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エチオピア航空
エチオピア最大の航空会社 ウィキペディアから
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エチオピア航空(エチオピアこうくう、アムハラ語: የኢትዮጵያ አየር መንገድ 英語: Ethiopian Airlines)は、エチオピアのアディスアベバを本拠地とするアフリカ最大の航空会社。株式の100%をエチオピア政府が所有する[1]、エチオピアのフラッグ・キャリアでもある。国内線は22都市、国際線はアフリカ62都市を含め世界でおよそ120都市へ乗り入れている。

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概要
1945年12月30日に設立。アディスアベバとカイロを5機のDC-3により1946年4月8日に運航を開始した。1958年にフランクフルトへの長距離路線の運航を開始、1963年1月にはナイロビへの路線で初のジェット機の運航を開始した。1998年には大西洋線に進出した。
当初は政府直轄の航空事業であったが、1965年にエチオピア政府100%出資の会社へ業態を変更した。また、当初は運航にあたってトランス・ワールド航空の支援を受けており、運航関係者は全てアメリカ人であったが、1971年以降は全ての運航をエチオピア人により行っている。2007年3月現在の従業員は4,700人で、アフリカを代表する航空会社の一つとされている[2]。
2010年9月29日にスターアライアンス社長会が加盟を認可[3]し、2011年12月13日に正式加盟した。
2019年には約1,200万人が利用したが、新型コロナの影響で2020年は旅客数が85%以上減少した。2020年3月には、いち早く貨物ゆそうに重点を置き、医療物資に特化した輸送を始めた。保有する旅客機110機のうち、22機を貨物専用に転用し、今まで12機だった貨物機を34機にまで増やした。国連や先進国、中国からのマスクや防護服、手袋などの物資がアディスアベバに輸送され、そこからアフリカ各国へ届けられた。空港内には支援物資の専用スペースを設けた。また同社は中国への大幅な貨物便増便をもちかけた。コロナ蔓延前は、中国4都市へ週45便だったものが、2020年5月~6月には週約100便になった。2020年3月~6月の中国からアフリカに支援物資約5万トンを輸送した。多くの航空会社は中国民用航空局の厳しい検疫(ファイブワン:1航空会社、1国、1路線、1週、1便)措置もあり旅客便の多くが制限を受けたが、同社は貨物便へ移行増便した。結果、貨物事業へいち早くシフトした同社の2020年上半期(1月~6月)は、約50億円の利益を得た。
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日本との関係
日本への運航路線
コードシェア
日本との歴史
機材
要約
視点
ボーイング製航空機の顧客番号(カスタマーコード)は60である。
ボーイング787の同社向け初号機(ET-AOQ)は、2012年8月14日に受領済み。ボーイング787受領は、全日本空輸、日本航空に続き、3番目。同社は同型機のバッテリートラブルによる世界的な運航停止後、2013年4月27日に世界で初めて商業運航を再開した。しかし、その運航開始初便で使用された『ET-AOP』は、2013年7月12日にボレ国際空港からロンドン・ヒースロー国際空港に到着後、全電源を落として数時間後、機体後部にて火災が発生し、機体上部が損傷し、外部からも外板が薄く焦げて変色してしまった。これに関しては前述のバッテリーからは場所が離れていて英国航空事故調査局などの当局もバッテリーとの関連は否定している。
保有機材
退役機材
ギャラリー
- エアバスA350-900
- ボーイング707-320C(旧塗装、写真は貨物用)
- ボーイング720(旧塗装)
- ボーイング727-200adv(旧塗装)
- ボーイング737-200adv
- ボーイング737-700
- ボーイング737-800
- ボーイング737MAX 8
- ボーイング757-200
- ボーイング767-200ER
- ボーイング767-300ER
- ボーイング767-300ER(スターアライアンス塗装)
- ボーイング777-200LR
- ボーイング777-300ER
- ボーイング777F
- ボーイング787-8
- ボーイング787-9
- フォッカー 50(旧塗装)
- マクドネル・ダグラス MD-11F
就航都市
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コードシェア
エチオピア航空は以下の航空会社とコードシェア契約を結んでいる。[29]
スターアライアンス加盟会社
- 中国国際航空
- エア・インディア
- アシアナ航空
- シンガポール航空
- エア・インディア
- 深圳航空
- 全日本空輸
- ルフトハンザドイツ航空
- スカンジナビア航空
- オーストリア航空
- エーゲ航空
- TAPポルトガル航空
- エア・カナダ
- ユナイテッド航空
- ターキッシュエアラインズ
- エジプト航空
- タイ国際航空
その他の会社
サービス


エチオピア航空にはクラウドナイン[30]とエコノミークラス[31]の2クラスがある。この2クラスは大半の便で利用可能だが、一部のDHC-8-Q400はエコノミークラスのみの設定となっている。
飲食サービス
すべてのフライトで機内食と無料のドリンクが全クラスで提供される。機内食は飛行時間や時間帯に応じて提供される。追加料金を払えば、特別な飲み物を注文することもできる。また特別な食事が必要な乗客のために様々なメニューを提供している。
機内エンターテイメント
クラウドナイン
スリーパーシートや15.4インチのIFEスクリーンで85チャンネルを視聴できるオンデマンドのオーディオ・ビデオサービス、ワイヤレスストリーミングを提供している。
エコノミークラス
軽食からフルコースまで、飛行時間や時間帯に応じて様々な食事やアメニティが用意される。リクライニングシートや80チャンネル、8.9インチのスクリーンを備えたオンデマンド・オーディオ・ビデオサービスが利用できる。
ラウンジ
ボレ国際空港においては、2つのラウンジが利用できる。両ラウンジでは、フライトに関するあらゆる問い合わせに対応するためのカスタマーサービスが利用できる。
クラウドナイン・ラウンジはアディスアベバ発のクラウドナイン利用客専用のラウンジである。ただしアディスアベバ発の乗継便がエコノミークラスの場合は利用ができない。各種飲食物やアメニティ、パソコン、テレビ、ワイヤレス接続が利用でき、また、各便の出発時刻をカスタマーサービスが直接アナウンスを行う。
シーバマイル・シルバーラウンジは、シルバー会員カードを所持しているシーバマイル会員が利用できるラウンジ。各種軽食やパソコン、テレビが利用できる。
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脚注
事故・事件
外部リンク
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