆動 / 四輪駆動 |
プラットフォーム | Dプラットフォーム |
パワートレイン | |
エンジン |
VQ35DE 3.5 L V6 QR25DE 2.5 L 直4 |
変速機 | エクストロニックCVT-M6 |
前 |
前:独立懸架ストラット式 後:独立懸架マルチリンク式 |
後 |
前:独立懸架ストラット式 後:独立懸架マルチリンク式 |
車両寸法 | |
ホイールベース | 3,000 mm |
全長 | 4,965 mm |
全幅 | 1,850 mm |
全高 | 1,815 mm |
車両重量 | 1,900 - 2,080 kg |
その他 | |
兄弟車 | 日産・クエスト |
2010年8月にフルモデルチェンジした3代目モデルでは、北米向けのクエストや、プレサージュとの統合により、駆動方式がFRからDプラットフォームを用いたFFと4WD(オールモード4X4)に変更された。これにより低床化と全高の抑制が図られ、車内が広くなり、乗り心地が向上した。ボディサイズは先代と比べ、全長と全幅が80 mmと35 mmそれぞれ拡大され、全高とフロア高は、95 mm、129 mmと、それぞれ低められた。エンジンはV6・2.5 L(VQ25DE)を廃止し、新たに直4・2.5 LのQR25DEとV6・3.5 LのVQ35DEの2本立てで、いずれにもエクストロニックCVTが組み合わされる。3.5 L車は国産のハイブリッド車を除くCVT車としては初の280馬力の大台を達成した。なお、本モデルより生産が日産車体から、その子会社の日産車体九州に移管され、クエストとともに混流生産される。
Dプラットフォームを採用するものの、同じDプラットフォーム採用車のティアナやムラーノと比べるとホイールベースやパッケージングが大幅に異なるため、フロアパネルに「フロアビード形状」を採用し、静粛性と剛性を向上。また、リヤの剛性を高めるためにスペアタイヤを廃し(代わりにパンク修理キットを装備)、その空間を生かしてリヤクロスメンバーをストレート形状とした(室内側にはラゲッジアンダーボックスを設置している)。
環境性能については、全車でJC08コールドモード対応の「平成17年基準排出ガス75%低減レベル(☆☆☆☆)」認定を取得するとともに、2.5L車は「平成22年度燃費基準+25%」、3.5L・4WD車は「平成22年度燃費基準+15%」、3.5 L・2WD車は「平成22年度燃費基準+10%(「350ハイウェイスタープレミアム」及びオプション装着により車両重量が2,000kgを超えた場合は平成22年度燃費基準+20%)」をそれぞれ達成。2012年12月の一部仕様向上[3]では、3.5L車がエンジン制御の改良により燃費が向上し、平成27年度燃費基準達成車が従来からの「350ハイウェイスター プレミアム」に加え、3.5L・2WDの他のグレードにも拡大した。2020年10月のマイナーチェンジ[4]以降はWLTCモードによる燃料消費率・排出ガスに対応し、全車「平成30年排出ガス基準50%低減レベル(☆☆☆☆)」認定を取得した。
外観は2005年の第39回東京モーターショーで出品されたコンセプトカー「アメニオ」がルーツである。低床化によって2009年8月に廃止されたプレサージュに近いプロポーションへと変化しつつも、2段式ヘッドランプや大型フロントグリル、横一文字のリアコンビランプとガーニッシュなどに代表されるように、一目で「エルグランド」とわかるスタイリングとされている。
サードシートはミニバンでは一般的な跳ね上げ格納シートから、背が高いミニバンとしては珍しいダイブダウン式格納へ変更された。給油口も右から左に変更された。そして、セカンドシート、サードシートの中央座席のシートベルトが2点式から3点式に変更された。
なお、発売時よりリアには「XTRONIC CVT」エンブレムが装着されていたが、2014年1月のマイナーチェンジ以降は装着されなくなった。
2014年1月のマイナーチェンジ[5]では、「ハイウェイスター」、「ハイウェイスタープレミアム」でフロント周りのデザインが一新され、フロントグリルが大型化(日本国内における乗用車では最大面積)されて全周がクロームメッキで囲まれた。ヘッドランプはシグネチャーLEDポジションランプを備えた新デザインに変更するとともにヘッドランプそのものもLED化され、18インチアルミホイールは切削処理を施したマルチスポークデザインに変更され、LEDリアコンビネーションランプはインナーレンズにクローム処理を施した新デザインのクリアテールランプが採用された。インテリアではメーターが大型化され、デザインを変更することで視認性を高めるとともに、中央には5インチカラーディスプレイ「アドバンスドドライブアシストディスプレイ」が新たに装備された。室内高も高くなり(サンルーフ装着車を除く)、ラゲッジスペースは3列目シートに前方向240mmのスライド機構を追加し、シートバックの凹凸を低減した形状に変更したことと、後部荷室のラゲッジボードの高さを床面に合わせた高さに変更したことで積載性を向上した。
2020年10月には2度目のマイナーチェンジが実施され[4]、外観はフロントグリルのデザインが変更された。内装はインストルメントパネルからドアトリムにかけて水平基調に仕立て、中央にはピアノブラックでまとめた10インチの大型ディスプレイを配し、プレミアムシートは連続したキルティングパターンへ変更された。後席シートにはキャプテンシートにシートバック中折れ機能を追加し、角度調節が可能なアームレスト、折り畳み式シートサイドテーブル、大型オットマンも装備した。
2022年11月の一部仕様向上[6]では、日産のCIが2020年7月より展開されている新CIに変更された。
装備についてはいずれも世界初となる中折れ機能つきキャプテンコンフォータブルシート[注釈 7](7人乗り・2列目)、11インチワイドリヤモニター、ドアノブ上のボタンに軽く触れるだけで開閉可能なワンタッチオートスライドドア(3.5 Lは両側電動、2.5 Lは助手席側のみ電動で運転席側はメーカーオプション)を採用し、ほかにサイド&カーテンエアバッグ、フロント遮音ガラスやブザー機能つきタイヤ空気圧警報システムや定員分のヘッドレスト・3点式シートベルトを全車に標準装備とし、「ハイウェイスタープレミアム」は3列目シートを電動格納式にするなどにより、快適性能や利便性、安全性を大きく向上させている。先代後期より採用されたメーカーオプションのアラウンドビューモニターはスカイラインクロスオーバー同様、「駐車ガイド機能」、「フロント/リヤワイドビュー機能」、「ナビ連動フロントワイドビュー機能」を付加したものに進化している。
グレード体系は発売当初「350ハイウェイスタープレミアム(3.5 L・7人乗りのみ)」、「350/250ハイウェイスター(3.5 L/2.5 L・7/8人乗りの選択可能)」、「250XG(2.5 L・8人乗りのみ)」の3グレードと、オーテックジャパン取り扱いの「ライダー」を加えた計4グレードで、それぞれにFFと4WDの選択が可能であった。
2011年11月の一部仕様向上[7]では、アラウンドビューモニターに世界初となる「移動物検知」機能が追加された。加えて、「駐車ガイド機能」には、駐車スペースの白線を認識して設定する機能を加え、トップビュー画面にはタイヤの切れ角や予想進路線を表示できるようになった。同時に、「350ハイウェイスター」にはリモコンオートバックドアが標準装備され、2.5L車にもオプション設定で追加され、アクティブAFSは2.5L車全車にも拡大適応したことで全車標準装備となった。
2012年12月の一部仕様向上[3]では、アラウンドビューモニターのカメラと超音波ソナーを利用した世界初の「踏み間違い衝突防止アシスト(駐車枠検知機能付)」が採用された(「350ハイウェイスター プレミアム」に標準装備、その他の3.5L車はメーカーオプション)。さらに、「350ハイウェイスター プレミアム」では、カーウイングスナビゲーションシステム、11インチ大型ワイドモニター後席エンターテイメントシステム、アラウンドビューモニター、インテリジェントクルーズコントロール、インテリジェントブレーキアシストも標準装備となった
2014年1月のマイナーチェンジ[5]では、「ハイウェイスタープレミアム」に2.5L車「250ハイウェイスタープレミアム」が追加され、クルーズコントロールは全車に標準装備化された。
2015年4月には新グレード「250ハイウェイスター S」が発売された[8]。「250ハイウェイスター」をベースに、高性能フィルターをクリーンフィルターに変更し、サードシートバックコンビニフックを廃止し、ベース車より安価な価格設定となった。なお、グレード追加に伴い「250ハイウェイスター」は廃止となった。
2016年4月には「250ハイウェイスタープレミアム」と「250ハイウェイスタープレミアム アーバンクロム」の一部改良が実施され、新たにリモコンオートバックドアが標準装備となったほか、「250ハイウェイスタープレミアム」には運転席側ワンタッチオートスライドドアも併せて標準装備された[9]。
2018年12月の一部仕様変更[10]では、安全装備が強化され、新たにインテリジェントLI(車線逸脱防止支援システム)&LDW(車線逸脱警報)、インテリジェント エマージェンシーブレーキ、ハイビームアシストを全車に標準装備するとともに、踏み間違い衝突防止アシストは前方の歩行者にも察知・作動できるように機能向上され、インテリジェント クルーズコントロールは「250XG」を除く全車に標準装備された。
2020年10月のマイナーチェンジ[4]では、2.5L車の廉価グレードであった「250XG」が廃止されて「ハイウェイスター」のみのラインナップとなった。装備内容としては、前方を走行する2台前の車両を検知し、急な減速などで自車の回避操作が必要と判断した場合に警報によりドライバーに注意を促すインテリジェントFCW(前方衝突予測警報)、走行中に隣接レーンの後側方を走行する接近車両との接触を回避するようにステアリング操作を支援するインテリジェントBSI(後側方衝突防止支援システム)、BSW(後側方車両検知警報)、RCTA(後退時車両検知警報)等が標準装備され、標識検知機能は従来からの進入禁止に加え、最高車速と一時停止にも対応した。
英語の定冠詞「THE」にあたるスペイン語「EL」に「偉大な」を意味する「GRAND」を組み合わせた造語[注釈 8][24]。なお、初代で呼称されていた「キャラバン」と「ホーミー」についてはそれぞれの項を参照のこと。
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