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北海道釧路市にあるバス事業者 ウィキペディアから
阿寒バス株式会社(あかんバス)は、北海道釧路市に本社を置くバス事業者。北海道東部の広範囲に路線バス網を持つほか、貸切バス、自動車整備業などを展開している。
拠点地域を同じくするくしろバスとは創立当初から深い関わりがあり、釧路近郊の主に東西方向へ広がる路線バス網を持つくしろバスに対して、釧路市街から郊外へと主に南北方向へ広がる路線網を持つ阿寒バスで分担している。市街地と釧路空港、阿寒地域を結ぶ郊外路線や、釧路管内、中標津・標津管内、羅臼管内の生活路線等を運行している。くしろバスと共同運行する路線もある。また、阿寒湖、摩周湖、屈斜路湖を巡る定期観光バスなども運行している。
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釧路空港連絡バス、釧路市内線、中標津市内線の一部においては、車体前面中央に系統番号を表記した板を取り付け、行先表示器が識別できない場合においても路線の識別を容易にしている[注 1][注 2]。
1987年(昭和62年)8月6日に北海道中央バス単独で運行開始。1992年(平成4年)7月11日よりくしろバスとともに運行に参入する。詳細は当該項目を参照。
2023年(令和5年)10月1日より、特急釧北号(釧路 - 北見)と特急石北号(北見 - 旭川)をサンライズ旭川釧路号(釧路 - 旭川)に統合する形で、釧路 - 北見 - 旭川の3社共同運行となった[22]。クローズドドアシステムによる乗降制限は統合前のものがそのまま継承されており、例えば留辺蘂 - 釧路間のみの乗車はできない。
サンライズ旭川・釧路号(道北バスと共同運行)は、1993年(平成5年)6月26日運行開始。1998年(平成10年)4月1日より当麻、愛別、津別、阿寒町などの途中停留所を増設。2006年(平成18年)4月1日より釧路側の基点を阿寒バス本社へ、同年9月1日より旭川側の基点を道北バス本社へ延長しパークアンドライドを開始。同日より運行管理委託を開始し、北見市相内の途中休憩地点を境に阿寒バスが釧路側、道北バスが旭川側を乗務した。
特急釧北号(北海道北見バスと共同運行)は、1993年(平成5年)12月23日に臨時バスとして運行開始[23]。以降、年末年始、春休み・ゴールデンウィーク、夏休みの期間限定で運行され、1995年(平成7年)より通年運行となった。臨時バス以来2往復の運行で、途中津別や阿寒町の停留所増設や阿寒バス本社へ延長しパークアンドライドの開始、釧路市内の降車専用停留所が一部変更された以外、運行時間の大きな変更も行われていなかった。
特急石北号(北海道北見バスと道北バスが運行)は、1987年(昭和62年)9月に北見バス(当時)と共同で路線開設を申請。10月に認可となり11月2日より両社1往復ずつの2往復で運行を開始。運賃の安さや45人乗りの専用車両投入が奏効し好調な滑り出しを見せた。これに対し北海道旅客鉄道(JR北海道)では1988年(昭和63年)3月19日より、それまで繁忙期に運行していた急行「大雪82・83号」を急行券が不要な特別快速に変更し、付帯サービスを都市間バスに近づけた専用車両を用いた「きたみ」の運行を開始。特急「オホーツク」と大差ない所要時間で運行され、こちらも好調なスタートを見せた。特急石北号では同年5月1日より4枚綴りの回数乗車券を発行。同年11月22日より4往復に増やし、旭川でJR北海道の特急列車や「高速あさひかわ号」に乗り換えて札幌 - 北見間も安価に行ける点などをアピールし対抗した[24]。当初の途中停留所は留辺蘂・温根湯・層雲峡のみであったが、4往復増回時に北見市内の東相内と相内、旭川市内の永山2条19丁目を増設。後に上川ポンモシリ、愛別橋、当麻20丁目も増設されていた。
77系統・80系統は10系統の区間便に相当する。
上記3路線は羅臼町より運行を受託し「羅臼町有バス 町内循環バス」として運行される路線。阿寒バスの車両を使用して運行され、運賃は100円均一となる[17]。阿寒バスが自主運行する釧羅線に春日線と同区間で乗車する場合は取扱が異なる[34]。
摩周湖バスと屈斜路バスは、弟子屈町地域公共交通活性化協議会が主体となった「環境にやさしい観光交通実証実験」の一環[38]。運行期間には他の川湯管内路線とJR釧網本線摩周駅 - 川湯温泉駅間が2日間乗り放題(2014年冬季は美留和線とJR線は対象外)となる「弟子屈えこパスポート」が発売され、各種特典が受けられる。屈斜路バスの一部便は美幌峠を経由し、美幌駅・女満別空港方面の女満別・美幌号と接続する[39]。
貸切バスを使用した定期運行路線。無料送迎バス[40]。
定期観光バスは夏期と冬期に阿寒摩周国立公園や釧路湿原国立公園を巡るコースが設定される。釧路駅など釧路市中心部発着であるが、コースによっては釧路空港や川湯温泉などでの乗降も取り扱う。
冬期は道東地区観光周遊バス「ひがし北海道エクスプレスバス」の一部を担当する。
貸切バス事業は通常は釧路運輸支局、北見運輸支局管内、帯広運輸支局管内、札幌運輸支局管内での発着が認められているが、貸切バス事業者安全性評価認定制度による優良事業者に限定した営業区域の弾力的な運用により北海道全域となっている[58][59]。観光貸切は本社・中標津・美幌・恵庭の各営業所が担当。道東地区事業者10社で組織する東北海道貸切バス事業協同組合 (BUS CENTER)に加盟する。
創業以来の、車体長一杯に丹頂鶴が羽ばたく姿と、「Welcome to Akan」または「Welcome to Akan Shiretoko」などの文字が描かれるカラーリングが特筆される。営業所によってまりもを配したカラー等複数のカラーリングが存在する。ワンステップバスとノンステップバスは、釧路市内線や標津線廃止代替路線等で運用されている。大型路線バスは日野製が多い。都市間バスも含めた路線車両は2017年(平成29年)3月31日現在で80台(美幌営業所8台、美幌以外の営業所計72台)登録されている[60]。
近年導入された車両は、従来車輛正面まで伸びていた丹頂鶴の頭部が車両側面に収まるようになり、頭頂部のデザインも変化が見られる。
都市間バスは、かつては白を基調とし雌阿寒岳、まりもを配置した専用塗装を用いていたが、すべて日野自動車のサンプルカラーであるオレンジ一色に社名ロゴを入れた新型セレガに置き換わっている。スターライト釧路号には全てセレガスーパーハイデッカーの自社発注車が使用され、サンライズ号には自社発注車のほか、道北バスなどからの転籍車両も使用する。
貸切バスは赤一色に社名ロゴを入れた新型セレガを多く保有する他、BUS CENTERカラーのエアロクイーンIIやセレガRも保有している。貸切車両は41台登録されている[61]。
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