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一般社団法人全国銀行協会(ぜんこくぎんこうきょうかい、略称:全銀協、英: Japanese Bankers Association)は、日本国内で活動している銀行に携わる正会員及び準会員、銀行持株会社会員、特別会員によって組織する一般社団法人である。
一般社団法人全国銀行協会のデータ | |
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英名 | Japanese Bankers Association |
統一金融機関コード | 0050 |
法人番号 | 1010005016782 |
所在地 |
〒100-0005 |
外部リンク | https://www.zenginkyo.or.jp |
銀行の健全な発展を図り、経済の成長と国民生活の繁栄に寄与することを目的に、次のような活動を行っているとしている[2][3]。
本邦における都市銀行・リテール系信託銀行・地方銀行・第二地方銀行のほとんどが「正会員」になっており、正会員となっているセブン銀行を除く新たな形態の銀行に類する銀行の殆どや、ホールセール系信託銀行・在日支店を持つ外国銀行(シティバンク、エヌ・エイ、JPモルガン・チェース、アメリカンエキスプレス・インターナショナルなど、一部は「正会員」)などが「準会員」として、みずほフィナンシャルグループ(みずほFG)、三菱UFJフィナンシャル・グループ (MUFG)、三井住友トラスト・ホールディングスが「銀行持株会社会員」(旧来は「持株会社会員」の名称)として加入している。
ちなみに、金融持株会社としては、ソニー銀行などを傘下に置くソニーフィナンシャルホールディングスおよびauじぶん銀行などを傘下に置くauフィナンシャルホールディングスも会員として加入しているが、銀行持株会社会員としてではなく、準会員として加入している(ソニー銀行およびauじぶん銀行自体も準会員である)。
また、2007年10月に発足したゆうちょ銀行も、株券が日本国政府の100%出資の国営企業であるとして、当面加入を認めない方針であった。その後、ゆうちょ銀行は2011年10月27日をもって、「特例会員」(理事会での意思決定などに参加できない)として加入した[4]。そのほか銀行以外の金融機関としては、2007年に農林中央金庫が正会員に加盟した[注 1]。また、各県毎などの銀行協会も特別会員として加盟している。
持株会員加盟社たる金融持株会社の社長を兼任している頭取の場合は、頭取の肩書きで就任しているため、その時点での頭取の肩書きのみ示す。
全国銀行協会連合会時代から1993年まで、殆どが第二次世界大戦終戦前の財閥系大手都市銀行である帝国銀行・三菱銀行・安田銀行および特殊銀行だった日本勧業銀行から輩出されていた。
旧全銀協会長については、4月1日付での就任ではない(4月21日付で就任)ため、旧全銀協に改組された1999年4月1日時点では、前身の組織のトップだった岸暁が初代の杉田力之就任まで会長代行を務めている。
2002年度の会長には、当初は室町鐘緒三和銀行頭取(2002年1月の合併と同時にUFJ銀行頭取就任が内定していた)を内定していたが、経営責任で合併と同時に頭取を辞任したため、代わってUFJ銀行初代頭取に内定した、当時三和銀行専務の寺西正司に差し替えた経緯がある。それ以外は、一般社団法人への移行直後の2011年度を除き、当初の内定通りに会長が就任している。
なお、旧全銀協の組織発足当初は、DKB→住銀→富士銀→三和→さくら→東京三菱の各頭取の輪番となっていたが、メガバンクの再編で、「三和→UFJ」のところに合併先の「三菱東京UFJ」が繰り上がり、「さくら」のところに合併先の「(旧)SMBC」(ただし、西川再登板時点で逆さ合併後の現法人になっている)が繰り上がっている。これにより、一般社団法人移行前の輪番(みずほ銀・みずほFG→三菱東京UFJ銀・MUFG→SMBC)が形成された。
2007年度の会長には奥正之SMBC頭取が就任した。内定の際、SMFGが持株会社会員となっていないため、同社の北山禎介社長(SMBC会長)は候補に挙がらなかった(なお、2005年度当時には、みずほ銀行の杉山清次頭取(当時)も候補に挙がっていた)。
2008年度の会長には、みずほ銀行の杉山清次頭取(当時)が就任。当初は、前田晃伸みずほFG社長(当時)の再登板も検討されたが、全銀協の方針により、リテールに力を入れたい意向があったことから、みずほFG傘下でリテールを担当するみずほ銀行の頭取、ということになった。
一般社団法人移行初年度となった2011年度は、従前のケースに倣えばみずほの割り当てとなり、塚本隆史FG社長か西堀利みずほ銀行頭取のいずれかの就任が想定されていた。当初は西堀の就任を予定していたが、同年3月に発生したみずほ銀行のシステムトラブルに伴う引責辞任から、3ヶ月程度、会長就任を延期することが明らかになり、暫定的に奥が残留した。その後、同年4月になって、西堀が正式に辞退したため、従来の輪番のままでは2012年に割当予定だった三菱東京UFJ銀行の頭取に繰上げの上、管掌させる方針となり、永易克典が同年7月1日付で就任した。
2012年度は、前年の輪番が崩れたことから繰り下がりでみずほが管掌することとなり、みずほコーポレート銀行頭取を兼任する佐藤康博みずほFG社長が、FG社長の立場で就任した。
2013年度以降は、SMBC→MUFGまたはBTMU→みずほ銀行またはみずほFG、の順で、軌道修正された輪番で動かすようになり、2015年には佐藤康博が2度目の登板(このときはFG社長専任として)、2016年には國部毅が同じく2度目の登板となった。2017年は、三菱東京UFJ銀行の小山田隆頭取(当時)が就任したが、同行頭取職を在任途中辞任することになり、急遽前任頭取であった平野信行がMUFG社長の立場で登板した。これまで、同行頭取がMUFG社長職との兼任の場合は銀行頭取の肩書きで全銀協会長に就任していたが、MUFG社長の肩書きでの就任は初となった(平野本人は再登板)。
2021年度は、坂井辰史みずほFG社長(当時)が全銀協会長の就任辞退を余儀なくされたことから、2020年度の会長が3ヶ月留任したことに伴って3ヶ月任期がずれて就任する形となっていたが、2023年度にみずほ銀行の加藤勝彦頭取が同年4月に会長に就任したことで、ずれた状態が解消された。
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