村上市
新潟県の市 ウィキペディアから
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村上市(むらかみし)は、新潟県北部にある市。日本海に面している。
むらかみし 村上市 | |||||
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国 | 日本 | ||||
地方 |
中部地方、北陸地方 甲信越地方 | ||||
都道府県 | 新潟県 | ||||
市町村コード | 15212-9 | ||||
法人番号 | 7000020152129 | ||||
面積 |
1,174.17km2 (境界未定部分あり) | ||||
総人口 |
52,694人 [編集] (推計人口、2024年10月1日) | ||||
人口密度 | 44.9人/km2 | ||||
隣接自治体 |
胎内市、岩船郡関川村、粟島浦村(海を隔てて隣接) 山形県:鶴岡市、西村山郡西川町、西置賜郡小国町 | ||||
市の木 | ブナ | ||||
市の花 | ハマナス | ||||
他のシンボル | クマタカ | ||||
村上市役所 | |||||
市長 | 高橋邦芳 | ||||
所在地 |
〒958-8501 新潟県村上市三之町1番1号 北緯38度13分26秒 東経139度28分48秒 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
北限の茶どころとして知られるほか、三面川の鮭や牛肉(村上牛)が名物。瀬波温泉や笹川流れ、町屋通り、粟島航路など観光都市としての側面が強い。
村上市街地は村上藩の城下町として栄え、現在でも市中に武家町、商人町の面影が残る。中心街では町屋再生などの各種プロジェクトが進んでおり[1][2][3]、2008年度には都市景観大賞「美しいまちなみ大賞」を受賞[4]、2016年には「プロジェクト未来遺産2016」に選定されている[5]。
面積は1,174.24km²で県内最大。人口は約6万人で、燕市に次いで第8位。
市域の南側は荒川、三面川の河口を有し、流域に越後平野が広がるが北側は海岸部にも山地がせり出しており、笹川流れの景観を作り出している。
旧朝日村域が特別豪雪地帯に、その他が豪雪地帯に指定されている。蒲萄集落(スキー場あり)や雷集落など山間部では積雪深が例年1 mを超えるが[6]、村上城下の市街地は海岸にも近いことから、1994-2019年度平均値は年降雪量223 cm、年最深積雪46 cmと、新潟市郊外や新発田市街などと同程度である(詳細は新潟県#気候を参照)。
村上(1991年 - 2020年)の気候 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
最高気温記録 °C (°F) | 14.8 (58.6) |
21.5 (70.7) |
23.5 (74.3) |
30.3 (86.5) |
32.1 (89.8) |
34.6 (94.3) |
37.2 (99) |
39.9 (103.8) |
38.4 (101.1) |
33.7 (92.7) |
26.2 (79.2) |
20.9 (69.6) |
39.9 (103.8) |
平均最高気温 °C (°F) | 4.7 (40.5) |
5.4 (41.7) |
9.4 (48.9) |
15.7 (60.3) |
21.5 (70.7) |
25.2 (77.4) |
28.5 (83.3) |
30.5 (86.9) |
26.4 (79.5) |
20.2 (68.4) |
13.8 (56.8) |
7.8 (46) |
17.4 (63.3) |
日平均気温 °C (°F) | 1.7 (35.1) |
1.8 (35.2) |
4.7 (40.5) |
10.2 (50.4) |
15.9 (60.6) |
20.3 (68.5) |
24.1 (75.4) |
25.5 (77.9) |
21.3 (70.3) |
15.1 (59.2) |
9.2 (48.6) |
4.2 (39.6) |
12.8 (55) |
平均最低気温 °C (°F) | −1.0 (30.2) |
−1.4 (29.5) |
0.4 (32.7) |
4.7 (40.5) |
10.7 (51.3) |
15.8 (60.4) |
20.4 (68.7) |
21.3 (70.3) |
17.1 (62.8) |
10.6 (51.1) |
5.0 (41) |
1.0 (33.8) |
8.7 (47.7) |
最低気温記録 °C (°F) | −9.6 (14.7) |
−11.0 (12.2) |
−7.5 (18.5) |
−5.8 (21.6) |
2.2 (36) |
6.6 (43.9) |
10.3 (50.5) |
12.3 (54.1) |
6.2 (43.2) |
1.6 (34.9) |
−2.3 (27.9) |
−6.9 (19.6) |
−11.0 (12.2) |
降水量 mm (inch) | 220.9 (8.697) |
147.4 (5.803) |
133.9 (5.272) |
115.4 (4.543) |
128.5 (5.059) |
132.1 (5.201) |
240.6 (9.472) |
180.2 (7.094) |
184.5 (7.264) |
202.4 (7.969) |
246.8 (9.717) |
255.0 (10.039) |
2,215 (87.205) |
平均降水日数 (≥1.0 mm) | 25.8 | 21.4 | 18.5 | 13.2 | 12.2 | 10.5 | 13.6 | 11.2 | 13.8 | 15.8 | 19.6 | 24.4 | 200.9 |
平均月間日照時間 | 33.2 | 55.8 | 112.7 | 165.3 | 193.0 | 179.5 | 158.2 | 201.2 | 147.2 | 131.3 | 80.8 | 41.2 | 1,499.4 |
出典1:Japan Meteorological Agency | |||||||||||||
出典2:気象庁[7] |
1889年(明治22年)の町村制施行時は旧士族の村上本町と旧町人の村上町という2つの自治体が城下町に存在する状態となったが、1946年(昭和21年)に合併し村上城下が統一された[8]。
この節の加筆が望まれています。 |
「岩船産コシヒカリ」「村上牛」「朝日豚」「やわ肌ねぎ」「村上茶」などの生産が盛ん。
村上茶の作付面積は明治から昭和期にかけてのピーク時には595 haにのぼり(村上駅も開業当初は一面の茶畑の中にあった)、現在も駅西側などに残る[14]。明治期には瀬波港から海外への輸出も行われていた[15]。
荒川地域(旧荒川町域)ではクロッカスやチューリップ等の球根栽培が盛んである。
三面川や大川では鮭漁が盛んであり、大川においては「コド漁」と呼ばれる伝統漁法が用いられる[16]。
日本海沿岸には県管理の寝屋漁港のほか、市管理の5つの漁港(中浜・府屋・脇川・桑川・荒川)があり[17]、商港を兼ねた地方港湾の岩船港(岩船漁港)周辺には直売所や鮮魚センターといった施設もある[18]。沿岸には砂泥域が広がっており、板びき網漁業などが行われている[18]。
山北地域では沿岸部において海水を用いた伝統製法による製塩が盛んである[14]ほか、林業や伝統的な焼畑による赤カブ(温海かぶ)栽培が盛ん[19]。
食品製造業が基幹のひとつとなっており、麩(岩船麩)や塩引鮭、清酒、味噌、醤油などの加工品のほか、饅頭や葡萄羹など伝統菓子が発展している[20]。
村上城下の旧町人地(出典[8]の絵図等を参照)には多くの町屋が残り、商店が並ぶ。村上茶に関連した茶販売店や和菓子店が現在でも多く所在することが特筆される[14]。
一方、村上バイパスなど国道7号沿いには郊外型の店舗が立ち並ぶ。
かつて村上駅前にはジャスコ村上店(詳細は過去に存在したジャスコの店舗#新潟県を参照)や、ハヤカワを核として全テナントが地元商店から構成されるユニークなショッピングセンター「村上ショッピングプラザ」(1977年オープン)[21][22]など大型の商業施設が複数あったが移転または撤退済。
このほか、村上城下の旧士族地では、大正期に始まった六斎市が現在も続いている[23]。また、岩船、寒川でも月3回の定期市が開催されている[24]。
村上市と全国の年齢別人口分布(2005年) | 村上市の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 村上市
■緑色 ― 日本全国 | ■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
村上市(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
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以下の2路線が通っている。
市内の路線バスは新潟交通観光バス(村上営業所・勝木営業所・下関営業所)が運営する路線のほか、「まちなか循環バス」および「せなみ巡回バス」がある。このほか、のりあいタクシーが広い範囲に設定されている[30]。
隣接する山形県鶴岡市とあわせて日本風景街道の「日本海パークライン」に設定されているほか、中部北陸自然歩道が2ルート設定されている[31][32]。また、海沿いの道路は「日本海夕日ライン」の愛称をもつ。
2011年3月27日、日本海東北自動車道が朝日まほろばICまで開通した。
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※粟島汽船「フェリーあわしま」(1992年就航)と高速双胴船「awaline きらら」(2011年4月15日)の2隻となっている。
歴史・まち並みや自然、温泉など様々な観光要素があり、また、日本風景街道「日本海パークライン」や観光列車「海里」(旧・「きらきらうえつ」)を通して山形県・秋田県の沿岸部や新潟県関川村との繋がりも強いことから、これらが一体の観光圏「日本海きらきら羽越観光圏」を形成している[34]。
人格形成期の全てを過ごした、生まれただけ、物心が付く前に転居して憶えてもいない、人格形成期の決して短くない一時期を過ごした地域の一つである(例:原幹恵)など、どれもこれもその人にとって「出身地」ではある。本節では、全ての出身者を区別せず一括掲載した上で、人格形成期中に当地域から転出した者に【転出】、当地域へ転入してきた者に【転入】の印を付けることで、容易に判別できるようにした。なお、印の無い人には、間違いなく転居歴の無い人のほか、正確に把握できない人も含まれる。
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