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電動ガン(でんどうガン)とは、エアソフトガンのうち、電気で動く機構を持つものをいう。
用語については、エアソフトガンの項も参照。
エアコッキングガンのコッキング動作を、モーター駆動によって行うもの。最初に量産、市販に成功したのは東京マルイが1991年4月26日に発売したFA-MAS5.56-F1。2008年9月現在、東京マルイが圧倒的シェアを持ち、HK33シリーズのKSCが続く。
かつてはトイテックがP90、M134などを発売し(後にM134はクラフトアップルよりリニューアル版が登場)、マルシン工業、ファルコントーイ(FTC)なども参入していた。
狭義で「電動ガン」という場合は、電動エアコッキングガンを指すことが多い。本稿でも電動エアコッキングガンについて解説する。
ガスガンのうち、弾丸の装填やガスの放出を電気駆動で行うもの。撃鉄の動作を電気で制御するMGCのMP5K、ウエスタンアームズのヤティマティックや、実銃同様に装填機構が電気駆動であるアサヒファイアーアームズのM134、電磁弁を動作させてガスを放出する同社のワルサーWA2000等があり、後者は電磁弁銃とも呼ばれる。
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本稿では、特に断らない限り、市場に多く流通している東京マルイ製電動ガンについて解説する。
銃身の中でBB弾を加速し、射出する点は各種エアガンと共通。エアコッキングガンでは手動で行われているスプリングの圧縮や弾倉から弾を拾い上げる機構を、モーター駆動に置き換えている。
モーターやギアによる作動機構をひとまとめにしたユニットをメカボックスと呼ぶ。
この様にトリガーを引いてからコッキング動作が行われるために発射まで若干のタイムラグが生じる。そのため狙撃用ライフル型など一部の製品では狙撃性能を高めるため、ピストンがコックされた状態で保持しておきトリガーを引くと同時に開放して即座に発射される機構を備えている。
外装を変化させる後付け部品などがメーカー純正、社外品を問わずに多く発売されている。内部構造用の部品も発売されているが、メーカーは内部に手を加えるような改造を否定しており、故障した場合の修理を受け付けないといった対応を取っている。
(出典・各社エアソフトガンの説明書、製品同梱パンフレットに明記)
カスタムパーツは世界各国でも盛んに生産され、生産国とは別の国にも輸入されている。また、実銃用の部品は外装等、実弾の射撃機構に関係のない部品であれば日本国内でも合法的に所持できるが、寸法の微妙な違い等によってそのままでは交換できないこともある。
電動ガンはフルオート射撃が可能な点、装弾数が多い点、温度に性能を左右されやすいガスガンと違い季節を問わず使用できる点、などから主にサバイバルゲームに使われる。命中精度から、競技射撃に使用されることもある。
軍や警察の訓練に用いるケースもあり、SYSTEMA製トレーニングウェポンシリーズ、東京マルイ製89式小銃シリーズなどは、最初からこの目的で使われることを前提に設計されている。
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