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ガンダムシリーズの登場兵器 ウィキペディアから
ネオ・ジオンの機動兵器(ネオ・ジオンのきどうへいき)では、1985年に放送されたテレビアニメ『機動戦士Ζガンダム』で初登場し、翌1986年に放送された続編『機動戦士ガンダムΖΖ』で「ネオ・ジオン軍」と改名するジオン公国軍残党組織「アクシズ」、1988年に公開されたアニメーション映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』に登場する再編組織「新生ネオ・ジオン軍」、2007年より発表された小説およびOVA『機動戦士ガンダムUC』に登場する残党組織「袖付き」が運用するモビルスーツ (MS) やモビルアーマー (MA) といったロボット兵器について解説する。記述は五十音順。
小説・配信アニメ『機動戦士ガンダム Twilight AXIS』に登場。サイコフレームの前身となる技術のテスト機として開発されていたニュータイプ専用MA。
R・ジャジャ R-JARJA | |
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型式番号 | AMX-104 |
全高 | 23.55m[1] |
頭頂高 | 20m[1] |
本体重量 | 36.4t[1] |
全備重量 | 67.5t[1] |
装甲材質 | ガンダリウム合金[1] |
出力 | 2,320kW[1] |
推力 | 16,200kg[1] 11,200kg×2(スカート内)[1] / ×5[2][注 1] 総推力:38,600kg[3] / 75,040kg[4][注 2] |
センサー 有効半径 | 13,700m[1] |
武装 | 銃剣付きビーム・ライフル ビーム・サーベル 3連装ミサイルポッド バリアブル・シールド |
搭乗者 | キャラ・スーン ビーチャ・オーレグ ダントン・ハイレッグ 他(「劇中での活躍」を参照) |
その他 | 姿勢制御バーニア×18[1] |
宇宙世紀0088年を舞台とする『機動戦士ガンダムΖΖ』および宇宙世紀0096年を舞台とする『機動戦士ガンダム Twilight AXIS』に登場。アニメ劇中では「アール・ジャジャ」と発音されるが、小説版『ΖΖ』などでは「アル・ジャジャ」とも表記される。
旧ジオン公国軍のギャンの設計思想を受け継いだ白兵戦用MSで[5]、上級士官(騎士)用に改修が加えられたとされる[6]。製造されたのはキャラ・スーンが搭乗する赤い1機のみと考えられていたが、のちに複数機の製造が確認されている[6]。
宇宙世紀0092年を舞台とする漫画『機動戦士ムーンガンダム』に登場。メカニックデザインは形部一平[11]。
ミノフスキー粒子散布環境下での前哨射撃戦に対応した改修機。パイロットは、アタラント3MS部隊「チームデルタ」の隊長オルボ・マルシェフが務める[11]。
頭部にはトサカ状の高感度センサー、左肩にはEWAC機能やレーザー、超音波センサー、光学センサーを組み込んだ観測偵察用のレドームポッドが追加され、従来の白兵戦能力に加えて、狙撃機や指揮官機としての機能も兼ね備えたオールラウンドな機体となっている[11]。
専用武装として、超長射程の狙撃用大型ビーム・ライフルを装備。連続での使用には適さないながらも、レドームポッドと連動したスコープセンサーと、銃身周囲の小型スラスター3基による照準補正機能によって射撃精度を極限まで高めている。左腰の鞘付きビーム・サーベルはグレネード・ランチャー3基に換装され、代わりに継戦能力を高めた細身のサーベルを前腕片方に2基ずつ、計4基装備する。バリアブル・シールドのウェポンラックは撤去されている[11]。
人型作業機械をベースに開発された、量産型中距離支援用可変MS。
ガザCへと繋がる作業用MS。
ガザCへと繋がるMS。
ガザCの改良型。
ガザCの発展型で、MA形態での戦闘力を強化した。
ガザシリーズをリファイン・再設計した量産型可変MS。MS形態時の戦闘力に重点が置かれている。
ザクレロの流れを汲むニュータイプ専用MA。
一年戦争時に開発されていたガルバルディを、親衛隊「ロイヤルガード」用として改修強化した機体。
漫画『機動戦士ムーンガンダム』に登場。ガズアルとガズエルの現地改修型で、装飾の撤去や一部武装の変更がおこなわれている。
水圧に耐えるため、球形をした機体が特徴的な水陸両用MS。
『機動戦士ガンダムΖΖ』、および宇宙世紀0096年を舞台とする『機動戦士ガンダムUC』に登場。
地球圏侵攻に当たり、アクシズが戦力増強のために試作したMS群のひとつ[12]。地球圏に散り散りになっていた旧ジオン系の技術者がアクシズへ合流して開発された機体であるため、それまでの主力であったガザ・シリーズよりもジオン系MSのコンセプトが色濃い設計となっており[12]、ザクの系列に当たるとされるが[14]、連邦系MSの技術であるムーバブル・フレームも導入されている[12]。また、グフのような重装甲の近接戦闘用MSとして開発されたともいわれ[15]、後方支援用のズサとの共同作戦も想定されている[16]。陸戦用ともいわれるが[17]、宇宙でも運用されている。
試作機[18]はエンドラ内部で組み立てられ[19]、マシュマー・セロによって初めて実戦運用がおこなわれ[12]、高い操縦性とバランスのとれた性能から制式に量産化される[18]。生産性は高いが、近接戦闘用の機体としては内蔵火器が多いため機体の大型化と重量の増加が欠点となり[15]、ドライセンより性能が劣るとされる[17]。
書籍『機動戦士ガンダムΖΖ HOW TO BUILD GANDAM WORLD4』に作例が掲載された(型式番号:AMX-101G)。
ガルスJの再設計機。ガルスJの欠点の一つである整備性の悪さが改善されたほか、背部のキャノン砲やショルダー・ミサイル・ポッド、各種携行武装が追加装備されている。
『機動戦士ガンダムUC』に登場。
ガルスJの固定武装であるフィンガー・ランチャー[注 3]やミサイル・ポッドを廃し、左肩にガ・ゾウムのハイパー・ナックル・バスターと同型のビーム・キャノンを1門装備し、左腕にザク・デザートタイプの3連装ミサイルポッドを装着している。右腕には多目的ハードポイントを備える[26]。両肩はスパイク・アーマーに変更され、機体色はガルスJのグリーンからサンドカラーに変更されている。
小説版とアニメ版で腕のデザインが違い、小説版では前腕部にカバーが追加されてアーム・パンチ機構が見えなくなっているが、作中ではアーム・パンチを使用している[27]。アニメ版では両肩にスラスターが1基ずつ追加され、前腕はガルスJと同型である。
小説・アニメ版ともにトリントン湾岸基地襲撃作戦に参加。小説版ではジャイアント・バズを携行する。アニメ版では右腕ハードポイントにザクキャノンのビッグ・ガンを装備し、ジオン残党軍が占拠するグレイファントム級の残骸からガルスJらとともに出撃してガンタンクIIを撃破するが、小説・アニメ版ともに上空のジェスタ部隊の狙撃に遭い、撃墜される。
漫画『機動戦士ガンダムUC 『袖付き』の機付長は詩詠う』では、トリントン基地襲撃戦後に海賊に奪われている。第7話においてハイパー・ナックル・バスターを用いてカークス隊の基地を狙撃するが、足場を破壊されてズゴックEの不意討ちに遭い、撃破される。
漫画『機動戦士ガンダム U.C.0096 ラスト・サン』では、ガルスJらとともにブランダムール隊に配属され、タマキの母シヅカ・エトール少尉が搭乗する。タマキのガルスJ同様の装飾が施され、塗装はグリーン系[28]とグレー系[29]が確認できる。頭部アンテナは装備されていないが、基部は残っている。
漫画『機動戦士ムーンガンダム』では、0091年に新生ネオ・ジオン軍が接収した南極の旧資源開発基地に配備されており、ロンド・ベル隊による降下作戦の迎撃に1機が出撃している。
上記の『『袖付き』の機付長は詩詠う』に登場する海賊MSやゲーム『機動戦士ガンダム バトルオペレーション2』登場の際は右肩にビーム・キャノンを装備しており[30]、ビーム・キャノンの位置は変更が可能。
アニメ版『機動戦士ガンダムUC』、および外伝漫画『機動戦士ガンダムUC 『袖付き』の機付長は詩詠う』などに登場。
「袖付き」がガルスJをベースに開発した機体で[31]、拠点突破に重点を置き[31]、艦船に対する強襲能力やMSに対する格闘戦能力を特化させている[32]。肩部や膝部などの装甲をはじめ、スラスターやプロペラントまで排除され[32]、ベース機から50%以上の軽量化を実現[31]。これにより非常に高い運動性を発揮するほか、装甲による可動の制限が少なくなったため、人間のような動きによる格闘戦が可能となっている[32]。ただし、その代償として防御力は大幅に低下している。また、スラスター類は完全に排除された訳ではなく、漫画『機動戦士ガンダムUC 『袖付き』の機付長は詩詠う』によると長距離航行用推進機関が取り外されているとされ、小規模のスラスターを可動させているような描写が存在する[33]。長距離移動時はズサ用の大型ブースター(ズサブースター)を装着して運用されるが、戦域到達後に切り離されるため自力での帰還は困難となる。ほかのガルス系と異なり、頭部のアンテナをもたない。
漫画『A.O.Z Re-Boot ガンダム・インレ-くろうさぎのみた夢-』に登場(型式番号:AMX-101S)[34]。
火星独立ジオン軍(ジオンマーズ)が使用するガルスJのバリエーションで、開発と製造は火星で行われている。ヒート・ランスとシールドを装備するなど近接戦に特化しており、かつてジオンマーズが支配していた時期は赤と白の親衛隊カラーに塗装されていた。ジオンマーズの没落後は中距離用の大型ビーム砲(ギラ・ドーガ重装型のランゲ・ブルーノ砲とほぼ同じデザイン)を装備され、デザートカラーに塗装されている。
漫画『機動戦士ムーンガンダム』に登場。第一次ネオ・ジオン抗争後にネオ・ジオン過激派(ザビ派)が用いた拠点制圧用大型MA。
ゲーム『SDガンダム GGENERATION』シリーズに登場するオリジナルMS。
ネオ・ジオンの地球侵攻作戦を想定し、核攻撃用MSとして開発された機体で、耐衝撃・耐熱処理や核攻撃後の離脱のための大出力スラスターなどが装備されている。
アクシズで開発されたニュータイプ専用MSで、サイコミュによるオールレンジ攻撃システムを搭載する。グリプス戦役および第一次ネオ・ジオン抗争において、アクシズの実質的指導者であるハマーン・カーンが専用機として使用する。マイナーチェンジ版のキュベレイMk-IIも存在する。
キュベレイの量産型。ネオ・ジオン内乱時にグレミー・トト率いる反乱軍麾下のニュータイプ部隊が使用する。
漫画『機動戦士ガンダム ヴァルプルギス』に登場。ネオ・ジオン残存艦隊が運用するニュータイプ専用MS。パイロットはハマーン・カーンを名乗る。
ニュータイプ専用大型MSで、サイコミュとファンネルによるオールレンジ攻撃システムを搭載する。第一次ネオ・ジオン抗争末期に、グレミー・トトの反乱軍により運用される。
漫画『ダブルフェイク アンダー・ザ・ガンダム』用にデザインされたが、本編には未登場。ギラ・ドーガの前段階とも、ネオ・ジオン製のボリノーク・サマーンともいわれる。
ゲーマルク GEYMALK | |
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型式番号 | AMX-015 |
全高 | 25.5m[36] |
頭頂高 | 22m[36] |
本体重量 | 46.3t[36] |
全備重量 | 78.7t[36] / 78.3t[13] |
装甲材質 | ガンダリウム[36] |
出力 | 8,320kW[36] |
推力 | 31,900kg×2(背部メイン・スラスター)[36] 14,300kg×2(ロング・テイル・スラスター)[36] 総推力:92,400kg[13] |
センサー 有効半径 | 11,700m[36] |
武装 | 2連装ビーム・ランチャー×2 ハイパー・メガ粒子砲 2連装メガ粒子砲×2 メガ粒子砲 3連装メガ粒子砲×2 ビーム・ライフル×2 3連装グレネード・ランチャー×2 ビーム・サーベル×2 メガ・ビーム・カノン×2 マザー・ファンネル×2 チルド・ファンネル×28 |
搭乗者 | キャラ・スーン |
その他 | 姿勢制御バーニア×28[36] |
『機動戦士ガンダムΖΖ』に登場。メカニックデザインは明貴美加[37]。
ニュータイプ専用の重MSで、ドーベン・ウルフとともに第4世代MSの代表格とされる[38]。アクシズ側でも開発に成功した、ΖΖガンダム並みの火力をもたらすメガ・コンデンサーによって機体各所にメガ粒子砲を搭載しており[39]、死角を持たない[36]。
また、マザー・ファンネル・システムにより[40]長距離のファンネル攻撃が可能であるが、高度なシステムであるため強化人間にしか扱えない[39]。しかし、サイコガンダムMk-IIの回収により連邦軍の技術も吸収したアクシズのサイコミュ技術の向上により、キュベレイなど初期のニュータイプ専用MSよりは扱いやすくなっている[38]。
強化人間となったキャラ・スーンが搭乗し、常にガズアルとガズエルを付き従えて出撃する。実戦参加が確認できるのはこの1機だけだが、量産化されたとする資料もある[41]。
漫画『機動戦士ムーンガンダム』に登場。メカニックデザインは形部一平[45]。
同作の主要登場人物であるリュース・クランゲル少佐の搭乗機。主人公のユッタ・カーシムを仲間に引き入れ利用せんとするリュースの思惑に沿い、主人公機であるムーンガンダムと共闘したり敵対したりといった役回りを演じる。
白を基調としたカラーリングで、一部濃淡グレーで塗装されている。ゲーマルクの系列機であるが、重火力やリレー・ファンネル・システムを継承したニュータイプ専用機であること以外に共通点はほとんど見られない[45]。
後頭部にはモノアイ3基とジェネレーターを搭載した円盤状の大型バックパックを有し、2機分のパワーを発揮するMAのような存在とされる。バックパックが垂直に起立して頭部と合体することで、サイコミュの情報伝達・処理能力が3倍となる「マシン・ヘッド・モード」に「変身」し、パイロットのニュータイプ能力が高くなくても多数の端末によるオールレンジ攻撃が可能となる。ただしパイロットの脳への負担が大きいため、3分以上の使用は推奨されていない[45]。
おもな武装として、最長58メートルまで伸長可能なビーム・ブレードを展開するロング・ビーム・ライフルを携行する[45]。マシン・ヘッド・モードの起動中には「ダグ・リーダー」と呼ばれる、20基のファンネルによって形成された磁場空間による攻撃が可能で[45]、これは「アッザム・リーダーの進化版」に当たる武装とされる[46]。
メカニックデザインは形部一平[45]。形部いわく、マシン・ヘッド・モードに変身前のモチーフは「ヘッドホンとフードジャケットを着た少年」、変身後は「カネゴンみたいな怪獣・怪人」とされ、二面性のあるデザインが意図されている[45]。
連邦製のハイザック→マラサイ系とは別に、アクシズの技術者がザク系の最終型として開発した汎用型MS。
ザクIIIに指揮官用のオプションを装備して改修した機体。
漫画『機動戦士ムーンガンダム』に登場する、ザクIIIの発展型。ザク系MSの特長である高い汎用性を受け継いでおり、高機動型指揮官機をはじめとする複数のバリエーションがある。
漫画『機動戦士ガンダム ヴァルプルギス』に登場。ネオ・ジオン残存艦隊が運用するザク系MS。
ジャムル・フィン JAMRU-FIN | |
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型式番号 | AMA-01X |
全高 | 17.2m[47] |
頭頂高 | 15m[47] |
全長 | 20.5m(MA形態)[48] |
全幅 | 14.9m(MA形態)[48] |
本体重量 | 24.7t[47] |
全備重量 | 58.5t[47] |
装甲材質 | ガンダリウム合金[47] |
出力 | 4,750kW[47] |
推力 | 34,400kg×1[47](尻部[48]) 24,100kg×2[47](両肩[48]) 総推力:82,600kg[49] |
センサー 有効半径 | 13,400m[47] |
武装 | ハイ・メガ・キャノン 3連装小型ミサイルランチャー×2 ビーム砲×2 |
搭乗者 | ダニー デル デューン |
その他 | 姿勢制御用バーニア×10[47] |
メガ・ブースター MEGA BOOSTER | |
型式番号 | AMF-02R[50] |
全長 | 28.2m[48] |
全幅 | 15.2m[48] |
本体重量 | 10.8t[48] |
全備重量 | 45.1t[48] |
装甲材質 | ガンダリウム・コンポジット[48] |
推力 | 38,700kg×2 (メイン・ブースター両翼)[48] 28,200kg×1(本体尾部)[48] |
武装 | メガ・ランチャー ミサイル・ランチャー×2 ビーム砲×2 ボンバー・ユニット |
『機動戦士ガンダムΖΖ』に登場。
高機動型可変MA。当初はビグ・ザムの系統を引く大型MAとして設計されたが、戦況の進展とともに即戦力となる機体が求められたため、急造の頭部と手足が取り付けられている[47]。主兵装のハイ・メガ・キャノンの威力はまさしくMA級であり、これに着目した上層部は本機から人型兵器としての余分な機能を極力廃し、自走砲として扱っている[47]。そのため、MS形態は人型とかけ離れた形状となっている。また、MA形態はオプション装備のメガ・ブースターとの合体用であるとも[47]、こちらが基本形態であるともいわれる[51]。
メガ・ブースターとの合体で長距離移動と武装の強化が可能となるほか、木星重力圏用[47]あるいは超長距離巡航用の核パルス推進の[52]ビッグ・ブースターの試作も検討されている[47]。
漫画『A.O.Z Re-Boot ガンダム・インレ-くろうさぎのみた夢-』に登場(型式番号:AMA-01S)。火星独立ジオン軍(ジオンマーズ)が独自に開発したジャムル・フィンの完成形。
ガルスJとの連携を目的に製造された中距離支援用MS。背面に本体よりも巨大なブースターを装備し、多数のミサイルを搭載する。
ゾディ・アック / ゾアン Z'OD-IACOK / ZOON | |
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型式番号 | AMA-100 |
全高 | 44.2m (ゾアン・巡航形態時:22.1m) (ゾアン・戦闘形態時:33.8m) |
全長 | 218.3m (ゾアン・戦闘形態時:193.85m) |
全幅 | 41.65m (ゾアン・巡航形態時:20.83m) (ゾアン・戦闘形態時:23.84m) |
本体重量 | 9,640t(ゾアン時:4,820t) |
全備重量 | 22,580t(ゾアン時:11,293t) |
装甲材質 | ガンダリウム・コンポジット |
出力 | 197,400kW(ゾアン時:98,700kW) |
推力 | 49,600t(ゾアン時:24,800t) 姿勢制御バーニア数:84(ゾアン時:42) |
センサー 有効半径 | 28,000m(ゾアン時:16,000m) |
武装 | 大型メガ粒子砲×2 ビーム・カノン×12 有線式ビーム・クロー×4 ビームサーベル×12 大型ミサイル×16 60mmバルカン×8 Iフィールド・ジェネレーター (ゾアン時は半数) |
搭乗者 | トッシュ・クレイ(ゾアンI) ファスト・サイド(ゾアンII) |
宇宙世紀0088年を舞台とする雑誌企画『ガンダム・センチネル』に登場。
全長200メートルを超える大型試作可変MAで、地球侵攻作戦の際の低軌道制空用兵器として開発された。外観は旧世紀の宇宙用ロケットを思わせる形状となっている。これほどの大きさとなると軌道変更の際のプロペラント消費が膨大なものになるが、大気圏上層部の大気を利用することにより、プロペラント消費を押さえた軌道変更を可能としている。
機体の中心線から上下に分離が可能。分離状態の機体はゾアンと呼ばれ、それぞれがゾアンI、ゾアンIIとされる。機体の各部を展開し、格闘戦形態に変形することができる。機体後方の「大頭部ユニット」は単体での航行・大気圏再突入が可能となっている。胴体中央部には大型のメガ粒子砲が装備されており、合体状態では機首部が大きく上下に分割し、内面に備されたIフィールド・ジェネレーターにより、正確に目標に誘導される。大型メガ粒子砲の威力はコロニーレーザーを除けば最強クラスである。それゆえ本機は全身が巨大なメガ粒子砲であるといえる。この装備は単体でも使用可能であるが、メガ粒子砲を連射する際のエネルギーチャージや冷却系にトラブルが発生し、機体の構造上問題の解決には至らなかった。サイコミュの導入も検討されていたが、メガ粒子砲関連のトラブルが続出したために計画は見送られる。
大気を利用した軌道変更の実験をした後に廃棄処分が決まっていたが、ニューディサイズ残党に対し(欠陥を告知せずに)譲渡された。ネオ・ジオン軍は地球連邦軍への宣戦布告前であり、地球連邦軍同士の内乱を傍観する立場を取っていたため、譲渡の表向きの理由はニューディサイズとの協力関係によるものだが、実情は多分に厄介払いを含んだものであった。しかし譲渡の際はネオ・ジオン軍のエンブレムが入ったままであり、エンブレムを消さずにα任務部隊と交戦する。
雑誌『モデルグラフィックス』の連載時には登場しなかったが、別冊化の際に新たにデザインされ本編に登場している。
ゲーム『SDガンダム GGENERATION-0』に登場するネオ・ジオン軍の試作型MA。
ゾディ・アックの欠点を改良し、生産性を高めるべく小型化した機体。メガ・カノン砲の威力こそ初期型に劣るものの信頼性は飛躍的に向上しており、大気圏突入能力やサーベルを用いた接近戦能力なども健在である。
コストパフォーマンスに優れたMAであり、地球侵攻作戦の主力部隊へ配備する予定であったが、当時のネオ・ジオン技術陣は準サイコミュ搭載MSの設計に追われており、本機の開発は設計段階で打ち切られた。
一般兵用のサイコミュを採用した大型MS。コンピュータアシスト型の簡易オールレンジ攻撃兵装であるインコムを搭載する。
ドライセン DREISSEN | |
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型式番号 | AMX-009 |
全高 | 23.4m[54] / 26.4m[13] |
頭頂高 | 22m[54] |
本体重量 | 36.7t[54] |
全備重量 | 66.8t[54] |
装甲材質 | ガンダリウム合金[54] |
出力 | 2,380kW[54] |
推力 | 21,400kg×2(背)[54] 8,600kg×3(背)[54] 9,800kg×4(スカート)[54] 総推力:107,800kg[13] |
センサー 有効半径 | 13,100m[54] |
武装 | 3連装ビームガン×2 ビーム・ランサー ビーム・トマホーク トライ・ブレード×3 ヒート・サーベル(「袖付き」仕様) ジャイアント・バズ(「袖付き」仕様) |
搭乗者 | ラカン・ダカラン オウギュスト・ギダン グレミー・トト 他(「劇中での活躍」を参照) |
その他 | 姿勢制御用バーニア×16[54] |
『機動戦士ガンダムΖΖ』および『機動戦士ガンダムUC』に登場。ラフデザインは出渕裕で、当初の名称は「バダルウ」あるいは「ゾンム」であった[10]。
ネオ・ジオン軍初の汎用量産型MSで[55]、ドムの後継機[55]。ガルスJやズサに遅れて開発されたとも[55]、同時期に開発されたともいわれる[56]。地球降下作戦用に陸戦を重視して設計されているが、宇宙でも十分な性能を発揮し[3]、重装甲と高機動を両立させ[57]、汎用機にふさわしいトータル・バランスに優れた機体となっている[55]。武装は近接戦闘用のものが中心となっており[55]、塗装は濃淡ブルーを基調に、一部を赤と黄色で塗られている。
ネオ・ジオン残党「袖付き」でも、本拠地パラオの護衛機として運用されている。黒と薄紫を基調としたドムに近い再塗装と、袖や胸部に装飾が施されている。
漫画『A.O.Z Re-Boot ガンダム・インレ-くろうさぎのみた夢-』に登場[60](型式番号:AMX-009G)。
ジオン軍残党組織「火星独立ジオン軍」(ジオンマーズ)が火星プラントで製造・使用しているドライセンの火星陸戦仕様で、ドム系に連なる機体としてドムIII(ドライ)と称されている。ドライセンの肩部スラスターはホバー走行用の大型ブースターに変更され、背部にはザクIII R-G型と同型のホバー用ユニットが装備されている。
ジオンマーズとアクシズは協力関係にあったためMSの設計が共通化されており、このドムIIIとドライセンもその一つとされている。
アクシズからデラーズ・フリートへと譲渡された試作大型MA。アナベル・ガトーが搭乗する。
バウ BAWOO | |
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型式番号 | AMX-107 |
全高 | 22.05m[4] / 18.50m[61] |
頭頂高 | 18.5m[4] / 22.05m[61][注 4] |
本体重量 | 34.7t[61] |
全備重量 | 67.5t[61] |
装甲材質 | ガンダリウム合金[61] |
出力 | 2,410kW[61] |
推力 | 18,760kg×4[61] 総推力:75,040kg[4] |
センサー 有効半径 | 12,200m[61] |
武装 | ビーム・ライフル メガ粒子砲付シールド ビーム・サーベル×2 4連装グレネード・ランチャー×2 ミサイル×6 |
搭乗者 | グレミー・トト クレイユ・オーイ ゴットン・ゴー ビーチャ・オーレグ |
その他 | 姿勢制御バーニア×16[61] |
バウ・アタッカー BAWOO ATTACKER | |
全長 | 26.6m[61] |
翼幅 | 24.26m[61] |
全備重量 | 46.3t[61] |
推力 | 82,500kg[61] |
バウ・ナッター BAWOO NUTTER | |
全長 | 12.34m[61] |
翼幅 | 13.0m[61] |
全備重量 | 21.2t[62] |
推力 | 6,300kg×2[62] |
『機動戦士ガンダムΖΖ』に登場。アニメ登場前の雑誌では「バウー」と表記されていた[63][64]。
可変MSの新たな可能性を検証すべく開発された機体[65]。すでにガザ・シリーズを実戦投入していたアクシズであるが、連邦系の可変MSに対抗できる機体の開発は後手に回っていた[65]。本機は連邦側との政治的取引によって供与された技術や、アクシズに「復帰」したアナハイム・エレクトロニクスやエゥーゴの旧ジオン系技術者の協力によって開発されたといわれており[65]、ΖガンダムやΖΖガンダム[66]をはじめとするΖ計画の機体の設計が参考にされている[67]。また、対ΖΖガンダム用に開発されたともいわれる[68]。
試作段階では「飛龍」と呼ばれ[61]、機体を上下2つに分離し、上半身を「バウ・アタッカー」、下半身を「バウ・ナッター」とそれぞれ称する飛行形態に変形するという、ΖΖガンダムに類似した機構[69]での運用をコンセプトに開発される[61]。しかし2名の乗員を必要とするのは非効率的と判断され、開発は中止[61]あるいは棚上げ[65]となる。バウ・ナッターを遠隔操作する案も、ミノフスキー粒子散布下での運用を疑問視され却下されている[61]。しかし、MS形態での性能は十分なものであったことから[65]、試作機は分離・可変機構を廃して士官専用機として改修されることとなる[61]。
しかし、本機が与えられる予定のグレミー・トトは、バウ・アタッカーの持つ軽快な運動性能に目をつけ、バウ・ナッターを大型ミサイルとして考えることでバウの潜在的価値を見出す[61]。彼は分離・可変機構をそのままに、バウ・ナッターには却下された無線操縦装置のほか、慣性誘導装置と弾頭の搭載を命じ[61]、さらにメガ粒子砲内蔵シールドと、ビーム・アサルト・ライフルも同時に製作させている[70]。以上により、本機は戦闘・攻撃・爆撃の3つの能力をもつこととなり[70]、試作機の完成と同時に上層部は本機の量産化を承認する[61]。
頭部はバウ・アタッカー時の空力を考慮した形状となっている[65]。バックパックは必要に応じて射出し、こちらも遠隔操縦することができる[69]。試作機は朱色を基調に一部黒と黄色で塗装され、腰部前面装甲左に「𪚢」(「龍」の下に「飛」と書いて一文字で「バウ」と読む)の文字が記されている。
『機動戦士ガンダムΖΖ』に登場。漢字のマーキングが無く、塗装が緑を基調に変更されている以外に外観上の変化はないが、劇中では一度も分離・変形せず、重力下ではベースジャバーに搭載して運用される。一般兵には分離機能を活用できなかったとも、量産機には分離合体システムが搭載されていないとも言われている[76]。
ゲームブック『機動戦士ガンダムΖΖ ヘルメス夢幻』では、分離機構を廃止した簡易量産型のバウbisが登場する(型式番号:AMX-107bis)。外観は原型機と変わりなく、機体色は緑。
アニメ版『機動戦士ガンダムUC』に登場。手首に「袖付き」の装飾が施されているだけでなく、設計当初のコンセプト通りにコックピットがバウ・ナッター側にも新設され[79]、それぞれ有人による完璧な連携機動が可能となっている[78]。塗装は量産型と同様に緑を基調とするが、襟や胸部インテークなど黄色の部分が白になっている。
「ガンダムフロント東京」内のドーム型映像施設「DOME-G」にて公開された映像作品『機動戦士ガンダムUC One of Seventy Two』が初出で、『UC MSV』に分類される。
「袖付き」がバウを改修した機体[82]。首魁であるフル・フロンタルの専用機として用意されており[82]、塗装は赤を基調とし、胸部と手首に「袖付き」特有の装飾が施されている。しかし、シナンジュの入手が確定したためフロンタルが乗ることはなく、機体各部に記された "10S" の機体番号はすべて斜線で取り消されている(シナンジュに引き継がれる)。
上半身(リバウ・アタッカー)のコクピット周辺と下半身(リバウ・ナッター)の機首部分にサイコフレームが採用されており、パイロットの感応波で完璧な分離連携機動をおこなえるようになっている[82]。脚部にフレキシブル・スラスター・ユニットが追加されているため、リバウ・ナッターは推力増加によって重力下でのサブフライトシステムとしての運用が可能となっており、フロントアーマーの内側に懸架用グリップが内蔵されている[83]。
漫画『機動戦士ムーンガンダム』に登場。メカニックデザインは形部一平。ティターンズ残党が製造したサイコ・ガンダムMk-IV G-ドアーズのデータを流用して開発された強化人間専用機[85]。
パイロットはニュータイプ研究所から選抜されたヤーヒム・ヤロミール大尉とペトラ・ゼルニケ准尉、そしてのちのヤクト・ドーガのパイロットとなるギュネイ・ガス准尉が務める。隊長であるヤーヒムの機体は紫で塗装され、頭部アンテナと襟部分の装飾が追加されている。ほかの2名は通常のバウと同じ緑基調の機体に搭乗する[85]。
G-ドアーズに搭載されたサイコプレート・システムの実証機で、理論上はG-ドアーズの頭部とサイコプレートが流用されたムーンガンダムと同等の機体性能をもつとされている。サイコプレートは片方のバインダーにつき4枚ずつ、計8枚を背部中央で重ねた状態で懸架しており、戦闘状態ではY字状に展開する。バウ系列の特徴である分離変形機構も健在で、分離後の上半身は「サイコバウ・アタッカー」、下半身は「サイコバウ・ナッター」と呼ばれる[85]。
サイコプレート以外の武装は基本的に通常のバウから変化していない[85]。
『機動戦士ガンダムΖΖ』に登場。
一般量産機にサイコミュ・システムを導入するために試作された機体[86]。無線誘導式のビットやファンネルはニュータイプや強化人間でないと扱えないが、有線誘導式のものは改良によりニュータイプ能力が低いパイロットでも運用が可能とされたためである[86]。ただし本来はニュータイプ専用機として開発された機体であったともいわれ[87]、さらにハマーン・カーンの専用機として開発されたとする説もあるという[88]。
両腕がジオングのものを改良した三連ビーム砲搭載の有線誘導端末となっている[86]。また、連邦系MSのバイオセンサーのように[86]操縦系のインターフェイスにもサイコミュを援用し機体の追従性を向上したうえで[89]、肩部と腰部に多数装備されたスラスター・バーニア・アレイにより、従来のMSとは比較にならない程の機動性をもたらしている[89]。
スペック上は同じくサイコミュを搭載するキュベレイを凌駕するものの、総じてバランスが悪い機体となってしまう[87]。また、改良されたサイコミュ・システムでも一般兵ではその性能を100パーセント活かすことができなかったため、計画は中止となる[86]。試作機のうち1機はマシュマー・セロに引き渡されている[86]。
さらに、宇宙世紀0096年の「ラプラスの箱」を巡る戦いにおいて、本機のコンセプトを受け継いだローゼン・ズールが開発されている。
もともとはハンマ・ハンマの初期稿の段階での名称で[91](「ラジャスターン」または「ラジャ」とも[10])、上下に分離してそれぞれが小型MAとなる機体としてデザインされていた[91]。
プラモデル『1/144 ハンマ・ハンマ』付属説明書によれば、ハンマ・ハンマの試作機のうち1機がバウのような上下分離型MSのテスト機に改修されたという[86]。その後、『機動戦士ムーンガンダム』に登場するメドゥッサの機体解説にハンマ・ハンマとともに原型機として名称が記載された[92]。
WAIQUEURE
『新MS戦記 機動戦士ガンダム短編集』(電撃コミックス版)収録の近藤和久の短編漫画「JUPITER [ZEUS] IN OPERATION TITAN U.C.0083」に登場する、ハンマ・ハンマの前身に当たる機体(型式番号:AMX-103P)。
有線式アームが4本になっているのが特徴。また口部にメガ粒子砲を内蔵。バックパックはハンマ・ハンマよりやや大きく、プロペラント・タンクを4本装備する。塗装は黒と赤を基調とする。
本機の原型ともいえるデザイン画を『模型情報』連載の「近藤和久のプロジェクトモビルスーツ」で描かれたハンマ・ハンマ[注 7]に見ることができる[93]。
PlayStation用ゲーム『SDガンダム GGENERATION』に登場するネオ・ジオンの量産型MS(型式番号:AMX-103G)。
ハンマ・ハンマの量産型。試作機で両腕に搭載されていた有線式アームを左腕のみに限定してコストの削減をはかり、準サイコミュを搭載することで一般兵の搭乗を可能にした量産機。上述のとおり、サイコミュの問題が解決できなかったので、計画は破棄された。
HACHICCA
雑誌『ニュータイプ』2005年7月号および2007年1月号に掲載された試作型MS(型式番号:MS-35)。
女性的な外見を持つハンマ・ハンマ(永野版)の先行試験機で、アナハイム・エレクトロニクスが開発したジオン・オーダーによる最後のMSとされている。キュベレイを基にした量産可能な汎用機として計画されていたが、量産化はハンマ・ハンマに譲ることとなり、本機は1機のみの生産に止まった。武装として傘状の頭部装甲内にファンネル4基を格納しているほか、RK-45ビームマシンガン2挺とピアシング・アンカーミサイルを装備している。
デザインの原型となったのは上述の永野護によるハンマ・ハンマの初期デザインで、機体名称と形状は「鉢担ぎ姫」をモチーフとしている。
漫画『機動戦士ムーンガンダム』に登場。メカニックデザインは形部一平[92]。
ハンマ・ハンマやラジャスタンのデータが反映された準サイコミュ搭載型MA。連邦系の技術を嫌う派閥の意向によって、純粋なジオン系の技術のみでエース・パイロット専用機として開発された。濃淡の赤に塗装された3機がシュランゲ隊に配備され、同隊所属のガット大尉、レフィ中尉、マース中尉がそれぞれ搭乗する[92]。
各スラスターの改良と2基のジェネレーターを搭載することで、ハンマ・ハンマの欠点であるビーム兵器の出力不足を克服している。高機動戦闘時はハンマ・ハンマに似たMS形態に変形し、火力に優れたMA形態と使い分けることで機体性能を最大限に発揮する。MS形態は有重力下での二足歩行を想定していないが、ホバーによる高速移動をおこなうことができる。性能に比例してパイロットに要求される能力も高く、本機の操縦に対応した専用のノーマルスーツも用意されている[94]。
武装は、ハンマ・ハンマから改良が加えられた3連ビーム砲内蔵有線アーム4基と、拡散メガ粒子砲とハイパー・メガ粒子砲への切り替えが可能な「マルチプルメガ粒子砲」1門、通常のメガ粒子砲1門、MS形態の胸部先端とMA形態の機首先端に搭載された防御用Iフィールド・ジェネレーター計2基、機首に内蔵された機雷散布ユニット(スペース・マイン)。マルチプルメガ粒子砲は、チャージ時間の長大さとMA形態でしか使用できないのが難点だが、有線アームによる陽動と、逆噴射による急速離脱を併用することで、効果的な運用が可能となっている。アームのクローは、隕石にとりついたり、ドッキングベイをこじ開けたりするのにも使用され、特にコロニー制圧戦に適している。Iフィールド・ジェネレーターは、高い防御力と引き換えに大量のエネルギーを必要とするため、MS形態の正面部に瞬間的に展開するのみとなっている。ただし、複数機による連携で防御効果を高めることは可能[92][94]。
ハンマ・ハンマ系のMSを裏返すことでMA形態に変形するというアイデアは、『ムーンガンダム』のストーリーを担当した福井晴敏の提案による[95]。
一年戦争時に開発されたゲルググを改修し、宇宙世紀0088年時点の一線級MSと同等の性能に仕上げた機体。大幅に延長された肩部装甲とその中に装備されたスラスターが特徴的である。名称は、「リファインド・ゲルググ」を略したもの。
クィン・マンサの系列にあるニュータイプ専用巨大MA。シャアを慕ってネオ・ジオンに移籍したクェス・エア(クェス・パラヤ)が搭乗する。
当時のネオ・ジオンの主力量産型MS。長距離攻撃用の火砲「ランゲ・ブルーノ砲」を装備した重装型も存在する。
ネオ・ジオン総帥、キャスバル・レム・ダイクン(シャア・アズナブル)の専用機である赤い大型MS。ネオ・ジオンのもつ技術のすべてを投入したMSで、サイコミュとファンネルを搭載し、サイコフレームを使用している。
小説『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』に登場。サザビーの強化発展機。
漫画『機動戦士ムーンガンダム』に登場。サザビーのプロトタイプとして開発されたニュータイプ専用MS。のちにムーンガンダムへと改修される。
映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』に登場。アニメ『機動戦士Ζガンダム』にもエゥーゴが運用する同名・同用途の機体が登場するが、別の機種である。
宇宙用サブフライトシステム (SFS) 。コックピットを備えた大型の機種で、連絡や輸送にも用いられるなど、柔軟な運用が可能となっている。武装は無し。名称がエゥーゴのものと同一なのは、エゥーゴ系のSFSの設備を使用して建造したためである[96]。
小説・アニメ『機動戦士ガンダムUC』では、袖付きが運用する。
漫画『機動戦士VS伝説巨神 逆襲のギガンティス』に登場。木星圏でシャア・アズナブルが使用したザク系MS。
PlayStation 3用ゲームソフト『機動戦士ガンダム サイドストーリーズ』に登場。一年戦争末期にジオン残党が鹵獲したペイルライダーを、アナハイム・エレクトロニクスとの協力で10年間をかけて改修した機体。
ギラ・ドーガをベースとして開発されたニュータイプ用MS。サザビーと同形のファンネルを装備する。
漫画『機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還』に登場。ネオ・ジオン軍の指導者となったシャア・アズナブルが運用した、サイコフレームの初期テスト用に改修されたディジェ。バックパックは宇宙で運用するために放熱フィンを取り外し、シュツルム・ディアスのグライ・バインダーを追加している。ギラ・ドーガ用のシールドを両腕に装備している。後にディジェ・トラバーシアに改修される。
シナンジュ・スタインを強奪する際にフル・フロンタル大佐が搭乗する機体。
「袖付き」の主力をなす量産型MS。ギラ・ドーガの改良型。マイナーチェンジ版の親衛隊仕様機やアンジェロ・ザウパー専用機も存在する。
ギラ・ズールのムーバブルフレームに、水中活動用のオプションを装備した水陸両用MS。
ギラ・ズールのムーバブルフレームに、シナンジュの予備パーツを組み合わせて製造された対サイコミュ兵器用試作MS。
ギラ・ズールをベースに、サイコミュ高機動試験用ザクのコンセプトを宇宙世紀0096年の技術レベルで再現した機体。
4枚のウィングバインダーが特徴的な、ニュータイプ専用大型MS。クィン・マンサの発展型。
「袖付き」の首魁、フル・フロンタルが駆る赤いニュータイプ専用MS。ムーバブル・フレームの一部にサイコフレームを採用しており、ユニコーンガンダムの試作機にあたる機体を「袖付き」が強奪し、改装したもの。
シナンジュをコア・ユニットとした拠点攻略用巨大MA。
ジオン残党が使用したモビルアーマー。開発には「袖付き」も関与している。
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