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滋賀県彦根市にある西日本旅客鉄道・近江鉄道の駅 ウィキペディアから
彦根駅(ひこねえき)は、滋賀県彦根市古沢町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)・近江鉄道の駅である。駅番号はJR西日本がJR-A13[1][2]、近江鉄道がOR04。
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JR西日本の東海道本線[1][3]、近江鉄道の本線(彦根・多賀大社線)[1][4][5]が乗り入れている。JR西日本の駅はアーバンネットワークエリアに所属し、東海道本線は「琵琶湖線」の路線愛称設定区間に含まれている[2]。2003年(平成15年)11月1日にJR西日本でICカード「ICOCA」の利用が可能となった[6][7]。なお西口の駅舎はJRの所有ではなく彦根市の所有物となっている。
相対式ホーム2面2線[48]を有する地上駅で、橋上駅舎を持つ[3]。1番のりばと2番のりばの間には、ホームのない貨物待避用の中線が1本ある[34][48]。東海道本線の米原寄りに近江鉄道と連絡できる渡り線が設置されている[34][48]。
2007年(平成19年)3月19日に新たに東口を開設し、線路をまたぐ東西自由通路も完成した[25]。
なお、当駅は当駅は駅長が配置された直営駅であり、管理駅として東海道本線(琵琶湖線)の南彦根駅 - 篠原駅間の各駅を管理している。自動券売機、みどりの券売機、みどりの券売機プラスが設置されている[47]。
島式ホーム1面2線を有する地上駅であり[4]、改札と自動券売機1台がある[4]。なお、自動改札機は導入していない。
かつては、改札や切符売場が国鉄と共用で、国鉄下りホーム(2番のりば)に面して近江鉄道の上り米原方面行きホーム(旧3番のりば)が、現在の下り八日市方面(旧4番のりば)がある相対式であったが、1987年(昭和62年)5月1日のワンマン化[38]、橋上駅舎化の際新たに下り側のホーム(旧5番のりば)を整備し、島式とした(のりば番号は国鉄→JRのりばと一体的に振られていた)。
その後、JRのバリアフリー化工事(エレベーター設置工事)に合わせて改札が分離され、のりば番号もJRとは別の独自の番号に振り直された。現在使われている出札・改札口は改札分離前は中間改札として利用されていたものである。両のりばとも双方向に入線、発車が可能である[48]。初めは1番線が下り、2番線が上りであったが、現在は逆になった。なお、近江鉄道ではサイクルトレインを実施しているが、当駅では自転車を持ち込むことができないため、その対象から外れた。
かつては、広大な貨物用ヤードが東側に広がり、多数の留置車両が所狭しと並んでいた。中には、私鉄では珍しい荷物郵便合造車も長く眠っていた[50]が、このヤード群は当駅の東口整備事業の際に解体され、現在は駅東口のロータリーなどに転用された。
この整備事業の際に解体を免れた箇所は旧型の電気機関車などの保存展示施設、「近江鉄道ミュージアム」として営業(※彦根城築城400年祭の一環として2007年3月21日に開設[39])し、特定の日に公開されたが、施設の老朽化に伴って2018年12月8日をもって閉館し[39][42][43][44]、跡地は駐車場に転用された。なお、同施設は2019年11月2日に八日市駅の2階へ移転し、再オープンした[51]。
「滋賀県統計書」および「彦根市統計書」によると、1日平均の乗車人員は以下の通りである。
年度 | JR西日本 | 近江鉄道 |
---|---|---|
1日平均 乗車人員 |
1日平均 乗車人員 | |
1992年 | 9,662[統計 1] | |
1993年 | 9,847[統計 2] | |
1994年 | 9,767[統計 3] | |
1995年 | 9,802[統計 4] | |
1996年 | 9,718[統計 5] | |
1997年 | 9,493[統計 6] | |
1998年 | 9,477[統計 7] | |
1999年 | 9,358[統計 8] | |
2000年 | 9,340[統計 9] | |
2001年 | 9,198[統計 10] | |
2002年 | 9,050[統計 11] | |
2003年 | 9,086[統計 12] | 773 |
2004年 | 9,251[統計 13] | 807 |
2005年 | 9,382[統計 14] | 837 |
2006年 | 9,767[統計 15] | 1,249 |
2007年 | 10,119[統計 16] | 1,313 |
2008年 | 10,339[統計 17] | 1,497 |
2009年 | 10,229[統計 18] | 1,386 |
2010年 | 10,040[統計 19] | 1,429 |
2011年 | 10,184[統計 20] | 1,459 |
2012年 | 10,396[統計 21] | 1,400 |
2013年 | 10,750[統計 22] | 1,407 |
2014年 | 10,509[統計 23] | 1,336 |
2015年 | 10,821[統計 24] | 1,319 |
2016年 | 10,871[統計 25] | 1,371 |
2017年 | 10,889[統計 26] | 1,410 |
2018年 | 10,717[統計 27] | 1,443 |
2019年 | 10,489[統計 28] | 1,371 |
彦根の市街地の東端に位置し、西側に彦根城を中心として市街地が広がる。また、松原内湖干拓までは、米原駅 - 当駅間で内湖を望むことができた[54]。
西口ロータリーには1987年(昭和62年)3月21日に彦根藩初代藩主井伊直政の銅像(騎馬像)が建立された[55]。また、ロータリー内にある郵便ポストは、内閣官房東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会推進本部事務局と日本郵便との共同事業で、2021年(令和3年)開催の東京オリンピック 競泳2種目で金メダルを獲得した彦根市出身の大橋悠依を顕彰する「ゴールドポストプロジェクト」により金色に塗り替えられた[56][57][58][59]。なお、ゴールドポストの設置は近畿地方で第1号となっている。
1998年(平成10年)3月17日に東口整備事業を滋賀県都計審議会が承認。2003年度(平成15年度)から彦根市が、駅の東口の約17万3000平方メートルの土地にホテルや商業施設、マンションなどを整備する開発を進め、2007年(平成19年)3月19日に東口の開設、2009年(平成21年)3月29日に駅前広場約5,500平方メートルの整備が実施された。
駅西口側にバスのりばを設けており[62][63]、彦根港無料シャトルバスも発着する[64]。「彦根駅」停留所を発着する湖国バスの路線(滋賀大学線と彦根港無料シャトルバスを除く)には系統番号が付いているが、ここでは路線名で解説する。
彦根駅 | |||
---|---|---|---|
乗り場 | 運行事業者 | 系統または路線名・行先 | 備考 |
1 | 湖国バス | 城北・大藪線:市立病院前 | |
平田線:南彦根駅西口 | 35:平日朝1便のみ | ||
2 | 三津屋線:市立病院前 / 県立大学 / 三津屋 | ※一部系統は運行日・本数に注意 | |
3 | 多賀線:共栄社化学前 / 多賀町役場前 / 南彦根駅西口 | 87:平日朝1便のみ(※快速系統) | |
彦根ご城下巡回バス:彦根駅 | ※季節運行路線(6月と冬期(12月中旬から翌年3月中旬)は全便運休) | ||
4 | 南彦根ベルロード線:ビバシティ | ||
5 | 滋賀大学線:滋賀大学 | 原則として平日に運行 | |
6 | 彦根港無料シャトルバス:彦根港 | 土曜・日曜・祝日のみ運行[注釈 1][64](遊覧船乗船客輸送路線) | |
彦根駅前 | |||
- | (高速バス乗り場:使用停止) |
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