鞍手町
福岡県鞍手郡の町 ウィキペディアから
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鞍手町(くらてまち)は、福岡県の北西部に位置する町で、鞍手郡に属する。
くらてまち 鞍手町 | |||||
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古月横穴 | |||||
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国 | 日本 | ||||
地方 | 九州地方 | ||||
都道府県 | 福岡県 | ||||
郡 | 鞍手郡 | ||||
市町村コード | 40402-1 | ||||
法人番号 | 2000020404021 | ||||
面積 |
35.60km2 (境界未定部分あり) | ||||
総人口 |
14,306人 [編集] (推計人口、2024年10月1日) | ||||
人口密度 | 402人/km2 | ||||
隣接自治体 | 北九州市、直方市、宗像市、中間市、宮若市、遠賀郡遠賀町 | ||||
町の木 | クス、キンモクセイ | ||||
町の花 | ミヤコワスレ、ユリ、キク、スイセン | ||||
鞍手町役場 | |||||
町長 | 岡﨑邦博 | ||||
所在地 |
〒807-1392 福岡県鞍手郡鞍手町大字中山3705番地 北緯33度47分31.5秒 東経130度40分26.6秒 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
福岡県北西部の宗像地方に位置し、北九州市(小倉都心部)から南西に約20km、福岡市から北東に約60kmの距離にあり、筑豊地域の北端部に位置する。
北九州市の10%通勤圏で、別の学区である福岡県立東筑高等学校(北九州市八幡西区)の受験が可能であるなど筑豊地区の中では同市との関わりが強いが、福岡県の定義では北九州都市圏には属さない。また、福岡市にも1時間程度で移動でき、通勤通学が可能である。
町の東端部を遠賀川が流れる。町域中央部から北部・東部にかけては比較的平坦であるが、北西部から西部・南部にかけては山地となっており、九州自動車道と山陽新幹線が走っている。
鞍手町の住所は「大字+番地」で表記する方式となっている。各大字名の前には「大字」を表記し「鞍手町大字○○▲▲番地××」と表記。小字も存在するが住所表記では用いられず、道路交差点名とバス停名にのみ使用。
縄文時代前期だと推定される貝塚が発見されており、その歴史は古い。
欽明天皇の百済救援に参加した筑紫国造が、馬の鞍を射抜くほどの強弓の使い手だったため、「鞍橋君」(くらじ の きみ)と尊称を与えられたことに由来するとされる。一時期宗像氏の支配を受けていた。
直鞍合併否決後の鞍手町では、合併論が複数存在する。
かつての石炭産業(筑豊炭田)に代わり工業団地を建設し、製造業の誘致を図っている。2006年(平成18年)現在、第2次産業に従事する住民の割合は福岡県全体の平均を大きく上回ることや、町内に通勤する住民が40 %を超えるなど、誘致は一定の効果を上げている。また、タカラスタンダードと大和ハウス工業が工場を置くなど住宅関連企業が多い一方、隣の宮若市で1992年(平成4年)にトヨタ自動車九州が操業を開始したため、2000年(平成12年)前後より自動車関連工場も進出した。
一部の農・畜産業で、ブランド力のある製品(牛・卵など)が生産されている。巨峰の栽培も盛んで、町内の新延・永谷地区にはブドウ園が多く、夏から秋までを中心に福岡県外からもブドウ狩り客が数多く訪れている。
喜楽総帥(きらくそーすい)は、鞍手町の名物「きらくソース」をPRするゆるキャラ[4]。2014年4月に発表された[4]。赤いシルクハット、青いマントを身に着け、口にはひげをたくわえている[4]。喜楽総帥のデザインは2013年に公募された[4]。
鞍手町と全国の年齢別人口分布(2005年) | 鞍手町の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 鞍手町
■緑色 ― 日本全国 | ■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
鞍手町(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
1995年度より「遠賀川下流流域下水道事業(当町・中間市・遠賀郡遠賀町・遠賀郡水巻町の4市町)」が事業認可。これにより、1996年度より当町でも下水道整備が開始。2003年度より当町内でも下水道供用が開始され、現在までに町内ほぼ全域で下水道の使用が可能となっている。
当町内に自動車教習所は無いものの、おんが自動車学校・直方自動車学校・宗像自動車学校の3校が当町内へ送迎バスを運行している。
最寄空港は福岡空港を利用する町民が多い(北九州空港も近いが、発着便数及び連絡バスの本数が少ないため、利用者は少ない)。
主要幹線交通は一通り接続しており、高速のインターやバス停は直方市・小竹町・宮若市・田川郡福智町・中間市・遠賀郡への玄関口として機能している。
鞍手駅から離れている古門・新延・永谷地区の住民の場合、JR鹿児島本線の遠賀川駅及び教育大前駅を利用する人もいる。
JR西日本の山陽新幹線も町南部を通っているが、当町内に駅は無い(最寄の新幹線駅は鞍手駅より福北ゆたか線折尾・黒崎方面へ乗車した先の小倉駅)。ただし町内・中山地区に新幹線保守車両基地が置かれており、そこへ分岐するための鞍手信号場がある(分岐線は非電化単線、小倉方面からは山陽新幹線上りと平面交差する亘り線を経由)。 トンネルコンクリート剥離事故の際は、この鞍手信号所が工事にあたった。
以下の路線バスが町内で運行されている。
このほかに上記のバス路線が通っていない地域では登録制・予約制乗合タクシー「もやいタクシー」が運行されているが、鞍手町民のみ登録・利用可能。
かつては鞍手パーキングエリアにバス停留所(鞍手バスストップ)が併設されており、上り便が直方パーキングエリアに停車する路線の下り便が停車していたが、2006年(平成18年)4月1日に直方パーキングエリア向かいの下り線にバス停留所を新設したのと同時に鞍手パーキングエリアのバス停留所が廃止されたため、現在は鞍手町に発着する高速バスはない。
当町の自動車のナンバー地名表記は「筑豊」(施行前は「福岡」。当町を管轄する運輸支局は、九州運輸局福岡運輸支局筑豊自動車検査登録事務所)。
電気自動車充電設備は、当町には1ケのみ。
当町南部の六ヶ岳に鞍手テレビ中継局が置かれているが、当町内では大半の世帯が皿倉山(八幡テレビ・FM放送所)へアンテナを向けており、鞍手局へアンテナを向ける当町内の世帯は山陽新幹線及び九州自動車道の防音壁や山に遮られて皿倉山からの電波が届きにくい長谷・室木地区・中山地区南部・永谷地区が中心。また町外では直方市・宮若市の大部分、北九州市八幡西区南部(星ヶ丘・笹田・木屋瀬・野面地区)において鞍手局にアンテナを向けている世帯がある(アンテナを皿倉山へ向けている世帯は北九州局チャンネル、六ヶ岳へ向けている世帯は鞍手局チャンネル)。なお鞍手局(六ヶ岳)の地デジ物理チャンネルは全局皿倉山と同一なので、ポータブル地デジTVでは再スキャンが不要(ただし、福岡県道29号直方宗像線で猿田峠を越え宗像市へ入ると物理チャンネルが当町エリアと異なるので再スキャンが必要=許斐山から送信)。
ラジオはAMが響ラジオ放送所(北九州局)、FMが皿倉山の周波数を受信している。ただし、AMの場合は当町西部の永谷地区や新延地区の一部において福岡親局(RKB・KBC和白ラジオ放送所及びNHK春日ラジオ放送所)も受信可能。さらに隣県のKRYラジオ下関局も昼夜通して良好に受信可能。また、アンテナを設置すれば、FM kitaQや、FMひびき、スターコンFM、FREE FM、また宇部市のFMきららなどのコミュニティFMを受信できるなど地理的条件を備えている。
アンテナを建てると、大分、山口のTV(地デジ)も受信できる地域。アナログ時代は韓国の放送が見られたが、地デジに移行後は電波方式の違いにより視聴できない状態となった。
なお、当町を通る九州自動車道では神田トンネル内において在福岡AMの北九州局が再送信されている(RKB: 1197kHz、KBC: 720kHz、NHK北九州第1: 540kHz、NHK北九州第2: 1602kHz)。
当町の電話番号市外局番は町内全域「0949」である(直方局管轄で直方市・宮若市と同じ局番。ただし同じ鞍手郡内でも小竹町の市外局番は「09496」で他市町とは異なる)。当町は北隣の遠賀町と平野で繋がっており、当町から北九州市への通勤・通学客も多いが、当町の市外局番は北九州地区とは別扱いである(遠賀郡内及び中間市の市外局番は北九州管内「093」)。
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