小郡市
福岡県の市 ウィキペディアから
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小郡市(おごおりし)は、福岡県の南部、佐賀県との県境に位置する市[1]。福岡市への通勤率は19.1%・久留米市への通勤率は11.9%(平成22年国勢調査)。広域圏では久留米広域圏に属する。
おごおりし 小郡市 | |||||
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国 | 日本 | ||||
地方 | 九州地方 | ||||
都道府県 | 福岡県 | ||||
市町村コード | 40216-8 | ||||
法人番号 | 8000020402168 | ||||
面積 |
45.51km2 | ||||
総人口 |
59,312人 [編集] (推計人口、2024年10月1日) | ||||
人口密度 | 1,303人/km2 | ||||
隣接自治体 |
久留米市、筑紫野市、朝倉郡筑前町、三井郡大刀洗町 佐賀県:鳥栖市、三養基郡基山町 | ||||
市の木 |
クスノキ (1982年制定) | ||||
市の花 |
フジ (1982年制定) | ||||
市の鳥 |
シラサギ (1982年制定) | ||||
小郡市役所 | |||||
市長 | 加地良光 | ||||
所在地 |
〒838-0198 福岡県小郡市小郡255番地1 北緯33度23分47秒 東経130度33分20秒 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
筑紫平野の北に位置しており、南東は大刀洗町と久留米市、北東は筑紫野市と筑前町、西は佐賀県と接している[1]。
市名は持統天皇3年(689年)6月に新羅の使者金道那を餐応した客館として日本書紀に登場する「筑紫小郡」に由来している[1]。7世紀末に作られた筑後国御原郡の役所跡は、1971年(昭和46年)12月23日に「小郡官衙遺跡群 小郡官衙遺跡」として国指定史跡となっている[2]。
市域は大きく三つに区分され、筑後川水系の支流である宝満川が市域を南北に縦断する平坦な宝満川流域。標高20m前後の東北台地、標高20mから90m程度の西北丘陵地に区分される。
市内には南北に福岡県道53号久留米筑紫野線や福岡県道88号久留米小郡線・東西に国道500号が位置し、隣接する鳥栖市・三養基郡基山町を通過する国道3号に平行して九州自動車道が市域をかすめ、鳥栖インターチェンジが近接してある。東西に大分自動車道が位置し、筑後小郡インターチェンジがある。市内には西鉄天神大牟田線、並びに甘木鉄道の各駅がある。
北部の三国地区は小郡・筑紫野ニュータウンの開発により、人口の増加が著しい。しかし、南部の味坂、御原地区や東部の立石地区では人口減と過疎化が進み、小中学校の学級数が1学年1クラスになるなど、当市における南北問題の克服が今後の課題となっている。
弥生時代の三沢遺跡や立花山古墳など遺跡や古墳が数多くあり、『日本書紀』には「筑紫小郡」と記されている[1]。筑前国、筑後国、肥前国の境にあって、大宰府も近いことから交通の要衝として栄え、奈良時代には御原郡衙(小郡郡衙)が置かれた[1]。
市内に大規模なショッピングモールや商店街は無いが、会員制大型量販店「コストコ小郡倉庫店」が市内の大分自動車道・筑後小郡IC付近に出店することが正式に決定し、工事が着手された[4]。
一貫して増加傾向にあったが、近年は増加率が鈍化している。平成27年度国勢調査の速報値では、人口減少に転じた。
小郡市と全国の年齢別人口分布(2005年) | 小郡市の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 小郡市
■緑色 ― 日本全国 | ■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
小郡市(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
太字は1町4村合併前から存在する学校
かつて福岡を窓口にした玄海灘が公の外交のルートであったのに対し、民間レベルのルートとしては有明海を用いた。小郡市は海に接しない内陸に位置するが、筑後川の支流である宝満川が交易に用いられた。
なお、九州旅客鉄道(JR九州)鹿児島本線は市内を走ってはいないが、市域に沿って平行に同路線が通っており、市境まで最短で200m程度の所まで接近する。また、鳥栖駅・田代駅・弥生が丘駅(佐賀県鳥栖市)・基山駅・けやき台駅(佐賀県三養基郡基山町)や原田駅(筑紫野市)が市境付近に所在し、利用可能である。中でもけやき台駅は小郡市境より200m弱しか離れておらず、国道3号を越える跨線橋は当市の負担で建設された。
西鉄バス路線の大半が廃止されたのち、2004年から小郡市コミュニティバス「七夕ふれあい号」が運行開始されたが、2023年10月より1年間運行を休止し、そのまま復活せず2024年10月1日に正式に廃止となった。
原田駅東福童線(通称七夕通り): 市内を南北に縦断する原田駅大崎線の2004年3月28日の開通・延伸により、利便性が高まった。
なお、市内には七夕神社があり『肥前国風土記』にその由来が記されているなど、七夕行事と縁が深いことから、2018年度(平成30年度)から「七夕プロジェクト」として7月と8月を「七夕月間」と定めてPRや各種イベントを開催している[6]。
★は故人
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