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日本の鉄道事業者 ウィキペディアから
伊豆箱根鉄道株式会社(いずはこねてつどう、英: IZUHAKONE RAILWAY CO.,LTD.)は、神奈川県の小田原・箱根地区(西湘地区)と静岡県の伊豆地区において、鉄道事業、レジャー・サービス業、不動産業、自動車道事業等を行っている企業である。西武鉄道の子会社であり、西武グループに属する。本社所在地は静岡県三島市大場300。いずっぱこの通称がある[2]。
伊豆箱根鉄道本社 | |
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | |
本社所在地 |
日本 〒411-8533 静岡県三島市大場300番地 北緯35度5分41.8秒 東経138度56分16.9秒 |
設立 |
1916年(大正5年)12月7日 (駿豆鉄道株式会社) |
業種 | 陸運業 |
法人番号 | 9080101005353 |
事業内容 | 運輸業、不動産業、レジャー・サービス業 他 |
代表者 | 代表取締役社長 伍堂文康 |
資本金 |
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発行済株式総数 |
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売上高 |
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営業利益 |
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経常利益 |
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純利益 |
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純資産 |
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総資産 |
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従業員数 |
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決算期 | 3月31日 |
会計監査人 | EY新日本有限責任監査法人[1] |
主要株主 | |
主要子会社 | |
外部リンク | http://www.izuhakone.co.jp/ |
駿豆線、大雄山線とも沿線に高校や工場などがあり、通勤・通学輸送としての面が強いが、伊豆半島(西伊豆)に位置する駿豆線は沿線に観光地が多く、首都圏からJR東日本・JR東海の東海道本線(東海道線)を経由して特急列車が乗り入れているため観光客も多い。なお、伊豆箱根鉄道という社名であるが、箱根町ではかつて駒ヶ岳ケーブルカーを運営していたものの2005年に同ケーブルカーを廃止後は鉄道路線を有していない。
駿豆線と大雄山線はそれぞれ静岡県内、神奈川県内に路線があり、両線は直接つながっていない。駿豆線は三島駅でJR東海の東海道本線と、大雄山線は小田原駅でJR東日本の東海道本線と線路が繋がっている。駿豆線と大雄山線の両線を乗り継ぐ場合は東海道本線や東海道新幹線など、他の交通機関を介する必要がある。また車両の検査や修繕などは駿豆線にある大場工場で行っているため、大雄山線の車両検査時は東海道本線小田原駅 - 三島駅間をJR貨物の運行で甲種輸送し、同工場に入出場している。
鉄道車両の新車納入時には、大雄山最乗寺から住職を招いて仏式のセレモニーを行う[30]。
2020年9月時点で51両(大雄山線21両、駿豆線30両)の車両を保有している[26]。
駿豆線はJR線からの乗り入れもあり全車両が20m車であるが、大雄山線は車両限界の関係から18m車以下である。同線は自社発注車の5000系で統一されたのに対して、駿豆線には譲受車も在籍しているので、平均車齢は大雄山線の方が低い。
また西武グループの企業らしくケーブルカーの外装はライオンズカラー、旅客用電車の外装はライオンズブルーの帯となっている。ライオンズブルーは親会社の西武鉄道より早く採用している。
以下、車種を明記していない車両は全て電車である。
電気機関車
貨車
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大人普通旅客運賃(小児半額、10円未満切り上げ)。駿豆線・大雄山線共通。駿豆線は2023年4月1日改定[32]。大雄山線は2024年3月16日改定[33]。キロ程の1km未満の端数は切り上げる。大雄山線に限りPASMOなどの交通系ICカードが利用できるがIC運賃(1円単位)の設定はない。JR線との連絡運輸の設定があり、伊豆箱根鉄道線内からJR線の一部駅まで連絡乗車券が購入できる。大雄山線と駿豆線との間に東海道本線を介した通過連絡運輸は設定されていない。
キロ程 | 運賃(円) |
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1 - 3 | 160 |
4 | 170 |
5 | 190 |
6 | 210 |
7 | 240 |
8 | 270 |
9 - 10 | 310 |
11 - 12 | 360 |
13 - 14 | 400 |
15 - 16 | 440 |
17 - 18 | 490 |
19 - 20 | 550 |
伊豆箱根鉄道直営にて以下の一般自動車道の管理・運営を行っている。
鉄道事業については「廃止路線」の節ならびに「移管路線」の節を、自動車道事業については「自動車道事業」の節を、分社化された事業については「関係会社」の節を、それぞれ参照。
クルーズ客船「ステラ・ポラリス」として運用されていた船を、1970年から伊豆箱根鉄道が所有・管理し、係留地の静岡県沼津市西浦でホテル兼レストラン「フローティング・ホテル・スカンジナビア」として営業していた。1999年にホテル営業を終了、2005年にレストラン営業も終了。2006年に売却され、その直後の曳航中の事故で沈没した。
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伊豆箱根鉄道グループのバス事業は、子会社の伊豆箱根バス株式会社が行っている。
2021年4月現在、伊豆箱根鉄道グループのタクシー事業は、子会社の伊豆箱根交通株式会社が行っている。登記上の本店は静岡県三島市大場300番地[34]。
伊豆箱根交通は1932年(昭和7年)に当時の駿豆鉄道が車両3台にて営業を開始した。その後、1969年(昭和44年)に伊豆箱根ハイヤー株式会社を専業会社として分社し、1971年(昭和46年)に箱根国際交通株式会社を吸収合併[35]。1974年(昭和49年)に新設の伊豆箱根交通株式会社が営業権を引き継いだ[35]。1996年(平成8年)に湯河原観光自動車株式会社を[35]、2021年(令和3年)4月に伊豆箱根タクシー株式会社を、吸収合併している。沼津・三島・長岡・修善寺・熱海・湯河原・小田原・大磯に営業所を持つ[36]。
営業地域に伊豆・箱根を抱えるため、観光目的での使用の多いジャンボタクシーを10数台配備しているほか、近年、福祉タクシー、車椅子・寝台専用車、ケアサポートカーなどの介護福祉方面の需要を想定した車両の充実を図っている。
『ラブライブ!サンシャイン!!』とのタイアップを行っており、沼津・長岡の両営業所で合計9台のラッピングタクシーを運行している。
伊豆箱根観光バス株式会社が愛知県名古屋市港区を営業拠点として観光バス事業を営んでいたが[16]、2006年9月30日に解散、2007年2月20日に清算決了した[17]。
伊豆下田バス株式会社がかつて存在し、バス事業を営んでいた。
伊豆箱根タクシー株式会社は1939年8月13日に企業合同により設立された伊豆長岡自動車株式会社(資本金980万円)を祖とする。1952年9月に伊豆長岡自動車株式会社がツバメ自動車株式会社に社名変更。1960年に伊豆箱根鉄道傘下に入る。1969年に本社事務所と整備工場を三島市西若町に移転。1991年1月23日にタクシーの車体デザインをライオンズカラーとする。2010年(平成22年)4月1日にツバメ自動車株式会社と沼津交通株式会社が、ツバメ自動車株式会社を存続会社として合併し、伊豆箱根タクシー株式会社に商号変更した[37]。2021年4月1日に効率化を理由として伊豆箱根交通に吸収合併された。三島西若・長岡・沼津大岡に営業所を持っていた[36]。
伊豆箱根鉄道の直営で運行していた十国鋼索線を2021年12月1日に十国峠株式会社に分割した。2022年2月1日に富士急行株式会社へ十国峠株式会社の株式が売却され、伊豆箱根鉄道グループおよび西武グループを離脱し富士急グループに移った。
2022年11月30日までは伊豆箱根鉄道が直営で神奈川県足柄下郡箱根町に箱根船舶営業所を置いて芦ノ湖にて芦ノ湖遊覧船を運航していたが、2022年12月1日付で一部の飲食店事業を除いた遊覧船事業を、新設分割により発足した芦ノ湖遊覧船株式会社に移管。2023年3月1日付で同社が富士急行に売却され(同時に箱根遊船株式会社に社名変更)、伊豆箱根鉄道グループおよび西武グループを離脱し富士急グループに移った。
2018年度には地域の祭事などに合わせた臨時増発便を運航するなど積極経営を行ったにもかかわらず、個人・団体旅客利用ともに減少し、前年を大きく上回る1億円超の赤字を計上するなど[38]、経営を著しく圧迫していた。
伊豆箱根鉄道直営時代には、以下の航路も運航していた。
なお、分社前には芦ノ湖遊覧船事業の一環として伊豆箱根鉄道と伊豆箱根バスの共同でいすゞ・フォワードベースの水陸両用バスを運行していたが、2021年4月1日に当社と同じ西武グループ内のプリンスホテルに事業を譲渡している[14]。バス区間の運行に関しては当初は自家用ナンバー、のちに営業ナンバーで行われていたが、プリンスホテルへの事業譲渡の際に自家用ナンバーに変更されている。
浜名湖遊覧船株式会社が静岡県浜松市西区(現:中央区)を中心に浜名湖にて遊覧船事業を営んでいたが、2009年9月30日にサゴーエンタプライズに株式譲渡され、サゴーグループの子会社となった[40]。
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