『ファイヤーマン』は、1973年1月7日から同年7月31日まで日本テレビ系列局 (NNS) で放送された特撮テレビ番組、およびその劇中に登場する巨大変身ヒーローの名前である。円谷プロダクションと萬年社の共同製作。全30話。
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この項目では、特撮テレビ番組について説明しています。その他の用法については「ファイアーマン」をご覧ください。 |
英語圏ではMagma Man(マグママン)と呼ばれるが、これはfiremanは英語で「消防士」の意味に取られてしまうからである[注釈 1]。
『ウルトラマンタロウ』や『ジャンボーグA』などと同様、円谷プロ創立10周年記念番組として製作された作品である[2][注釈 2]。また、日本テレビ開局20周年の冠も付けられている[4]。制作当初の方針は「怪獣特撮番組の原点に還る」であり[6][7]、本格的なSFへの回帰が意図されている。また、企画概要では「海と地底への挑戦」として、ほかの特撮作品ではコストの問題から敬遠されていた海底や地底での撮影を円谷プロの特撮を発揮して見せることにすると記している。
しかし、裏番組に『サザエさん』が存在したことから[10][7]、視聴率は平均6 - 7%台と低迷した[注釈 3]。
テコ入れとして第13話より放送枠が火曜日19時台に変更され、オープニングのタイトルバックを一新(アバンタイトルとしてファイヤーマン対怪獣のハイライトシーンも挿入)。さらに第17話と第18話の九州ロケ編(ファイヤーブレスレット、新技ファイヤーダッシュが登場)を経て、コミカルな宇宙怪獣を登場させたり、山村を舞台にした牧歌的な描写を増やすなどの策が取られた。しかし視聴率は向上せず、作品の独自性も薄れる結果となり、全30話をもって終了した。
企画・制作
本作品は、円谷プロと萬年社の共同作品である。両社の接触のきっかけは、萬年社と東宝の特撮番組『レインボーマン』の製作発表に端を発する。『レインボーマン』製作発表よりも前に円谷プロでは(具体的な番組企画としては進行していないものの一応の形で)「レインボー」に関わる番組タイトルの一つとして「レインボーマン」の名称を商標登録しており、製作発表当日に版権協会からその旨を指摘された萬年社は1972年春に「レインボーマン」の商標権の移譲を円谷プロに打診する[13][14]。この時、当時の円谷プロ社長の円谷一と萬年社プロデューサーの衛藤公彦の交流がはじまり、1972年夏に衛藤より新番組の打診を受けたことで、円谷プロプロデューサーの円谷粲は一晩で企画案『本格怪獣TV映画企画案 ファイヤーマン』を書いた[14]。また、本作品では当時円谷プロ作品で多用していた東宝ビルトに余裕がないため、スタッフルームと撮影には大映東京撮影所が使用されていた[14]。
企画段階のNG稿では「レッドマン」、変身に使用するアイテムも「レッドスティック」、特捜隊は「G・S・S」と呼ばれていた[14]。
キャスティング
レギュラーについては、まず岸田森を起用することが前提とされており、その後は、円谷粲プロデューサーの意向でキャストが集められた[14]。当初、主役の候補には大門正明の名前も挙がっていたという。一方、主演の誠直也は、円谷粲にオーディションで選ばれたと聞かされているが、全く記憶にないと述べている[16][注釈 4]。また、誠は、「下手な演技をすると岸田さんにはいつも厳しく指導された。そのおかげで(自分の)訛りも抜けて演技面で大きく成長できた」とも回想している[16][注釈 5]。
葉山マリ子役の栗原啓子は、モデル出身で、本作で女優デビューした、誠ともども厳しい演技指導を受けよく泣いていたという。
本作品の第13話と第14話に参加した監督の佐伯孚治も、岸田の演技力に魅せられた1人である。佐伯はこの翌年、『おしどり右京捕物車』第16話のメインゲストに岸田を起用し、さらにその後番組『斬り抜ける』[注釈 6]でも一緒に仕事をしている[18]。
地球に天変地異などの大異変の兆しが現われ始め、絶滅したはずの恐竜が怪獣となって次々と出現した。地底深くの秘境アバン大陸の長老たちはこの危機を救うべく、一族の青年ミサキーを地上へ派遣。彼は「岬大介」を名乗り、これらの異変を調査する学者として活躍していた。
ある日、青江半島沖において海水温が異常に上昇し、続いて海が発光するという怪現象が起こった。そして調査に訪れた海洋開発センターの海野軍八博士らの前には古代の恐竜が進化したとおぼしき怪獣が出現する。島で化石の発掘調査に従事していた岬は、長老たちから与えられたファイヤースティックで炎の超人・ファイヤーマンに変身して怪獣を倒す。
ファイヤーマンの活躍によって事件は解決するが、政府は海洋開発センターを母体として、地球を襲う怪事件に科学の力で立ち向かう地球科学特捜隊SAF(SCIENTIFIC ATTACK FORCE)を結成した。島で海野との知己を得た岬は、海野のSAFへの誘いに逡巡するも加入。SAFの隊員として、そしてファイヤーマンとして地球のために戦う。
登場人物は、「岬」「海野」「水島」「(海が近い県の)千葉」「葉山(マリーナ)」など水に関係する名称が多い。軍八は、当時円谷エンタープライズにいた小野軍八から。また、いずれも博士か研究室に在籍していた人物の設定である。
SAF
- 岬 大介
- 地質考古学研究室の田所博士の元で働いていた青年で、地質学と考古学に造詣が深い[20]。実は地底に移住したアバン大陸の末裔である地底人の勇者ミサキーで、数100メートル先の人間の鼓動を聞き取る聴覚や、ファイヤースティックを紛失した時に、スティックのマグマエネルギーを感知する能力を持つ[20]。また、地球防衛のために、オーザから強大なマグマエネルギーの力で超人・ファイヤーマンに変身する力を与えられている。実直な性格で、正義を愛する熱血漢。子どもに優しい。SAFのスーツ・ヘルメットは黄色。
- 海野 軍八
- SAFの隊長で隊員服・ヘルメットは臙脂色。海洋学と生物学で2つの博士号を持つ。SAFの母体となる海洋開発センターに勤務していた[23]。熱血ぶりを見せたり、頑固な面もあるが、包容力がある上に決断力にも優れている人物で部下からの信頼は厚い。岬に仕掛けられた爆弾を時間が迫る中、必死で解除したこともある。また、岬がファイヤーマンであることに気づいていると思われる描写が若干みられる。
- 水島 三郎
- 宇宙工学博士で特殊ロケット燃料を開発するなどの実績を持つ宇宙工学の第一人者[23]。宇宙開発センターの研究室所長だったが、旧知の間柄である海野に請われてSAFの副隊長に就任[23]。スーツ・ヘルメットは紺色。マリンブルの設計者であり、冷静沈着かつ慎重だが、浮世離れした変わり者めいた一面もある。また、少しそそっかしい。科学者にしては肉体派ばかりのメンバーの中で逆に異彩を放っている。
- 千葉 太
- 工学博士[23]。SAFの隊員服・ヘルメットは緑色。シーマリンやマリンゴンの設計者でもある[23]。スポーツマンで柔道、剣道、フェンシングの名手である実戦派[23]。性格は明るく実直で、ややコメディリリーフ的な側面もある。岬とは仲が良く、任務の際にも岬と行動を共にすることが多い。
- 葉山 マリ子
- コンピューターのプログラマーで海洋開発センター時代からの海野の助手[23]。SAFでは主に通信や連絡などを担当する唯一の女性隊員で、コンピューターに匹敵する記憶力の持ち主[23]。スーツはオレンジ色。勝気だがロマンチストでもあり、岬に好意を抱いている節が見られる[23]。他のメンバーからは「マリちゃん」と呼ばれている[23]。
- 企画書では「葉山 まり子」とされており、年齢は18 - 20歳とされている。
その他
- オーザ
- アバン大陸の長老であり、民を束ねる長老を指す「トト」の名でも呼ばれる。
- キングザウラに敗れたファイヤーマン=ミサキーをアバンへ戻し、自身の命と引き換えに強化復活させた。
1万1,500年前、アバン大陸は小惑星アステロイドBの地球衝突で海底深くに没したが、住民たちは優れた科学力でそれを予知して地底に移住し、マグマのエネルギーによる無公害社会を作り上げていた。
その末裔の地底人類たちは地球を襲う危機を予知し、地球を守るために知力も体力も優れた若者に、マグマエネルギーにより超人に変身する能力を与えて地上に派遣した。その若者ミサキー=岬大介が内部に大量のマグマエネルギーを吸収したファイヤースティックと呼ばれる変身アイテムを天に翳し、「ファイヤー!」と叫ぶことで、地面が崩れた後に光が発生し、マグマの中から回転しながらファイヤーマンが現れて変身する[26]。第18話でアバンの長老・オーザの命を得て強化復活して以降、両手首にマグマエネルギーを内包したファイヤーブレスレット[26]を装着するようになった。また、変身ポーズが変更され、掛け声も「ビッグ・ファイヤー!」に変わった[26]。
真っ赤なボディと大きな目が特徴。全身に漲るマグマエネルギーを力の源とする炎の超人で、体温は1000度。ただし、高熱を吸収して回復するなどの能力は持たない。設定上は地上や空中よりも海中で戦うことの方が得意とされている[6]。時間を超越して宇宙空間を飛行可能。身体のサイズが合えば楽器を吹くことも可能で、第24話ではハーモニカ怪獣のハモニガンを持ち上げて吹いている。戦闘では苦戦する描写が多かった。
活動時間が残り1分になると額のカラーシグナル[26]が黄色から緑に変化して点滅する[注釈 7]。
最終話のダークマンダー戦で大幅に消耗したエネルギーの回復を待たず、物体Xを宇宙に運ぶも、その後の消息は不明。
- デザインは萬年社側が用意したものだが、デザイナー名は不明である[14]。
- 造形はヒルマモデルクラフトが担当[14]。
技・武器
- ファイヤーフラッシュ[29]
- 一定のポーズを取り、両腕に集中させた巨大な超高熱のマグマエネルギーを変換させた破壊光球を相手に投げつけて倒す必殺光線。放つ際には技名を叫ぶ。
- 第25話ではマグマエネルギーに電波を帯びさせて、地底に逃げたヴィレナス星人を倒した。
- ファイヤーダッシュ[30]
- 第18話から使用。ファイヤーマン自身がマグマエネルギーで全身を包んで火の玉となり、相手に突撃して粉砕する、ファイヤーフラッシュをも超える威力の必殺技。ファイヤーフラッシュを弾き返されて一度は敗北したキングザウラをはじめとする強敵を倒した。炎を吸収して撃ち返すハモニガンにのみ破られている。
- ファイヤークロス[29]
- 両腕を前に突き出して放つ、電撃状の光線。第4話でステゴラスを撤退させた。
- ファイヤーストップ[注釈 8]
- 両腕を前に突き出して放つ波状の赤色光線。第6話でスペーザーの動きを止めたほか、最終回ではダークマンダーを倒した後にエネルギーが残り少ない状態で使用して物体Xの機能を停止させ、宇宙へ運んだ。
- ダブルシュート[注釈 9]
- アンダースローで放つ高熱火球。両手から1発ずつ放ち、第8話でクマゴラスの目を焼き払った。
- ファイヤースパーク[29]
- 敵に破壊光球を投げつけ、命中すると敵の体に高圧電流を浴びせ、爆発四散する。ネロギラスを倒した。
- ファイヤーレーザー[注釈 10]
- カラーシグナルから放つ強力な赤色熱線。第9話でネロギラスの尻尾を焼き切った。第16話ではロングネックの投げた岩を破壊した。
- ファイヤークローズ[29]
- 両手を前に突き出して放つ火炎弾。バランダーVに使ったが、バリヤーで弾き飛ばされた。
- ファイヤースター[29]
- 額部分のカラーシグナルに両手を当て、前に突き出して赤いエネルギー弾を放つ。第10話でバランダーVの不意をつき、ダメージを与えた。
- アイビーム[29]
- 目から放つ黄色い光線。第18話でサルファ星人の宇宙船を粉々に吹き飛ばした。
- ファイヤーナイフ[29]
- 右手を振り上げて召喚する武器。名称はナイフだが、短剣である。グリーンギラーの首を切断した。
- ファイヤーブレス[29]
- 両腕を交差させて、ファイヤーブレスレットから青白い光線を放つ。ブラックサタンを焼き払った。
- ファイヤーショット[29]
- 両拳を左右交互に突き出して、それぞれの腕から放つエネルギー弾。デビルザウルスの両手を吹き飛ばした。
- ファイヤージャック[29]
- マグマエネルギーによって高熱を帯びた鋭い長槍。第29話でスペーグスの体を貫いてダメージを与えた。短くして用いるファイヤーダーツ[29]と呼ばれる技もある。
- ファイヤーランス
- 本編未使用。ファイヤージャックの変則版である。
- ファイヤージャンプ[26]
- 1話から使用している大ジャンプ。宇宙や、深海に行くために使われる。
- ファイヤーキック[30]
- ジャンプして空中回転した後、敵の弱点に炸裂させる急降下キック。第13話でドランゴに使用した時のみ、技名を叫んでいる。
- ファイヤーテレポート[26]
- 宇宙空間へと急行する際に使用する瞬間移動能力。
- 重力[注釈 11]
- 第19話で、超重力の惑星から来たがゆえに地球では巨大化してしまったムクムクに強力な重力を加え、元に戻した。
- 炎になる能力[注釈 12]
- グリーンギラーの猛毒に苦しめられた時に使用した能力。「ファイヤー!」の掛け声と共に全身を高熱火炎に包み、全身に回った毒素を焼き消した。
- エネルギー光線[注釈 13]
- 右手から照射する、青白い光線。エネルギーを使い果たしたアルゴン星人エムサと宇宙生物ベムタンにエネルギーを与えた。
個人装備
概要 SAFレーザーガン ...
諸元
SAFレーザーガン |
全長 | 21 cm |
重量 | 450 g |
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- SAFレーザーガン[32]
- SAF隊員に支給された小型レーザー銃。赤色の高熱レーザーを照射し、岩石をも砕く。超小型原子炉が内蔵されており、1年間の連続使用が可能。
- 火炎弾銃[32]
- 大型の銃。高い破壊力を持つ弾丸を連射する。
- SAF隊員服[32]
- 陸戦や調査活動、戦闘機の搭乗時など様々な用途に使用される。隊員毎に色が異なる[33][32]。
- SAFヘルメット[32]
- 特殊樹脂製[32]のヘルメット。隊員毎に色が異なる[33]。
- 撮影会の時点では色分けがされていなかった[14]。
- 小型通信機[32]
- 世界のどこからでも本部と連絡が取れる[32]。主に調査任務に赴く隊員が使用。
- インベーダー探知装置[32]
- 水島隊員が試作した物。インベーダーが発する微量の放射能を検出する[32]。
- 地質測定器[32]
- 地震の震源地一帯の調査に用いられ、大岩盤の成分などを分析した。
- 宇宙服[32]
- 他の惑星での活動や宇宙空間の航行時に着用する。
メカニック
概要 シーマリン ...
諸元
シーマリン |
全長 | 35 m[32] |
全幅 | 17 m |
最高速度 | |
乗員人数 | 最大8名 |
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- シーマリン[32]
- 千葉隊員が設計・開発した海洋調査艇を戦闘用に改造した特殊潜水艦[32]。深海魚をモチーフとした超水圧に耐えられるSAFのマークが施された船体を持つ[32]。船体下部にマジックハンドを搭載[32]。武器はミサイル[32]とレーザーガン。潜航可能深度は8000m[32]。最長16日間の潜航が可能。
- 最終話にて、物体Xの攻撃によるSAF基地の崩落に巻き込まれた。
- マリンゴン[32][35]
- 主力大型双胴戦闘機[35]。垂直離着陸や大気圏離脱、長距離の宇宙航行も可能[35]。操縦手とレーダー監視兼攻撃手の2人でコントロールされる[32]。武器は機体下部の砲塔から撃つロケットランチャーとスーパーミサイル、機首の光線砲から発射される白色の破壊光線[32][35]。モグリアンを機内に格納可能で、輸送機としての性能も有する[32]。
- 最終話で岬がこれに乗り物体Xへ特攻を仕掛けるも撃墜された。
- マリンブル[32][36]
- 水島と千葉が設計・開発に携わった複座式小型戦闘機[32][36]。垂直離着陸も可能で、宇宙服を乗員が着用することで長期間の宇宙航行も可能[32][36]。武器はレーザー砲と高性能ミサイル[32][36]。
- モグリアン[32]
- 地底探検車。操縦手と潜望鏡監視員の2名でコントロールされる。車体前部に4基の巨大ドリルを持つ。最長15日間の地中潜航が可能。水中潜行能力も有する。武器はドリルから放つ赤い破壊光線と、30発のミサイル。マリンゴンの機内へ格納可能。最終話にて、物体Xに発進ドームごと破壊された。
- マリンカー[32]
- 水陸両用の走行機能を持つクーペ。人間大宇宙人の追跡や地上パトロール、協力組織との連絡などに使用される。ボンネットから展開する2門の「フラッシュ砲」が武器[32]。合金製の車体は落石の直撃にも耐える[32]。ベース車両は初代マツダ・カペラ[33]。
本作品の登場怪獣は、初期は原点回帰という番組当初の趣旨に基づき恐竜をモチーフとしたオーソドックスなものが志向されたが、視聴率低迷による路線変更に伴い宇宙人や宇宙怪獣なども増えていった[38][39]。後半では改造を前提としたものや、同時期に放送されていた『ジャンボーグA』からの流用も多い[38]。
神秘性ゆえのリアリティをまとった、恐竜や原始怪獣、宇宙人のみが登場し、変身怪獣や改造怪獣など飛躍のある設定のものは登場させないという前提であったという[14]。
概要 ドリゴラス ...
諸元
ドリゴラス |
別名 | 一本角怪獣 |
身長 | 60 m[40] |
尾の長さ | 30 m |
体重 | 3万1,000 t[40] |
出身地 | 青江半島沖[41] |
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概要 キノクラゲス ...
諸元
キノクラゲス |
別名 | 宇宙菌獣 |
身長 | 72 m[40] |
脚の長さ | 60 m |
傘の直径 | 35 m |
傘の厚さ | 12 m |
体重 | 1万8,000 t[40] |
出身地 | ジャコビル流星群[41] |
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概要 ネロギラス ...
諸元
ネロギラス |
別名 | 殺し屋怪獣 |
身長 | 48 m[53] |
全長 | 63 m |
体重 | 3万1,000 t[53] |
出身地 | 南太平洋・ガロン諸島付近[54] |
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概要 バランダーV ...
諸元
バランダーV |
別名 | ロボット怪獣 |
身長 | 50 m[53] |
体重 | 4万 t[53] |
飛行速度 | マッハ5 |
出身地 | 超エネルギー研究センター[54] |
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概要 ティラザウルス ...
諸元
ティラザウルス |
別名 | フライング怪獣 |
身長 | 56 m[53] |
全長 | 98 m |
体重 | 4万1,000 t[53] |
出身地 | 笛島[54] |
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概要 ドランゴ ...
諸元
ドランゴ |
別名 | 黄金竜 |
体高 | 52 m |
全長 | 110 m[62] |
体重 | 4万1,000 t[62] |
出身地 | トラン星[63] |
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概要 ムクムク ...
諸元
ムクムク |
別名 | 宇宙怪獣 |
身長 | 20 cm - 52 m[66] |
体重 | 20 kg - 3万 t[66] |
出身地 | 超重力星[25] |
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概要 ガガンゴ ...
諸元
ガガンゴ |
別名 | 突風怪獣 |
身長 | 51 m[66] |
尾長 | 18 m |
体重 | 2万9,000 t[66] |
出身地 | ポイント103付近[25] |
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概要 ヴィレナス星人 ...
諸元
ヴィレナス星人 |
別名 | レーザー怪人 |
身長 | 1.9 - 50 m[73] |
体重 | 120 kg - 2万 t[73] |
出身地 | 白鳥座ヴィレナス星[72] |
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概要 ダークマンダー ...
諸元
ダークマンダー |
別名 | 宇宙怪獣 |
身長 | 60 m[79] |
全長 | 85 m |
体重 | 4万 t[79] |
出身地 | シャーク24号星[78] |
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一覧
- 三本角怪獣 ドリゴン
- 第1話・第2話に登場。
- 青江半島の伝説に語り継がれる、太古から生き続けてきたトリケラトプスの変異体で雌の角竜怪獣。青江半島沖に出現した。原生生物を餌とする。頭の3本角からは白色の破壊閃光や敵の動きを封じる電磁波状白色光線[40][注釈 17]を放ち、口から橙色の熱線「ニトロビーム」を放射する。ファイヤーマンに全ての角を叩き折られた後、ファイヤーフラッシュを受けて爆死。
- 一本角怪獣 ドリゴラス
- 第1話・第2話に登場。
- ドリゴンを捜して青江半島の漁村に上陸したトリケラトプスの変異体で雄の角竜怪獣[40]。戦力は口から吐く橙色の熱線「ニトロビーム」と、光る頭部の1本角から放つ電撃と楔型の白色光弾。ファイヤーフラッシュで倒された[40]。
- 『ミラーファイト2012』に登場したドリゴラス
- 『ミラーファイト2012』第2話と第3話に登場。
- 巨大剣竜 ステゴラス
- 第3話・第4話に初代が、第9話に二代目が登場。
- ステゴザウルスの変異体[40]で、メトロール星人の宇宙船の引き起こした爆発の影響で急成長し、マンガン団塊化していた卵から孵化した。地球を狙うメトロール星人の生き残りにコントロール装置を頭部に付けられ洗脳されている。戦力は口から吐く4万℃の火炎熱線と背鰭から放射する高圧電流[40]。ファイヤーマンによってコントロール装置を外されたことで正気を取り戻すが、メトロール星人の光線で殺された。
- 二代目は海底でネロギラスに捕食された。
- デザインは池谷仙克が担当[39]。造形では首が長くなったほか、スマートなフォルムの直立姿勢となった[39]。
- 侵略宇宙人 メトロール星人
- 第3話・第4話に登場。
- 体内に高エネルギーを秘めた緑のアメーバ体の宇宙人で、地球人に擬態できる。心臓などがないため、心臓の鼓動を発しない。武器は目から放つ破壊光線[40]。
- 地球征服を目的として飛来したものの宇宙船が故障してしまい、修復に必要なマンガン団塊を入手したところそれはステゴラスの卵だった。そこでステゴラスを操って地球攻撃を仕掛けるという作戦に出た。
- 劇中では3人が登場し、1人目は岬に焼き殺され、2人目は岬に爆殺された。最後の1人はファイヤーマンを光線で攻撃しようとしたが誤ってステゴラスに当ててしまい、直後に水島に射殺された。
- 原始恐竜 ジュラザウルス
- 第5話に登場。
- 竜脚類型の怪獣。館山の地下に残されたジュラ紀の環境の大空洞で生き延びていた恐竜の一種が、空洞に流れ込んできた工場廃液より生じた毒ガスによって怪獣化したもの。空洞に落ちた人々を襲う。武器は毒牙と角、強力な尻尾。ファイヤーフラッシュで倒された。
- 巨大怪天体 遊星ゴメロス
- 第6話に登場。
- 地球に接近してきた生きている惑星状の生命体。武器は地表(体表)から伸ばす触手。本体をマリンゴンに攻撃され、地球から離れていった。
- 宇宙恐竜 スペーザー
- 第6話に登場。
- 地球に近づく遊星ゴメロスに寄生し、その血液を糧として生きる怪獣。口から噴射する赤い猛毒ガスと触手状の両腕「スペーザー・アーム」を武器に、ゴメロスに侵入した調査隊を襲った。ファイヤーフラッシュで倒された。
- 宇宙菌獣 キノクラゲス
- 第7話に登場。
- ジャコビル流星群から検出され、人工衛星G2に付着していた菌糸状の宇宙生物が石油を栄養源として吸収して成長した。外見はキノコとクラゲを足したような姿。石油を求めて飛び回ってはタンカーや油田、コンビナートを襲う。傘から電撃「エレキビーム」を発射。菌類を殺すホリドーム液を浴びせられて組織崩壊を起こし、ファイヤーフラッシュでトドメを刺された。
- カプセル怪獣 クマゴラス
- 第8話に登場。
- クマゴローと名付けられた愛玩用プランクトン「カプセルモンス」が放射線「シグマ100」を浴びて放射能の影響で怪獣化した。頭の2本角と鋭い牙、上部の2本の鞭状の触手[53]で攻撃し、触手の付け根から人々の精神を錯乱させる失明性の毒ガス[注釈 20]を放出。地中を時速20kmで掘り進められる。
- ダブルシュートで目を潰され、ファイヤーフラッシュで倒された。
- 殺し屋怪獣 ネロギラス
- 第9話に登場。
- 南太平洋のガロン環礁付近に存在する海底火山の噴火によって覚醒した、非常に凶暴な性質を持つジュラ紀の肉食性水生恐竜。海底でロドグロス、ステゴラス、グドンを捕食していた。超音波発生器官を持ち、敵の動きを感知する[53]。戦力は口から放射する麻痺性の赤い毒液[53]と強靭な尻尾。それらに加え、グドンを捕食する際には身体を引き裂いて殺すほどの怪力を見せている。ファイヤーレーザーで尻尾を切断され、ファイヤーフラッシュで倒された。
- デザインは池谷仙克が担当[39]。デザイン画では仁王のように筋肉隆々という書き込みがあったが、造形ではオーソドックスな怪獣体型となっている[39]。
- 原始海竜 ロドグロス
- 第9話に登場。
- ジュラ紀の恐竜の末裔。作中ではネロギラスに惨殺された死骸として登場。
- ロボット怪獣 バランダーV
- 第10話に登場。
- 侵略者バランダ星人の侵略用の巨大な人型ロボット怪獣で、超エネルギー研究センタービルの内部でパーツを母星から調達して製造されていた。物体Xによって起動する。胸部から展開するミサイルランチャー「バランダ速射6連砲[53]」(バランダー砲)の他、全身を覆うように展開する電磁バリアー「バランダ・バーリヤ」や飛行能力、指先から発する電磁力も有する。両手を覆う装甲「バランダ・ジェットパンチ」は本体から分離して飛行し、指先から光弾を連射する。
- ファイヤースターで操縦装置を破壊され、ファイヤーフラッシュで倒された。
- デザインは池谷仙克が担当[39]。
- 『ウルトラマン列伝』第104話にて、グレンファイヤーが同型機と交戦したらしい話が語られる。
- 『ジャンボーグA』のキャラクターデザインを担当した米谷佳晃は、同作の最後に登場する怪獣としてバランダーVの着ぐるみを改造することを前提とした「時喰怪ロボット タイムコング」をデザインしていたが、改造費の予算を捻出することも難しくなっていたため、実現しなかった[38]。米谷は、池谷への恩返しの思いをバランダーVの改造案に込めていたことを語っている[38]。
- テレビアニメ『SSSS.GRIDMAN』第9話では、内海将がバランダーVのフィギュアを購入している[60][61]。
- 破壊者宇宙人 バランダ星人
- 第10話に登場。
- 地球征服を目論む宇宙人。瞬間移動能力と槍が武器。死体は蒼白い光となって消滅する。
- バランダーVに乗り込んでファイヤーマンと戦い、バランダーVと共に爆死。
- 岩石怪獣 スコラドン
- 第11話に登場。
- ヨロイ竜の一種。岩見湖の岩石の中で眠っていたが、造成地で使われた地盤強化剤ポリダーが水に溶けたポリウォーターの超流動現象の影響で覚醒し、原子炉を襲った。背中の甲羅の隙間から白い毒ガス[注釈 21]、口から白煙を帯びた橙色の破壊光線[注釈 22]を出す。鋭い牙や、クワガタムシのように敵を挟める頭の角、尻尾も武器。
- 背中の噴気孔や口に岩を押し込まれ、ファイヤーフラッシュで倒された。
- フライング怪獣 ティラザウルス
- 第12話・第15話に登場。
- 太平洋戦争中に水爆の開発から逃れて行方不明になっていた科学者・水島博士がバローグ星人に利用され、恐竜ティラザウルスのミイラ化石をベースに製作した原子力ロボット。太郎と呼ばれ、アンドロイドのロボット少女と暮らしていた。コントロール装置によって遠隔操作され、宇宙空間を飛べる。戦力は怪力と頭の一本角。また、全身が放射能を帯びている。地中を60km/hで掘り進む。ファイヤーマンによって宇宙へ運び去られた。
- レーザー宇宙人 バローグ星人
- 第12話に登場。
- 水島博士を利用して全日本人を人間に似た1億体のロボットとすり替える「1980計画」を企む。レーザー銃を携帯している。地球の大気に適応できないため、防護服に身を包んでいる。ヘルメットに備わる角状のアンテナは、母星との通信に用いる。円盤型の宇宙船からはロケット弾を連射[53]。ファイヤーフラッシュで宇宙船もろとも爆砕された。
- 黄金竜 ドランゴ
- 第13話に登場。
- 地球侵略を企てるトラン星人によって、中部山岳地帯の原子力センター貯蔵庫付近の竜神沼にカプセルに入った状態でコントロール装置と共に送り込まれた2本腕・4本足の竜型宇宙怪獣。全身を覆う金色の鱗で敵の目を眩まし、口から70万℃の炎を吐く。ヒゲはレーダーになっている。長い尻尾や咬み付きも戦力。
- 村の太一少年に装置を弄られて覚醒した後、トラン星人も死亡したために暴走する。ファイヤーフラッシュで倒された。
- 侵略宇宙人 トラン星人
- 第13話に登場。
- 地球侵略を企む、顔が黒い人間型の宇宙人。目から放つ怪光線により、人の動きを封じたり、物体を破壊したりできる。飛行能力も持つ。
- 地球へ投下されたドランゴの制御装置を回収するため、2人が地球へ派遣された。最期は水島に射殺されたが、死に際に制御装置を破壊することでドランゴを暴走させた。
- 大恐竜 チラノドン
- 第14話に登場。
- 水爆実験場だったポイント104海域で水爆の放射能によって変異した海藻「アトローパ・ベラドンナ」を食べて依存症になり、海藻が枯れて足りなくなったことで禁断症状を起こして凶暴化した。海域の環境変化で住処を追われ、日本近海の群生地に上陸した。口から、ファイヤーフラッシュと同等の威力を持つ青色の破壊光線を放射する。
- ファイヤーフラッシュと破壊光線で互いにダメージを受けて倒れ、起き上がってファイヤーマンに迫ったものの、突然頭部が、次いで体が爆発して絶命。
- 一角巨獣 ラノザウルス
- 第15話に登場。
- ジュラ紀の肉食恐竜で、ティラザウルスに勝ったことがあるという。腹部の突起は、周囲50km以内の動物を探知するレーダーである。ベルダー星人が数百万年前に冷凍光線で氷漬けにし凍結状態で眠っていたが、人間と同化していた星人の子孫が星からの指令で蘇らせた。星人の宇宙船と共に、頭部の1本角でファイヤーマンと戦うが、投げ飛ばされた際に地面に角が刺さって動けなくなったところをファイヤーフラッシュで爆殺された。
- 遠隔宇宙人 ベルダー星人
- 第15話に登場。
- 地球征服を目論む宇宙人。過去に地球に来たことがあり、一部は地球に留まって生活、その子孫は超能力を有する。
- 予知能力を持つ海音寺親子を利用してラノザウルスを蘇らせて地球を攻撃させる「M13号指令」を実行した。ファイヤーマンに苦戦するラノザウルスを援護すべく宇宙船を駆って出撃したが、マリンゴンに撃墜された。
- 長頸怪獣 ロングネック
- 第16話に登場。
- アルタ星人が母星から持ち込んだアメーバを改造した[62]4足歩行の生物兵器。2足歩行も可能。口から吐く火炎熱線と二本に分かれたムチのような尻尾を武器とする。首は普段は長さ30mだが、必要に応じて伸び縮みする。知能が高く、水中では活発になる。ファイヤーフラッシュで倒された。
- デザインは池谷仙克が担当[39]。
- テレビドラマ『雑居時代』第23話で登場人物の栗山阿万里が見ているテレビにファイヤーマンとロングネックが戦うシーンが映っている。
- 策略宇宙人 アルタ星人
- 第16話に登場。
- 地球征服を目論む宇宙人。地球人型で、額に3つの斑点がある。
- 作中では2人が登場。邪魔者となり得るファイヤーマンのことを調べ抜き、岬からファイヤースティックを奪おうと画策。洗脳した少女ジュンを操り、光線銃を持たせてファイヤースティックを狙った。しかし寸前でジュンが正気を取り戻し、1人はジュンに射殺され、もう1人は岬に殴殺された。
- 強獣 キングザウラ
- 第17話・第18話に登場。
- サルファ星人の手下として、九州の死火山の噴火と共に火口から出現した宇宙怪獣。地底を掘り進み、強靭な皮膚でファイヤーフラッシュを2回も防ぎ切った。鼻の上の一本角と、口から放射する火炎熱線と爆発性の黒煙、先端が瘤状になった尾が武器。
- ファイヤーマンを一度は倒したが、復活したファイヤーマンの新必殺技ファイヤーダッシュで爆砕された。
- デザインは池谷仙克が担当[39]。デザイン画では甲羅が戦闘時に立ち上がるというものであったが、劇中では出現と共に嵐が起こるものとなった[39]。
- 暗躍宇宙人 サルファ星人
- 第17話・第18話に登場。
- キングザウラを操る、地球人型の宇宙人。地球では修道士に化け、シスター姿のリーダーの下で活動する。瞬間移動能力を持ち、独特な形状のナイフが武器。宇宙船は各部の発光体から破壊閃光を放ち、ミサイルの直撃にも耐える。
- 九州の日向にある死火山を噴火させ、放射能を含む火山灰を日本全土に降らせようとする。SAFの戦闘機部隊相手に宇宙船を駆って戦うが、復活したファイヤーマンのアイビームで宇宙船ごと爆砕された。
- 原始怪獣 マクノザウルス
- 第19話に登場。
- 足利と東京湾に出現したジュラ紀末期の肉食恐竜。SAFのミサイルも通用しない。戦力は口から放射する火炎熱線と目くらまし用のガス[注釈 26]。ファイヤーマンに投げ飛ばされて絶命。
- デザインは池谷仙克が担当[39]。スーツはドランゴの前半身を改造したものとなっている[39]。
- 宇宙怪獣 ムクムク
- 第19話に登場。
- 重力の強い惑星の超重力星から円盤に乗って来た、コアラに似た大人しい怪獣の幼体。草食性で、野菜が大好き。地球の軽い重力の影響で巨大化するが、村の健太少年と仲良くなる。村を守るためにファイヤーマンと協力してマクノザウルスと戦う。勝利後、ファイヤーマンによって重力を加えられたことで元の大きさに戻り、宇宙へ帰っていった。
- デザインは池谷仙克が担当[39]。
- 2019年から2020年に東京ドームシティで開催される体感エンターテイメント『かいじゅうのすみか』ではメインキャラクターの1体として登場[69]。同企画の宣伝隊長にも位置づけられている[69]。円谷プロダクション会長兼CEOの塚越隆行は、ムクムクを起用した理由について、従来の企画との差別化を図りつつ、人気の高い初期ウルトラ怪獣以外のキャラクターをフィーチャーすることを意図したものであることを述べている[70]。
- 突風怪獣 ガガンゴ
- 第20話に登場。
- 2人のガガンゴ星人が次郎少年の愛犬のジロベエを怪獣に改造した。風速30m[注釈 27]のくしゃみを起こし、両手の鉤爪でビルも引き裂く。寒さに強く、嗅覚が鋭い。ファイヤーダッシュで犬の姿に戻った。
- デザインは池谷仙克が担当[39]。造形では植毛ではなくゴムで毛並みが表現された[39]。
- テロ宇宙人 ガガンゴ星人
- 第20話に登場。
- ダークゾーンに存在するガガンゴ星より飛来した、地球人型の宇宙人。目的は地球征服。時間を止める能力を持ち、彼らがいた場所には放射能が残る。投げナイフが武器。
- 2人が先遣隊として地球に潜伏し、母星からの攻撃部隊とガガンゴによる同時攻撃を仕掛けてきたが、先遣隊は千葉隊員に射殺されて炎と消え、計画は失敗に終わった。
- 二頭怪獣 ダブルゴッド
- 第21話に登場。
- 電波星雲第3惑星からの侵略者デコンとボコンが結合装置で合体変身した戦闘形態。腹に第二の頭を持つことが名前の由来で、上の青い首がデコン、下の赤い首がボコンの意思を持つ。2つの口から火炎を吐く他、青い首は帯電している舌を伸ばし、普段は脇腹の中に引っ込めている2対目の腕は赤い首が操る。2つの頭の舌は繋がっており、片方を引っ張るともう片方が引っ込む。
- ファイヤーマンと対決中、一旦は結合装置を失うも、取り戻して再戦を挑む。ファイヤーフラッシュを受けるとなぜか巨大なサッカーボールになり、そのまま蹴り飛ばされて粉々になった。
- デザインは池谷仙克が担当[39]。造形では下半身の色が腕や首と同様に青と白のまだらに変更された[39]。また、完成直後は美しいグラデーションで彩色されているが、撮影時にはややくっきりとした色合いとなっている[39]。
- 結合宇宙人 デコン
- 第21話に登場。
- 電波星雲第3惑星人の1人。怪力の持ち主だが頭が悪い。相手を吹き飛ばすと同時に衣服をはがす超能力を持つ。結合装置によってボコンと合体変身し、ダブルゴッドとなる。
-
- 結合宇宙人 ボコン
- 第21話に登場。
- 電波星雲第3惑星人の1人。身のこなしが軽く、瞬間移動も可能。結合装置によってデコンと合体変身し、ダブルゴッドとなる。
- 肉食怪獣 デストロザウルス
- 第22話に登場。
- 4体のプリマ星人が帰還のために合体した宇宙恐竜。口から万物を腐食させる放射性ガスと火炎熱線を発射する。ファイヤーフラッシュで倒された。
- デザインは池谷仙克が担当[39]。池谷は体表の赤い亀裂をテーマとしており、スペーグスに着ぐるみが改造された後も赤い亀裂が活かされて造形された[39]。
-
- 変身宇宙人 プリマ星人
- 第22話に登場。
- 母星の文明が地球に較べて数千年遅れているため、地球の進化の調査のために来た4体の地球人型宇宙人。植物や魚を生のまま食べる。怪力、目から放つ催眠光線、テレパシー、両手から放射性物質「ストロンチウム90」を噴射するといった能力を持つ。
- 宇宙船が壊れて帰れなくなった上、地球の環境に耐えきれず肉体が老化し始めたため、地球人の拉致も兼ねてマリンゴンを奪おうとした。それが失敗すると、合体してデストロザウルスとなった。
- 猛毒怪獣 グリーンギラー
- 第23話に登場。
- 地球侵略を企む2体のグリーン星人が合体した緑色のサソリ型怪獣。戦力は口から噴射する緑色の毒ガス[注釈 28]と牙、尻尾と両手にある計3つの鋏。牙と尾の鋏には、一度に地球人を1万人殺せる猛毒を帯びている。
- 一度は毒牙でファイヤーマンを追い詰めたもののファイヤーバーニングで解毒され、ファイヤーナイフで首と尾を切断された後ファイヤーダッシュで爆砕された。
- デザインは池谷仙克が担当[39]。各所には池谷が得意とするサソリの意匠が見られる[39]。
- 放浪宇宙人 グリーン星人
- 第23話に登場。
- 18年前、移住先を求めて地球にやってきた宇宙人。その時の宇宙船は壊れてダムに沈み、唯一の生存者は「川瀬」と名乗って地球人に紛れて暮らしていた。現代になって2人が地球に飛来したが、その時には母星が新型爆弾の実験によって消滅していたため、地球に仲間を呼び込もうと画策。宇宙船の着陸場所を確保するためのダムの破壊と、その邪魔になるSAFとファイヤーマンの排除を目論んだ。
- 岬の足に時限爆弾を括り付けて爆殺しようとしたが、SAFによって岬は救助され、川瀬が射殺される。残った2人は、合体装置を使ってグリーンギラーに変身した。
- 音霊怪獣 ハモニガン
- 第24話に登場。
- 健少年によって夢の島に捨てられたハーモニカの怨念が、ゴミを投棄し続ける人間への恨みの力で怪獣化した。形状は巨大なハーモニカそのもの。夢の島に出現して毎晩騒音や地震を巻き起こす。仲間の楽器の幻影と共にファイヤーマンと交戦し、ファイヤーフラッシュを吸収して全身の穴から火炎熱線や突風を噴射するようになった。ファイヤーマンによってハーモニカとして演奏されて怒りを鎮め、元のハーモニカに戻った上で健少年へ返還された。
- レーザー怪人 ヴィレナス星人
- 第25話に登場。
- 白鳥座のヴィレナス星から地球を襲撃しようと飛来したが、SAFの攻撃による宇宙船の事故で仲間を失った。母星からの指令で、特殊なブレスレットを使用することで宇宙怪獣ヴィレナスとなった。目から赤いレーザー光線を放つ。
- ファイヤーマンとの戦いでは、レーザーを跳ね返されて顔面が焼け爛れ、地中へ逃げたもののファイヤーフラッシュで倒された。
- サーベル怪獣 ガドラザウルス
- 第26話に登場。
- 岩山での1億2千万年の眠りから目覚めた原始怪獣。両腕にサーベルが付いている。岩石投げが得意。ファイヤーマンが岩を持ち上げるとそれより大きな岩を持ち上げようとする負けず嫌いな性分を垣間見せた。岩山に隠れることでファイヤーダッシュを防いだかに見えたが、ダメージを防ぎきれずに致命傷を負い、目から火花を噴き出しながら爆死。
- デザインは池谷仙克が担当[39]。剣のサイズが左右で若干異なっており、右手がやや長い[39]。
- 惑星怪獣 ブラッカー
- 第27話に登場。
- 地球侵略を狙うブラックサタンの手下。かつてスワン星を消滅させたことがあるという。角から放つ白い閃光状のショック光波[73][注釈 29]で物体を爆破したり、敵の動きを封じたりする。また、巨大な腕で敵を叩きのめす。
- ファイヤーキックで角を折られ、ファイヤーダッシュを受けて燃え尽きた。
- 暗黒星人 ブラックサタン
- 第27話に登場。
- 暗黒惑星からやってきた、ブラッカーの腹の中に潜むクラゲ型の浮遊宇宙生物。「暗黒宇宙の帝王」と呼ばれ、多くの星を滅ぼした戦績を持ち、レッド2号の搭乗員である杉森の死体を人間型のロボットを利用して操って超小型高性能爆弾でSAF本部の破壊を企む。ファイヤーブレスで焼き尽くされた。
- 『池谷仙克 画集 怪獣幻図鑑』には池谷仙克が描いたブラックサタンのNG稿と思われるデザイン画が掲載されているが、形状が実際の造形物とは全く異なる[39]。
- 原始大怪獣 デビルザウルス
- 第28話に登場。
- 高井村付近で幾度も暴れる残忍な怪獣。危険になると地底に潜る。頭の二本角と、両手の甲から放つミサイル型の火炎弾が武器。
- 村を破壊しベムサキングも苦しめたが、ファイヤーショットで両手を砕かれ、ファイヤーフラッシュを頭に受けて倒された。
- デザインは池谷仙克が担当[39]。
- 着ぐるみは次話に登場するスペーグスJr.を改造しており、放送順と制作順が前後している[38][39]。
- 合体怪獣 ベムサキング
- 第28話に登場。
- アルゴン星人の少年エムサが、恩のある高井村の六助老人を守るためにペットである卵から孵化して間もない宇宙生物の赤ちゃんベムタンと合体変身した宇宙怪獣。頭脳戦が得意。デビルザウルスに挑んだものの、力及ばず変身解除に追い込まれた。デビルザウルスが倒された後、エムサとベムタンは母星へ帰っていった。
- デザインは池谷仙克が担当[39]。後述のようにテロキングの改造であるため、造形ではシルエットが全く異なる[39]。
- 着ぐるみは『ジャンボーグA』のテロキングを改造している[38][39]。頭部の角や鞭状のパーツが外され、胸部のプロテクターは別パーツを上から貼り付けている[38][81]。ブラッカーと異なり、こちらは米谷への事前相談はなく、現場判断での改造であったとされる[38][81]。
- ベムタンはスペーグスJr.のデザイン画ではスペーグスJr.を改造するという記述があったが、実際にはヨロイトカゲの生体が使用された[39]。
- 宇宙怪獣 スペーグス
- 第29話に登場。
- 数億年前に地球に飛来し、地底に埋もれていた宇宙船の中にいた肉食の宇宙怪獣。地中で大人しく暮らしていたが、子供を人間に殺されて凶暴化し、口から赤い発火ガスを放射して暴れ出した。ファイヤージャックで貫かれ、ファイヤーフラッシュで頭部を爆破されて絶命。その後、墓を建てられて弔われた。
- 宇宙怪獣 スペーグスJr.
- 第29話に登場。
- スペーグスの子供で、親と共に地球へ飛来。性格はおとなしく動きは鈍いが、肉食性でSAFの実験用のネズミを食べていた。SAFに見逃されたが、スペーグスの被害にあった工場の従業員に猟銃で射殺された。
- デザインは池谷仙克が担当[39]。撮影後に改造されることが決まっていたことから、装飾がほぼないニュートラルなデザインとなり、改造後との差別化を意図して尾は短めとなっている[39]。
- 宇宙怪獣 ダークマンダー
- 第30話に登場。
- SAF本部を攻撃した物体Xが都市破壊のために派遣した。巨大な星型のトサカが特徴で、ここに蓄えたエネルギーを元にして火炎を吐く。足の毒爪、ダイヤモンドより硬い牙が武器。ファイヤーマンを苦しめたが、ファイヤーダッシュに敗れた。
- 超兵器 物体X
- 第30話に登場。
- シャーク24号星の侵略兵器で、宇宙空間監視衛星をミサイルで破壊して地球に侵略。高熱を発して生物を死滅させようとする。地球の科学力では破壊できない。ファイヤーストップで機能を停止させられ、ファイヤーマンによって宇宙の彼方へ運ばれた。
- プロデューサー:円谷粲(円谷プロ)、衛藤公彦(萬年社)、森田義一(日本テレビ)
- 脚本:若槻文三、今村文人、安藤豊弘、岸田森、岡本育子
- 音楽:冬木透
- 撮影:町田敏彦、横手丘二(本編)、金子友三(特撮)
- 照明:安藤正典(本編)、久保江平八、伊藤幸夫、渡辺長治、上原正一、大原正男、藤野慎一(特撮)
- 美術:山口修(本編)、池谷仙克、大谷和正(特撮)
- 助監督:岡本弘、中島俊彦(本編)、中村倍也、小林正夫、松本勲、伊藤昌洋、亀田誠志郎、水沼節夫(特撮)
- 操演:熊沢留吉、諸星勇、関谷治雄
- 特殊効果:高山正通
- 装置:杉本勇
- 記録:森田溶子、中町真弓、松丸春代、松本勲、伊藤昌洋、水沼節夫、亀田誠志郎、田畑三代
- 選曲:鈴木清司、原正美
- 編集:鈴木東陽、中静達治、山地早智子、米内山順子
- 効果:小島明、石田誠
- 録音:会田喜三郎、奥山秀夫
- 仕上進行:小久保輝吉
- 製作主任:片桐崇維、大野幸雄、高橋正名
- 製作担当:設楽正之
- 視覚効果・合成技術:中野稔、デン・フィルム・エフェクト
- デザイナー:池谷仙克
- 製作連絡:斉藤博(萬年社)
- 現像:東京現像所
- 協力:宮崎交通、日本カー・フェリー株式会社(第17話)
- 特殊技術:佐川和夫、大木淳、小林正夫、石井岩太郎、中村倍也
- 監督:大木淳、大塚莞爾、安藤達己、鈴木俊継、佐伯孚治、樋口弘美、岡本弘
- 製作:円谷プロ、萬年社
ウルトラシリーズで多くの楽曲を作った冬木透がBGMを作・編曲。主題歌は小林亜星とボブ佐久間が担当し、挿入歌には冬木透のほか、三沢郷も参加した。
主題歌・挿入歌
- レコードは日本コロムビアより発売。1973年1月に4曲収録の17cm LP (C - 518)が発売され、1973年2月に「ファイヤーマン」「出撃! SAF」を収録したシングル盤 (SCS - 190)が発売された。
- 「ファイヤーマン」
- 作詞:阿久悠 / 作曲:小林亜星 / 編曲:ボブ佐久間 / 歌:子門真人
- 第2話以降はイントロが長くなって最後の部分の歌い方も異なり、歌詞表示が「もえるマグマの」なのに対し「もえろマグマの」と変化して歌っている。
- 「出撃! SAF」
- 作詞:東京一 / 作曲・編曲:冬木透 / 歌:コロムビアゆりかご会、フォートーンズ
- 「炎のようにもえろ」
- 作詞:東京一 / 作曲・編曲:冬木透 / 歌:子門真人、フォートーンズ
- 2コーラス目が最終回で使用された。
- 「はるかな青い地底に」
- 作詞:有馬三恵子 / 作曲・編曲:三沢郷 / 歌:子門真人
参照宇宙船SPECIAL 1998, p. 137[84]
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話数 | 放送日 | サブタイトル | 登場怪獣 | ゲスト | 脚本 | 監督 |
特殊技術 |
1 |
1月07日 |
ファイヤーマン誕生 -恐竜ドリゴン・ドリゴラス登場- |
|
|
若槻文三 |
大木淳 |
佐川和夫 |
2 |
1月14日 |
武器は科学だ S・A・F -恐竜ドリゴン・ドリゴラス登場- |
- 海洋開発センター所長:宇佐美淳也
- 老人:上田忠好
- 漁夫:山本廉
- 乗員:中井啓輔
|
3 |
1月21日 |
謎の宇宙船 -剣竜ステゴラス登場- |
|
- インベーダーA:福井哲也
- インベーダーB:国谷稔
- インベーダーC:寝間則夫
- 守衛:北瓜晴哉
|
今村文人 |
大塚莞爾 |
4 |
1月28日 |
インベーダーを撃滅せよ -剣竜ステゴラス登場- |
- インベーダーA:福井哲也
- インベーダーB:国谷稔
- インベーダーC:寝間則夫
- 警備員:関幸四郎
|
5 |
2月04日 |
ジュラ紀へ落ちた少年 -原始恐竜ジュラザウルス登場- |
|
|
若槻文三 |
安藤達己 |
6 |
2月11日 |
遊星ゴメロスの秘密 -宇宙恐竜スペーザー登場- |
|
|
7 |
2月18日 |
恐怖の宇宙細菌 -細菌怪獣キノクラゲス登場- |
|
|
今村文人 |
大木淳 |
8 |
2月25日 |
恐怖のミクロ怪獣 -怪獣クマゴラス登場- |
|
|
安藤豊弘 |
鈴木俊継 |
佐川和夫 |
9 |
3月04日 |
深海からの挑戦 -殺し屋怪獣ネロ・ギラス登場- |
|
|
今村文人 |
10 |
3月11日 |
鉄の怪獣が東京を襲った! -恐怖のバランダーV登場- |
- ロボット怪獣 バランダーV
- 暗躍宇宙人 バランダ星人
|
- 江里子:国睦子
- 実験衣の男:村松克己
- 良夫:高橋仁
- インベーダー:国谷稔、下地広栄、堤秀夫、前田正治、興川正美
|
若槻文三 |
安藤達己 |
小林正夫 |
11 |
3月18日 |
よみがえった岩石怪獣 -スコラドン登場- |
|
|
12 |
3月25日 |
地球はロボットの墓場 -怪獣ティラザウルス登場- |
|
|
岸田森 |
大木淳 |
13 |
4月3日 |
竜神沼の恐怖 -宇宙怪獣ドランゴ登場- |
|
|
今村文人 |
佐伯孚治 |
石井若太郎 |
14 |
4月10日 |
悪魔の海を突っ走れ! -大恐竜チラノドン登場- |
|
|
若槻文三 |
15 |
4月17日 |
ベルダー星M13号指令 -恐竜ラノザウルス登場- |
- 一角巨獣 ラノザウルス
- 遠隔宇宙人 ベルダー星人(声:丸山詠二)
- フライング怪獣 ティラザウルス
|
- 荘吉:東光生
- 警官:小高まさる
- 一郎:木津芳一
- 幸子:小林千恵
- 先生:小柴隆
|
今村文人 |
樋口弘美 |
中村倍也 |
16 |
4月24日 |
奪え!ファイヤースティック -大怪獣ロングネック登場- |
|
|
安藤豊弘 |
17 |
5月01日 |
マグマに消えたファイヤーマン -怪獣キングザウラ登場- |
|
- 長老:浮田左武郎
- 正男:小山梓
- インベーダーの女:夏川圭
|
若槻文三 |
大木淳 |
佐川和夫 |
18 |
5月08日 |
やったぞ!ファイヤーダッシュ -怪獣キングザウラ登場- |
19 |
5月15日 |
宇宙怪獣対原始怪獣 -ムクムク対マクノザウルス- |
|
|
今村文人 |
20 |
5月22日 |
怪獣ガガンゴの嵐 |
|
|
若槻文三 |
樋口弘美 |
小林正夫 |
21 |
5月29日 |
殺しの使者 デコンとボコン -ダブルゴッド出現- |
|
|
今村文人 |
22 |
6月05日 |
来たぞ!変身宇宙人 -デストロザウス登場- |
- 変身宇宙人 プリマ星人(演:大村千吉、久保田欣也、高橋香、時田ひろし)
|
- ほら吹き爺さん:池田忠夫
- 五郎:長谷川秀人
- 次郎:芦沢常法
|
安藤豊弘 |
鈴木俊継 |
佐川和夫 |
23 |
6月12日 |
宇宙指令 ファイヤーマンを殺せ![注釈 38] -グリーンギラー登場- |
|
- 川瀬:平野稔
- 星人:西郷昭治、野本博
- 吾作:鈴木治夫
- タケ:采野圭子
- マサオ:大山正明
- タケル:深田恒存
- ヒロシ:斉藤貢司
|
若槻文三 |
24 |
6月19日 |
夜になくハーモニカ -ハモニカ怪獣登場- |
|
- とし子:島田多江
- 健:小山渚
- 巡査:鳥井健雄
- 係員:黒木左甫郎
- 男:植田清
- 女:森田峰子
|
岡本育子 |
岡本弘 |
25 |
6月26日 |
帰る星なき宇宙人 -ヴィナレス星人登場- |
|
- 松吉:高品格
- 幸子:福田薫
- 警官:鮎川浩、近藤宏典、金子富士雄
- 子供:田宮信之、川上たかし
|
今村文人 |
大木淳 |
小林正夫 |
26 |
7月03日 |
夕陽にひかる岩山の秘密 -ガドラザウルス出現- |
|
- 正彦:横山博久
- さとし:梅津昭典
- 悦子:矢島潤子
- 良夫:土屋信之
|
若槻文三 |
27 |
7月10日 |
死人をあやつる宇宙の支配者 -暗黒怪獣ブラッカー登場- |
- 惑星怪獣 ブラッカー
- 暗黒星人 ブラックサタン(声:沢りつお)
|
|
安藤達己 |
佐川和夫 |
28 |
7月17日 |
アルゴン星から来た少年 -デビルザウルス登場- |
- 原始大怪獣 デビルザウルス
- 合体怪獣 ベムサキング
|
|
安藤豊弘 |
29 |
7月24日 |
射つな!怪獣だって友達だ -宇宙怪獣スペーグス登場- |
|
- みのる:根本友行
- 少年:金子誠、島田靖彦、渡辺和晃
- 男:杉山元、山本廉、中島秀生
- 守衛:奥山正勝
|
今村文人 |
鈴木俊継 |
30 |
7月31日 |
宇宙に消えたファイヤーマン -宇宙怪獣ダークマンダー登場- |
|
|
若槻文三 |
閉じる
小学館の学年別学習雑誌にて連載。
- 小学一年生 1973年1月号 - 8月号連載(作画:蛭田充)
- 小学二年生 1973年1月号 - 8月号連載(作画:池原成利)
- 小学三年生 1973年1月号 - 8月号連載(作画:かたおか徹治)
- 小学四年生 1973年1月号 - 3月号連載(作画:一峰大二) → 1973年4月号 - 8月号連載(作画:大和田守)
- 小学五年生 1973年1月号 - 3月号連載(作画:林ひさお) → 1973年4月号 - 8月号連載(作画:みやぞえ郁雄)
- 小学六年生 1973年1月号 - 4月号連載(作画:富田一公) → 1973年5月号 - 8月号連載(作画:森正人)
- ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国
- 本作のキャラクターをモデルとした「グレンファイヤー」が登場する。また、キングザウラをモデルとした敵キャラクター「恐竜戦士ザウラー」が存在するが、デザイン画まで完成していたにもかかわらず、時間の都合でやむなく登場は断念された。後に「ぱちんこウルトラバトル烈伝 戦えゼロ!若き最強戦士」にて登場した。
- 新ウルトラマン列伝
- 第9話で、ゼロ以外のウルティメイトフォースゼロのメンバーモチーフとなった作品(作中では別次元の戦士と明言)として『ミラーマン』『ジャンボーグA』の2作品と共に本作が取り上げられており、第10話の映像が使われた。なお、この回で初めてファイヤーマンを見たグレンファイヤーは、「(自分に似て)男前」とファイヤーマンを評価した。
- 雑居時代
- 第23話で、劇中のテレビ番組として本作第16話の場面が映されている。
- 恐竜大戦争アイゼンボーグ
- オープニング映像や第1話で恐竜軍団の先兵として本作の怪獣が暴れるシーンが流用されている。
注釈
なお、fireman(消防士)という単語は、現在ではポリティカル・コレクトネスによりfirefighterと表記される機会が多くなっている。 タイトルで「円谷プロ創立10周年記念番組」が記載されているのは本作品のみであった[3]。 資料によっては原点回帰を目指した設定の地味さ[3]を視聴率低迷の理由に挙げている。 別のインタビューでは、オーディションまでの経緯は覚えていないが、おそらく知人に連れて行ってもらったと思うと述べている。円谷粲は写真を見て凄くカッコよかったので決めたと語っている。ただし、その時点では九州訛りがあることを知らなかった。
円谷粲も誠について「九州訛りが強かったが、岸田の演技指導を熱心に聞いて、危険なシーンにも果敢にトライしてくれた」と回想している。
企画書では「コスチュームで場所を考える」として、カラーシグナルの位置は指定されていない。
書籍によっては、フリージィング・ウェーブと記述している[29]。 書籍によっては、手裏剣ファイヤーと記述している[29]。 書籍によっては、マグマビームと記述している[29]。 書籍によっては、ファイヤーグラビティと記述している[30]。 書籍によっては、ファイヤーバーニングと記述している[30]。 書籍によっては、メディカル・レイと記述している[30]。 資料によっては「帯電した高温の蒸気ガス[53]」や「高熱の噴煙」としている。 資料によっては体高26m、全長123mとしている。
資料によっては「風速300m」としている[66]。 書籍『全怪獣怪人 上巻』では名称をステゴラス2代目と記載している。
オープニングでの表記は「デストロザウス」[84]。書籍『全怪獣怪人 上巻』でもこちらで記載している。 次回予告およびオープニングのナレーションでは「ファイヤーマンを殺せ!」。
オープニングでの表記は「ヴィナレス星人」[84]。
出典
『ファンタスティックコレクション No.16 ミラーマン ジャンボーグA ファイヤーマン 華麗なる円谷特撮の世界』(朝日ソノラマ・1979年) p.28 - 29 『斬り抜ける』DVD第5巻ブックレット「佐伯孚治監督インタビュー」より。
宇宙船162 2018, pp. 88–91, 取材・文 鶯谷五郎「70's円谷怪獣リスペクト検証 栄光の怪獣王国、狂乱のデザイン史 [第9回] 『ファイヤーマン』と『ジャンボーグA』の時代を巡る、米谷佳晃の追憶」 豪怪奔放 2021, pp. 150–161, 「第2章 銀河連邦 1971-1973 ファイヤーマン」 宇宙船152 2016, pp. 80–83, 「70's円谷怪獣リスペクト検証 栄光の怪獣王国、狂乱のデザイン史 [第1回] 池谷仙克が生んだ端正な異形たち」 豪怪奔放 2021, p. 194, 「第2章 銀河連邦 1971-1973 検証:栄光の怪獣王国、狂乱のデザイン史―銀河連邦 編― 09 『ファイヤーマン』と『ジャンボーグA』の競闘/共闘が描く鮮明なコントラスト DESIGNER 米谷佳晃」 「'98TV映画特撮LD・ビデオ&CD」『宇宙船YEAR BOOK 1999』朝日ソノラマ〈宇宙船別冊〉、1999年5月1日、64頁。雑誌コード:01844-05。 『北海道新聞』(縮刷版) 1973年(昭和48年)1月7日 - 7月31日付朝刊、テレビ欄。 『河北新報』1973年1月7日 - 7月31日付朝刊、ラジオ・テレビ欄。 『河北新報』1973年1月7日 - 7月29日付朝刊、ラジオ・テレビ欄。
『福島民報』1973年4月22日 - 10月20日付朝刊、テレビ欄。 山陽新聞 1973年2月、1973年7月テレビ欄。 愛媛新聞 1973年2月、1973年7月テレビ欄。
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ファイヤーマン (1973年1月7日 - 3月25日)
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ファイヤーマン (1973年4月3日 - 7月31日)
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いじわるじいさん大追跡(英語版)(1973年8月7日 - 9月25日)
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