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北海道苫前郡の村 ウィキペディアから
初山別村(しょさんべつむら)は、北海道北西部(道北地方西部)、留萌振興局管内中部にある苫前郡の村であるとともに留萌振興局管内唯一の村である。日本最北の天文台であるしょさんべつ天文台が置かれる。
しょさんべつむら 初山別村 | |||||
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国 | 日本 | ||||
地方 | 北海道地方 | ||||
都道府県 | 北海道(留萌振興局) | ||||
郡 | 苫前郡 | ||||
市町村コード | 01485-1 | ||||
法人番号 | 4000020014851 | ||||
面積 |
279.52km2 | ||||
総人口 |
1,007人 [編集] (住民基本台帳人口、2024年11月30日) | ||||
人口密度 | 3.6人/km2 | ||||
隣接自治体 | 苫前郡羽幌町、天塩郡遠別町 | ||||
村の木 | ナナカマド | ||||
村の花 | ツツジ | ||||
他のシンボル | - | ||||
初山別村役場 | |||||
村長 | 宮本憲幸 | ||||
所在地 |
〒078-4421 北海道苫前郡初山別村字初山別96-1 北緯44度31分56秒 東経141度45分59秒 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
主として初山別、豊岬(とよさき)、有明(ありあけ)の3つの集落があるが、近年は過疎化が激しい。また、初山別以外の集落は数百人規模となっている。
初山別村と全国の年齢別人口分布(2005年) | 初山別村の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 初山別村
■緑色 ― 日本全国 | ■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
初山別村(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
2015年の国勢調査によれば、以下の集落は調査時点で人口0人の消滅集落となっている[1]。
ケッペンの気候区分によると、初山別村は湿潤大陸性気候に属する。寒暖の差が大きく気温の年較差、日較差が大きい顕著な大陸性気候である。降雪量が多く、周辺の自治体と同様に特別豪雪地帯に指定されている。
初山別(1991年 - 2020年)の気候 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
最高気温記録 °C (°F) | 8.2 (46.8) |
11.5 (52.7) |
17.5 (63.5) |
24.6 (76.3) |
27.4 (81.3) |
32.8 (91) |
33.2 (91.8) |
33.8 (92.8) |
32.0 (89.6) |
24.0 (75.2) |
19.4 (66.9) |
12.3 (54.1) |
33.8 (92.8) |
平均最高気温 °C (°F) | −1.5 (29.3) |
−1.0 (30.2) |
2.7 (36.9) |
8.9 (48) |
15.0 (59) |
18.9 (66) |
22.8 (73) |
24.2 (75.6) |
21.2 (70.2) |
14.9 (58.8) |
7.4 (45.3) |
1.0 (33.8) |
11.2 (52.2) |
日平均気温 °C (°F) | −4.6 (23.7) |
−4.4 (24.1) |
−0.6 (30.9) |
5.1 (41.2) |
10.6 (51.1) |
14.9 (58.8) |
19.0 (66.2) |
20.2 (68.4) |
16.7 (62.1) |
10.9 (51.6) |
4.2 (39.6) |
−1.8 (28.8) |
7.5 (45.5) |
平均最低気温 °C (°F) | −8.7 (16.3) |
−9.1 (15.6) |
−4.8 (23.4) |
0.7 (33.3) |
5.9 (42.6) |
10.8 (51.4) |
15.2 (59.4) |
16.3 (61.3) |
12.1 (53.8) |
6.4 (43.5) |
0.8 (33.4) |
−5.0 (23) |
3.4 (38.1) |
最低気温記録 °C (°F) | −25.4 (−13.7) |
−27.7 (−17.9) |
−24.2 (−11.6) |
−8.7 (16.3) |
−3.2 (26.2) |
−0.3 (31.5) |
5.3 (41.5) |
5.8 (42.4) |
2.3 (36.1) |
−3.2 (26.2) |
−10.6 (12.9) |
−20.8 (−5.4) |
−27.7 (−17.9) |
降水量 mm (inch) | 56.7 (2.232) |
43.1 (1.697) |
46.5 (1.831) |
49.2 (1.937) |
72.2 (2.843) |
64.9 (2.555) |
128.8 (5.071) |
136.1 (5.358) |
135.9 (5.35) |
143.6 (5.654) |
135.3 (5.327) |
87.6 (3.449) |
1,109.6 (43.685) |
降雪量 cm (inch) | 191 (75.2) |
148 (58.3) |
102 (40.2) |
11 (4.3) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
0 (0) |
43 (16.9) |
164 (64.6) |
658 (259.1) |
平均降水日数 (≥1.0 mm) | 15.8 | 12.3 | 11.2 | 9.2 | 10.2 | 9.0 | 10.8 | 10.9 | 12.2 | 16.0 | 17.8 | 16.9 | 153.1 |
平均月間日照時間 | 51.2 | 75.8 | 137.3 | 175.6 | 199.5 | 177.3 | 170.4 | 177.4 | 175.5 | 123.8 | 52.0 | 31.4 | 1,543.9 |
出典1:Japan Meteorological Agency | |||||||||||||
出典2:気象庁[2] |
アイヌ語に由来するが諸説ある。
村の公式見解は「ソウサンベツ(滝が・そこで・流れ出ている・川)」となっているが[3]、道アイヌ施策推進室による「アイヌ語地名リスト」では、山田秀三による解釈「ソエサンペッ(so-e-san-pet)」(滝が・そこで・流れ出ている・川)を掲載したうえで[4]、幕末・明治の探検家松浦武四郎が同地について「ソウサンベツ。滝落ちる義なり」と著述していることから「ソサンペッ(so-san-oet)」(滝・下る・川)説ではないか、との見解も掲載している[4]。
この他、永田方正は「スサㇺペッ(susam-pet)」(シシャモ・川)説を出していたが[4]、この説は疑問視されている[4][5]。また、1973年に日本国有鉄道北海道総局が発行した『北海道 駅名の起源』では羽幌線初山別駅の由来について、「シュシュ・サム・ペッ〔ママ〕」(ヤナギ原の近くの川)ではないか、とする見解を掲載している[5]。
1971年以降、2023年の第20回統一地方選挙まで13回連続で(52年間)、村長選が無投票となっている[6]。
主要産業は漁業。農業や酪農もあり、新規就農者支援事業を2006年度から開始する。
特産品の農産物にはハスカップ、ミニトマトなどがあり、ジャムやシロップ、ワインなどハスカップの加工品も製造。海産物はフグやタコがあがり、天然フグの骨をダシに使用したそばつゆが特産品として考案されている。北るもい漁協加工場(初山別)では、ぬかニシン・ぬかホッケ・酢イカなどを製造・販売する。
現在、村内を通る鉄道は存在しない。かつては国鉄羽幌線が村内を通っていたが、1987年に廃止された。村内には、天塩有明駅、天塩栄駅、初山別駅、豊岬駅、天塩大沢駅、共成駅があった。
※直売所、喫茶 北極星
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