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日本の長野県北佐久郡御代田町にある電気部品メーカー ウィキペディアから
ミネベアミツミ株式会社は、長野県北佐久郡御代田町に本社を置くベアリング、モーターを中心とする電気部品メーカー。コーポレートスローガンは「Passion to Create Value through Difference」[4]。
種類 | 株式会社 |
---|---|
機関設計 | 監査役会設置会社[1] |
市場情報 | |
略称 | NMB、ミネベア[2] |
本社所在地 |
日本 〒389-0293 長野県北佐久郡御代田町大字御代田4106-73[3] |
本部所在地 |
〒105-0021 東京都港区東新橋1丁目9番3号 |
設立 | 1951年7月16日 |
業種 | 電気機器 |
法人番号 | 8100001007753 |
事業内容 | 機械加工品事業、電子機器事業 |
代表者 |
貝沼由久(代表取締役会長兼CEO) 森部茂(代表取締役副会長) |
資本金 | 682億58百万円(2022年3月期) |
発行済株式総数 | 427,080,606株(2022年3月期) |
売上高 |
連結:1兆1241億1400万円 (2022年3月期) |
営業利益 |
連結:921億3600万円 (2022年3月期) |
経常利益 |
連結:907億8800万円 (2022年3月期) |
純利益 |
連結:689億3500万円 (2022年3月期) |
純資産 |
連結:5414億3500万円 (2022年3月期) |
総資産 |
連結:1兆1041億9200万円 (2022年3月期) |
従業員数 |
連結:81,659人 (2022年3月31日現在) |
決算期 | 3月31日 |
会計監査人 | 有限責任あずさ監査法人 |
主要株主 |
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)9.10% 日本カストディ銀行株式会社(信託口)4.95% SSBTC CLIENT OMNIBUS ACCOUNT 4.12% 公益財団法人高橋産業経済研究財団 3.72% 三井住友信託銀行株式会社 3.71% 日本カストディ銀行株式会社(信託口4) 3.35% THE CHASE MANHATTAN BANK 385036 2.50% 株式会社三井住友銀行 2.46% 株式会社三菱東京UFJ銀行 2.45% 株式会社啓愛社 2.43% (2019年3月) |
関係する人物 | 高橋高見 |
外部リンク | ミネベアミツミ |
終戦後、満州から帰国した旧・満州飛行機製造の技術者が立ち上げた。
小径・ミニチュアサイズのボールベアリングでは、シェア世界首位[5]。略称はNMB(Nippon Miniature Bearing)。生産の6割をタイ王国で行うほか、中華人民共和国などにも工場を持つ。 日経平均株価(日経225)、JPX日経インデックス400構成銘柄の一つ。
高橋高見が会長・社長時代、多角化を目指し、M&Aを積極的に行い規模が拡大し、一時はミネベア航空という自社専用の貨物航空会社まで持つほどであった。しかし、収益力の低下と下諏訪町にある三協精機製作所の買収に失敗し本業回帰に転換している(のちに三協精機は2003年に日本電産(現:ニデック)が買収、2023年4月にニデックインスツルメンツへ商号変更)。
(かつての工場)
創業以来の事業であり、外径30ミリ以下のミニチュアベアリングに強い。現在では比較的大型のベアリングも製造している。
特にミニチュアベアリングの世界シェアは60%を超えている。そのボールの表面粗度はRa0.00001mm、内外輪溝の真円に対する誤差は±0.00001mmという超高精度である。特に精度が求められるHDD用の真円度は0.05μmm以下であり、この数値は人間の毛髪のおよそ1600分の1以下に当たる。ボールの真球度は0.02μmm以下であり、これは地球の直径約12,800,000mに対して、わずか25.6m以下の誤差ということになる。その高い超精密加工技術を生かし、2009年1月に世界最小の外径1.5mmボールベアリングをリリースした。
現在HDDの軸受けとして主流の流体軸受も手がけている。一般的には目にすることがない部品であるが、ホビー用ではサスペンション、釣り具、電動ガン、ミニ四駆などのアップグレードや補修用として人気であり、ネット商社やオークションなどで入手可能である。
70年代にモータ事業へ参入し、主力事業のひとつに成長した。2004年に松下電器産業モータ社とファンモーター、ステッピングモーター、振動モーター、ブラシ付DCモーターについて提携した。HDDや携帯電話、デジタルカメラ用などの小型モータから、ブロワモーター、ターボ分子ポンプ用モーター、転轍機用モーターなど大型なものまで多種取り扱っている。鉄道用転轍機、遮断機モーターは日本国内シェアの半数を握っている。
HDDの構成部品の一つ。磁気ヘッドを取り付けたアームを動かす支点となる部品でベアリングを内蔵している。世界の65%以上のシェアを持つ[28]。
ベアリングや回転機器(巻き線)のノウハウを生かしてレゾルバや電磁クラッチの応用機器を開発・生産している。
トルクセンサとしてEPS(電動パワーステアリング)にレゾルバが用いられている。近年のワゴン、ミニバン等では電動スライドドア機構に電磁クラッチが使用されている。日産・リーフの走行モータ向けVRレゾルバも生産している。
北斗音響を前身とするスピーカー事業部は、オーディオメーカーに各種スピーカーをOEM供給している。
ひずみゲージ、フォースセンサなどの小型機器からロードセル、圧力計、トルクメータ、指示計、ひずみ測定器、大型の引張圧縮材料試験機など幅広く生産を行っている。任天堂の『バランスWiiボード』には、ミネベア製ストレインゲージ式フォースセンサ(ひずみゲージ)が用いられている。
液晶パネル用バックライトやインバータを生産し、液晶テレビなどに採用されている。特にiPhone用バックライトモジュールを供給し、飛躍的に事業拡大しているが、対抗馬として有機ELが台頭しつつあり今後の動向に注目が集まる。圧力センサー[29]や温度センサーなど各種センサーも生産している。
現在ではデルやロジクールなど大手メーカーのOEM生産が中心だが、かつては高品質なメンブレンキーボードを自社ブランドで製造しており、2006年頃までは秋葉原のPCショップでも取り扱っていた。2013年には自社のセンサー技術を応用したタッチセンサーキーボード「COOL LEAF」を開発している。主に代理店(ユーエーシー株式会社など)を通じ、医療現場やクリーンルーム用として販売されているが、ネットショップなどでは一般向けに販売されていた。
東京工廠製造所の所長を務めた南部麒次郎が戦前に起業し、戦前・戦中に多くの銃器を生産した中央工業を前身としている新中央工業を合併し、ミネベア大森工場とした(後に松井田工場に機能移管)。ニューナンブM60、M360J SAKURA、9mm拳銃、9mm機関けん銃、航空機用のボムラック(兵装架)などの軍事向け製品を生産している。
個人向けの商品として、「SALIOT(サリオ)」のブランド名で間接照明、「SADIOT LOCK(サディオ ロック)」の製品名で後付け型スマートロック(グループ会社のミネベアショウワ(旧:ユーシン・ショウワ)との共同開発品)を自社ECサイトで販売している。なお、2020年4月より生産、同年6月より販売していた不織布マスク[30]については、2023年5月末をもって販売終了となった[31]。
2015年8月28日、世界最小の量産可能なボールベアリングとしてギネス世界記録に認定された。
外径1.5mmのスチール製ボールベアリングであり、日本の最高峰機械式腕時計の中に搭載されているトゥールビヨン機構に採用されている。
ギネスワールドレコーズ日本支社の新規プロジェクト、「匠ニッポンプロジェクト」において、第1号としてボールベアリングが認定された。
2024年7月時点で提供番組はなし。
上記番組以外にも、BS松竹東急のゴルフ中継(全米女子オープンゴルフ選手権は2023年[26]から、全米プロゴルフ選手権と全米オープンゴルフ選手権は2024年から)にも番組スポンサーとして提供している[36]。
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