ラジオのプロ野球中継番組 ウィキペディアから
『STVファイターズLIVE』(エスティーブイファイターズライブ)は、STVラジオが放送しているプロ野球中継番組である。北海道日本ハムファイターズ戦中心に行っている。
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2004年(平成16年)に日本ハム戦の放送が始まった後も、日本ハムが関与しない試合については従来通り『STVアタックナイター』のタイトルが使われたが、2015年の『アタックヤング』終了に伴い『ファイターズLIVE』のタイトルに統一された。
現在こそ日本ハム戦を中心に据えた体制となっているが、日本ハム戦においては長く競合の北海道放送(HBCラジオ、『ファイターズナイター』)の後塵を拝してきた。全試合放送が実現した2017年(平成29年)シーズン以降も、毎年のように体制が変化している。
NRN単独加盟局のため、NRNナイターの北海道地区担当となっている。このため、JRN・NRNクロスネット局である競合のHBCラジオ(『ファイターズナイター』)は、2017年まではJRNの全国中継にのみ参加、2018年以降は原則NRN全国中継非参加局同士で連携を組んでいる[20][21]。いずれも特記ない場合、デーゲームは2016年時点では原則放送しなかった。自社で放送しない場合も、NRN加盟局(主に単独加盟のSF・KBC)への裏送りや技術協力は行う。なお、クライマックスシリーズ期間のデーゲームは文化放送に系列局への配信を委託していたが、2016年には文化放送が中継しなくなったため、ビジターとなるKBCは自社制作で対応した。
西武主催試合は文化放送がラジオ優先放送権と中継管理権を持っている関係で、もう一方のNRNキー局であるニッポン放送ではNRN全国中継本番(予備からの昇格を含む)として放送する場合を除き、自社で放送されることは殆どない[22]。文化放送ライオンズナイターは2017年まではビジターも全試合乗り込みで完全自社放送(NRNナイターではないが、TBC・KBCは局間本番扱いでネット受けすることがある)だったため、STVではNRN全国中継本番に指定していない限り原則放送せず、月曜以外の曜日でライオンズナイターをネット受けした実績も無かった上、2012年は月曜ナイターすらネット受けしなかった。
ナイター全試合中継となった2013年から、平日の西武主催試合についてはTBC・KBCの様にライオンズナイターのネット受けとせずにニッポン放送発の裏送りを受けることにした。このスタイルがしばらく続いたが、2018年からは火~金曜の西武主催試合においてライオンズナイターのネット受けに切り替えられた。これに伴い、平日のSTVと文化放送のネット関係は西武主催試合のみとなり、西武以外の在京球団主催カード(東京ドームの日本ハム主催試合を含む)はニッポン放送の担当に統一された。また、当初ライオンズナイターのネット受けを予定していても、ニッポン放送の予備待機分がNRN本番に昇格した場合は、STVラジオではニッポン放送からのネット受けに、ライオンズナイターは文化放送のローカルに変更することが想定される(2021年5月20日の西武対ソフトバンク戦でのKBCラジオで実例あり)が、西武対日本ハム戦では実例が発生していない。
なお、平日の西武主催試合であっても、デーゲームやナイターオフ編成に伴い、ライオンズナイターの放送がない場合は、従前通りニッポン放送からの裏送りとした(文化放送はHBC向けの裏送りのみ制作する)が、文化放送が特別番組でデーゲームを放送した場合は、STVが文化放送からネット受け、HBCが土・日曜日に準じてニッポン放送からの裏送りまたは自社制作とする場合がある。 また、土・日曜日に実施したデーゲームの資料音源は、原則として文化放送ではなくニッポン放送がSTVへ提供していたが、中継を行うことになった2018年からは基本的にデーゲーム・ナイターともに文化放送からの裏送りに統一した。
日本ハムの移転以前の2001年から、移転後の2005年の月曜日は、NRNの一部系列局がマンデー・パ・リーグを中継したため、文化放送のほか、KBCラジオ、ABCラジオ制作の裏送り放送を西武戦を中心としてネット受けしたこともあった。
札幌ドームで平日に開催される「日本ハム対西武」の場合、かつて西武側のリポーターを文化放送のアナウンサーが担当していた(2021年現在は西武側への配置はない)。ただし、このカードが平日のNRN全国中継の時はニッポン放送からのレポーター派遣となる。またセ・パ交流戦の「日本ハム対巨人」をはじめ、NRN全国中継になった試合ではネットワークの曜日に準じてニッポン放送・文化放送からアナウンサー・専属リポーターを派遣されることが多いが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた2020年以降は、他局制作時を含めて長距離移動抑制や経費節減による要員削減などで派遣されない場合もある。
2018年からはTBSラジオの野球中継全国放送撤退と、それに伴う制作業務縮小(DeNA主催試合のJRN系列局からの委託制作と技術・制作協力のみ継続)の影響により、平日の東京ドーム開催の「日本ハム対西武」では、HBCまたは文化放送の制作でファイターズナイター・ライオンズナイターとしての局間ネットに切り替え、STVは従前通りニッポン放送からのNRN予備カードの裏送りまたは乗り込み自社制作での放送となった。同様に「ロッテ対日本ハム」が西武戦非開催時にライオンズナイターとして放送される場合も、HBCと文化放送が局間ネットを組み、STVはニッポン放送発の裏送り(NRN全国放送時は本番受け扱い)で放送となった。
原則ニッポン放送は月〜金曜、文化放送とは土・日曜の試合でネット関係を結ぶ。
セ・パ交流戦期間中の対巨人戦については、ナイターで開催された場合はNRN全国ネット扱いでニッポン放送または文化放送(2018年まで)との局間ネットとなることが多い。ただし、平日にヤクルト主催試合の裏開催となった場合、ニッポン放送はそちらを全国放送にすることが年度によりあったため、日本ハム主催の場合は単独放送、巨人主催の場合はSTVが乗り込みの自社制作を行うことがあったが、2012年にニッポン放送での中継予定の無い月曜ナイター1試合は自社制作も含めて一切放送しないことになった。土・日の文化放送は2012年まで巨人戦を優先していたため概ね局間ネットとなることが多かったが、日曜が不定期放送となった2013年は、高額な巨人主催試合の放送権料の節減を兼ねてNRN全国中継を自社制作のヤクルト・DeNA戦や系列局制作中継とすることがあるため、2014年5月25日の「巨人対日本ハム」が週末ナイター開催となったが、文化放送からの裏送りの中継で放送した(2013年は平日開催)[24]。2013年は5月19日の対巨人戦(札幌ドーム)がNRN全国中継カードとなり文化放送からも巨人側のリポーターが派遣されたが、STVラジオのみでの放送となった(日曜日はNRNナイターの定時ネット局がなく、文化放送は一部「注目カード」のみ放送としたため)。また、6月2日の対DeNA戦(旭川)もNRN全国中継カードとなっているが、同様にSTVローカルの放送となったうえに、文化放送はアナウンサーを派遣しなかった。
日本ハムとロッテ・DeNA・ヤクルトのいずれかの対戦は主催球団を問わずNRN在京2局で本番カードになることは日程の都合で当該カード1試合となった場合や、過去の巨人主催試合の放送権料節約によるヤクルト戦優先時などに限られるため、STVラジオ単独で放送されることが多い。この場合でも平日のロッテ・DeNA・ヤクルト主催時はニッポン放送が前田幸長など裏送り・経過送り中心の解説者や、首都圏在住のSTVラジオ解説者を投入して裏送りを兼ねた予備待機をすることが多い一方、東京ドームでの日本ハム主催時は後述のように対応が異なっていた。なお、平日の北海道での西武戦などにおける文化放送の自社制作時はSTVが技術協力を行っていたが、2018年からは文化放送の聴取率調査週間などを除き、北海道放送との局間ネットとすることが多くなった。
自社制作の場合は放送権や球場設備の関係により、平日の巨人主催試合は文化放送、週末のヤクルト主催試合はニッポン放送の技術協力になることがある(2013年に中継した神宮のヤクルト戦は文化放送の技術協力)。
NRN独占ネットとなっているヤクルトの主催試合は、北海道ではNRN単独ネットのSTVラジオのみ放送することができ、STVラジオでも優先的に編成する。このカードに限っては、STVラジオは事前に独占放送する告知を行なう。また、2016年以前は土曜以外であればデーゲームも中継していた。
ただし、土曜日のデーゲームとして開催される場合をはじめ、STVラジオが自社の番組編成上中継を組んでいない場合に限り、JRNとNRNのクロスネットである北海道放送がニッポン放送の技術協力による自社制作で放送できる。ニッポン放送や文化放送が巨人戦を優先した場合は、2006年のみ北海道放送に放送権を譲渡し、STVラジオは巨人戦をネット受けした。2007年以降は、STVラジオが乗り込みの自社制作を行うか(この場合、ナイター時はSTVラジオ制作分がそのままNRN予備となるか、ニッポン放送や文化放送が別途予備待機をするかが随時異なる)、ニッポン放送または文化放送からの裏送りで対応するが、年度により平日のナイターとなった場合、ニッポン放送がNRN本番カードとして中継することあった。ただし、土曜デーゲームとなった場合は前述の理由で放送ができなかったため、北海道放送に放送権を譲渡していた(2007年・2011年・2013年が該当)。
2024年は特例で6月8日(土曜日)・9日(日曜日)のデーゲームを中継する他、7日(金曜日)のナイターを含めニッポン放送の制作協力により全試合自社制作を実施。いずれも解説者、アナウンサー(2名)[17]を神宮球場の現地に派遣し、自社乗り込み放送を行った。一方のHBCラジオはデーゲームも含めて裏カードを編成し、7日・8日はDeNA対ソフトバンク戦(RKB毎日放送制作・2局ネット)を、9日は中日対楽天戦(CBCラジオ制作・東北放送との3局ネット)を放送する。
TBCがNRNラインを取る月曜と水 - 金曜に局間ネットでの放送を行う。
火曜と土・日曜の一部はTBCがJRNラインとなるため(土・日は2010年からは番組販売扱い)、日本ハム主催試合はSTV単独放送。楽天主催試合はNRN全国放送カード(土・日の一部を除きTBC発裏送り)にならない限り、原則として放送はなかったが、JRNが全国放送を行わない2010年以降の土・日は、HBCが仙台への乗り込み自社制作を行った場合など、JRN各局がTBC発の中継をネットする予定がない場合に限り局間ネットでの放送も想定されていた(実際は後述の通り、裏送り再開後の2015年8月に発生)。2013年からはナイターであれば、該当曜日にもTBC制作のSTV向けの裏送りで放送される。
NRN単独局同士で常時局間ネットが組めることから、ビジターゲームの中では放送機会が多く設定されている。日本ハム主催がデーゲームとなりSTVで放送されない場合は、STV制作でKBC向けの裏送りを実施していたが、解説者のみKBC側から派遣されることがあった。2015年度のみ平日デーゲームの日本ハム主催分や、2009年までの数年間の日曜デーゲームはSTVでも放送されたため、その際はネット受けの対応となっていた。2017年からは原則ネット受けとなる。ただし、2018年シーズンまでは日曜デーゲーム時間帯に中央競馬のメインレース中継(毎日放送『GOGO競馬サンデー!』のネット)があった関係で、その時間帯は中断となった。特にGI開催日においては15時台は試合進行中であっても1時間の拡大放送とするため、16時の中断明けに試合終了となる試合もまれにあり、その場合録音ダイジェストを配信することがあった。
2006年から2011年まで、水曜に当該カードが開催される場合、長崎放送(NBC)・熊本放送(RKK)・大分放送(OBS、2011年以降除く)にもネットしていた。ただし、2012年からこの対戦がNBCとRKKへネットされるのはソフトバンク主催のみとなった。
日本ハム戦の放送がない場合、通常ならば全国放送カードをネットするが、稀にKBCから日本ハムの関与しないソフトバンク主催試合のネット受けを行うことがある。逆にKBCはソフトバンク戦が雨天中止となった場合は全国放送カードをネットしていたが、2019年は水曜の一部対戦カード(NBCとRKKへネットする中継)を除いて本番組の日本ハム戦を最上位予備として優先するようになった。
2023年以降はKBCが土日のビジターゲーム中継を休止しているため、日本ハム主催試合のKBCへの裏送りは平日デーゲームと月曜ナイターのみとなり、土日は素材収録のみになった。
日本ハム主催試合の場合、オリックス戦は全国放送にならない限り上記2局での放送はなく、交流戦の対阪神戦では上記2局が北海道にスタッフを派遣して関西向けに自社制作を行うため、どちらにしてもSTV単独放送となり、相手側のリポーターも全国放送にならない限り配置されない事が多いが、2012年の土曜ナイター(対阪神戦)ではABCのアナウンサーが乗り込み自社制作分(STV協力)と兼務する形で担当した。なお、「日本ハム対阪神」では、STVが上記2局に対する技術協力を実施する(どちらへ技術協力をするかは、両局での乗り込み有無や在道局の要員の都合などに応じて異なる。なお、同カードは2010年に土・日のデーゲーム、2012年に土曜のナイター・日曜のデーゲームで開催されたが、いずれもSTVがABC向けを担当。2009年以前はMBS向けに担当していた。2023年の金曜ナイターではHBCがABC向けを、STVがMBS向けを担当した)。
オリックス主催試合は前述の理由により、NRN全国放送カードにならない限りSTVでの放送は原則としてなかった。ただし、阪神戦がない日にNRNラインを取る局が、全国中継のネット受けとせず、オリックス対日本ハム戦を自社向け本番カードとする場合はSTVはネット受けした(2012年7月にMBS発で実例あり)。2013年からはナイターであれば上記2局制作の裏送りで放送する。
阪神主催試合では、HBCとは異なり上記2局の中継をそのままネット受けするが、両局が聴取率調査週間の時は、自局(関西ローカル)向けとNRN-STV向け裏送りの二重制作を行う場合がある(特にABCからネット受けの時。JRN-HBC向けの場合も同様)。
両局ともにNRN単独のため、常時局間ネットが組める。
RCCがNRNラインを取る水 - 金曜に局間ネットでの放送を行う。火曜と月・土・日の一部はRCCがJRNラインとなるため(土・日は2010年以降番組販売扱い)、日本ハム主催試合はSTV単独放送。広島主催試合はNRN全国放送カード(月・土・日の一部を除きRCC発裏送り)にならない限り、原則として放送はなかったが、JRNが全国放送を行わない月・土・日は、HBCが広島への乗り込み自社制作を行った場合など、JRN各局がRCC発の中継をネットする予定がない場合に限り局間ネットでの放送が可能であった。実例として、2010年5月15日(土)に「広島対日本ハム」がナイターとして行われた際には、JRN担当であるHBCがRCC協力で自社制作したことに加え、STVへの中継機会確保のためか、NRNラインでSTVとの局間ネットとなった。ただし、RCCの不手際により、NRN扱いのRCC-STVでJRNの速報チャイムが、JRN扱いのHBCでNRNの速報チャイムが使われた。2015年からはRCCが機材運用の関係上、土・日曜デーゲームはホームゲームの在京球団戦(実質JRN・NRN共用扱い)やJRN・NRNクロスネットのABCとの局間ネットに固定している対在阪球団戦、同じくクロスネットのTBCとの局間ネットとなる楽天戦を除いて、JRN系列局(日本ハム戦ではHBC)との局間ネットを優先し、ナイターはNRN(日本ハム戦ではSTV)に一本化している。
静岡県で開催される日本ハム戦(ホーム・ビジター不問)をSBSが制作することがある。この時、SBSがNRNラインを取る水 - 金曜において、ホームチームの地元局に代わってNRNの本番・予備カード扱いとなった場合、SBSからのネット受けとなる。ただし、日本ハム主催の場合は解説者のみSTVから派遣される場合がある。最近では2016年4月1日の日本ハム対ソフトバンク戦が該当(SBS・STV・KBCの3局ネット)。なお、月・火・土・日曜についてはSBSがJRNラインの扱いとなるため、STVを含むNRN向けはホームチームの地元局が静岡に乗り込んで制作するのが基本であるが、どうしても該当局からアナウンサーを派遣できない場合には、SBS発によるNRN向け裏送りが行われる。最近では2017年4月18日の日本ハム対オリックス戦(STVは解説者のみ派遣)が該当。
『アタックナイター』が巨人戦中心の放送だった2003年以前は、STVテレビのキー局である日テレの子会社RFラジオ日本(『ジャイアンツナイター』)ともネット関係があった。STVでは火曜日・土曜日・日曜日の東京ドーム巨人主催試合を中心に放送されたほか、2007年(平成19年)10月2日の巨人リーグ優勝決定試合は途中飛び乗りでネット受けした。この関係で、ラジオ日本からネット受けした巨人戦が早く終了した時は、JRN系列局(TBSラジオ・CBCラジオ・ABCラジオ・RCCラジオ)が巨人戦放送権の見返りにラジオ日本向けに制作した予備カードが放送されることも稀にあった。
また、2000年まで(2002年含む)札幌円山球場などで開催された巨人の北海道シリーズは、日本テレビ系列の解説者(主に相手側の系列局、例えば対広島戦の場合は広島テレビの解説者)を招き、ラジオ日本との2局ネット(円山末期は各ローカル自主制作)で放送された(ニッポン放送向けも技術協力)。HBCはJRNに技術協力の上でネットしていた(対広島戦の場合、RCCラジオは水・木・金曜でもJRNネットに変更)。札幌ドーム完成後のナイターはニッポン放送制作となった(これ以降RCCは原則通り水・木・金曜をNRNネット化)が、リポーターは送り込んでいた。
火曜日に日本ハムのナイターが組まれていない場合は、対戦カードの組み合わせによりニッポン放送発NRN全国中継をLF-STVの2局ネットで放送することがある(NRN全国中継が関東球団同士の対戦や楽天(2017年までは広島も)が絡む試合で、SF・MBS・KBC・2018年以降のRCCが地元球団のカードをローカルで中継する場合)。そのため土・日のLF-MBSラインや月曜日の中継と同様、中継内で実況アナが両局の番組タイトルをコールすることも多い。また、「日本ハム対巨人」の試合が火曜日のNRN全国中継になった場合でかつLFが聴取率調査週間などで乗り込みの中継を行う場合はSTV単独放送になることもあったが(2015年6月が実例)、JRNナイターが廃止された2018年はプロ野球本拠地以外で唯一静岡放送(SBS)がNRNナイターのレギュラーネット局となった(ただし、SBSの火曜ナイターは2018年をもって終了)ことから、こうした事例は、静岡県でプロ野球公式戦が開催された際のSBSによる当該試合の自社制作(サッカーJリーグ・ジュビロ磐田または清水エスパルスの試合の自社制作の場合も想定された)と、その他NRNナイターネット局の地元球団のカードと、LFの独自編成が重なった場合に限られることになった。
なお、NRN全国中継本番カードとして日本ハムビジターゲームを制作する局やNRNキー局(LF・QR)が、該当日に野球中継以外の番組(開局記念特番や、LFがサッカー中継『Jリーグ RADIO』に切り替える時)の放送となった場合は、制作局の本番カードとなった場合に準じる扱いのため、当然ネット受けする。2011年現在、プロ野球本拠地球団所在地域以外のNRNフルネット局(IBS・CRT・KBS・ROK)が火曜日にナイター中継を編成していないため、LFでの火曜日がこの事例に該当し、かつ他のNRNナイターネット局が地元球団の試合を優先した際に、楽天主催の対日本ハム戦がNRN本番カードとなった場合はTBCの裏送りによるSTV単独放送となる(この場合は北海道向けという強調は行わない)。
土・日曜にニッポン放送・MBSラジオが日本ハム主催試合を中継カード(予備待機も含む)とする場合、2009年まではSTVラジオの技術協力により自社制作での中継となっていたが、2010年から制作費削減のためか、STVラジオへ制作を委託することになった。ただしSTVラジオはQR-NRNネットを優先するため、LF向けには裏送りとして放送する。ただし予備カードに限り、STVラジオが要員の都合で二重制作待機対応を取れない場合に、HBCがNRN加盟社として自局の中継をLF向け予備中継兼用とすることもある。なお、デーゲームについては例外があり、MBSでの「日本ハム vs 阪神」の中継において、裏番組となるABCでの中継がビジター乗り込みでの自社制作となる場合は、MBS向けをHBCラジオに制作を委託する場合がある。この場合、ABCでの中継がSTVラジオ技術協力となり、事実上NRN扱いとなるが、ABCのNRNキー局への素材配信対象がQRのみでLF向けはMBSの担当だったためか、STVラジオも別途自社で素材収録を行っていた。
なお、2017年度を以ってのTBSラジオのプロ野球中継撤退の影響で、2018年度以降はオールスターゲームや日本ハムが関与するカードでニッポン放送とHBCラジオが局間ネットするケースが見られるようになったため、STVにおける土・日のネット関係はQR-NRNのみに事実上絞り込まれている。
2009年まではクライマックスシリーズも、日本ハムが出場したクライマックス・パに限らず、それと重ならない範囲のクライマックス・セもNRN各局(関東地区は曜日に関係なくニッポン放送制作)からのネット受けで放送していた。2007年は第1・第2ステージ双方を、2008年・2009年は第2ステージをネットした。2010年以降、クライマックス・セの放送は取りやめた。日本ハムがクライマックス進出を逸した2010・2013・2017・2019 - 2023年は両方とも放送しなかった。
SMBC日本シリーズにおいては、2017年までは西暦偶数年はLFが1・3・5・7戦、QRが2・4・6戦のNRN担当となっていた(西暦奇数年は担当試合入れ替わり)。両局ともNRN担当でない試合はSTV協力による自社制作を行うが、LFはNRN担当試合でも関東ローカル向け自社制作を行うため、札幌ドームでの日本シリーズにおいてSTVとの局間ネットの実績はない。QRはNRN担当日である2006年の第4戦、2007年の第1戦、2009年の第1戦、2012年の第4戦、2016年の第4戦で局間ネットを組んでいる(QRにネットする試合は場合によってはSTV解説者とQR解説者のダブル解説になる)。なお、LF・QR以外のNRN系列局にはSTV制作中継が配信された。2019年からセ・リーグ本拠地での試合はLF担当、パ・リーグ本拠地での試合はQR担当と整理されたため、今後日本ハムが出場した年は本拠地での試合をQRへ送り、セ・リーグの関東主管試合はLFからのネット受けに統一される。
一方で、2018年以降日本ハムが出場できなければSTVでは放送無しとなる。特に2019年は史上初めてCS、日本シリーズ共に一切放送しなかった。それ以降は同様の対応となった。[37]。
2007年から日本ハム戦が雨天中止の場合などは、18:15頃までスタジオと放送席を中継で結び日本ハム情報を伝え、その後予備カードに飛び乗り、2008年から2016年までは、土日の日本ハム戦以外のナイター中継は21:30で放送を打ち切る。
日曜日・月曜日の日本ハム戦ナイターが雨天中止となった場合、2009年度までは予備カードの補充放送が行われた。ただし、2010年度以降、月曜日は予備カードの補充放送を行わず、通常番組をそのまま放送するようになり、日曜日は年度によって対応が異なっている(2010年度と2014年度は月曜日同様に予備カード補充なし。2011年・2013年と2015年以後は予備カードの補充を実施。2012年度は日曜日・月曜日の中継自体なし)。
土曜日についても2016年まではファイターズ戦のデーゲーム開催日は中継をしなかったため、この時のナイターは原則NRNナイター(文化放送制作)をネットして、本番カードが雨天中止・早終了の場合に備えた予備カード補充、または予備番組の放送は行われていたが、2017年からの全試合完全生中継実施に伴い、デーゲーム開催日のナイター・予備番組のネットは行わないことになり、日曜日同様にファイターズ戦がナイターであらかじめ行われ、かつ中止となった場合に限り予備カードの補充を行う(18時台の定時番組を17時台に繰り上げて放送する)。
試合が早く終了した際は、予備カードに飛び乗る場合がある。
ファイターズ戦を含めてナイターで予定されていた試合が中止となって、予備カードの補充が行われない場合は2000年代以前であればNRNナイターの予備番組『ナイタースペシャル』[38]を放送していた。
なお、土・日・月曜にファイターズ戦のナイターが組まれていない場合(日・月曜日はファイターズ戦のナイターが雨天などの天災により中止となった場合も)は基本的にナイター枠は休止扱いとなるため、自社制作の定時番組を放送する(2012年のみは日曜・月曜ともにファイターズ戦のナイターが行われた場合でも、基本的にナイター放送は無しだった)。
2013年から日曜日にファイターズ戦ナイターが組まれる場合は放送されることになったが、ファイターズ戦を含め放送予定カードが中止となった場合は定時番組の復活はせず、QR発のレインコート番組『SET UP!!』を裏送り出し[39]で放送することになっていた。2014年は月曜同様、ファイターズ戦が中止となった場合には定時番組を復活させることになったが、前述のように2015年は2013年同様の「SET UP!!」を含めた予備補充を再開している。ただし、2017年のみは土曜日も含め、18:00以降開始の場合のみ予備補充を設定し、17:00開始の薄暮試合の場合はデーゲームと同様の措置を採っていた(後述)。
また、2014年からは、予備日程も含めて元からナイターの開催予定が組まれていない場合には、不定期にNRNナイターの予備番組はネットせず、自社制作の「渋谷もなみのぞっこん!ファイターズスペシャル」を放送するようになった。2015年も同様に「ぞっこん!ファイターズ The NEXT スペシャル」を編成する場合があった。2016年は原則としてNRNナイターの予備番組のネットが基本となったが、6月18日は「STVファイターズLIVEスペシャル」と題して、ファイターズ情報、「LIVE HOKKAIDO in ドキドキFOODパーク」の公開収録、「藤井孝太郎のログイン!よる☆PA」の特番から構成されるコンプレックス番組を放送した。また、6月23日はマッスルファイターズの特番を放送した。2017年は「GO!GO!ファイターズ」の特番のほか、前期ナイターオフ期間にレギュラー放送された「MUSIC★J」の特別版を放送することがあった。2018年は「MUSIC★J」の特別版にほぼ固定され、放送時には中国放送にもネットされている。
2017年からの土・日デーゲーム(2017年度のみ17:00開始の薄暮試合を含む)が中止となった場合は、この番組をコーナーとして内包する『GO!GO!サタデー』や『喜瀬ひろしの楽楽日ようび』(2018年度は『GO!GO!サンデー』)のスタジオパートを続行するが、中継予定時刻から3時間程度は本番組のスタジオバージョン扱いとされ、本番組のスポンサーが協賛する。
2019年度はあらかじめファイターズ戦のナイターが組まれていない平日について他カードが組まれていても放送せず『MUSIC★J』の特別版を放送することになった[40]。この場合、『MUSIC★J』が放送されている間は、『スーパーLIVE』は中断となり、お相手役である吉川のりおも一旦スタジオを離れる。
2020年度は予備カードの補充を全廃し、ファイターズ戦中止時には『MUSIC★J』(平日)、『GO!GO!サタデー』(土曜日)、『GO!GO!サンデー』(日曜日)をそれぞれ放送することになった。ただし、2020年10月17日(土曜デーゲーム)は「ロッテ vs 日本ハム」が中止となり、急遽予備カード補充を行い、九州朝日放送から「ソフトバンク vs 楽天」をネット受けした(『DeNA vs 巨人』と『阪神 vs ヤクルト』が中止となり第2予備から繰り上がったニッポン放送との3局ネット)。
平日のナイターで22時までに試合が終了した場合は、先発のHBC(『ファイターズDEナイト!』)と同様の番組が設定されている。2018年までは『GO!GO!ファイターズ』(担当:しろっぷ・じゅんぺい、または後藤沙織のどちらか。ナイター非開催日など、2人同時担当の場合もある他、ナイター枠を含め4時間拡大放送にする日もある)のタイトルだったが、後藤がシーズン途中で「お休み」と称して降板してしまったため、2019・2020年度は『スーパーLIVE』と改題された。『スーパーLIVE』は17時30分から22時(月曜のナイター非開催日のみ17時55分から20時)の枠で設定されたため、当番組は事実上『スーパーLIVE』の一コーナーという形になり、試合終了後は原則として『スーパーLIVE』のお相手役である吉川のりおがマイクを引き取って22時まで放送していた。試合終了が22時を超えた場合吉川はマイクを引き取らず、ニッポン放送発のネット番組(『オールナイトニッポン MUSIC10』と 『オールナイトニッポンGOLD』)を途中から飛び乗っていた。
2021年度は『スーパーLIVE』は17:55までの前座枠のみの放送となり、後座番組は『リアルタイム!』(22:00まで)へ変更され、野球の結果以外の一般ニュース等も扱う内容となった。
かつて行われていた土曜日・日曜日デーゲームの終了後はワイド番組の出演者がマイクを引き取り、スタジオパート第2部として通常通りの終了時間まで放送していた。
【ナイトゲーム】
【最大延長】※2018年度のもの
【デーゲーム】
●印の解説者は、STVテレビの中継も兼任。
【備考】
2021年以降の土・日曜日の中継、デーゲーム中継見送りの方針など、中継枠の減少に伴い2024年シーズン開幕時点での実況アナウンサーはわずか3名となっていた[46]。このため、同じアナウンサーが連続で実況したり、女性リポーターを参加させることで補っている。
【備考】
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