『ビーストウォーズメタルス 超生命体トランスフォーマー』(ビーストウォーズメタルス ちょうせいめいたいトランスフォーマー)は、アメリカ・カナダ製作のテレビアニメ作品。『ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー』の続編。1999年(平成11年)10月から2000年(平成12年)3月までテレビ東京系列で放送。全26話。
概要 ビーストウォーズメタルス 超生命体トランスフォーマー, ジャンル ...
閉じる
カナダのメインフレーム社で制作された「BEAST WARS: TRANSFORMERS」第2および第3シーズンの日本語吹き替え版でCG版シリーズの第2弾かつ日本版ビーストウォーズシリーズの第4弾に当たる。米国では1998年度デイタイム・エミー賞・アニメーション技能賞受賞。2014年11月20日、DHX Mediaが「BEAST WARS: TRANSFORMERS」シリーズの販売権を取得した[1]
日本では『ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー』の続編でありながら、同作・本作品・『超生命体トランスフォーマー ビーストウォーズリターンズ』の後の時代に当たる『ビーストウォーズII 超生命体トランスフォーマー』と『ビーストウォーズネオ 超生命体トランスフォーマー』を挟んだ後に放送された。トランスフォーマーシリーズ第1作『戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』との物語的な接点が前作以上に強調されており、その設定が巧みに織り込まれている。米国ではシンジケーション番組として1997年から放送され、1998年から1999年まではカートゥーン ネットワークで放送された。日本語版ではポップ色の強い演出だった前作とは違い、児童層への配慮を強めた演出が目立っており、前作の決めゼリフだった「ストップ・ザ・ウォー!」は最終回と劇場版第2作目のみの使用となった。
前作の最終回で爆発したエイリアン・マシンからクォンタムサージというエネルギー波が発生し、それを浴びたビースト戦士はトランスメタルスへと進化し、殉職したコンボイもスパークを新たなボディに移し替えられたことで復活を果たした。
戦いの最中、惑星エネルゴアは太古の地球であったことが判明。メガトロンの真の目的は歴史の改変であった。
先祖たちの眠る太古の地球を舞台としたサイバトロンとデストロンのビーストウォーズはより加速していく。
日本漫画版は別記。前作から登場したキャラクターの全長・重量は前作の記事を参照のこと。
なお各キャラクターが劇中で「メタルス◯◯」と呼称されたことはなく、アイキャッチやEDでのテロップにも「メタルス」の文字はない。
「メタルス」という呼称は主に玩具やゲーム、雑誌、キャラクターブックなどでトランスメタル化する前と区別するために使われた。なおトランスメタル化する前の状態(玩具)がなく、区別する必要がないキャラクターにも「メタルス」が使われていることから正確にはトランスメタル化したキャラクター全員に共通して付けられたものである。
サイバトロン / Maximals
概要 メタルスコンボイ, パワードコンボイ ...
諸元
メタルスコンボイ |
身長 | 3.2m[4] |
体重 | 3t[4] |
走行速度 | 時速80km(ロボット)[4] 時速90km(ビースト)[4] |
飛行速度 | マッハ7(ビークル)[4] |
出力 | 180万馬力[4] |
パワードコンボイ |
身長 | 12m[5] |
体重 | 15t[5] |
走行速度 | 時速60km(ロボット)[5] 時速150km(ビースト)[5] 時速100km(タンク)[5] |
飛行速度 | マッハ10[5] |
出力 | 400万馬力[5] |
閉じる
- 総司令官 メタルスコンボイ / Optimus Primal(メカゴリラ)
- 声 - 子安武人 / ゲイリー・チョーク[注釈 1]
- コンボイがメタルス化した姿[6]。第3話から登場。
- 前作の最終話で殉職しながらもトランスワープスペースに赴いたライノックスの手で現世に戻されたスパークがクォンタムサージを浴びたブランクプロトフォームと合体したことでトランスメタルとして復活を果たした。
- ビークルモードは足をジェットホバーボードとした飛行形態[6]。ライノックスを乗せた状態で飛行したこともある[7]。
- 背中に装備している二本一組の棍棒サイバー・メイスは背部の装甲と共に変形させることで二門式のビーム・ガトリングガンとなる。右足に装備した銃のマイクロ・キャノンはビークルモード時は右足に装備され、ブースターを形成。
- 正義と平和を強く愛する真面目な性格に変わりはないがギャグやツッコミは磨きがかかっており、仲間たち(特にラットルとチータス)からは時折、「ムチャゴリラ」と呼ばれることもある。自室のデスクにはゴリラの置物が置かれている[8]。
- 好物のバナナのことになると我を忘れる傾向があり、第14話では前作の最終話での「冷蔵庫のバナナ」がなくなっていたことから仲間たちにバナナを探させ、それにより不信感を買い、デストロンの妨害工作もあって、チーム崩壊の危機に晒されるが、仲間たちを救い、バナナの件も謝罪したことで和解した。
- 漫画版では本編開始前にメガトロンの罠で戦死し、残骸のビーストモードが最初のページを飾った。デストロンの手でスパークのないゾンビとして復活させられるがサイバトロンの仲間たちの手でスパークが戻ったことにより、メタルス化して復活を果たす。
- メガトロン戦では連続キックの猩猩剛連脚(しょうじょうごうれんきゃく)、ゾンビ軍団戦では肘打ちの剛雷肘突(ごうらいちゅうとつ)、膝蹴りの猩猩昇膝(しょうじょうしょうしつ)、連続パンチの猩猩剛連撃(しょうじょうごうれんげき)を使用。ジャガー戦ではロボットモード時の背中の装甲を防弾チョッキ代わりとした。ビークルモードは上半身をロボットモードにしたままの状態で使用するがランページ戦でロボットモードの頭部を失った際は通常のビークルモードを使用。
- 復活直後のメガトロン戦を皮切りにランページ、ジャガーといった猛者たちを打ち破り、ゾンビとして復活したテラザウラー、タランス、クイックストライクや兵士ドローンたちの殺された恨みの言葉さえも跳ね除けて、「貴様らを抹殺することで受ける悪業なら喜んで受ける。悪業を背負って悪を断つ」と自らの正義を叫び、ゾンビ軍団を倒していった。なお、ビースト戦士時代にバナナの食べすぎで腹を壊したこともあったという。
- 最高司令官 メタルスパワードコンボイ / Optimal Optimus(メカゴリラ)
- メタルスコンボイが進化した姿[6]。第13話から登場。
- メガトロンの攻撃で重傷を負った初代コンボイを救うべく、彼のスパークを自らのスパークと合体させたことで進化し、先祖たちを思わせる機械的な容姿と巨体になり、ビーストモード、ロボットモード、ジェットモード、タンクモードの4段変形を行う。
- 武器は胸部の左右に装備されているプラズマ・キャノン(『コンボイ大変身』ではダブルキャノン)、刃にもなる肩部の羽サイバーウィング、肩や腕部に取りつけたり、盾としても使用できるリアクティブアーマー。ビーストモード時は瞳を変化させることで強力なアイセンサーマルチアイとなる。玩具では手持ちのライフル銃も装備。
- パワードコンボイの姿は気に入っているようだが身体が大きくなったため、狭いところや再生カプセルには入れず、自力で自身の体を直していた。
- ファイナルリミックス(最終話)である第26話では地球にバナナを忘れてきたことを思い出して地球に帰還。伝説のバナナの種を手に入れるためにビーストウォーズを再開させてしまった。
- 漫画版では最終話である第6話のみ登場。メガトロンの攻撃でチータスが手放してしまった初代コンボイのスパークを追って、マグマに飛び込み、初代コンボイのスパークを口から取り込んでパワードコンボイに進化。ビーストモードの姿のままでドラゴンメガトロンとの一騎討ちを繰り広げて、両腕を失いながらも、蹴りでドラゴンメガトロンのスパークを抉り取って、そのまま破壊した。エピローグでは戦いの疲れを癒す間もなく、惑星ガイアにおいて、アンゴルモアエネルギーで暴走したライオコンボイを救うべく、旅立った。
- 陸上防衛戦士 ライノックス / Rhinox(サイ)
- 声 - 中村大樹 / リチャード・ニューマン
- 前作の最終話である第26話における負傷により、再生ポッドに入っていたため、メタルス化できず、そのことを残念がっており、劇中では何度か「メタルスになりたかった」とぼやいていた。
- トランスワープスペースに赴いて、コンボイのスパークを回収し、彼を復活させる。
- 以前同様、基地の修理や防衛任務に尽力、縁の下の力持ち的存在としてサイバトロンを支え続け、地味な役回りが多いことをネタにされたこともある。しかし、一度戦闘に立てば、インフェルノやワスピーター相手にも善戦し、最終決戦ではシャトルでネメシスのブリッジに特攻を行い、ネメシスを破壊した。
- ファイナルリミックスでのモノマネ大会ではジャムおじさんのモノマネを披露したが、お仕置きを受けた。
- アイキャッチの変身VTRには前作の映像が使われた。
- 玩具とプレイステーション版ソフトのデモムービー、漫画版ではメタルス版が登場(デモムービーによれば「出られたのはいいが、変な感じ」)。また、玩具版のカードには「コンボイのスパークを集めた時にメタルス化した」と記載されている。武器はビーストモードの角が変形した短剣クラッシュソード。ビークルモードは戦車のように脚がクローラーに変形。
- 漫画版では先述の通り、メタルス状態で登場し、ビーストモードのみだがビースト戦士時代の姿も描かれた。アニメ本編同様にトランスワープスペースに赴いてコンボイのスパークを回収するが、こちらでは戦い疲れたコンボイを一喝するために何度も殴るという熱さを見せた。コンボイ復活後はモアイ型の新しい基地を作り上げる。
概要 メタルスチータス, メタルスチータス2 ...
閉じる
- 密林巡査員 メタルスチータス / Cheetor(メカチーター)
- 声 - 高木渉 / イアン・ジェームズ・コーレット
- チータスがトランスメタルス化した姿[11]。
- ビークルモードは腹部から出現する左右のブースターを用いたジェット(飛行形態)[11]。持ち前のスピードを空でも活かせるようになったが飛ぶには助走がいるのが難点、飛行時には「○○(「行くぞ」や「空飛ぶ」)チータス、ジェットの限り」と発言することが多い。
- 仲間になった後のブラックウィドーに密かに想いを寄せるようになる(自室にはコンボイと自分との写真の他に、彼女の写真も飾られている)。
- 武器はビーストモードの頭部にあたる両腕を合わせて、チーターの口の部分からビームを撃ち出す[11]アームショット、ビーストモードの尻尾が変形した鞭ハードホイップ[11]。以前と同じく、銃を発射する際には「撃つべし」と叫ぶがアームショットを使用するようになってからは「両手で撃つべし」と叫ぶようにもなった。第17話ではライフルを使用するがコンボイに誤射してしまう。
- 日本版においては神経質さが影を潜め、終始お気楽で明朗な子供のキャラクターとして演じられているがプロトフォームのことを「未完成の命」と臆面なく言ってのけるなどの「子供」特有のドライな一面も持ち合わせている。
- 漫画版では第1話と最終話である第6話のみの登場。最終話ではロボットモードの姿が少年として描かれた。ドラゴンメガトロンに潰されそうになった初代コンボイのスパークを持ち前のスピードで助け出す。
- 機械化密林巡査員 メタルスチータス2 / Cheetor(メカチーター)
- チータスがトランスメタルドライバーにより進化した姿[11]。第17話から登場。
- メタルスダイノボットを生み出したトランスメタルドライバーに偶然触れてしまったことで進化。急激かつ不安定な進化であったため、当初はメタルスとメタルス2との間で変化を繰り返していたがコンボイに手を差し伸べられたことで平静を取り戻す[11]。
- 武器は背中のロケットブースター[11]が変形した銃火器ファイナルショット。ビーストモードにおいては背中のロケットの推進力を加えることでさらなるスピードを発揮する[11]。以前同様に飛行も可能。
- ファイナルリミックスでのモノマネ大会では『名探偵コナン』の小嶋元太、『GTO』の鬼塚英吉(両者共、チータス役の高木が演じていたキャラクター)を披露するも反則扱いでお仕置きを受けたが、最後に豊臣秀吉の似ているのかどうかわからないモノマネで勝利を収める。
- 漫画版では未登場。
- 諜報員 メタルスラットル / Rattrap(メカネズミ)
- 声 - 山口勝平 / スコット・マクニール
- ラットルがメタルス化した姿[13]。
- ビークルモードは足部が車輪になり、四輪車に変形しての高速長距離移動が可能になった[13]。背中に仲間を乗せることもある(ただし、乗り心地は悪く、ダイノボットは毎度のように尻の痛みに耐えていた)
- 武器は尻尾が変形した鞭のような剣ラットサーベル[12]。車輪カバーが変形した盾ラウンド・シールド[12]。ビースト戦士時代に使用していたラットビームガンは強化版のラットビームガン・ネオ[12]になった。
- 基地をアークに移してからは基地防衛や水中に沈んだアクサロンからの基地防衛システムの回収作業などといった裏方に回ることが多くなった。
- 凸凹コンビの相方であるダイノボットが戦死した際には彼が息を引き取るまで手を握りながら友情を確認。天に向かっていくスパークに真っ先に敬礼を送り、亡骸も自身の手で弔った。敵として蘇ったダイノボットとの関わりは描かれなかったが彼が最後の最後で自分たちを救ってくれたことに対し、驚愕しながらも感謝した。
- 仲間になったブラックウィドーに対してはダイノボットの時と同じく辛辣な言葉をよくかけていたがブラックウィドーが手術の失敗で一度死亡した際には悲観に駆られ、メタルス化して復活した後は仲間と認めるようになった。
- 日米版ともコメディパートを担うことが多く、山口のアドリブも非常に多い。原語版では旧シリーズ『トランスフォーマー2010』に登場したアーシーを指し"Aunt Arcee"=アーシー叔母さんと呼ぶシーンが存在(国内版でも「親戚のおばちゃん」と呼称、本当に親戚関係にあるのかどうかは明確には語られておらず、かつてアーシー役を務めたスーザン・ブルーが原語版の音響監督だったための楽屋ネタ)。密かに同じ「電気ネズミ」である『ポケットモンスター』のピカチュウをライバル視している(これはOLMでアニメーション制作に関わっていた『パックワールド』も同様)。
- 日本語版では、リカちゃん人形のコレクターらしく、置ききれなくなった人形をコンボイの部屋にコッソリ置いたため、戻ってきたコンボイに叱られた(第3話)。
- 玩具はアニメと違い背部が逆転しており、足を伸ばした姿勢で走れるようなギミックがある。
- ファイナルリミックスでのモノマネ大会では『名探偵コナン』の工藤新一(ラットル役の山口が演じているキャラクター)をモノマネしようとしたところ、披露する前にお仕置きされ、未遂に終わった。
- 先行登場した劇場版第1作目ではオープニングでの解説のみの登場。
- 漫画版ではビーストモードがデフォルメされており、ビースト戦士時代のビーストモードも描かれた。コンボイ復活作戦においては現世に戻ってきたコンボイのスパークの照射を担当。ダイノボットとのコンビは描かれなかったもののダイノボットから通信が入った際には真っ先にコンボイに報告した。
- 特殊戦闘員 ダイノボット / Dinobot(ヴェロキラプトル)
- 声 - 藤原啓治 / スコット・マクニール
- ライノックスと同じ理由でメタルス化できなかった。武器も変わっていないが、第2話と第3話ではライフル銃、第8話では拳銃と即席の石斧を使用した。
- 月が1つになったことからエネルゴアが地球であることに気付き、デストロン基地から2枚のゴールデンディスク(ボイジャー探査船にあったゴールデンディスクとエイリアンのディスク)を強奪し、ディスクの力を理解しているメガトロンが勝つと考え、デストロンに再加入しようとした。その証として、ゴールデンディスクをメガトロンに返却するが、メガトロンの見ている前でラットルを葬るという最終試験に対し、ラットルとの友情を捨てることができず、メガトロンに対しては、邪な考えでは勝てる勝負も勝てないと忠告する[注釈 2]。サイバトロンにもデストロンにも行き場をなくしたと思われたが、凸凹コンビの相方のラットルや同じ元デストロンのシルバーボルトの弁護もあり、コンボイの許しを経て、サイバトロンに復帰することができた。
- ディスクをメガトロンに渡してしまったことから、間もなく起こるであろう事態を予感したダイノボットはラットルとのケンカを経て、ケジメをつける決意を固める。そして、第8話でデストロンが人類誕生の地である谷を襲撃し始め、援軍を待っていては間に合わないことを悟ったダイノボットは、たった1人の戦いを展開。直前に受けたタランスの毒と孤軍奮闘による疲労に苦しみ、生命維持コンピュータから警告を受けながらも戦うのをやめず、デストロンを蹴散らしていき、メガトロンから奪還したゴールデンディスクを残された最後の力で放ったダイノビームで破壊することに成功。仲間たちに看取られ、ラットルとの友情を確認した後、安らかに息を引き取る。スパークは天へと昇り、亡骸も手厚く弔われ、ダイノボットに助けられた一匹の猿はダイノボットがメガトロンとの戦いで作り上げた石斧を手にしたことで人類への進化を果たす[注釈 3]。
- 前作と比較するとコミカルな一面が前面に押し出されており、ギャグの度合いは前作を上回っている。リミックス版では声優の藤原が担当していた『クレヨンしんちゃん』の野原ひろしのネタもやっている。
- 前番組である『ビーストウォーズネオ』のファンだったらしく、本作品の日本版の新番組予告では『ネオ』が終わってしまったことに悔しがっていた[注釈 4]。
- 海外ではハッピーミールのオマケとしてトランスメタルスダイノボットが配布された。ビークルモードはない。
- 漫画版では第1話ラストにおいてビーストモードの姿で登場。本編開始前の戦いで消息不明となっていたが、原始人たちに助けられた後、彼らに道具の作り方などを教えて静かに暮しており、永住を決め込んだ。だが、ジャガーの襲来に立ち向かおうとして逆に返り討ちにあって死亡する。一歩遅く駆けつけたコンボイは、胴体と分断された彼の首を抱きかかえ、涙を流し、怒りと共にジャガーを地獄へ送ることを宣言し、それを果たした。なお、ビーストモード時は顔に傷ができており、ロボットモード時は顔に包帯を巻いていた。
- 極地偵察員 タイガトロン / Tigatron(ホワイトタイガー)
- 声 - 遠近孝一 / ブルー・マンクマ
- 彼を初めとしたエネルゴア生まれのビースト戦士たちはヴォック・ビーストの改変遺伝子情報を体内に宿しているため、クォンタムサージを浴びてもメタルス化しなかった。
- 地表に墜落したポッド探索のためにエアラザーと共に旅に出る。旅の最中、エアラザーと共にエイリアン・ヴォックに捕らえられ、宇宙の果てに連れ去られた後、タイガーファルコンとされた。
- 劇中未登場のメタルスタイガトロン(メタルスジャガーの色違い)がBOTCONで限定発売もされた。
- 漫画版では銃ではなく虎鉄(アイアンタイガー)という日本刀を使う剣士で虎柄のマントも着用。恋人のエアラザーのことは「エアラザー殿」と呼んでいる。登場当初は記憶喪失ながらも剣の腕前とエアラザーの名前だけは覚えていた。タランスに洗脳され、エアラザーと戦う羽目になってしまうがエアラザーの命と引き換えに正気に戻った。操られていたとはいえ自身がエアラザーの命を奪ってしまったことから愛刀で自決を試みるも死ぬことはできず、せめてもの罪滅ぼしとして、コンボイの代わりにゾンビ軍団の相手を引き受ける。ゾンビエアラザー出現時は抵抗をやめて、エアラザーに斬られることを望むがエアラザーのスパークは自身の中にあることに気付き、それにより、タイガーファルコンへの転生を果たした。なお、漫画版では救命ポッドのプロトフォームには触れられておらず、エネルゴア生まれなのかは不明になっている。
- 空中偵察員 エアラザー / Airazor(ハヤブサ)
- 声 - 岩永哲哉 / ホーライン・ニューストーン
- 地球生まれゆえにメタルス化せず。
- タイガトロンと同行し、同様にエイリアンに誘拐され、タイガーファルコンとなる。
- 海外では女性のため、両腕でタイガトロンに絡みついて寄り添うシーンなどがあるが、日本版では男性のため「僕前からタイちゃんのこと……」などのセリフで、冗談とも本気ともつかない怪しい関係を思わせるシーンとなってしまった。
- 『テレビマガジン』にて「なぜ男同士でイチャイチャしているのか」という読者の質問に対し「男同士でも相手を好きになることがある。長い戦いの中で友情が好きという気持ちに変わっていったのだろう」という旨の、同性愛を肯定するかのような回答があった[14]。「女の戦士」と紹介されたこともある[15]。
- 玩具版とNINTENDO64版ソフトと漫画版ではメタルス版が登場。武器は両腕の鳥の爪が変形したトンファーラザークロー。翼の一部を鎧のメタルカバーとしてのディフェンスモードも有する。ビークルモードは水上ジェット機。
- 漫画版では第1話から登場し、メタルス化している。今木商事の意向により[16]、ロボットモード時は顔が擬人化されていて、黒髪の美少女となっている。恋人のタイガトロンのことは「タイガトロン様」と呼んでいる。タランスとの精神世界での戦いではジェット噴射で前方に旋回・上昇時に翼を刃として切り裂く、猛禽旋空斬(もうきんせんくうざん)を使用。コンボイ復活作戦においては照射されたスパークをデストロンの手で再生されたゾンビのほうに誘導した。ダイノボットからタイガトロンのいる場所を知らされ、会うために飛び立つがタランスのせいで戦うことになってしまう。タイガトロンを正気に戻すべく、彼の精神世界に自らのスパークの半分を向かわせ、タランスの罠で心身ともに負傷しながらもタイガトロンを正気に戻すことに成功するが、それと引き換えに自身は死亡してしまう。最終決戦ではエアラザーもゾンビ軍団の1人として復活させられ、タイガトロンの前に立ちはだかるがエアラザーのスパークは既にタイガトロンの中にあったため、スパークのないゾンビエアラザーはタイガーファルコン誕生時の光により消滅した。
- 追跡員 シルバーボルト / Silverbolt
- 声 - 岩田光央 / スコット・マクニール
- クイックストライクと共に誕生したフューザー戦士。第2話から登場。
- ビーストモード時はオオカミの身体にワシの翼と足を持つ[13]。
- 礼儀正しく正義感の強い性格。純粋でもあるが、それゆえに警戒心が低いところがある。
- 武器は翼に収納されている二本一組のボルトサーベルでフェザー・ミサイル[17]にもなる。スクリプト段階(『ビーストウォーズユニバース』より)では、胸にガトリングを仕込む予定だった。
- 誕生した直後はメガトロンに騙され、デストロンに入るが、あくどいやり方に馴染めず、サイバトロンに捕えられたところへ進化したコンボイの姿を目の当たりにし、彼を助けてサイバトロンに転向。また、戦いの中で出会ったブラックウィドーに一目惚れし、彼女を説得(求愛)し続けて、最終的にサイバトロンに引き込んだ。その後の彼女との相思相愛ぶりは、主にコンボイ突っ込みによるギャグの1つとなっている。しかし、一度ブラックウィドーが死亡した際には、その元凶となったタランスを残虐な方法で葬ろうとしたほどの怒りを見せ、その場で奇襲をかけたランページにすら蔑まれた。
- 一人称は「僕」だが、日本語版初登場回の劇場版第1作目およびテレビアニメ初登場時、ゲーム作品では「わたくし」となっている。セリフと共にファンファーレが鳴り響くという描写が、他者とのギャップを持つ彼の生真面目な性格を軽妙に表現している。吹替版では語尾が「〜デス![13](攻撃中は「デス!デス!デス!……」と連呼)」となり、エセ外国人ふうの口調が特徴。日本語版では「パタパタ犬」と呼ばれることもある(主にラットルから)。基本的に人を「さん」付けで呼んでいるがたまに呼び捨てにしている。
- 漫画版では第1話のラストシーンにビーストモードの姿で登場し、最終話である第6話のエピローグにおいて大怪我を負っていたブラックウィドーを助け、恋仲になって帰ってきたところをラットルに突っ込まれるというだけの僅か2回のみの出番であった。
- 諜報工作員 ブラックウィドー / Blackarachnia(セアカゴケグモ)
- 声 - 柚木涼香[18] / ヴィーナス・ターゾ
- 地球生まれゆえにメタルス化せず。
- 前作最終話である第26話でタランスが仕掛けたサイバーリンクにより、タランスに遠隔操作され、メガトロンが留守の間にゴールデンディスクのバックアップ探しもさせられるが、タランスが戦闘で一時的に行動不能になっている隙を突いて、ゴールデンディスクのバックアップを自らにダウンロードした後、「バックアップには罠が仕掛けられていたので壊れてしまった」と嘘を付いて、バックアップを破壊した[注釈 5]。その後、サイバーリンクを逆手に取ったエネルゴンダメージ共有でタランスを参らせ、リンクを切らせることにも成功する。
- シルバーボルトに想いを寄せられるようになり、そのことで彼を利用しつつも半分は満更でもなかった。
- メガトロンが初代コンボイを暗殺して、サイバトロンの存在自体を消し去る歴史改変を実行したことから、サイバトロンのプロトフォームから誕生した自身も消えそうになり、初代コンボイの修復に手を貸す。この一件でデストロンを離反し、サイバトロンの一員となるが、本人はあくまで『一人のデストロン』として参加している。悪女的性格は変わらなかったが、シルバーボルトや猿人の子供と接する中、少しずつ丸くなっていった。
- 海外ではハッピーミールのオマケとしてトランスメタルスブラックアラクニアが配布された。ビークルモードはない。
- 漫画版ではメタルス化せず、最後までデストロンに所属していたが、最終回でメガトロンに撃たれ大怪我を追っていたところをシルバーボルトに助けられ、それをきっかけに彼に好意を抱いた様子。悪女よりも姉御肌と思わせる描写が多く、タイガトロンを洗脳して、エアラザーを倒そうとするタランスの作戦に「恋人同士を戦わせるなんてデストロンでもやっちゃいけないこと」と言って、首をへし折り、エアラザーを助けたこともある。
- 妨害工作員メタルスブラックウィドー / Blackarachnia(メカグモ)
- ブラックウィドーがトランスメタルドライバーの力で進化した姿[20]。第21話から登場。
- デプスチャージの捨てたトランスメタルドライバーを回収し、それを用いて、進化しようとするもタランスが施したシェルプログラムのせいでメタルス2への進化に失敗した上、シェルプログラムを手術しなければ死んでしまう身になってしまった。デストロンの妨害で手術失敗して命を落とすが、メタルス2への進化を試みた際にヴォックの因子を浴びていたことから、彼女の近くに置かれていたトランスメタルドライバーが反応して、メタルス2に進化・復活し、本来のサイバトロン戦士にも戻る。原語版ではメタルス化して、初めて「マクシマイズ」のコードで変身するようになった。ただし、相変わらず「悪女」を自称している。
- 武器は蜘蛛の頭部が変形した銃。超能力[20](ハンドパワーと呼称)も使用できる。両腕にカッターも装備し、ビーストモードの口から吐く糸で敵をからめとる。放送当時の玩具パッケージにおいて、得意技のキックは、スピンキックと表記された。肩アーマーを前面に展開するディフェンスモードも有するが劇中未使用。初陣ではランページを1人で倒している。
- リミックス版や次回予告ではシルバーボルトとの凄まじいバカップルぶりを見せつけ、その度にコンボイに冷ややかなツッコミを入れられている。また、ファイナルリミックスでのモノマネ大会ではピカチュウや薬師丸ひろ子などの完成度の高いモノマネを見せ、一度もお仕置きを受けなかった。
- メタルス2の玩具では胸部に劇中では付けていない装甲が追加されているが、ネジ止めされた装甲を剥がすことでCGモデルを再現できる。また、サイバトロン、デストロンのエンブレムチェンジギミックが備わっている。
- 漫画版では未登場。
- 海上司令官 デプスチャージ / Depth Charge(メカオニイトマキエイ)
- 声 - 梁田清之 / デビッド・ゾボロフ
- サイバトロンの植民惑星オミクロン(通称「コロニーO」)の元警備隊長。第15話から登場。
- コンボイとライノックスとは旧知の間柄であり、頑固な性格で融通が利かないところがあるがサイバトロンの自覚は備えている。一人称は「我輩」(先行登場した劇場版では「わし」)。
- かつて、プロトフォームXに仲間たちを殺されたことから血眼になって、Xを捜索した末に捕獲。上層部にXの死刑を望むが聞き入れられなかった。その後、コンボイ部隊の行方をスターホッパー号で追っている最中、宇宙で空間の歪みに巻き込まれて、エネルゴアにタイムスリップすると共にクォンタムサージを浴びたことでトランスメタル化[20]。宇宙船のコントロールを失って、水没した際、宇宙船のスキャン装置でオニイトマキエイの姿を得る。
- ビークルモードはスターホッパーを模した飛行形態、アサルトファイター[21]。
- 武器は胸から放つ円盤弾ディスクランチャー(マルチ・グレネードランチャーとも)、偵察メカのこばんざめたろう(日本版での名称)にもなる銃ハイドロ・キャノン(コバン・ランチャー[21]とも)。尾が変形した剣テイルサーベル[21]。ビーストモードのヒレはウィング・シールド[注釈 6]という防具にもなる。
- 日本版での口癖は「エ〜イ」しきりに「い〜と〜まきまき」と何度も歌を口ずさむが、歌詞の続きが思い出せず無理矢理「エ〜イ」で終わらせる。寄って来た蝶に「あ、蝶々」と言いながら戯れるという一面も見せた。
- 当初はランページ抹殺しか頭になく、ランページを開放してしまったコンボイに根強い不信感を持っており常に反発していた。そのあまりアクサロンのサイバーガードシステムの引き下げ作業中のラットルの加勢を拒否していた。コンボイの再三の説得で渋々引き受けるも、それが返ってシステムをデストロンに奪われる結果となってしまい、それ以降は責任を取るために渋々共闘する。ただし、反抗的な態度と憎まれ口は相変わらずで行動もほとんど単独。メタルスチータス2の件を隠していた際、コンボイから「お前のメインプロセッサを引きずり出して、直接聞くことになるぞ」と脅されたこともあった。
- 第24話でメガトロンがネメシスに向かった際は、コンボイの命令を素直に聞き入れ、ネメシス破壊を優先・出撃する。その途中でネメシスを守っていたランページに遭遇し、海中戦を展開し、海底のエネルゴン・クリスタルを剣代わりに使った攻撃でランページのスパークを破壊するも共に爆砕する。浮かび上がった残骸はコンボイとタイガーファルコンに発見された。日本語版では遺言として続きの歌詞「ひい〜てひい〜てとんとんとん」を思い出し、満足げに海の底へと沈んでいった。
- ファイナルリミックスでは「歌うのに飽きた」とあっさり復活し、続きの歌詞を含めてしっかりと1フレーズ分歌っていた。モノマネ大会ではジャイアンのモノマネをする。
- 漫画版では未登場。
- 調停特使 タイガーファルコン / Tigerhawk(ホワイトタイガー+ハヤブサ)
- 声 - 遠近孝一 / ブルー・マンクマ[注釈 7]
- タイガトロンとエアラザーが合体した姿[20]。第23話から登場。
- 武器は翼が変形した二本一組のミサイルランチャー・ダブルサンダートルピードでロボットモード時は手持ち武器としても使用可能。武器以外では竜巻や雷といった自然の力を自由に操ることもできる。アニメでは未登場だがフライトモードという飛行能力重視の形態もあり、その際は顔に青い隼型マスクを装備する。
- 実体を持たないヴォックが地球に赴くための依代として作られて、誕生後にヴォックが憑依して、地球に地球に襲来。サイバトロンにもデストロンにも攻撃を仕掛ける。ヴォックがタランスを葬るために抜け出したことで、意思が失われたが、ヴォックを追いかけてきたタイガトロンとエアラザーのスパークが宿ったことで、サイバトロン戦士として復活を果たし、橙色の瞳を持つようになる。タイガトロンとエアラザーの人格が合わさってはいるが、人格はタイガトロンの面が色濃く出ている。
- 第25話の最終決戦ではコンボイをアークに戻し、自身は戦艦ネメシスに単身立ち向かうも、フュージョンカノンの前に戦死する。直後のアイキャッチで、「ええ?……これで終わり?」と苦笑いしていた。
- ファイナルリミックスには「出番が無さそうなため」と無理矢理登場し、終始出番の少なさを気にしていた。また、モノマネが披露できなかったことを残念がっていた。
- 日本版での口癖は「〜ござるでしょう」で、第25話ではエアラザーの口癖であった「ハイヤー」も口にした。一人称は「拙者」。アニメ登場前に発売された玩具の箱では、キャラクターが定まっていなかったため、一人称は「俺」と書かれていた。
- 日本版ではタイガーファルコンと改名されてはいるが、海外でのTigerhawkの「hawk」の意味は「鷹」以外にも「猛禽類の総称」を意味しているので、この名前でも間違いではない。
- 漫画版ではヴォックが未登場だったことから誕生の経緯は異なり、亡きエアラザーのスパークが自身の中にあることに気付いたタイガトロンが自らのスパークと1つにしたことで誕生した。エアラザー同様に顔は擬人化されており、美形となっている。炎の力を持つ炎滅刀(えんめつとう)、氷と嵐の力を持つ氷嵐刀(ひょうらんとう)、雷の力を持つ気雷刀(きらいとう)、大地の力を持つ地裂刀(ちれつとう)の四刀を使用。ゾンビ軍団を倒していき、戦い終えた後、戦死者たちの魂を連れて、魂の楽園マトリクスに旅立つ。喋り方はタイガトロンともエアラザーとも異なるがコンボイに別れを告げに来た際にはエアラザーを思わせる喋り方をした。
- コンピューター(サイバガード)/ Maximal Computer (Sentinel)
- 声 - 飛田展男、高木渉(第19話) / イアン・ジェームズ・コーレット
- サイバトロン基地(探査船アクサロン)、および旧サイバトロンの戦艦アーク(原語版ではテレトラン1)、救命ポッド、生命維持システムに搭載されている。声は同じだが特に人格は設定されていない。
- 漫画版では未登場。
- こばんざめたろう
- 声 - 長島雄一
- デプスチャージの武器兼探索機。元々はデプスチャージの乗っていた宇宙船のコンピュータ。
- 探索中はナマハゲのように「悪い子はいねがー」としきりにしゃべる。25話のネメシスの襲来の際にはライノックスの後ろで浮いていた。
- 玩具ではコバンシャークという名前が付いている。
- 漫画版では未登場。
デストロン / Predacons
概要 メタルスメガトロン, ドラゴンメガトロン ...
閉じる
- 破壊大帝 メタルスメガトロン / Megatron(メカティラノサウルス)
- 声 - 千葉繁 / デビッド・ケイ
- メガトロンがクォンタムサージを浴びて、トランスメタルス化した姿[26]。
- 「エネルゴンの力で宇宙征服」は部下を集めるための理由であり、真の目的は「初代メガトロンの残したゴールデンディスクに書かれた未来(メガトロンたちの本来の時代から見れば過去)の情報を用い、その遺志である歴史改変」であった[26]。一度は初代コンボイの暗殺に成功するもブラックウィドーの裏切りにより失敗する。本人曰く「負けるのは部下が頼りないから」
- ビークルモードは足裏のローラーと胴体の左右のファンを展開して飛行可能[26]。第3話では足から車輪を出して移動する買い物モード(食玩『トランスメタルスダッシュ!!』ではジェットローラータイプ)とも名付けられている変形を見せる。
- 武器はビーストモード時の尻尾が変形したペンチアーム[24]を主体とし、先端部からは光線のメガバスター[24]を放ち、光の刃としても使用することが可能。ペンチアームの先端を変形させればディスクの映写装置メガデコーダーになる。ビーストモード時の腕はロボットモード時は両肩二門のビーム砲プラズマファランクス[24]を形成。
- コミカルな描写に関しては先述の通り、ジェットローラーで遊んだり、第17話では風呂代わりに使っている再生プールにアヒルちゃんのオモチャを浮かべていた。また、第19話の次回予告後の提供クレジットではまじめに次回予告をしなかったことを非難するタランスに対し、「マジメにやったらビーストじゃない」という発言をしている。
- 漫画版ではナビ子が未登場ということもあって、シリアス重視のキャラとなり、一人称も「ワシ」になっている。コンボイの残骸をゾンビ化して蘇らせた上、完全な傀儡にする「マジックショー」を行うも、サイバトロンのチームプレーにより逆にコンボイを完全復活させてしまった。コンボイのカムバック戦に敗北後、温泉のような再生システムで傷を癒すも、ジャガーに敗北し、首だけの状態になってしまう。その状態のままワスピーターに連れられ、ブラックウィドーが発見したアークに姿を現し、初代コンボイを暗殺しようとするが、自身の消滅を恐れたブラックウィドーによってマグマに落とされてしまう。しかし、そこに沈んでいた初代メガトロンに「力を貸して欲しい」と嘆願したことで初代メガトロンのスパークの力により、ドラゴンメガトロンとなって復活した。なお、マジックショーの説明時はユーモラスに振る舞い、報告に来たワスピーターの慌てぶりに苛ついた際は「やかましい」と蹴落とすなど、コミカル描写が皆無だったわけではない。また、頭部だけの状態と化した際には本作品オリジナル技として、目から光線を放ち、ブラックウィドーを攻撃している。
- 破壊大帝 メタルスドラゴンメガトロン / Megatron(メカドラゴン)
- 第22話から登場。パワードコンボイに対抗すべく、アーク内に潜入し[注釈 8]、初代メガトロンのスパークを自らのスパークと合体させる。その最中にタランスとクイックストライクの策略により、溶岩に落とされるが、それが功を奏して、赤いドラゴンという予想以上のパワーアップを果たした[26]。進化以降の口癖は「アチョ〜!」。
- デストロンが誇る最強戦艦ネメシスを探し出し最後の攻勢に討って出る。ブリッジに乗り込んできたパワードコンボイをも圧倒し、勝利は目前かと思われたが、オリジナルの人格の影響を受け始めたメタルスダイノボットの裏切りにより敗北する。アークのシャトルに括りつけられた状態でセイバートロン星に連行されることになり日本語版ではその時「バイバイキ〜ン!」と叫んだ。
- 連行前に初代メガトロンのスパークは初代メガトロンに返却されたが、そのシーンはカットされた。
- ドラゴンの口から火炎放射のドラグーン・ブレイズ[25]や冷凍光線のドラグーン・フリーズ[25]を発射。牙には噛みついた相手に電流を流し込むエレクトロ・バイト・ドラゴンが備わっている。玩具ではロボットモードの頭部からミサイルを発射。車両型のグランスピーダーモード(ドラゴンライダーとも)にも変形する。
- コミカル面においては第23話でクイックストライクの裁判を行った際、雰囲気を出すためにカリスマ美容師にセットしてもらったカツラを被っていた。ファイナルリミックスでのオープニングでは、他のキャラクターが「千年のソルジャー」を合唱する中、1人だけ紛失した海老チャーハンを探し回っていた。また、モノマネ大会では審査員を務め、えこひいきやズルをせず真面目に、かつ厳しいジャッジを行った。また、直前のパワードコンボイ戦ではしりとりおよび早口言葉合戦をしながらの戦闘を展開した。
- 漫画版では新生直後、初代コンボイを破壊するも初代コンボイのスパークを取り込んで、パワードコンボイとなったコンボイと死闘の果てにスパークを足で潰されて最期を迎えた。パワードコンボイとは逆に終始ロボットモードのままであったが、パワードコンボイとの戦いで頭部を破壊された後は左腕のドラゴンが意識を持っていた。
- 地上攻撃指揮官 インフェルノ / Inferno(アリ)
- 声 - 三木眞一郎 / ジム・バーンズ
- 地球生まれゆえに、メタルス化せず。
- 前作の最終話である第26話でサイバトロン基地内でのブラックウィドーとの戦いで頭を吹き飛ばされた後、サイバトロンの手で閉じ込められていたが自力で復活を果たす。
- 相変わらずの忠臣ぶりで殉職したスコルポスに代わり、デストロンのNo.2となる。
- 日本語版では攻撃を受けた際に「やな感じー!」というインフェルノ役の三木の担当キャラクターである『ポケットモンスター』のコジロウのセリフを言うこともあった。いつも口癖の「ごっつんこ」ばかり言うため、番組の予告でラットルたちにそのことをつっこまれていた。
- 英語版ではメガトロンを「女王蟻様」や「女王陛下」などと呼ぶが、日本語版では「黄門様」などと翻訳されている。
- ネメシス侵攻の際はメガトロンに見捨てられ、原人たちを抹殺するために放たれたフュージョンカノン砲にクイックストライク共々巻き込まれ死亡。ビーストウォーズが終結し、コンボイらが地球を去った後、彼の頭部は原人たちに打楽器として玩ばれ、尻尾はコンロのように使われ日本語版では叩く度に「ごっつんこ」と声を発していた。
- ファイナルリミックスでのモノマネ大会では銭形警部のモノマネで高評価を得るが、その後のポパイ、クリス・ペプラー、小林克也、『料理の鉄人』のキッチンレポーターのモノマネを4連発で行った際はいずれも低評価のためお仕置きを受けていた。
- 漫画版では未登場。
- 玩具ではメタルス化しており、ツインドリルタンク型のビークルモードにも変形。武器は両腕のドリルスクリューアーム。海外ではスカベンジャーという別名で販売された。
- 空中攻撃兵 ワスピーター / Waspinator(ハチ)
- 声 - 加藤賢崇 / スコット・マクニール
- クォンタムサージ発生の際に衝撃で再生プールの中に落ちたためにメタルス化できなかった。やられ役としての側面が強調され、メタルスダイノボットに千切りにされたり、ブラックウィドーの飛行艇にぶつかったり粉々になるなどされるも、そのたびにしぶとく復活、ギャグキャラクターの地位を確立した。だが、1つになった衛星を見て惑星エネルゴアの正体に気づくといった賢い一面も見せており、やられ役ながらもシルバーボルトに対しては勝率の良さを見せた。時々「先輩」「後輩」「お前何年だよ?」など自分たちの関係を学園に見立てた話し方をする。第25話にてデストロンに嫌気がさし、脱退を宣言。サイバトロンが地球を去った後、猿人の王に納まって幸せな生活を手に入れた[注釈 9]。
- ファイナルリミックス(最終話)である第26話ではランページとは声を担当した加藤とランページ役の檜山が広島県出身であるゆえのネタで同じ広島県出身という会話をしていた。また、モノマネ大会では「読売ジャイアンツの桑田投手」、「サッカーの中田選手」のモノマネをするが、出来は自分でも自覚しており、お仕置きを食らって「あーやっぱりやられた」と苦笑混じりに言っていた。
- 玩具では、メタルス化しており、F-15型のビークルモードに変形。ビーストモードの針は、ロボットモードでは銃火器のピーターガンになる。
- 漫画版ではメタルスの姿で登場。初登場時はメガトロンに蹴り落とされるという、アニメ本編同様に酷い扱いを受けるが、死体に紛れてやりすごしジャガーの攻撃から生き延びた後、ジャガーに残骸にされたメガトロンを助け出して、初代コンボイ抹殺に赴いた。ドラゴンメガトロンの手でゾンビとして蘇ったデストロン兵がコンボイと戦った際には姿が無く、消息は不明となる。
- 忍者兵 メタルスタランス / Tarantulas(メカタランチュラ)
- 声 - 長島雄一 / アレック・ウィロウズ
- 前作の最終話でインフェルノに焼かれたボディから意識を分離していたがブラックウィドーの脳内に意識を寄生することで生き延び、クォンタムサージでトランスメタル化したボディに戻り復活する[28]。ビークルモードはバイクに変形[28]。車輪で高速移動可能で「パラリラパラリラ〜」と暴走族のような声を出す。復活直後はサイバーリンクでブラックウィドーの体を限定的に操り支配していたが、ブラックウィドーがサイバーリンクによる繋がりを逆に利用したエネルゴンによるダメージ共有を行ったため、やむを得ず解除することになった。発明家としての才能を如何なく発揮し、パワードコンボイに対してはウイルス弾で戦闘不能にしたり、寄生して遠隔操作するクモ型ロボットとパワードコンボイ型コントローラーを使って操ったりした。エネルゴンキューブの洞窟を新たな隠れ家とする。
- 前作以上に独断専行が目立ち始め、メガトロンですら真意を把握しきれず、互いに不信感を募らせ続け、遂に公然とメガトロンに反旗を翻す。ジャガー来訪の際には、メガトロンの逮捕もしくは抹殺のために送り込まれたデストロン最大派閥の1つであるトリプティコン評議会直属のデストロン秘密警察のエージェントであることが明かされる[28]。ジャガーの戦死後もメガトロンからは科学技術目当てで残留を許されるがユニクロンの眷属(ユニクロンズ・スポーン)であることと全トランスフォーマーの抹殺という最終目的は最後まで気づかれることはなかった。
- アーク破壊に失敗後、姿を暗ますが、タイガーファルコンを捕獲し、それを使って時空渦動を引き起こそうとする。だが、憑依していたエイリアン(ヴォック)の反撃に遭い、足だけを残してあえなく爆死する。なお、海外のトランスフォーマー ユニバースのコミック版ではヴォックを取り込んで復活している。
- 武器はビークルモードの前車輪を形成し、ロボットモードでは、レーザーも発射できる回転鋸サークルエッジ[27]。ビーストモードの臀部でビークルモードでは後部車輪になる部分はロボットモードでは肩の装甲となり、そこからミサイルのラウンド・ランチャー[27]を発射。オプションとして、液体爆弾などを発射する銃火器マルチ・スプレーガン[27]も使用。
- ファイナルリミックスでのモノマネ大会では、宇宙まで響き渡る「やかんの湯が沸いた音」のモノマネを行い、自ら「上手い!」と絶賛していたが、お仕置きされていた。
- 漫画版ではメガトロンの手で蘇生したコンボイが仲間になったことを疑わず、肩もみをさせるが、コンボイには既にスパークが戻っていたため、肩もみ状態からダメージを受けて、頭部が外れてしまった。ブラックウィドーと共に神殿(アーク)を探している最中、記憶を失っていたタイガトロンを小型のクモメカで洗脳し、エアラザーと戦わせる。それに怒ったブラックウィドーに首を折られながらも、精神をリンクさせていたタイガトロンを操って、エアラザーに致命傷を負わせ、精神世界側のエアラザーに対してもタイガトロンに化けた状態で致命傷を与えた。しかし、最後の力を振り絞った精神エアラザーの攻撃で精神タランスを倒されてしまったことでスパークを損傷し、タイガトロンを奪還されてしまった上、現実世界の自身は駆け付けたコンボイに命乞いするも叶わず、自己再生不能になるまで砕かれて死亡する。その後、ドラゴンメガトロンの手でゾンビ軍団の1人として復活する。なお、トリプティコン評議会が未登場だったため、秘密警察のエージェントしては描かれなかった。
- 砂漠戦闘指揮官 スコルポス / Scorponok(サソリ)
- 声 - 遠藤雅 / ドン・ブラウン
- 空中戦闘員 テラザウラー / Terrorsaur(プテラノドン)
- 声 - 飛田展男 / ダグ・パーカー
- 両者共、第1話にてクォンタムサージを浴びメタルス化の兆候を見せるものの、その際の衝撃で基地の下のマグマの中に落下して死亡。Aパートのみの登場に終わった。
- スコルポスは海外ではハッピーミールのオマケとしてトランスメタルススコルポノックが配布された。ビークルモードはない。
- テラザウラーは玩具ではメタルス化しており、ソニックブーマーとも呼ばれる戦闘機型のビークルモードにも変形。ビーストモードの翼は二本一組の剣ブレークカッターとなる。
- 漫画版ではテラザウラーがメタルスの姿で登場。自身のドローンであるテラザウラー百人隊を率いるが、復活したコンボイに全員が倒され、自身は真っ二つにされる。ジャガーに殺害された後、ドラゴンメガトロンの手でゾンビ軍団の1人として復活させられた。なお、口癖はアニメ版の「ザンス」ではなく「ザマス」となっている。
- 砂漠戦指揮官 クイックストライク / Quickstrike(サソリ+コブラ)
- 声 - 飛田展男 / コリン・マードック
- 第2話から登場。シルバーボルトと同様の経緯を辿ったサソリとコブラのフューザー戦士[28]、尾がコブラになっている。元々攻撃的な性格であり、誕生後にセキュリティサーキットがオフになっている隙をメガトロンに狙われ、アクティベーションコードを書き換えられてデストロンとなった[30]。一人称は「俺」で、稀に「俺様」とも言っている。ゲームでは「わたくし」で、稀に「あたくし」と言っていた。日本版での口癖は「ギッチョン!(ギッチョンチョン!)」や「ブラ〜!(コブラ〜!)」。テレビシリーズより先に公開された劇場版2作では、キャラクター設定が確定していなかったために喋り方が多少異なり、劇場版第1作目では「〜でございます」という慇懃な口調だった。海外版では西部のカウボーイのような言動[注釈 10]が特徴。サソリとコブラで別人格を持っているような描写も点在し、ビーストモード(サソリの頭)は低い声、コブラは高い声、ロボットモードではその中間の声を発する。コブラだけで動いていたこともある。
- 好戦的な性格[28]で、基本的にはメガトロンに忠実だが「いたぶる楽しみが減る」という理由でサイバトロン撃滅の中止をメガトロンに進言したり、タランスにそそのかされて、メガトロンを裏切ったこともある。ブラックウィドーに鼻の下を伸ばしたり、命令に稀にそむくなど、不真面目な言動が多い。
- インフェルノと共に人間の村を襲っている最中、ネメシスの砲撃を受け死亡する。その後、原始人たちの笛(コブラ部分)や面(ロボットモードの顔)、棒立て(ハサミ)にされてしまった。日本語版では「情けない」と嘆いている。
- 武器はコブラの口から放たれるものが主であり、機関砲サイドワインダー、毒の光弾ベノム・ストライク[29]、直接噛みつくベノム・バイト[29]、毒の帯状光線ベノム・エクスプロージョン[29]。第22話ではタランスが開発したパワードコンボイ型コントローラーを使って、パワードコンボイを操っている。
- 川口浩、森本レオ、下條アトムなどナレーションのモノマネが多く、テロップで「クイック・森本・ストライク」「下條・クイックストライク・アトム」と紹介されたり、「川口さん?」とツッコミを入れられている。22話では飛田が主演していた『機動戦士Ζガンダム』のネタも披露している。出番の少ない脇役であることを嘆いている様子も見られた。
- ファイナルリミックスでのモノマネ大会では刑事コロンボのモノマネをするが、メガトロンに「(今時の)よい子のみんなにゃわかんねーよ!」とお仕置きを受けていた。
- 漫画版ではサソリ型ドローン(体型はスコルポスに酷似)とコブラ型ドローン(体型は『ネオ』のコラーダに酷似)を指揮している。ライノックスの研究所を襲撃するが、ライノックスの自決に疑問を抱いたブラックウィドーに八つ当たりされて頭部を蹴り飛ばされてしまった後、研究所の爆発に巻き込まれてしまう。ジャガーに殺害された後、ドラゴンメガトロンの手でゾンビ軍団の1人として復活させられた。
- 戦将 ランページ / Rampage(メカカニ)
- 声 - 檜山修之 / キャンベル・レーン[注釈 11]
- 第8話から登場。スタースクリームのスパークの不死性を再現するためのプロトフォームXとして、サイバトロンの秘密実験により誕生[注釈 12]。だが、手の付けられない凶暴な性格[32]となってしまい、誕生地であるコロニーOのサイバトロンを全滅させた後、専用の救命ポッドに封印された。コンボイ部隊の手で生物の存在しない宇宙の墓場に投棄されるはずだったが、その前にビーストウォーズが勃発し、エイリアンマシン起動時の影響でXのポッドもエネルゴアに落下[注釈 13]。地球生まれではないために、トランスメタル化した状態からカニ[32]をスキャンしてビースト戦士になった。その戦闘力は凄まじく、無類の火力と耐久力を持つ。当初は両勢力とも無差別に攻撃していたが、メガトロンの手で不死身のスパークを半分に切断された後、切り取られた片割れをエネルゴン・ケージに封印されてしまい、メガトロンに芸名として「ランページ」と名付けられ[32]、半ば脅迫される形でデストロンに加入することになる。
- 原語版では古風で詩的な台詞回しで話し、高い知性をうかがわせるが、初期設定では一人称が「我々」であるなど、狂気の度合いが色濃く設定されていた。
- 日本版では広島弁で喋り、喋る時は「わしは〜」「〜じゃ!」を付ける。口癖は「チョッキンな〜!」。また、日本版では初登場した話が劇場版で先行放送されたことから、テレビシリーズでは初登場時には既にデストロンの一員になっていた。そのため、初登場時のチータスとの会話は初対面をイメージした会話となっている。
- 武器は三門式ガトリング銃ガルバキャノン[31]、小銃クラブバスター[31]。ビーストモード時は巨大な鋏テラークロー[31]を用いる。ビークルモードはタンクモードとも呼ばれるバトルタンク。
- コロニーO時代からの宿敵であるデプスチャージとはエネルゴアでも幾度となく戦いを繰り広げ、最後の対決ではスパークを破壊されるも至近距離からの爆発でデプスチャージを道連れにした。
- ファイナルリミックスでのモノマネ大会では二度振られるも「わしゃモノマネ出来んけぇ、パス!」と言ってモノマネを披露しなかった。
- 漫画版では秘密実験で誕生したときからランページの名を与えられており、理性は皆無に等しく、スパークを求める本能で動いており、広島弁も喋らない。海に没したアクサロンを調査しに来たサイバトロンに対し、メガトロンが先に送り込んでいた刺客として戦闘を展開。コンボイの両腕とロボットモードの頭部とビークルモード用のジェットホバーを失わせるほどの死闘を繰り広げるが、アクサロンに残った全ミサイルで噴火した海底火山によりコンボイと共に空高く飛び上がった後、コンボイが切り離したジェットホバーによりエネルゴアの衛星軌道上に追放された。その後、ドラゴンメガトロンの光線で葬られ、自身のスパークはタランスたちや兵士ドローンをゾンビとして復活させるために用いられた。なお、スパークを求めていたのは「スパークが無いと天国にいけない」と考えていたからであり、コンボイはランページを衛星軌道上に追放する際には「せめて、星となって眠れ」と哀れみの言葉を送っている。
- 諜報破壊兵 ジャガー / Ravage(カセットテープ)
- 声 - 森川智之 / リー・トッカー[34]
- 第10話から第12話まで登場。 セイバートロン星の秘密捜査官にしてデストロン評議会の一員。
- サウンドウェーブの部下のカセットロンのジャガーの新たな姿で獣人のようなボディとなり、人語も喋る。当時の変形音と共にカセットテープに変形[注釈 14]。
- 武器は腿に装備されたレーザーサイト式の二丁拳銃ダブルクロス[33]。光学迷彩で姿を隠すことも可能[33]。
- 常に冷静かつ淡々と仕事をこなす有能な工作員で初代メガトロンへの忠誠心は未だに忘れていない。吹き替え版では「な」の発音が「にゃ」になってしまうという愛嬌も見せる。一人称は「私」だがアニメ登場前に発売された玩具のパッケージでは「俺」になっている。
- 「ビーストウォーズ関係者の抹殺」という秘密任務を帯びて、エネルゴアに飛来。最初はサイバトロンに協力し、メガトロンを逮捕するもゴールデンディスクの破片から再生された初代メガトロンの遺言を聞いて、任務を放棄し、現在のメガトロンと協力してサイバトロンと交戦[32]。その最中、ラットルの手で爆破されたトランスワープクルーザーと運命を共にした[注釈 15]。
- 玩具はメタルスチータスの仕様変更品で日本のみの発売。名前はメタルスジャガーでカセットテープではなく、メカジャガーに変形する。
- 漫画版ではG1ジャガーことジャガー将軍(姿はハッピーミール版”パンサー”に酷似)の息子にして、デストロン特殊部隊黒(エボニー)の元隊長。一人称は「俺」彼にのみ聞こえる「神」の命令で生きる物すべてを宇宙を汚す害虫とみなして破壊する異常者で何万人もの捕虜・民間人を虐殺したとされており、重力刑務所に投獄されていた。エネルゴア以外でのサイバトロンとデストロンが終戦したことを伝えるためにエネルゴアに向かおうとしていたジャガー将軍を初めとした使節団を抹殺し、船を乗っ取り、エネルゴアに飛来。到着後、使節団抹殺に赴いたメガトロン部隊を倒し、さらには原始人の村を襲撃して立ち向かったダイノボットも仕留める。怒りに燃えるコンボイとの戦いで、彼の身体に風穴を空けるもその風穴で自身の腕を拘束されて零距離からの頭突きを受けた後、腕ごと引き千切られた銃に撃たれて、最期を迎えた。最終決戦ではジャガーもゾンビ化したが他のゾンビとは異なり、自我を有したままで顔には傷が出来ていながらも両腕は銃そのものと化す。コンボイに襲いかかろうとするが彼の代わりを引き受けたタイガトロンによって、真っ二つに切り捨てられた。顔立ちは玩具に近く、アニメではカセットテープに変形していたが漫画版では玩具と同じ、メタルスチータスに似た姿をしており、ビークルモードも披露した。銃は実弾式のものを使用。古風かつ以って回ったしゃべり方をして父親を「オヤジ」と呼ぶ作者の独自のキャラ作りの代表的存在になっている
- 特殊戦闘兵 メタルスダイノボット / Dinobot(メカヴェロキラプトル)
- 声 - 藤原啓治 / スコット・マクニール[34]
- 第17話から登場。プロトフォームボディにダイノボットのDNA[32]とランページの不死身のスパークを組み込み、トランスメタルドライバーの効果で生み出されたクローンダイノボット。初のメタルス2戦士でランページのスパークの効果もあり驚異的な再生能力を持ち、全身は刃物で構成されている。オリジナルダイノボットとは違って、凶暴かつ凶悪。メガトロンに非常に忠実であるが、呼び捨てにし、タメ口で会話しており、カットされているが、原語版の脚本では「俺のメガトロンへの忠誠心は疑いようがない」というセリフがある。ランページのスパークはエネルゴン・ケージごと組み込まれているが、ランページのスパークを傷つけても自身は一切ダメージを受けず、ランページのお目付け役を担っている。
- ランページの戦死で自身の中のランページのスパークも失われるが、それにより、オリジナルダイノボットの記憶と性格の影響を受けていき、ネメシスで原人を殺害しようとしたり、飛び立てないアークもろともサイバトロンを葬ろうとするメガトロンに反発するようになる。ついには、サイバトロンにアーク内のシャトルの情報を送り、メガトロンに対しても真っ向から決別宣言をした。シャトルの特攻でネメシスが墜落を初め、コンボイに脱出と別れを告げた後、ネメシスと運命を共にした[32]。人格変化については#内容節も参照。
- 出番の少なさでギャグシーンは幾分少なくなった。ファイナルリミックスアドリブが炸裂している。モノマネ大会ではコンピューターの判定を伝える役回りになっていた。
- 武器はビーストモードの足が変形した腕の爪デスクロー[35]。ダイノビームはダイノビーム・バージョン2[35]となり、以前は両目から放っていたがメタルス2においては、スコープがある片目から照準レーザーが放たれた後に一発のビームを出したり、ライトのように照射してから放ったりもする。劇中未使用だが尻尾を腕に取り付けることも可能。
- 漫画版では未登場。。
- ナビ子 / Predacons Computer
- 声 - 柚木涼香 / エリザベス・キャロル・サヴェンコフ
- デストロン戦艦のナビゲーションシステム。日本語版では前作同様に陽気な女の子の人格でしゃべる。第23話でタイガーファルコンがタランス諸共デストロン戦艦を爆破した際に一緒に吹き飛ばされた。
- 番組開始直前の5秒CMの第7話と第12話ではメガトロンに対して、ツッコミを入れている。
- 漫画版では未登場。
- サイバーラプター
- 劇場版『コンボイ大変身』に登場。メガトロンがラプターのクローンを改造して作ったメカラプター。制御用機械サイバーコントロールで制御されており、銀一色の体色と光線を放つ赤い複眼が特徴。サイバーコントロールを破壊されると暴走し、やがて停止する。
- 海外版では次のエピソードで初登場するメタルスダイノボットの試作品とも呼べる存在であったことがエピローグで描かれたが、日本版では第8話のラストシーンに変えられた。
- スパイダーボット
- 声 - 檜山修之
- タランスの偵察用小型ロボット。ランページに「今週のビックリドッキリメカ」とも呼ばれていた。
- 漫画版では未登場。
その他のキャラクター
- トランスミューテイト / Transmutate
- 声 - 池澤春菜 / スーザン・ブルー[34]
- 第9話に登場するゲストキャラクター。
- ポッドの損傷が激しかったために不完全な状態で誕生した異形のトランスフォーマー。パワーやスペックは高く、叫び声を超音波攻撃やバリアとして使用でき、ぎこちないながらも背中のジェットパックで飛行も可能。反面、知能は低く、変形もできない。
- 最初に発見したデストロンからは役立たず扱いされ、サイバトロンに保護されながらもライノックスから「修復不能のため、機能を停止させることが最善」と結論を出される。トランスミューテイトを自分と似た境遇であると感じたランページはトランスミューテイトを見捨てず守ろうとするもサイバトロンの仲間として受け入れようとするシルバーボルトとの間で戦いになってしまう。自分を巡って争う2人の戦いを止めようとして、両者のミサイルを受け止めるも限界以上にパワーを使用したことで爆砕。頭部をランページに抱えられたまま息絶えた。
- 海外版では女性だが日本版では一人称が「ボク」である他、「彼」という三人称を使われている少年のようなキャラクターになっている。
- 漫画版では未登場。
- 玩具は未発売であったが後に「ビーストウォーズ10周年記念」を機に海外で商品化が実現。既存商品の復刻版にパーツ単位で梱包され、各商品を揃えることでフィギュアが完成できるようになっている。また、2020年代に展開された『ジェネレーションセレクト』の海外展開では、フォッシライザーとして、ティラノサウルスの骨格に変形するトイが販売されている。
- トリプティコン評議会 / Tripredacus Council
- 第10話に登場。現在のデストロン内の最大派閥の一つで、劇中ではタランスやメガトロンから「3バカ長老」と呼ばれる。メガトロンの一連の行動がサイバトロン評議会「エルダーズ」との政争にまで発展、現時点でサイバトロンとの戦争は時期尚早と判断し、メガトロンおよびビーストウォーズに関わった全てのトランスフォーマーの抹殺のため、ジャガーを派遣する。また、リーダー格である3名は、ユニクロンの眷属(ユニクロンズ・スポーン)であり、タランスの同志でもある。
- なお、この3人のCGはトライプレダカス / Tripredacus(前作と本作品の後の時代である『ビーストウォーズII』に登場したジョイントロンの元になったトリプルダクスのデザインになる予定だったが、CG製作が間に合わなかったため、別の外見で登場し名前も本編中では呼称されなかった。
- 漫画版では全員未登場。
- ラムホーン / Ramhorn
- 声 - 岸野幸正 / イアン・ジェームズ・コーレット[34]
- 評議会のリーダー格。語尾は「〜ぞよ」。
- シカタゴン / Cicadacon
- 声 - 茶風林/スコット・マクニール[34]
- 評議会メンバー。セイバートロン軌道上に爆薬を仕掛け、セイバートロン星のトランスワープウェーブ感知を妨害した。語尾は「〜だよん」。
- シークランプ / Seaclamp
- 声 - 八奈見乗児 / リー・トッカー[34]
- 評議会メンバー。惑星エネルゴア(地球)にジャガーを派遣した。ゲストキャラクターで唯一5秒CMにセリフを残している。
- 初代メガトロン / Megatron
- 声 - 高木渉 / ゲイリー・チョーク
- 第11話から登場。デストロンの先代のリーダーにして、最初のメガトロン。
- 人類が外宇宙に向けて打ち出した探査船ボイジャーに搭載されたゴールデンディスクに未来のデストロン戦士へのメッセージを残す。それは自らが敗れた場合を想定し、技術の進歩を見越した歴史改変を指南していた。アーク内で休眠状態中、メタルスメガトロンの手で外されたスパークはメタルスメガトロンのスパークと合体して、メタルスメガトロンはドラゴンメガトロンへの進化を果たす。
- 漫画版では溶岩の中に沈んでおり、頭部だけの状態で落ちてきたメタルスメガトロンの声に反応して一時的に目を覚まし、彼に自身のスパークの力を与え、ドラゴンメガトロンに転生させる。現在のメガトロンからは「大始祖様」と呼ばれた。
- 初代コンボイ / Optimus Prime
- 第12話から登場。サイバトロンの先代のリーダーにして、最初のコンボイ。
- アーク内で休眠状態の最中、メタルスメガトロンのメガバスター(光の刃)を受けて、頭部を破損。修復が終わる前にスパークが消滅してしまうほどの重傷だったことからスパークは一時的にメタルスコンボイのスパークと合体することになり、その影響でメタルスコンボイはパワードコンボイへの進化を果たす。ライノックスとブラックウィドーの手で頭部が修復された後、パワードコンボイの手でスパークは戻された。
- 漫画版ではドラゴンメガトロンに頭部を砕かれてしまい、その影響でスパークも落ちてしまうがメタルスコンボイのスパークと合体したことで死を回避。戦いが終わった後、身体のほうはライノックスの手で修復されることになった。回想内においては初代メガトロンに連続キックを放っている。現在のコンボイからは「初代コンボイ様」と呼ばれた。
- チャック、ウナ
- 声 - 山口勝平(チャック)、柚木涼香(ウナ) / スーザン・ブルー
- 原始人の兄妹。
- チータスやラットルの言った言葉を真似してカタコトの言葉を話すがファイナルリミックス(最終話)である第26話ではちゃんとした言葉で話した。第20話のアイキャッチにも登場した。
- 漫画版では未登場。
- お父さん
- 声 - 飛田展男 / 不明
- チャックとウナの父親の原始人。
- ダイノボットの遺品である石斧を自身の武器としており、先行上映された劇場版第2作目では既にその石斧を持っている状態での登場となっていた。最初はサイバーラプターに為す術もなく逃げ惑ったがチャックとウナの窮地に駆けつけ、サイバーラプターを一匹倒すなどの活躍を見せる。
- 漫画版では未登場。
- ヴォック / Vok
- 声 - 長島雄一、飛田展男 / リチャード・ニューマン、ブルー・マンクマ[34]
- 前作から続いて登場する謎のエイリアン。
- 本作品では巨大な髑髏にライオンのようなたてがみが生えた外見で登場したが実体を持たない思念体ゆえに本来の姿なのかは不明。不老不死、不滅であり、その能力は物質の創造や時空間を越える、操るといった神に等しい超存在である。
- タイガトロンとエアラザーを捕らえ、彼らを合体させて作り出したタイガーファルコンを依り代にエネルゴアに赴き、サイバトロンとデストロンの両軍に襲いかかる。最終的にはタランスに憑依した状態から自爆して、タランスを葬った。
- 原語版ですら「複雑化しすぎる」との事情で語られなかったが、裏設定では実は彼らビーストウォーズに登場するトランスフォーマーの誕生にも深い関わりを持つ。
- 漫画版では未登場ゆえ、エイリアンマシンに激突したコンボイの死は「メガトロンの罠による戦死」でクォンタムサージは「コンボイの死と共に発生した」と説明され、タイガーファルコン誕生の経緯も異なり、トランスメタルス2も登場しなかった。
配給は東映。劇場版として制作されたものではなく、北米でテレビシリーズの一本として放送されたものを、アニメの放送に先駆けて先行公開した。それに合わせ、オープニングテーマをバックに「なぜコンボイたちがメタルスになったか」について簡単な説明が入れられている。
日本でのテレビシリーズが放送された際、この2話は放送されず、代わりに編集版「リミックス」が放送され、第1作は「お年玉・ビーストウォーズスペシャル」と呼ばれる正月特別番組枠で放送。権利問題でDVD-BOXには未収録となっている。東映のオープニングのいわゆる「荒磯に波」にもアドリブが入った。
CG版ビーストウォーズメタルス
1998年12月19日、『映画版 ビーストウォーズスペシャル 超生命体トランスフォーマー』内で上映された。ランページ初登場のエピソードである北米版第2シーズン第8話(通算第34話)「Bad Spark」をベースにしている。また、本編と比べると新キャラクター勢の性格や口癖が若干異なる。なお、当初はコンボイがメタルス化するまでの過程(本編第1話〜第3話のダイジェスト)を上映する予定だったが都合により叶わなかった。そのため、メタルスになる過程などはオープニングのみで語られている。
予告ナレーションはコンボイ役の子安武人とラットル役の山口勝平が担当[注釈 17]。
- スタッフ
- 製作総指揮 - 高岩淡、佐藤博久、鈴木徹也
- 監督 - 岩浪美和
- 脚本 - グレッグ・ジョンソン
- 演出 - スティーブ・サックス、ジョナサン・グッドウィル
- 翻訳 - アンゼたかし
- 編集 - 永井広幸
- 整音 - 佐竹徹也
- 録音助手 - 堀田英二、宮澤次郎
- 効果 - 神保大介
- 音楽プロデューサー - 立花一、前山寛邦
- エクゼクティブプロデューサー - 山崎芳郎、宮川鑛一
- プロデューサー - 板垣耕三、沢玲子
- 制作 - イオン
- 製作 - ビーストウォーズ映画製作委員会、東映、タカラ、イオン、テレビ東京
- 配給 - 東映
- 主題歌
- オープニングテーマ「始まりの唄」
- 作詞・作曲 - 勝誠二 / 編曲 - 京田誠一 / 歌 - 勝誠二、石動拳三
- エンディングテーマ「果てしないこの宇宙 (SORA) へ」
- 作詞 - 石動拳三 / 作曲 - 勝誠二 / 編曲 - 京田誠一 / 歌 - 勝誠二、石動拳三
映像ソフト化
いずれも発売元はパイオニアLDC。
- VHS
- 1999年6月11日発売。
- LD・DVD
- ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー スペシャル
- 1999年9月24日発売。『CG版ビーストウォーズ 激突!ビースト戦士』、『ビーストウォーズII 超生命体トランスフォーマー ライオコンボイ危機一髪!』と同時収録。
ビーストウォーズメタルス コンボイ大変身!
1999年7月31日上映(同時上映は『小さな巨人ミクロマン 大激戦! ミクロマンVS最強ゴルゴン』『スーパードール★リカちゃん リカちゃん絶体絶命!ドールナイツの奇跡』)。北米版第3シーズン第4話(通算第43話)「Cutting Edge」をベースにしていて、メタルスになった説明に加え、コンボイがパワードコンボイになった過程も説明されており、北米版第3シーズン第1話(通算第40話)「Optimal Situation(日本版:大きくな〜れ)」が編集されて使われている。また、ブラックウィドーは「わけあってサイバトロンにいる」とされ、初代コンボイの名は伏せられ「サイバトロンの伝説の勇者」となっている。このほか、次のエピソード(メタルスダイノボット)に繋がる伏線のシーンもカットされている。
なお、タイトルの割には、コンボイの活躍するシーンは前半のパワードコンボイ(映画公開時は日本版名が決定しておらず『メタルス新コンボイ』の名称が使われた)初登場のエピソードがほとんどで、本編ではタランスの新兵器にやられたり、音痴な歌(前作の主題歌「WAR WAR! STOP IT」)を披露したりとコメディ的な出番が多い。
予告ナレーションは、前作に引き続きコンボイ役の子安武人とラットル役の山口勝平が担当。
- スタッフ
- 監督 - 岩浪美和
- 脚本 - イアン・ウェア
- 演出 - トレントン・カールソン
- 翻訳 - アンゼたかし
- 翻訳監修 - 石川裕人
- 編集 - 谷田秀幸、永井広幸
- 録音 - 堀田英二
- 効果 - 神保大介
- 音楽プロデューサー - 前山寛邦
- エクゼクティブプロデューサー - 山崎芳郎
- プロデューサー - 板垣耕三、阿久津幸宏、沢玲子
- 制作 - イオン
- 製作 - BMS映画製作委員会、東映、タカラ、イオン
- 配給 - 東映
- 主題歌
- オープニングテーマ「あの夢の彼方へ」
- 作詞・作曲・編曲・歌 - COA
- エンディングテーマ「WA! WA! ワンダーランド」
- 作詞 - 斉藤謙策 / 作曲・編曲 - 藤沢秀樹 / 歌 - COA(コーラス:森の木児童合唱団)
- この曲をバックに「ビースト新戦士イラストコンテスト」の優秀作が発表されていた。
『コミックボンボン』にて1999年11月号から2000年4月号まで連載。作者は今木商事。全6話。出版不況のため、単行本化されなかったが[16]、2014年に『ヒーローX』から電子書籍で発売されることが決定し、その翌年の2015年から発売開始した。また復刊ドットコムより書籍版が2016年7月16日に発売された。
アニメ本編がシリアスな展開ながらもアドリブによるコミカルさを交えていたのに対し、漫画版はシリアス重視の展開となり、サイバトロンとデストロン、両軍共に全員が揃うことはなかった。第三勢力であるエイリアンの存在にも一切触れられず、アニメ以上にサイバトロンとデストロンの戦いに焦点が置かれた。また、前作『ビーストウォーズ』は漫画化されておらず、繋がりがない。
登場レギュラーキャラクターは仕様をアニメ版に近付けた改修が行われ1999年9月より日本公式発売、12月よりパワードコンボイ以下トランスメタルス2が発売された。また劇場公開時にも海外版が劇場で販売されたり、イトーヨーカドー・トイザらスやキャンペーンなどでシルバーボルト、ランページなども手に入れられた。
パッケージでは各キャラクターの名前の左上に小さく「メタルス」と表記されている。キャラクターカードでは同じサイズで「メタルス◯◯」と表記されている上、英語表記は「METALS」を省略されたキャラクター名だけが表記されている。海外版で体に描かれた各キャラの名前は国内版では「CYBETRON」「DESTRON」に変えられている。
サイバトロン
- C-40 メタルスコンボイ(サイズ:Mega)(1999年9月発売)
- 初回限定で「先取りひみつビデオ」付属
- C-41 シルバーボルト(サイズ:Deluxe)(1999年9月発売)
- C-42 メタルスチータス(サイズ:Deluxe)(1999年9月発売)
- C-43 メタルスラットル(サイズ:Deluxe)(1999年9月発売)
- C-44 メタルスライノックス(サイズ:Deluxe)(1999年9月発売)
- C-45 メタルスエアラザー(サイズ:Deluxe)(1999年9月発売)
- C-46 メタルスデプスチャージ(サイズ:Ultra)(1999年10月発売)
- C-47 メタルスパワードコンボイ(サイズ:Super)(1999年12月発売)
- C-48 メタルスブラックウィドー(サイズ:Mega)(1999年12月発売)
- C-49 メタルスチータス2(サイズ:Deluxe)(1999年12月発売)
- C-50 メタルスタイガーファルコン(サイズ:Ultra)(1999年12月発売)
- ラムラス(サイズ:Deluxe)
- 東映アニメフェア'99公開時に劇場売店にて限定発売。
- 海外版パッケージにシールを添付し、トイザらス限定発売。日本未発売のブラックカラー版も存在する。
- 海外版パッケージにシールを添付し、トイザらス限定発売。
- キャンペーンプレゼントとして頒布後、海外版パッケージにシールを添付し、トイザらス限定発売。
- 東映アニメフェア'99公開時に劇場売店にて限定発売。
デストロン
「D-49」「D-50」は欠番となっている。
- D-40 メタルスメガトロン(サイズ:Mega)(1999年9月発売)
- D-41 メタルスランページ(サイズ:Ultra)(1999年9月発売)
- D-42 メタルスワスピーター(サイズ:Deluxe)(1999年9月発売)
- D-43 メタルステラザウラー(サイズ:Deluxe)(1999年9月発売)
- D-44 メタルスタランス(サイズ:Deluxe)(1999年9月発売)
- D-45 クイックストライク(サイズ:Basic)(1999年9月発売)
- D-46 メタルスインフェルノ(サイズ:Mega)(1999年10月発売)
- D-47 メタルスドラゴンメガトロン(サイズ:Ultra)(1999年12月発売)
- D-48 メタルスダイノボット(サイズ:Deluxe)(1999年12月発売)
- X-9 メタルスジャガー(サイズ:Deluxe)(1999年10月発売)
- スカージ(サイズ:Deluxe)
- 海外版パッケージにシールを添付し、トイザらス限定発売。
- 海外版パッケージにシールを添付し、トイザらス限定発売。
- 東映アニメフェア'99公開時に劇場売店にて限定発売。
対決セット
対決セットの組み合わせは必ずどちらかがアニメに登場するキャラになっているため、サイズ、価格帯、登場時期、カテゴリーの違う(フューザーズ同士の対決セットではなく、メタルスvsフューザーズとなっている)キャラ同士の組み合わせも存在する。
- VS-40 宿命の対決 メタルスコンボイVSメタルスメガトロン(1999年9月発売)
- メタルスコンボイとメタルスメガトロンのセット。初回限定で「先取りひみつビデオ」が付属。
- VS-41 勇猛の対決 シルバーボルトVSメタルスランページ(1999年9月発売)
- シルバーボルトとメタルスランページのセット。
- VS-42 疾風の対決 メタルスチータスVSメタルスワスピーター(1999年9月発売)
- メタルスチータスとメタルスワスピーターのセット。
- VS-43 閃光の対決 メタルスラットルVSメタルステラザウラー(1999年9月発売)
- メタルスラットルとメタルステラザウラーのセット。
- VS-44 剛力の対決 メタルスライノックスVSメタルスタランス(1999年9月発売)
- メタルスライノックスとメタルスタランスのセット。
- VS-45 陽炎の対決 メタルスエアラザーVSクイックストライク(1999年9月発売)
- メタルスエアラザーとクイックストライクのセット。
- VS-46 海底の対決 メタルスデプスチャージVSメタルスインフェルノ(1999年10月発売)
- メタルスデプスチャージとメタルスインフェルノのセット。