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銅で作られた像 ウィキペディアから
銅像の代表的な製法は、鋳造法である。材料は主に青銅(ブロンズ)が用いられる。ここでは例として大仏の鋳造法(砂型鋳造法)について説明する。
それ以外にも吸引鋳造法やガス型鋳造法などがある。
銅像の歴史は古く、現存する世界最古の銅像はエジプト考古学博物館(カイロ博物館)所蔵のエジプト第6王朝ペピ1世の像。およそ4000年以上前のものと推測されている(金属製の像としても最古)。
日本では、飛鳥時代から金銅仏が制作されていた。東大寺の奈良の大仏も銅製である。しかし、人物をかたどった銅像がたてられることはなかった。江戸時代末期、アメリカにわたった遣米使節は胸像をみて「さらし首のようだ」と記録した[1]。日本初の西洋式銅像は、兼六園の明治紀念之標(日本武尊の銅像、1880年)である[2]。この像が建立されたのは西南戦争に従軍し戦死した郷土軍人を慰霊するためで、日本武尊であったのは、熊襲退治のために九州に出向いたことと西南戦争で従軍したことと重ね合わせたといわれる[3]。東京最古の西洋式銅像としては、大熊氏廣が明治26年(1893年)に靖國神社へ建立した大村益次郎像で、女性像としては同じ大熊による瓜生岩子像(1901年、浅草寺)である。第二次世界大戦が勃発すると政府は1941年に「金属類回収令」を出し、板垣退助像、渋谷のハチ公像、伊達政宗騎馬像、二宮金次郎像、広瀬中佐、東郷平八郎など軍人像も例外なく再利用された。戦後復興期には次々と復元された。レジャーや観光のために続々と建てられた。今まで手が届かない場所にあった観賞用銅像から、触れることのできる銅像もできた[4]。
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