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日産モータースポーツ&カスタマイズの車種一覧(にっさんモータースポーツアンドカスタマイズのしゃしゅいちらん)では、日産自動車の子会社、日産モータースポーツ&カスタマイズ オーテック事業部より現在発売されている車種、及び過去発売していた車種について記述する。
当社では「カスタムカー」「福祉車両」「商用特装車」の主に3つの分野で特装車の開発・製造・販売を行っている。詳細は各項目で述べる。
主なベース車は乗用車が対象となり、各車にそれぞれの架装コンセプトに合わせて付加価値を高めたシリーズ。具体的には外観をよりスポーティーにする為のエアロパーツや、走りのパフォーマンスを向上させる為に足回り部品を特別品に変更したライダーシリーズや、より高級感や洗練さを高める為、内装品や外装品に変更を加えたボレロやアクシスの各シリーズがある。現在はセレナやエルグランドなどで標準グレードとして設定されている「ハイウェイスター」も元々は同社がカスタムカーとして開発したのが発祥。2017年から新たにプレミアムスポーティーブランド「AUTECH」、ピュアスポーツブランド「NISMO」の2本柱でスポーティーサブブランドを展開している[1]。
NISMOと双璧を成すプレミアムスポーティー志向のブランドとして2017年から設定。
2017年4月、コンプリートカーの企画開発を、旧オーテックジャパンに新設した「ニスモカーズ事業部」に統合[2]。マーケティング機能も備え、国内外のグローバル戦略の拠点となる。また、このことを機としてオーテックジャパンが毎年主催している「AOG湘南里帰りミーティング」の参加資格として、NISMOのロードカーも認められることになった。
NISMOバーションとしてロードカーを足回りや内外装、マフラー、ホイールのほか、グレードによっては吸排気系、コンピューター、ECUにまで手が加えられ販売されている。
ビレットグリルやエアロパーツを載せたスポーティモデル。フロント部に日産CIマークのエンブレムが付かない。エルグランドライダーは本革シートやBOSEサウンドシステムも装備された高級志向モデルでもあり、M12型リバティやC24/C25型セレナ、U31型プレサージュ等、一部モデルではリアコンビネーションランプがクリアに差し替えられている。
ライダー(一部アクシスも含む)のグレードであるハイパフォーマンススペック、パフォーマンススペックとは専用チューンドエンジンやボディ剛性の向上、サスペンションチューニングにより、走行性能がより高くなっている。また、ハイパフォーマンススペックは、エンジンチューニングが施されている。
ライダーは製造がオーテックジャパンになるので、運輸支局にてナンバー取得する際、通常は車体番号のみだが、後述のノート・キューブ・セレナライダー以外は車体を持ち込み発行してもらう(=持ち込み登録)ことになる為、納車も通常モデルと比べると時間がかかる場合が多い。ただし、2009年7月31日にライダーのうちノートとキューブが、8月18日にはセレナライダーが形式指定車になりグリーン税制の減税措置対象に、8月31日には減税措置対象がノート・キューブ・セレナ以外の一部車種にも拡充されるようになった(いずれもパフォーマンススペックの一部車種とハイパフォーマンススペック全車除く)。
また、全車種ともメタル調のインテリアとなっており、車体全体にエアロパーツが装着されているため、段差等には細心の注意が必要である(エアロは原則工場完成車両となるハイウェイスターも同様)。
なお、「AUTECH」への移行に伴って設定車種が少なくなり、最後まで残っていたNV350キャラバンも発売が終了した。
車名 | 型式 | バリエーション | 備考 |
---|---|---|---|
オッティ ライダー | NA1 (H92W) | 2代目eKスポーツのOEMで三菱自動車工業製 | |
キューブ ライダー | Z10 Z11 Z12 | ☆ Z10・後期のみ日産自動車の取扱 | |
ノート ライダー | E11 E12 | ブラックライン(E11・後期/E12・前/中期) ハイパフォーマンススペック(後期) | ☆ |
ウイングロード ライダー | Y11 Y12 | ||
アベニール ライダー | W11 | ||
プリメーラワゴン ライダー | WP12 | ||
キューブキュービック ライダー | BZ11 | ||
リバティ ライダー | M12 | ||
ラフェスタ ライダー | B30 | 2代目ラフェスタハイウェイスター(プレマシーのOEMでマツダ製)の登場により廃止 | |
セレナ ライダー | C24 C25 C26 C27 | ライダーS(C25・前期/中期) パフォーマンススペック(C25・後期/C26) ハイパフォーマンススペック(C25・後期/C26) ブラックライン(C26) パフォーマンススペック ブラックライン(C26) | ☆ C25・後期以降は3ナンバー登録 |
プレサージュ ライダー | U30 U31 | ||
バサラ ライダー | JU30 | ||
エルグランド ライダー | E50 E51 E52 | ライダーS(E51) パフォーマンススペック(E51・後期) ハイパフォーマンススペック(E51・後期、E52) ブラックライン(E52) ハイパフォーマンススペック ブラックライン(E52) | ● |
エクストレイル ライダー | T30 | ||
キャラバン ライダー | E25 | ロング・スーパーロング共に1ナンバー登録 | |
デイズ ライダー | AA0 (B21W) | ブラックライン | ● eKカスタムの共同開発車で三菱自動車工業製 |
デイズルークス ライダー | BA0 (B21A) | ブラックライン | ● eKスペースカスタムの共同開発車で三菱自動車工業製 |
NV350キャラバン ライダー | E26 | ブラックライン | 乗用(3ナンバー)登録のワゴンと商用(4ナンバー)登録のバンが設定されており、 バンは現行のライダーで唯一の商用車であった |
オーテックジャパンによると「個性的で愛着のあるエレガントなスタイルを特徴としたカスタムカー」[3][4]。具体的には特徴的なデザインのフロントグリルを始め、専用デザインとなる前後バンパー、専用に統一された色調や素材感に合わせた内装部品(ダッシュボード・シートトリム・内張等)の変更・専用アルミホイールの装着・専用車体色といった特別架装が施される。
車名 | 型式 | 備考 |
---|---|---|
デイズ ボレロ | AA1(B4#W) | 4代目eKワゴンとの共同開発車で三菱自動車工業製 |
現在の定義は「高級志向モデル」であり、日産CIマークの付かない専用フロントグリルを装着し、本革シートと専用化粧パネルに張り替え、専用デザインのアルミホイールに履き替えている事などが特徴だが、過去にはこの定義に沿っていないモデルもある(プレサージュ、バサラ、ルネッサ、ウイングロードは本革シートでは無い)。また、ティーダとエクストレイルにはパフォーマンススペック(詳細は日産・ライダーを参照)が用意されていた。
最初のモデルはルネッサ。2018年4月17日にキューブが仕様変更したことに伴い、販売を終了した。
主に体が不自由な乗員に対する架装が施される。具体的には、シートが昇降・回転したり、1BOX車やミニバンの後席入口の足元の段差を埋めるステップの追加等で車への乗り降りの負担を軽減したり、スロープやリフト装置を取り付ける事で車椅子に乗りながら、車への乗り降りが出来る様にしたもの、下肢が不自由なドライバー向けに足を使わず運転可能な手動運転装置(ドライビングヘルパー)の架装である。また、病院や福祉施設などの団体による患者や利用者の送迎業務向けの架装もここに含まれる。なお、オーテックジャパンおよび日産自動車では福祉車両に対し「ライフケアビークル」の呼称も併用している。
主にトラックやバンなどが特装ベース車となり、福祉関係以外の商用利用向けに架装が施される。具体例はトラックの荷台に対しダンプ機構や冷凍庫(冷凍車)を取り付けたりテールゲートを昇降機構付の物に取り換える、バンに専用シート等を取り付け幼稚園や保育園向けの送迎車にする等がある。一部の車種においては商用特装車のシリーズの名称を「ワークユースビークル」としている。
ロイヤルリムジンシリーズ(ストレッチリムジン車)
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