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フィウミチーノ空港

イタリア・ローマ郊外にある空港 ウィキペディアから

フィウミチーノ空港map
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フィウミチーノ空港(フィウミチーノくうこう、: Aeroporto di Fiumicino: Fiumicino Airport)は、イタリアの首都ローマの南西(市内より約30キロ)のフィウミチーノ市にある国際空港イタリア博学者レオナルド・ダ・ヴィンチにちなんで名付けられた。イタリア最大の空港である。 別称、レオナルド・ダ・ヴィンチ国際空港: Aeroporto internazionale Leonardo da Vinci: Leonardo da Vinci International Airport)。

概要 フィウミチーノ空港Aeroporto di Fiumicino Fiumicino Airport, 概要 ...
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概要

ローマ郊外のフィウミチーノ市に位置し、イタリア 最大の 国際空港 である。主要国営航空会社ITAエアウェイズの本社。ルネッサンス期の芸術家で、イタリアが誇る芸術家でもあるレオナルド・ダ・ヴィンチにちなんで命名された。

ヨーロッパの航空自由化後、フィウミチーノ空港は、ブエリング航空、ウィズエア、ライアンエアーといったヨーロッパの重要な格安航空会社のハブ空港にもなった。

イタリアの首都を代表する空港であることから、各国の首脳がイタリアとバチカンに訪問する際の玄関口ともなる。例として、2017年3月に日本安倍晋三首相がイタリアを訪問した際には、日本国政府専用機がフィウミチーノ空港に発着した[3]

また、イタリアの首相大統領ローマ教皇が、政府専用機やアリタリアのチャーター機で諸外国を訪れるときにも使用される。

歴史

「奇跡の経済」と呼ばれた、第二次世界大戦後のイタリアの高度経済成長を受けた民間航空の増大に対応すべく、これまで使用されてきたチャンピーノ空港に代わる新たなローマの国際空港として、1956年から1961年にかけて建設された。

なお、その後もチャンピーノ空港も国内線や近距離国際線、ビジネスジェット政府専用機などを中心に継続して使用されている。

その後の、1960年代ダグラスDC-8ボーイング707などの大型ジェット機の増加や、アジア北アメリカ南アメリカからの乗り入れ便数の増加。さらに、1990年代に行われたヨーロッパ圏内の航空規制緩和を受けた格安航空会社の乗り入れ増加に伴い、繰り返し拡張しており、現在は4つの旅客ターミナルと貨物施設が運用されている。

また、ローマ市内との間を結ぶ空港連絡鉄道や、フィレンツェボローニャミラノなどとの間を結ぶ高速鉄道の駅も作られ、ローマのみならずイタリアの交通の要所として運営されている。

1985年12月には、アブ・ニダルが組織する「ANO」によって起こされた「ローマ空港・ウィーン空港同時テロ事件」の舞台となり、16人が死亡、99人が負傷した。

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ターミナル

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概要図

旅客ターミナルとして、

  • ターミナル1
  • ターミナル2
  • ターミナル3
  • ターミナル5

の4つのターミナルがある。

ターミナル3とその西側にあるサテライトC(ゲートE)(旧ゲートG)との間は、新交通システムスカイブリッジ」によって連絡している。

ターミナルとは別で、エリアB〜Eの4つの区分がある。

国内線・シェンゲン協定加盟国内線

  • エリアB
  • エリアC
  • エリアD

シェンゲン協定加盟国外線

  • エリアE(旧エリアE・F・G)

就航路線

要約
視点
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フィウミチーノ空港からフライトがある国一覧(季節運航便のみや就航予定の国も含む)(2014年)

定期旅客便

さらに見る ターミナル ...

チャーター便

さらに見る 航空会社, 目的地 ...
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空港アクセス

要約
視点

鉄道

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フィウミチーノ空港駅に停車中のレオナルド・エクスプレス(左)、ローマ近郊鉄道FL1線(右)
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フィウミチーノ空港駅に停車するイタリア国鉄ETR400電車

フィウミチーノ空港駅には、トレニタリア (Trenitalia)の列車が乗り入れており、ローマ近郊鉄道高速鉄道Frecciarossa”などが発着する[21]

高速鉄道 フレッチャロッサ
フィレンツェボローニャ経由 ヴェネツィア・サンタ・ルチア駅行きの列車が1日2本運行されている。所要時間はボローニャまで3時間、ヴェネツィアまで4時間30分である。
Thumbレオナルド・エクスプレス
ローマ・テルミニ駅までノンストップで走る直通特急列車が30分毎に運行されている。所要時間は32分。
2014年冬ダイヤでは始発6時23分、最終発23時23分である。
ローマ近郊鉄道FL1線
ローマ市の分散ターミナルであるローマ・オスティエンセ駅ローマ・ティブルティーナ駅を経由してファーラ・イン・サビーナ方面を結ぶ列車が、平日は15分毎(休日は30分毎)に運行されている。ローマ地下鉄B線との乗換駅であるローマ・オスティエンセ駅までの所要時間は31分、ローマ地下鉄A線との乗換駅であるローマ・トゥスコラーナ駅までは40分である。
2014年冬ダイヤでは始発5時57分、最終発23時27分である。

バス

近郊鉄道料金よりわずかに安い料金設定であり、深夜時間帯に運行される便もある。主な路線は次の通り(運行頻度と料金は2015年春現在)[22]

COTRALバス[23]
行き先はローマ・テルミニ駅経由ローマ・ティブルティーナ駅(2時間毎程度, 5ユーロ)、地下鉄エウル・マリアーナ駅(1時間毎, 2.80ユーロ)、地下鉄コルネーリア(1〜2時間毎, 3.40ユーロ)等のローマ市内や、オスティア(1時間毎, 1.10ユーロ)に向かうバスを運行している
TERRAVISION バス[24]
行き先はローマ・テルミニ駅(30分毎, ネット価格4ユーロ/現金6ユーロ, 所要時間55分)
SIT バス[25]
行き先はローマ・テルミニ駅(30分毎, 6ユーロ, 所要時間55分)
T.A.M. バス[26]
行き先はローマ・オスティエンセ駅経由ローマ・テルミニ駅(30分毎, 5ユーロ, 所要時間1時間15分)

タクシー/レンタカー

主要目的地への料金は2015年現在次のとおりである(ROME CITY COUNCIL RESOLUTION N.161 20/05/2012による)[27][28]

ローマ旧市街全域(アウレリアヌス城壁の内側) 48ユーロ
ローマ・オスティエンセ駅 45ユーロ
ローマ・ティブルティーナ駅 55ユーロ
チャンピーノ空港 50ユーロ

エイビスやハーツ、ユーロップカーなどのレンタカー会社の窓口が、国内線および国際線の到着ホールにある。

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宿泊施設

旅客ターミナルと連絡通路で直結した「ヒルトン・ローマ・エアポート」がある他、空港周辺にも「ジョリー・ホテル・レオナルド・ダヴィンチ」や「コートヤード・バイ・マリオット・ローマ・エアポート」など複数のホテルがある。

脚注

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関連項目

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外部リンク

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