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同人ショップ ウィキペディアから
コミックとらのあなは、東京都千代田区に本社を置く株式会社虎の穴(英: Toranoana Inc.)が経営する、同人誌を中心とした漫画関連商品などを通信販売および店頭販売する同人ショップ。通称“とらのあな”もしくは“とら”。台湾にも出店しており、台湾での店名表記は「虎之穴」。
種類 | 株式会社 |
---|---|
略称 | ユメノソラHD |
本社所在地 |
日本 〒101-0021 東京都千代田区外神田三丁目5番12号 聖公会神田ビル4F |
設立 | 2013年10月1日 |
業種 | 小売業 |
法人番号 | 7040001082341 |
事業内容 |
グループの経営戦略策定 経営管理及び付帯業務 |
代表者 | 吉田博高(代表取締役CEO) |
資本金 | 3,000万円[2] |
純資産 | 10億5600万円(2022年9月30日現在)[3] |
総資産 | 18億6500万円(2022年9月30日現在) |
主要株主 | 吉田博高 100% |
主要子会社 |
株式会社虎の穴 ツクルノモリ株式会社 |
外部リンク | https://yumenosora.co.jp/ |
漫画同人誌以外にも商業漫画本(漫画雑誌・単行本)、アニメ関連の映像・音楽ソフト・小説・ゲームソフト、またそれらの関連商品を扱っている。
1990年代の創業当初、いわゆる“オタク向け”の店舗はジャンルではなく媒体で区別されており、当時のオタクは例えば秋葉原で買い物をする場合、ゲームはソフマップ、アニメは石丸、漫画・小説は神保町の高岡書店といった各専門店を渡り歩く必要があった[4]。
創業者の吉田博高は工業高校卒業後にソフトハウスの立ち上げを目指しており、販売の現場を視察するためソフマップで働いていた。その際、複数店を渡り歩かずに関連する商品を一件で提供できる店舗(ワンストップショッピング[5])があれば便利だと思った。しかし、ソフマップでは店の方針により、置ける書籍はゲーム攻略本程度であり、秋葉原という立地自体も、必要な陳列面積に対して商品単価の低い書籍を敬遠する風潮があった[6]。吉田は競合するコンセプトの店が無いと考え、1994年6月に独立して秋葉原で創業を決意した。社名は「秘密特訓場のイメージと、インディーズっぽい響き」が気に入り、漫画『タイガーマスク』に登場するプロレス秘密結社「虎の穴」から名付けたという[6]。
当初は路地裏にある雑居ビル(神林ビル)の3階の一室に店を構える古書店であり、流通システムの都合で商業漫画はなかなか揃えることが出来ず、パソコン通信仲間の伝手を頼って同人作家から直接買い付けたこともあるという[7]。この当時、成人向けの内容であっても同人誌では修正処理がなされていないことが通例であり、刑法第175条(わいせつ物頒布等の罪)に抵触する内容のものが数多くあり、秋葉原では1992年に成人向け同人誌を扱う書店が摘発されている。このことで、同人誌はリスクの高い商品と見なされており、取り扱う店舗が少なく、創業当時は秋葉原では数少ない同人誌書店であり[7]、同じビルの2階に入居していた「湘南通商」や「丹青通商」などの電子部品の中古やジャンク品を扱う専門店とはしごするマニアの姿が多く見られた。
同人誌の販売からスタートし、その後、商業作品や関連グッズの取り扱い、通信販売なども手がけている。2010年代以降はクリエイター支援プラットフォームやオンラインのグッズ委託サイトなどWebサービスを展開しており[8]、これらを自社開発するためシステム開発部門「虎の穴ラボ」を立ち上げ、後に「虎の穴ラボ株式会社」として分社化した[9]。
かつては特に人口の多い東京都(東京都区部)および政令指定都市を中心とした都市部にのみ出店していた。一方、政令指定都市でも川崎市・相模原市・浜松市・堺市・北九州市には出店実績がなかった。
2008年に吉祥寺、2009年に八王子市・町田市、2013年に蒲田に出店するなど、特別区に近い市部へ重点的に出店しており、一時期は関東地方だけで全店舗の約半数を占めていた。2016年3月までに多摩地域の店舗は全て閉店していたが、8月には立川に、2018年には一度撤退した町田に新たな店舗を構えた。現在は東京山手線内にある秋葉原、池袋、新宿に集約させるため、店舗数は減少している[24]。2017年からは関東以外で出店が増加傾向にあった。
2020年3月以降、新型コロナウイルス感染拡大によって店舗での利用客が減少し、オンラインでの通販への移行が明確化したとして、同年6月の新潟店及び三宮店の閉店を皮切りに全国各地での店舗閉店が相次いだ[25][8]。そして2022年8月をもって以下を除いた全実店舗を閉店することとなった[21]。同年9月以降現在の店舗は以下の2店舗のみ。
一般の書店の中で展開している店舗。営業はその書店に合わせているため、とらのあなのポイントカードが使えないことや、一部の店舗(アダルトショップ)で18歳未満立入禁止になっているなどの差がある。
この節の加筆が望まれています。 |
※2022年9月現在。閉店年月日順に記載。
『とらだよ。』『虎通』『プリンセスノート』の3誌とも2012年(平成24年)7月25日刊行分をもって一旦すべて休刊。同年10月にリニューアルしての再開を予定していたが、そのまま消滅した[77]。その後2013年(平成25年)から、『とらだよ。EXTRA』が不定期刊行されている。
2012年10月より、インターネットのコンテンツとして配信していたが、2015年(平成27年)12月25日をもって更新を終了。
コミックとらのあな店舗で開催されるキャンペーン、ランキングなど様々な情報を届けるラジオ番組。コミックとらのあな全店での店内放送および、公式サイト上で無料配信された。全21回。
生天目仁美と伊藤静によるウェブラジオ番組。とらのあな公式サイトにて、2003年から2008年まで3シリーズ全96回が隔週で無料配信されていた。2010年に特別編1回を配信。
以下のウェブコミック配信サイトを運営している。いずれも無料で閲覧可能。
オンラインゲームの一種たるソーシャルゲームのプラットフォームとして2013年に「トラゲー」がオープンされたが、2016年に終了した。PCとスマートフォンの両方で利用が可能の作品から配信されたが、スマートフォン専用の作品がこのプラットフォームを占めるようになった。多くのソーシャルゲームと同様に基本利用料は無料、一部コンテンツ有料となっている。
※特記のない作品はすべて「コミックとらのあな」名義である。
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