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日本のファッションイベント ウィキペディアから
『東京ガールズコレクション』(とうきょうガールズコレクション、略称:TGC)は、日本のファッションイベント。若年女性向けの既製服を対象とした服飾製品の販売会と、それに付随するファッションショー、およびライブを主なコンテンツとしている。日本最大級のファッションの祭典と名高い[2]。
東京ガールズコレクション TOKYO GIRLS COLLECTION | |
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TGC 2014 S/S | |
イベントの種類 | ファッションショー |
通称・略称 | TGC |
正式名称 | マイナビ TOKYO GIRLS COLLECTION by girlswalker |
開催時期 | A/W:9月、S/S:3月 |
初回開催 | 2005年8月7日 |
会場 |
国立代々木競技場第一体育館 さいたまスーパーアリーナ 横浜アリーナ |
主催 | 東京ガールズコレクション実行委員会 |
後援 | 外務省、国土交通省、東京都、渋谷区 ほか |
協賛 | マイナビほか |
企画制作 | W TOKYO |
運営 | 株式会社W TOKYO |
来場者数 | 32,700人(2018年AUTUMN/WINTER)[1] |
国立代々木競技場第一体育館への交通アクセス | |
最寄駅 | JR東日本原宿駅、JR東日本渋谷駅、東京メトロ明治神宮前駅、東京メトロ代々木公園駅 |
公式サイト |
2005年8月に始まり、東京近郊の会場で年2回のペースで開催。株式会社W TOKYO(旧 株式会社W media[3]、旧 株式会社F1メディア[4])のメンバーを中心に形成される東京ガールズコレクション実行委員会によって運営、施策されている。
「日本のリアルクローズを世界へ」をテーマとし、海外への情報発信・外国人客誘致を狙い外務省と国土交通省がバックアップしている。第1回から第3回迄渋谷国立代々木競技場第一体育館(以下、代々木第一体育館)、2007年3月の第4回以降は、新横浜の横浜アリーナやさいたま新都心のさいたまスーパーアリーナでも開催されている。さらに東京近郊での年2回の開催のほかに、沖縄、名古屋、北京といった国内外の都市でも開催されている。“世界でも類を見ない大規模なファッションショー”として、パリで開かれた「ジャパン・エキスポ」でも2006年7月8日に開催し、好評を博したと報じられた[5][6]。
パリコレクションなどの既存のコレクション(ファッションショー)が、服飾メーカーデザイナーの新作をバイヤー、マスメディアらアパレル・ファッション関係業を中心に紹介することを目的としているのに対して、東京ガールズコレクションは、10代後半から20代の一般女性を対象とした小売販売を目的とする。 主催者が、“リアル・クローズ(現実性のある服)”と提唱するファッション性がある普段着を、舞台上でモデルに着せ、会場やインターネットでショーの様子を配信し、その場で携帯サイト・インターネットサイトを通じて販売する。イベントでは女性向けファッション雑誌で人気のモデルが多数出演するほか、有名俳優・タレントもゲストモデルとして登場する。また有名歌手のライブも行われるなど、多くの若い女性からの人気を博している。
携帯ファッションサイト「girlswalker.com」開設5周年を記念して、当時ウェブマスター編集長でもあった大浜史太郎がイベントを発案し実行委員長に就任。大浜はコレクションのテーマを「日本のリアルクローズを世界へ」、そしてコンセプトを「ブランディング・ジャパン」[7] とした。当初はタイトルを「東京ガールズウォーカーコレクション」とする予定だったが、日本のリアルクローズを世界へ発信する日本文化発信のお祭りにすることを意図して東京ガールズコレクションという現在のコレクション名に大浜が命名し、「初回から2億6,000万円以上をかけた豪華なランウェイとして、東京のリアルファッションを体感するフェスタ」として披露された[8]。
第二回東京ガールズコレクションは、カイカイキキ主宰のアーティスト村上隆と大浜が意気投合し、趣向を凝らした強力コラボレーションが実現。「アートをお祭りにしたGEISAIと、ランウェイの服をケータイで買えるというTGCは、ヒエラルキーを度外視したスーパーフラットという点で共通」し、GUCCIグループを率いるPPR社のオーナーであるフランソワ・ピノーも来場し「力強く素晴らしい」と評価された[9]。
2008年、財務責任者の横領事件に端を発したブランディングの経営不振により大浜はTGCの商標権を売却、その後運営会社(株式会社F1メディア)も売却し一旦TGCを離れる[10]。大浜から運営会社を買収した2代目オーナーが朝鮮総連との関連を報道される[11] など、一時運営環境が悪化した。その後、現TGCメインプロデューサーの村上範義が運営会社を買収し、流出した商標権は商標は映像コンテンツ会社・DLEが2015年6月8日に知財ファンドから8億円で取得している[12]。さらにDLEは2016年9月に株式会社W mediaを買収したことにより[13]、ようやく運営と商標権が一体となった。
なお2016年5月には、大浜史太郎が実質的に経営するシンガポール企業を通じてTGCの海外28カ国・地域の開催権利を取得し、部分的ではあるがTGCに復帰することが明らかになった[14]。
2019年6月20日付にて、運営会社であるW TOKYOの株式譲渡契約が締結。マイナビ、カルチュア・エンタテインメント、トランザクションや、藤野英人、片山晃、東義和を含む投資家が株式を取得し、新株主体制に移行した。6月28日までにDLEと全取得者との間で譲渡が完了した[15]。
TGCから、より若い10代女性を対象とした「渋谷ガールズコレクション (SGC)」 が派生していたが3回で終了した。その後2015年より計3回開催された「TGC CAMPUS」を経て、2019年より、新たな10代女性向けイベント「TGC teen」が開催されている。
※は日本国内地方都市開催。
この時期に入ると、東京以外での展開にも力を入れ始める。
この時期に入ると、2020年夏季オリンピック・パラリンピック開催に伴う「箱不足」問題がより深刻となり、代々木体育館は耐震改修工事並びにスポーツ優先の方針で第24回を最後に使えなくなった。代わりの本会場として使っている横浜アリーナ・さいたまスーパーアリーナについても他のイベントと日程を争う状況となっている。
また地方開催についても、地方拠点都市へのシフトが行われ、西日本での開催が大阪から北九州に移ったほか、2017年には広島県で初めて開催。翌2018年には富山県で初めて開催された。
第2回参加ブランド
第3回参加ブランド
第4回参加ブランド
第8回参加ブランド
第9回参加ブランド
第19回参加ブランド
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