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生命保険会社 ウィキペディアから
アフラック生命保険株式会社(アフラックせいめいほけん、英語: Aflac Life Insurance Japan Ltd.)は、がん保険や医療保険などを販売する生命保険会社である。保険持株会社であるアフラック・ホールディングス・エルエルシー(Aflac Holdings LLC、本社:ジョージア州コロンバス市)を介し、持株会社であるアフラック・インコーポレッド(Aflac Incorporated、本社:ジョージア州コロンバス市、NYSE:AFL)の子会社。
種類 | 株式会社 |
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略称 | アフラック |
本社所在地 |
163-0456 東京都新宿区西新宿2丁目1番1号 新宿三井ビル |
業種 | 保険業 |
法人番号 | 1011101079418 |
代表者 |
代表取締役会長 チャールズ・レイク 代表取締役社長 古出 眞敏 |
資本金 | 300億円 |
発行済株式総数 | 3,680万5,600株 |
売上高 |
1兆7,517億円 (経常収益、2019年度) |
営業利益 |
2,851億円 (基礎利益、同) |
純利益 |
2,006億円 (当期純利益、同) |
純資産 | 6,925億円 |
総資産 | 12兆3,793億円 |
従業員数 | 5,134人(2019年度末) |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 | Aflac Holdings LLC (100%) |
主要子会社 | アフラック保険サービス株式会社 |
外部リンク | 公式サイト |
特記事項:すべて2020年3月期決算の数値。同社の公表資料「アフラック 統合報告書 2020 (PDF) 」による。 |
2005年から対外的な通称を「Aflac(アフラック)」に統一し、企業ロゴも変更となった。現在は日本でも広告など「アフラック」の呼称に統一されている。それ以前はアメリカンファミリー生命と名乗る事が多く、ロゴにも同様の記載があった。
2018年4月2日、日本法人化しアフラック生命保険株式会社として営業を開始。2018年4月1日以前は、日本における支店として、「アメリカン ファミリー ライフ アシュアランス カンパニー オブ コロンバス(日本支店)」を正式名称とし、金融庁の免許登録などや銀行取引、従業員の社会保険や厚生年金などの公的な面では同名称を使用していた[1][2]。またパンフレット、ホームページなどでは、「オブ コロンバス」を抜いた部分のほぼ直訳であるアメリカンファミリー生命保険会社の呼称を使っていた。
2024年5月15日、日本で郵便事業などを展開している日本郵政による米国本社の議決権が20%に上昇し、同社の持分法適用会社になった[3]。
なお、日本国内において、同業のアリコジャパンがメットライフ生命保険(当初はメットライフアリコ生命保険)となる以前は、アフラックとは全く無関係であるにもかかわらず、しばしばかつてアリコが属していたAIGグループ企業と勘違いされる事が多かったが、現在ではほとんどなくなった。
アフラックは1955年、エイモス家の3兄弟(ジョン、ポール、ウィリアムズ)により米国ジョージア州コロンバスで創業した[4]。創業当時は、小口の生命保険を訪問販売しており、度重なる経営難を経験しながらも、他社と差別化すべく、1958年に世界初の〈がん保険〉を開発したものの、しばらくは生活者の関心は高くなかった。1964年、3兄弟の父親が1年間のがん闘病の末に他界。がん闘病の大変さを知り、以降、がん保険に事業を特化していった。
米国や日本で補足的な保険を提供しており、地域別売上比率(2023年)は、調整後売上高ベースで日本が60%、米国が37%である[5]。
地域別売上比率 | 日本 | 米国 |
---|---|---|
※2023年 | 60% | 37% |
アフラック生命保険株式会社のデータ | |
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英文社名 | Aflac Life Insurance Japan Ltd. |
種類 | 株式会社 |
略称 | アフラック |
本社所在地 |
〒163-0456 東京都新宿区西新宿2-1-1 新宿三井ビル |
創業 |
1974年11月15日(アメリカン ファミリー ライフ アシュアランス カンパニー オブ コロンバス 日本支店) 2018年4月2日(営業開始) |
代表者 | 古出眞敏(代表取締役社長) |
保険料等収入 | 1兆4,129億円 |
総資産 | 12兆3,793億円 |
保有契約高 | 13兆9,698億円 |
SM比率 | 880.9% |
従業員数 | 5,134人 |
格付け | AA-(R&I)、A+(S&P)、Aa3(Moody’s) |
主要株主 | Aflac Holdings LLC |
主要子会社 | アフラック保険サービス株式会社 |
関係する人物 | 大竹美喜(創業者) |
外部リンク | https://www.aflac.co.jp/ |
特記事項: すべて2020年3月期決算の数値。同社の公表資料「アフラック 統合報告書 2020 (PDF) 」による。 |
同社の社史によれば、大阪万博で来日した創業者長男のジョン・B・エイモスが、風邪予防の為にマスクをしていた多くの日本人から、衛生に対する意識の高さを感受して、日本市場への参入を決意したとある。後に大蔵省出身の福田赳夫、大東亜省出身であり当時の「金融界のフィクサー」であった常盤橋経済研究所の大橋薫を動かして大蔵省に認可を取り付け、日本支社長(日本における代表者)となる大竹美喜や松井秀文らの経営参画を経て、1974年(昭和49年)に「がん保険」を日本に引き下げて事業を開始した。なお、日本進出を図るに当っては現地法人方式ではなく、過去のアリコジャパン(メットライフの傘下に入りメットライフアリコとなった後に日本法人化)などと同様に米国本社の日本支店(外国会社)として参入。2018年4月2日に日本法人として営業を開始[6][7][8]。
日本には1974年に進出し、国内初の「がん保険」の認可を受けて、販売を開始した。1995年には、「日米保険協議」が再開され、米財務長官が第3分野への国内保険大手の参入反対を表明した。このため、2001年に第三分野保険市場が完全自由化されるまでは、事実上の独占状態であった[9]。
2005年10月後半、各生命保険会社から相次いで保険金および給付金の不当不払いが発表され、同年10月28日には同社から45件、金額にして961万円の不当な不払いがあったことが発表された[16]。
2007年には、生命保険業界で不当不払い問題が新たに発覚し始めたため、同年2月1日に金融庁が日本の全生命保険会社(38社)に対して、2001年~2005年の5年間における不払いの実態調査を命令。同社はこれを受け同年4月13日に調査結果を発表した。これによると、合計で19,169件、金額にしておよそ19億円もの数が新たに不適切な不払い事案に該当していたことが判明した。なお、この調査結果は調査期日に間に合わせた中途結果であるので、この数値は確定的なものではない(今後、不払い件数や金額が増加する可能性がある)[17]。
2007年7月26日、同社のある代理店の社員が所持していた携帯型パソコンが盗難にあったと発表。このパソコンには、15万2,758人分、20万4,716件分の顧客情報(契約内容、住所、氏名、生年月日など)が記録されており、保険業界では過去最大の紛失件数となった。なお、個人情報漏洩および悪用などの懸念される問題について、同社は顧客データ自体は暗号化されており、さらにパソコン起動用およびデータ復号用でパスワードが別に施されているなどセキュリティ対策を施してあることを理由に、第三者による顧客情報の閲覧や悪用は困難であるという見解を示している[18][19]。
2010年10月22日、同社の代理店であるいずみライフデザイナーズ株式会社において、お客様情報を記録したCD-Rが所在不明になっていると発表。当該CDには30,555人分の顧客情報が記憶されていたとのこと。なお、CDにはパスワードが設定されていた[20]。
柏レイソルの公式戦用ユニホームのスポンサーである。
米国本社では2000年にCMキャラクターとしてアフラックダックが登場した。日本では2001年の「Aflacケガの保険」発売開始に伴いテレビCM・商品パンフレットに登場。ジェットコースターに乗ったアフラックダックが災難に遭いそうになるブラックユーモアテイストの米国本社のCMを半ば流用(輸入)した形であったが、2003年から日本向けに収録・製作されたCM・広告が大々的に展開されている。このCMシリーズは数多くのニュース番組やバラエティショーの話題として2007年まで時折取り上げられたほか、効果を上げた広告に贈られるエフィー賞を受賞するなど、米国では話題のCMのひとつとなっている。なおCMに出演しているアヒルはロボットと本物を使い分けている[22]。
2009年8月から、日本オリジナルのコマーシャルとしてアヒルと猫が一緒に登場する「まねきねこダック」が使われている。従来のパペットを使ったコマーシャルと、アヒルと猫をミックスしたキャラクターのアニメーションを使用したコマーシャルが併用されている。
また、2013年度には日本市場向けに毒舌ダークヒーローとして黒鳥(こくちょう)の新キャラクター「ブラックスワン」(声:有吉弘行)を新たに登場させている。尚、前者のアフラックダックが「アフラック(社名略称)」等としか発しないのに対し、同キャラクターは日本語を流暢に話すという設定。また実写CMでは「ブラックスワンがちょっかい出して後に出てくるアフラックダックにいじられる」といったストーリー展開となっている。2017年度からはブラックスワンの子供達「ひよっこスワン」も登場している。
2006年10月1日から放映されているコマーシャルソング「アヒルのワルツ」(歌:マユミーヌ)は当初、USENのプロモーション用のCDとして音源化されたが、好評につき2007年2月21日にポニーキャニオンからCDが一般発売された。
「まねきねこダック」のコマーシャルソング・「まねきねこダックの歌」も2009年に発売された。また、別のレコード会社へ移籍したばかりの未成年(※放映当時)お笑いコンビ・まえだまえだ[注 1]による「まねきねこダックXのテーマ」も2012年2月に発売されている。
「新やさしいEVER」のコマーシャルソング「持病の歌」は、2010年に北村総一朗、小野武彦、斉藤暁によるユニット「トリオ197」によって歌われ、着うたフルで発売された[23][24]。CMではその後、歌い手が徳光和夫に変更された。2013年5月20日には仲本工事が「持病の歌〜ぼくには夢がある 希望がある〜」の曲名で着うた・着うたフルで配信。同年7月3日にはCDで発売した[25]。
この節の加筆が望まれています。 |
他多数
※2023年10月現在
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