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福岡県の民間放送局・九州朝日放送におけるラジオ部門 ウィキペディアから
KBCラジオ(ケイビーシーラジオ)は、九州朝日放送 (KBC)におけるラジオ部門。コールサインはJOIF(福岡 AM:1413kHz FM:90.2MHz)、社史は九州朝日放送#沿革を参照。
KBCラジオは開局当初、朝日放送ラジオ[注釈 2]、及び朝日放送ラジオと同じ系列のラジオ東京(JOKR。現在のTBSラジオ)と実質的なネットワークを組んでいたが、同時に文化放送(JOQR)とも実質的なネットワークを組んでいた。このため、福岡発のスポーツ番組やニュース素材などは、TBSラジオ向けと文化放送向けの二重制作を行っていた。ただし、RKBラジオの編成から外れたニッポン放送(JOLF)やラジオ関東(現:RFラジオ日本。JORF)の番組も個別に編成することがあった。
やがて、TBSはRKB毎日放送とテレビネットを通じて、包括業務提携を結ぶ事となり、1964年(昭和39年)、RKBラジオはMBSラジオと共に、TBSラジオと暫定ネットワークに関する業務提携を締結。翌年、JRNに発展した。
これに対して、文化放送とニッポン放送はKBCラジオに、NRNへの加盟を要請。KBCラジオはキー局による全国スポンサーの開拓を条件に受諾。発足と同時に加盟した。
自社制作比率は70.1%(2019年(平成31年)4月現在)[2]と高く、他局へネットされている番組もある。その一方で、ネット番組比率が低く(おおよそ30%弱)、在京キー局発の番組のネットを行わない傾向がある。
番組宛てのメールアドレスは[番組名]@kbc.co.jpで、番組宛FAX番号は福岡092-722-4242で、一部番組では「なにによによに」とアナウンスされる。
24時間放送を実施。月曜(日曜深夜)未明 2:00[注釈 3] - 5:00はメンテナンスのため放送休止[注釈 4]。5:00から放送開始(NRN単独加盟局はほとんどが5:00開始が基本である)。月曜以外は5:00基点。
AMステレオ放送は福岡本局のみ1992年4月1日に開始したが、受信機が普及しなかったこと、同放送の対応受信機の発売が開始当初から時間が経つに連れ非常に少なくなったことが主な原因により、開始から15年を経過する2007年4月1日の放送を最後に終了し、モノラル放送に戻すことが2006年11月に発表され、予告通り実施された。AMステレオ放送自体を取り止めたのは当局が初めてであった[注釈 5]。
FM補完中継局は2015年9月2日に予備免許が交付され[3]、2016年3月28日 13:00に本放送を開始[4]。なお、このFM開局を記念し、RKBラジオと共同制作で『熱ラジ!』を2局同時生放送[5]。
radikoでの配信は、2011年4月22日に試験放送を開始し、同年10月24日に福岡県内で本配信を開始した。2014年4月1日からradikoプレミアムでの配信が始まり、福岡県外からもKBCラジオをradikoプレミアムを介して聴取できるようになった。 2021年12月6日から佐賀県に配信エリアを拡大し、佐賀県でも基本サービスのみで聴取できるようになった[6]。
将来的には、2028年秋までにFM局への転換を目指すとしており、AM停波実証実験として、2024年2月5日より2025年1月31日まで行橋のAM送信所を停波する[7]。
AM放送 | ||||
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親局 | 呼出符号 | 周波数 | 空中線電力 | 送信所概要 (技術情報) |
福岡[8][注釈 6] | JOIF | 1413kHz | 50kW | |
中継局 | 呼出符号 | 周波数 | 空中線電力 | 送信所概要 (技術情報) |
北九州[注釈 7] | JOIL | 720kHz[注釈 8][注釈 9] | 1kW |
|
大牟田 | JOIM | 1485kHz | 100W |
|
行橋[注釈 10] |
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FM放送 | ||||
中継局 | 呼出符号 | 周波数 | 空中線電力 | 送信所概要 (技術情報) |
KBC福岡FM[10] | 90.2MHz[10] | 1kW[10] | ||
KBC北九州FM[10] | 94.0MHz[10] | 250W[10] | ||
KBC行橋FM[10] | 92.7MHz[10] | 30W[10] | ||
KBC糸島FM[10] | 93.0MHz[10] | 100W[10] |
この他にラジオニュース用のアナブースが存在し、ワイド番組に内包されない定時ニュースなどに使用されている
ラジオ番組・中継内での各種情報(終了した番組・中継を含みます)は、CDなどでの販売や公式なアーカイブなど常に参照可能な状態のネット配信、または信頼できる紙媒体またはウェブ媒体が紹介するまで、出典として用いないで下さい。 |
アナウンスはいずれも、奥田智子アナウンサーが担当。ワイドFM開始に合わせて一新された。
KBCラジオは1990年4月10日から1993年3月までの間、「KBC-INPAX」(ケービーシー・インパックス)と称して、人気番組だった『PAO〜N ぼくらラジオ異星人』などを終了させ、人気を博していた『ニュースステーション』(テレビ朝日)を模範として、ニュース・情報を中心とした、ワンフォーマット編成にほぼ準じた番組編成を行った[注釈 11]。「INPAX」とは「information(情報)」「intelligence(知識)」「interest(面白さ)」を未知数の可能性で「packet(包む、束にする)」する意味の造語[12]。平日は情報中心の編成、土日は情報を取り入れつつ音楽とスポーツを重視した編成とした[12]。
この間、番組タイトルは「スロープ」の文字列が付けられ、4時間毎に区切る形で事実上のゾーン編成となった[12]。「スロープ」の付かない番組は『オールナイトニッポン』など、NRN系列のネット番組。一部の自社制作番組となった[注釈 12]。
情報強化と「24時間リアルタイムに世界のフレッシュな情報を報道する」体制作りの為、報道局にラジオ情報デスクを新設。既存の朝日新聞ニュースに加え、文化放送やANN系列局・海外支局との協力体制を構築して、KBCは日本の民放で初となるロイターとの受信契約を締結[12]。インテルサットからの受信設備を設置した。キャスティング面は平日帯 朝ワイド番組『KBC おはよう7』から継続する形で田原総一朗、梨元勝グループを始めとした東京で活動する著名なジャーナリストを自社制作番組に起用するなどの施策を打った[12]。
FMラジオを意識した演出が施され、各番組のジングル、ニュース、天気予報、交通情報のBGMをFM風の物に変更した。「KBC-INPAX」のジングルは前年に『アメリカントップ40 イングリッシュDJコンテスト』でグランプリを獲得、デビューした地元出身の木村匡也を起用。ラジオカー「ひまわり号」は「INPAX号」に名称変更した。1992年4月1日のAMステレオ放送開始後は「KBC-STEREO INPAX」(ケービーシー・ステレオ インパックス)と称した。
開始と同時に、福岡市天神の繁華街に「KBC-INPAX 天神サテライトスタジオ」を開設[注釈 13]。サテライトスタジオは平日 12:15 - 13:00、15:00 - 16:00に生放送を行ったが、半年後には放送時間を縮小。1991年3月に閉鎖した。生放送時は「KBC-INPAX from Satellite Tenjin」のジングルとなった。
ロイターとの契約から、世界のニュースを日本の民放として、いち早くスクープするなど業界内では注目されたが、リスナーからの受けは悪く、RKBラジオとFM福岡に聴取率で差を付けられた。バブル崩壊によるコスト負荷の削減方針などから、開始から1年後の1991年4月にリニューアルを行い、番組内容とパーソナリティの変更などを実施。リニューアル後は各ゾーンの中に箱番組を置き、ゾーンタイトルの「スロープ」の後にサブタイトルが付くといった、INPAX編成前と事実上、変わらない番組構成になるなど迷走が続き、KBC-INPAX編成は1993年3月で終了した。
自社制作番組は太字。
放送時間は、2024年6月現在[13]。
時 | 月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 |
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5 | 5:00 Music Selection | 5:00 ラジオショッピング枠 | |||
5:15 Music Selection(再放送) | |||||
5:30 あさモニ | |||||
6 | |||||
6:30 アサデス。ラジオ ▽7:05 7時のアサトピ〜今朝の三枚おろし[注釈 14] ▽7:33 ニュース ここ大事![注釈 15] ▽7:54 島田洋七の朝から言わせろ!! ▽8:35 SUZUKIハッピーモーニング・羽田美智子のいってらっしゃい(ニッポン放送) ▽11:00 テレフォン人生相談(ニッポン放送) ▽11:35 久光製薬リラックスタイム〜ホグシノジカン〜 | |||||
7 | |||||
8 | |||||
9 | |||||
10 | |||||
11 | |||||
12 | 12:00 ヒルマニ | ||||
12:40 旬! SHUN! ピックアップ | 12:40 島田秀平の開運ラジオ | 12:40 パックンマックンのワールドで行こう! | 12:40 オリエンタルバイオpresents岡田武史・渡邉和孝 今よりBetter Tomorrow | 12:40 健やかインフォメーション | |
12:55 KBCニュース・天気予報 | |||||
13 | 13:00 PAO〜N | ||||
14 | |||||
15 | |||||
16 | 16:00 ハッピーアワー ▽17:00 ニュース・パレード(文化放送) |
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17 | |||||
17:50 松田宣浩の熱男ベリーマッチ[14] | |||||
17:55 KBC MUSICPROGRAM "FUZZ" ▽18:30 ミヤリサン製薬 ラジオ劇場『下町ロケット ヤタガラス編』 |
17:55 KBCホークスナイター | ||||
18 | |||||
19 | |||||
20 | |||||
21 | 21:00 MANDAN | ||||
21:55 KBCニュース&天気予報 | |||||
22 | 22:00 オールナイトニッポン MUSIC10(ニッポン放送) | 22:00 オールナイトニッポンGOLD (ニッポン放送) | |||
23 | |||||
0 | 0:00 ハイスクWish | 0:00 丸々もとお 夜景Lovers[14] | 0:00 Buzz!LinQ | 0:00 ももいろクローバーZ ももクロくらぶxoxo (ニッポン放送) |
0:00 ドォーモ×ラジオ |
0:30 シン・フクオカ | 0:30 ムサシハジメました。 | 0:30 Fumi Camp | |||
1 | 1:00 山田裕貴の オールナイトニッポン (ニッポン放送) |
1:00 星野源のオールナイトニッポン (ニッポン放送) |
1:00 乃木坂46の オールナイトニッポン (ニッポン放送) |
1:00 ナインティナインの オールナイトニッポン (ニッポン放送) |
1:00 霜降り明星のオールナイトニッポン (ニッポン放送) |
2 | |||||
3 | 3:00 オールナイトニッポン0(ZERO)(つなぎパーソナリティ) (ニッポン放送) |
3:00 あのの オールナイトニッポン0(ZERO) (ニッポン放送) |
3:00 佐久間宣行の オールナイトニッポン0(ZERO) (ニッポン放送) |
3:00 マヂカルラブリーの オールナイトニッポン0(ZERO) (ニッポン放送) |
3:00 三四郎の オールナイトニッポン0(ZERO) (ニッポン放送) |
4 | |||||
4:30 上柳昌彦 あさぼらけ(ニッポン放送) | |||||
時 | 土曜日 | 日曜日 |
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5 | 5:00 Music Selection(再放送) | 5:00 おはようラジオ早朝便 |
5:20 旬!SHUN!ピックアップ | ||
5:35 週刊 なるほど!ニッポン(ニッポン放送) | 5:35 信仰の時間 | |
5:45 Buy Now | 5:45 AIシャッフルMUSIC(再放送) | |
6 | 6:00 まいどあり〜。 | 6:00 イマドキショッピング! |
6:15 ダーリンハニーの旅列車 出発進行~!!(MBSラジオ) | 6:15 おはよう!ニッポン全国消防団(ニッポン放送) | |
6:25 AIシャッフルMUSIC | 6:25 Music Selection(再放送) | |
6:40 わくわくお届け便 | 6:40 えがおの教室 | |
6:45 今旬!いいもの百貨店 | ||
6:55 KBC MUSIC SPLASH | ||
7 | 7:00 大塚製薬ニュートラシューティカルズ事業部 presents 輝くわたし〜ふわり きらり | 7:00 イマドキショッピング! |
7:15 めぐみのラジオ | 7:15 大徳寺昭輝の天の夢 | |
7:30 AIシャッフルMUSIC(再放送) | ||
7:45 古賀久美子のおはようクラシック | ||
7:55 KBC MUSIC SPLASH | ||
8 | 8:00 サトコノヘヤ | |
8:30 栄光フーズ・ラジオ | ||
9 | 9:00 KBC Sunday Music Hour ▽9:15 小倉・IMALUの○○玉手箱 ▽9:35 健やかインフォメーション ▽10:15 今旬! いいもの百貨店 ▽11:50 風雲ラジオショッピング ▽KBCダイナミックホークス(試合開始5分前 - 試合終了まで) 終了後「Sunday Music Hour」に復帰。 延長時はキリのいい時間までクッション番組としても運用。 | |
10 | ||
10:40 わくわくお届け便 | ||
10:55 KBC MUSIC SPLASH | ||
11 | 11:00 今旬!いいもの百貨店 | |
11:15 min-onコンサートエクスプレス | ||
11:30 とっても健康らんど | ||
11:45 イマドキショッピング! | ||
11:55 KBC MUSIC SPLASH | ||
12 | 12:00 KBCふるさとWish | |
13 | 13:00 KBCサタデーミュージックカウントダウン ▽KBCダイナミックホークス(試合開始5分前 - 試合終了まで) | |
14 | ||
15 | ||
16 | ||
17 | 17:45 イマドキショッピング! | |
18 | 18:00 黒伊佐錦presents fumikaのしょちゅ・girl | |
18:30 ブルーリバー青木 談笑 | ||
19 | 19:00 栄光フーズ・ラジオ | 19:00 前川清のBAR TAKE⑤ |
19:30 FUKUOKA MUSIC LOVERS[14] | 19:30 中村しぇんしぇ〜のすいと〜と糸島 | |
19:55 KBCニュース&天気予報 | ||
20 | 20:00 DJサワダデス | |
20:30 せんねん灸プレゼンツ しあわせ演歌・石原詢子です(ラジオ大阪) | ||
21 | 21:00 艶歌にっぽん | |
22 | 22:00 キテマス。K | 22:00 なにわ男子の初心ラジ!(ニッポン放送) |
23 | 23:00 Dr.深堀のラジオde診察室 | 23:00 もしかして どぶろっくだけど |
23:30 コンバット満のFranping Radio | 23:30 HKT48 ラジオ聴かナイト! | |
0 | 0:00 KBC MUSIC SPLASH+[14] | 0:00 岸洋佑のNON STOP"30" |
0:30 Sky presents 藤原竜也のラジオ(朝日放送ラジオ) | 0:30 水樹奈々 スマイルギャング(文化放送) | |
1 | 1:00 オードリーのオールナイトニッポン(ニッポン放送) | 1:00 MoooVing Mugic |
1:30 志の輔&雷鳥のなんでか?ニッポン(北日本放送) | ||
2 | (2:00 - 5:00 放送休止) (月1回)2:00 - 3:15 『オールナイトKBC・マントル宮本の××祭りだよ!カーニバロー!』 (3:15 - 5:00 放送休止) | |
3 | 3:00 オールナイトニッポン0(ZERO)(ニッポン放送) | |
4 | ||
平日朝
平日午前
栗田善成の元祖ラジオ本舗(1988年4月 - 1990年3月、1993年4月 - 2000年3月) 平日昼
平日夕方
平日夜(ナイターオフ)
平日夜
土曜日
日曜日
その他
平日朝
平日昼前
平日昼過ぎ
平日夕方
平日夜(ナイターオフ)
平日夜
平日深夜
25:00)
金曜日
土曜日
日曜日
その他
50音順、*印は九州朝日放送アナウンサー。
あ
か
さ
た
な
は
ま
や
ら
わ
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