マツヤ (長野県)
日本のかつての企業 ウィキペディアから
株式会社マツヤは、かつて存在した長野県で食品スーパーマーケットチェーンを展開していた企業。アルピコホールディングスの子会社でオール日本スーパーマーケット協会に加盟していた。
本社ビル | |
種類 | 株式会社 |
---|---|
市場情報 | |
本社所在地 |
日本 〒381-0014 長野県長野市大字北尾張部710-1 |
設立 | 1968年(昭和43年)10月1日[1] |
業種 | 小売業 |
法人番号 | 6100001003259 |
事業内容 | 生鮮食品・一般食品・日用品など |
代表者 | 代表取締役社長 小磯恵司 |
資本金 |
12億86百万円 (2015年2月末日現在) |
売上高 |
連結315億23百万円 (2015年2月期) |
純利益 |
連結△6億1百万円 (2015年2月期) |
純資産 |
連結△91百万円 (2015年2月末日現在) |
総資産 |
連結128億90百万円 (2015年2月末日現在) |
従業員数 | 321名(2015年2月末日現在) |
支店舗数 | 26店舗 |
決算期 | 毎年2月末日 |
主要株主 |
アルピコホールディングス株式会社 100% (2016年1月2日現在) |
主要子会社 | 株式会社マツヤショッピングモール |
特記事項:創業は1914年(大正3年) |
かつては「イトーヨーカ堂グループ(後のセブン&アイ・ホールディングス)」の一員であったが、マツヤからの申し入れにより、1988年(昭和63年)2月1日にグループを離脱した[2]。
イトーヨーカ堂グループからの独立後、1995年(平成7年)にはジャスダックに上場するなど拡大を続けてきたが、2010年代に入ると粉飾決算が発覚したり債務超過に陥るなど経営が悪化し、アルピコグループの傘下に入ることとなった。
2016年(平成28年)4月1日には同グループでスーパーを展開する株式会社アップルランドに吸収合併され、株式会社デリシアとなった。ブランドも順次「デリシア」に統一され、1914年(大正3年)から続いてきた「マツヤ」の店名は消滅することとなった[3]。
沿革
- 1914年(大正3年)11月 - 創業。
- 1968年(昭和43年)10月1日 - 株式会社松屋スーパー設立[1]。
- 1971年(昭和46年)10月 - 本社を長野市村山から同市吉田三丁目に移転。
- 1973年(昭和48年)
- 1983年(昭和58年) - 子会社として株式会社川西ショッピングセンターを設立。
- 1976年(昭和51年) - 本社を長野市田町に移転。
- 1984年(昭和59年)9月 - 本社を長野市三輪に移転。
- 1986年(昭和61年)
- 1987年(昭和62年)4月 - 子会社として株式会社東部中央ショッピングセンター・株式会社川中島中央ショッピングセンターを設立。それぞれ東部店・南川中島店の不動産管理を行う。
- 1988年(昭和63年)
- 1989年(平成元年)5月 - 子会社として株式会社高井富士ショッピングセンターを設立。中野西店の不動産管理を行う。
- 1992年(平成4年)
- 1月 - 子会社として株式会社シマダを設立。
- 10月 - 子会社の株式会社松屋商事を合併。
- 1993年(平成5年)
- 1995年(平成7年)7月 - 店頭市場(後のジャスダック)にて株式公開[1]
- 2000年(平成12年)3月 - 子会社の株式会社ジャスティンの営業権を譲渡し、ホームセンター事業から撤退。同社は2008年(平成20年)清算結了。
- 2001年(平成13年)3月 - 同業他社の株式会社くろさきの小売業からの撤退に伴い、同社若槻店・母袋店の2店舗を譲受[1]。それぞれマツヤ若槻店・稲葉店とする。
- 2002年(平成14年) - 子会社の株式会社ジャスティン、株式会社東部中央ショッピングセンター、株式会社高井富士ショッピングセンター、株式会社川中島中央ショッピングセンター及び株式会社川西ショッピングセンターを合併。
- 2006年(平成18年)
- 2008年(平成20年)
- 2009年(平成21年)
- 2013年(平成25年)
- 2014年(平成26年)
- 2015年(平成27年)
- 4月15日 - 2015年2月期に債務超過に陥った責任を取り、社長の小山栄造が辞任[4][8]。
- 5月13日 - 前年5月15日に東京証券取引所に提出した内部管理体制確認書の審査の結果、隠蔽工作に関った元役員がマツヤ及び子会社の口座を通じて取引先への金銭貸付等を行っていたことがが新たに発覚、東京証券取引所から特設注意市場銘柄継続決定を受ける[9]。
- 5月29日 - 債務超過による上場廃止猶予期間入り[広報 6]。
- 10月9日 - アルピコホールディングスによる株式公開買付の実施を発表(実施期間10月16日~11月30日)。マツヤ、マツヤ創業家一族も賛同しており、アルピコホールディングスの完全子会社となる予定。尚、当面はマツヤブランドは存続予定とされた。
- 12月4日 - アルピコホールディングスが、株式公開買付けにより議決権所有割合で95%の株式を取得(マツヤ、マツヤ創業家一族も賛同)し、親会社となる[広報 7]。
- 12月28日 - ジャスダック上場廃止。
- 2016年(平成28年)
合併時点の店舗
要約
視点
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2016年(平成28年)4月1日の合併時点で営業していた店舗である。現行の店舗は、デリシア (スーパーマーケット)#店舗一覧を参照。
マツヤ
従来からのスーパーマーケット店舗で、合併時点で19店舗(うち1店舗は合併時点では休業中)があった。 合併後も店舗閉鎖や従業員削減はしない予定だが、店名は順次「デリシア」に統一される[3]。
- 「*」印 - 合併後に「デリシア」ブランドに転換した店舗。
- 「**」印 - 合併後に「ユー・パレット」ブランドに転換した店舗。
- 「***」印 - 合併後に閉店した店舗。
- ・長野赤沼店(マツヤショッピングモール内)**[注釈 1]
- ・吉田店*[注釈 2]
- ・若槻店(長野市徳間1105[10]、2001年(平成13年)3月開店[10])*[注釈 3]
- 店舗面積1,044m2[10]
- ・上松店(長野市上松4-945[10]、1980年(昭和55年)12月開店[10])*
- 店舗面積1,095m2[10]
- ・三輪店*[注釈 4]
- ・(七瀬店)*[注釈 5]
- ・若里店(長野市若里1-20-20[10]、1985年(昭和60年)10月開店[10])*
- 店舗面積932m2[10]
- ・稲葉店(長野市稲葉母袋748[10]、2001年(平成13年)3月開店[10])***
- 店舗面積974m2[10]
- ・更北店(長野市青木島町大塚943-1[10]、1987年(昭和62年)4月開店[10])*
- 店舗面積1,608m2[10]
- ・篠ノ井店*[注釈 6]
ユー・パレット

2006年(平成18年)から展開していた業務スーパー。既存店舗の転換も含め、合併時点で7店舗あった。 合併後も「ユー・パレット」の店名を変更せず営業する予定[3]。
マツヤショッピングモール
子会社の株式会社マツヤショッピングモールが運営していたSC。同社が運営していたSC「アップルパーク」(旧豊野店)が、北陸新幹線建設に伴って国道18号の反対側に移転することとなったのを機に、2009年(平成21年)に開業した。デリシア合併後は、「ユー・パレットショッピングモール」となっている。
この付近は長野市豊野地域・同市赤沼・小布施町の境が錯綜する地帯である。旧店舗は豊野地域にあり「豊野店」を名乗っていたが、新SCに入るマツヤは赤沼にあり「長野赤沼店」を名乗っている(合併後はユー・パレット赤沼店)。しかしながら入居する店舗の中には「豊野店」を名乗るものも多く、また一部店舗は実際に住所も長野市豊野町浅野となっている。
- 主なテナント
過去に存在したマツヤの店舗
- 店舗面積2,310m2[11]
- 店舗面積250m2[11]
- 店舗面積250m2[11]
- 店舗面積660m2[11]
- 店舗面積396m2[11]
脚注
関連項目
外部リンク
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