天塩有明駅
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天塩有明駅(てしおありあけえき)は、北海道苫前郡初山別村字有明にかつて設置されていた、日本国有鉄道(国鉄)羽幌線の駅(廃駅)である。電報略号はテア。事務管理コードは▲121617[2]。

一部の普通列車は通過した(1986年(昭和61年)11月1日改定の時刻(廃止時の時刻表)で、下りのみ1本(急行「はぼろ」後継の主要駅停車列車。上りは停車)[3])。
歴史
- 1957年(昭和32年)11月6日 - 日本国有鉄道羽幌線の築別駅 - 初山別駅間の延伸開通に伴い、開業[1]。一般駅[1]。
- 1970年(昭和45年)9月7日 - 貨物・荷物取扱い廃止[1][4]。交換設備廃止。同時に無人駅化[5](簡易委託化)。
- 1987年(昭和62年)3月30日 - 羽幌線の全線廃止に伴い、廃駅となる[1]。
駅名の由来
当駅が所在する地名より。開設時大糸線に有明駅が存在したため、旧国名の「天塩」を付する[6]。
もともと同地はアイヌ語の「モチュクペッ(mo-cukpet)」(小さい・築別川、築別については築別駅#駅名の由来を参照)に由来する茂築別(もちくべつ)と呼ばれていたが[7]、開通前の1941年(昭和16年)の字名改正に際して、一般より募集し改名した[6]。名称は「月を背負っても働く」との意味を込めての命名とされている[8]。
駅構造
かつては島式ホーム1面2線を有する、列車交換可能な職員配置駅(地上駅)であったが、廃止時点で無人駅(簡易委託駅)の上、交換設備を廃止し、駅舎側(構内の南西側)に面した1線を側線化して1線のみを使用していた。ほかに、駅舎側に留萌方、幌延方両側とも転轍機が撤去された側線を1線有していた。駅舎は有人駅時代の駅舎が残り、ホーム南側とを結ぶ構内踏切で連絡した[9]。
駅周辺
- 北海道道708号有明天塩有明停車場線
- 北海道道612号築別天塩有明停車場線
- 国道232号(天売国道/日本海オロロンライン)
- 羽幌警察署有明駐在所
- 有明郵便局
- 茂築別川
- セタキナイ川
駅跡

1999年(平成11年)時点では砂利の空き地になっており、駅前食堂のみ残る[10]。
また、2010年(平成22年)時点では当駅 - 天塩栄駅間にあった初山別トンネルが残存している[11]。
隣の駅
参考文献
- 国土地理院25000分の1地形図
脚注
関連項目
外部リンク
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