火山の一覧 (日本)

ウィキペディアから

火山の一覧(かざんのいちらん)は、日本にある主な第四紀火山のリストである。太字活火山で、活動ランクを(A)(B)(C)(N/A) = ランク外で記載してある。

[1]北方領土(国後、択捉のみ。ランク外)11山を含む111山。 但し、気象庁では「今後の噴火の可能性や社会的な影響が考慮されていない」としてABCのランク分けを利用していない。

ランクA、B、C の火山などの47火山は、常時観測火山に指定され、気象庁などの機関により常時観測態勢が整備されている。

ランクAの火山(13山)

  • ランクBの火山 37火山
  • ランクCの火山 38火山
  • ランク分け対象外の火山 (データ不足) 23火山

北海道

北方領土

択捉島

  • 神威岳択捉島東端にある。標高1,322m
  • 茂世路岳(N/A):標高1,124m 数万年前にカルデラ形成。1958年噴火
  • 散布山(N/A):択捉島大岬にある活火山。標高1,587m
  • 指臼岳(N/A):さしうすやま 標高1,125m
  • 小田萌山(N/A):おだもいやま 標高1,208m 噴火記録はない。
  • 焼山(N/A):標高1,158m 小田萌山
  • 単冠山(西単冠山)
  • 阿登佐岳(N/A):あとさぬぶり 標高1,206m
  • ベルタルベ山(N/A):択捉島西端にある活火山

国後島

  • ルルイ岳(N/A)
  • 爺爺岳(N/A):国後島東部にある活火山。1,822mあり、国後島で最も高い。
  • 羅臼山(N/A):国後島中西部にある活火山。知床半島には羅臼岳という似た名称がある
  • 泊山(N/A):国後島西端にある活火山

東北地方

関東・中部地方

伊豆・小笠原諸島

近畿地方

中国地方

四国地方

  • 四国地方に第四紀火山は無い

九州地方

南西諸島

西暦1700年以降の主な人的被害

さらに見る 年月日, 所在地 ...
日本に於ける西暦1700年以降に発生した火山災害死者数と主原因[2]
年月日所在地火山死者数主死因原因備考
1721年 (享保6年) 6月22日10/群馬・長野県境あさま/浅間山000015/15名噴石
1741年 (寛保元年) 8月29日01/北海道おしまおおしま/渡島大島001467/1467名岩屑なだれによる津波
1764年 (明和元年) 7月01/北海道えさん/恵山多数噴気
1779年 (安永8年) 11月8日46-桜島/鹿児島県さくらじま/桜島000150/150余名噴石
1781年 (天明元年) 4月11日46-桜島/鹿児島県さくらじま/桜島000008/8名海底噴火による津波行方不明7名
1783年 (天明3年) 8月5日10/群馬・長野県境あさま/浅間山001151/1151名火砕流ラハール吾妻川利根川の洪水
1785年 (天明5年) 4月18日13/伊豆諸島あおがしま/青ヶ島000140/130~140名降下火砕物当時327人の居住者のうち130~140名が死亡と推定され、残りは八丈島に避難
1792年 (寛政4年) 5月21日42/長崎県うんぜんだけ/雲仙岳015000/約15000名地震及び眉山山体崩壊による岩屑なだれ及び津波
1822年 (文政5年) 3月23日01/北海道うすざん/有珠山000103/103名火砕流(Block and ash flow
1841年 (天保12年) 5月23日46/鹿児島県くちのえらぶじま/口永良部島多数降下火砕物による村落焼亡
1856年 (安政3年) 9月25日01/北海道ほっかいどうこまがたけ/北海道駒ヶ岳000027/19~27名噴石、火砕流
1888年 (明治21年) 7月15日07/福島県はんだいさん/磐梯山000461/461名
(477名とも)
岩屑なだれによる村落埋没
1900年 (明治33年) 7月17日07/福島県あだたらやま/安達太良山000072/72名火口の硫黄採掘所全壊
1902年 (明治35年) 8月上旬
(7日~9日頃)
13/伊豆諸島いずとりしま/伊豆鳥島000125/125名水蒸気噴火及びマール形成島民125人全員死亡。
1914年 (大正3年) 1月12日46-桜島/鹿児島県さくらじま/桜島000059/58~59名降下火砕物・火砕流・地震
1926年 (大正15年) 5月24日01/北海道とかちだけ/十勝岳000144/144名
(不明を含む)
融雪型火山泥流ラハール
1940年 (昭和15年) 7月12日13/伊豆諸島みやけじま/三宅島000011/11名火山弾など
1952年 (昭和27年) 9月24日13/伊豆諸島へよねえす/ベヨネース列岩000031/31名海底噴火(明神礁)。海上保安庁観測船「第五海洋丸」が遭難し搭乗者全員殉職[注釈 1]
1958年 (昭和33年) 6月24日43/熊本県あそさん/阿蘇山000012/12名噴石
1991年 (平成3年) 6月3日42/長崎県うんぜんふげんだけ/雲仙普賢岳000043/43名
(不明を含む)
火砕流(Block and ash flow)警戒区域内の報道陣と消防団員、警察官、火山学者らが被災。詳細は雲仙岳#1991年6月3日の火砕流参照。
2014年 (平成26年) 9月27日20/長野・岐阜県境おんたけさん/御嶽山63名(不明を含む)噴石紅葉シーズン+休日+晴天+昼食時+一般客の登山という悪条件での爆発。詳細は2014年の御嶽山噴火参照。
閉じる

過去100年の主な噴火

さらに見る 火山名, 所在地 ...
火山名所在地噴火年噴出量
体積重量
にしのしま/西之島新島13/小笠原諸島2014年-2015年01.6億m304億トン
きりしましんもえたけ/霧島新燃岳46/鹿児島県2011年00.17億m300.43億トン
うんぜんだけ/雲仙普賢岳42/長崎県1990年-1995年02.40億m306.0億トン
いずおおしま/伊豆大島13/伊豆諸島1986年00.29億m300.73億トン
みやけじま/三宅島13-三宅島/伊豆諸島1983年00.12億m300.30億トン
うすざん/有珠山01/北海道1977年00.40億m301.0億トン
にしのしま/西之島13/小笠原諸島1973年-1974年00.17億m300.43億トン
みやけじま/三宅島13-三宅島/伊豆諸島1962年00.07億m300.2億トン
いずおおしま/伊豆大島13/伊豆諸島1950年-1951年00.24億m300.6億トン
さくらじま/桜島46-桜島/鹿児島県1946年01.00億m302.5億トン
さつまいおうじま/薩摩硫黄島46/鹿児島県1934年-1935年02.60億m306.5億トン
ほっかいどうこまがたけ/北海道駒ケ岳01/北海道1929年01.40億m303.5億トン
出典:西之島周辺の海底調査データの解析結果について 平成27年10月20日海上保安庁
閉じる

脚注

参考文献

関連項目

外部リンク

Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.