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コミック高岡(コミックたかおか)は東京・神保町に2019年まであった漫画専門店。
新刊漫画書店として神保町随一の知名度とボリュームを誇り[1]、大手出版社のメジャーな作品はもとより[2]、マニアックな作品も押さえた品揃えで漫画愛好家から評判が高く[3]、「オタクの聖地」と呼ばれた[4]。東京メトロおよび都営地下鉄の神保町駅がある神保町交差点から靖国通りを東へ徒歩1分という好立地にあり[3]、黄色いファサードが書店街の中でもよく目立っていた[2]。
この書店は「高岡書店」として1880年、岐阜県出身の高岡安太郎と弟の寅次郎により古書店として開業し、のち出版業にも進出、秋山武太郎や桑木彧雄の著による学習参考書を中心に刊行した[5]。しかし太平洋戦争による企業整備令により廃業、1948年に合資会社高岡書店として新本屋を再開、1979年にコミック専門店に転じた[6]。
以来コミック専門店の草分け的存在となったが[4]、2010年代には出版不況と電子書籍の普及で経営不振に陥り、2019年3月31日を以って閉店した[3]。その直後、5月23日〜8月26日に大英博物館で開かれた、日本の漫画をテーマにした博覧会「The Citi exhibition Manga」にて、漫画体験のありようを示す展示の一部として、コミック高岡の店内写真パネルが設置された[7]。
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