宜野湾市
沖縄県の市 ウィキペディアから
沖縄県の市 ウィキペディアから
宜野湾市(ぎのわんし、沖縄語: ジノーン[1])は、沖縄本島中南部の中央に位置する沖縄県第5の都市。
ぎのわんし 宜野湾市 | |||||
---|---|---|---|---|---|
| |||||
国 | 日本 | ||||
地方 | 九州地方 | ||||
都道府県 | 沖縄県 | ||||
市町村コード | 47205-1 | ||||
法人番号 | 2000020472051 | ||||
面積 |
19.80km2 | ||||
総人口 |
100,274人 [編集] (推計人口、2024年9月1日) | ||||
人口密度 | 5,064人/km2 | ||||
隣接自治体 | 浦添市、中頭郡北谷町、北中城村、中城村、西原町 | ||||
市の木 | リュウキュウコクタン | ||||
市の花 | キク | ||||
市の花木 | サンダンカ | ||||
宜野湾市役所 | |||||
市長 | 佐喜眞淳 | ||||
所在地 |
〒901-2203 沖縄県宜野湾市野嵩1丁目1番1号 北緯26度16分53秒 東経127度46分43秒 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
キャッチフレーズは「ねたての都市(まち)ぎのわん」で、本市の広報紙の題名にもなっている。「ねたて」とは「おもろさうし」にも表された言葉で、「物事の根元」、「共同体の中心」を意味する[2]。
沖縄本島の中部、那覇市の北東約10 kmに位置する。 市の中央部の台地を普天間飛行場(英: Marine Corps Air Station Futenma)、北部をキャンプ・フォスターが占める基地の街である。この二つの施設を挟む様にして国道58号と国道330号が通っている。 国道58号の東側から緩やかな台地となり、西原町と中城村に接する市南部から市東部にかけて小高い丘が点在する。 市西部は東シナ海に面し、海岸線は出入りが少なく遠浅である。 その周辺の西海岸地域では沖縄コンベンションセンターと宜野湾海浜公園を中心に、観光・商業地域としての発展を目指している。 また、国道58号宜野湾バイパス沿いには大山タイモ畑が広がっている。 宜野湾市役所から那覇市役所までは直線距離でおよそ10 km、浦添市と沖縄市からはそれぞれおよそ6 kmの距離にある。
アメリカ海兵隊の普天間飛行場(英: Marine Corps Air Station Futenma、略してMCAS FUTENMA)が占めている。面積は4.83 km2で、市面積の約25%にあたる。ほとんどが民有地で、土地使用の見返りとして約2,800人の地権者へ軍用地料が支払われている。一般的には「普天間基地」と表記・呼称される事が多い。また、「普天間」と略称する事もある(「普天間」は宜野湾市北東部の地名であるため飛行場の周辺住民、とりわけ地元宜野湾市民は単に「基地」と呼ぶ事が多い)。1945年(昭和20年)にアメリカ陸軍工兵隊が日本本土への攻撃に備えて土地を強制接収し飛行場を建設して以来、60年以上米軍施設として使用されている。1960年(昭和35年)にアメリカ陸軍からアメリカ海兵隊に管理が移され、1972年(昭和47年)の沖縄返還の際に普天間海兵隊飛行場、普天間陸軍補助施設、普天間海兵隊飛行場通信所が統合し現在の普天間飛行場となった。
宜野湾市伊佐と北中城村渡口を結ぶ沖縄県道81号宜野湾北中城線を東西軸とする。県道81号の北側では沖縄市・北谷町・北中城村にもまたがるキャンプ・フォスターが占めており、市内での面積は1.6 km2となっている。上記の中央部同様、土地使用の見返りとして地権者へ軍用地料が支払われている。キャンプ・フォスターの普天間ハウジング地区にはキャンプ桑江(英: Camp Lester)にある沖縄海軍病院(在沖縄アメリカ海軍病院)が移転する予定がある。
那覇市と沖縄市を結ぶ国道330号を軸とする。志真志から野嵩にかけての約4 kmの国道330号沿いには30余りの自動車販売業者が点在し、その殆どが中古車販売店であることから宜野湾中古車街道(ぎのわんちゅうこしゃかいどう)と呼ばれる事もある。
嘉数地域の丘陵(嘉数高台、嘉数高地)周辺は沖縄戦で最大の激戦地となった(詳細は嘉数の戦いを参照)。現在は嘉数高台公園として整備されている。高台頂上の地球を模した展望台からは普天間飛行場を一望でき、景観が抜群であるために報道機関の取材や反戦教育などによく利用されている。閣僚・国会議員などが沖縄を訪れる際にもここから普天間飛行場の状況を視察する事が多い。また、アメリカ総領事公邸が立地している。
コンベンションエリアを含む西海岸地域。沖縄の大動脈国道58号とそのバイパス道路である宜野湾バイパスを軸とする。 真志喜・宇地泊地域の宜野湾バイパス沿い(通称コンベンションエリア)には沖縄コンベンションセンター、宜野湾海浜公園(総合運動公園)、トロピカルビーチ(海水浴場)、宜野湾マリーナ(宜野湾港)、ラグナガーデンホテル(全日空ホテルズ)など様々な施設が集積しており、那覇市の奥武山町(沖縄県営奥武山公園)と並んで沖縄県のイベントの中心地的な役割を担っている。有名アーティストのコンサートはコンベンションエリアで行われる事が多い。また、宜野湾海浜公園内のスポーツ施設群はプロ野球の横浜DeNAベイスターズが春季・秋季のキャンプ地として使用している。更なる発展を目指して宜野湾市は観光関連企業の誘致を行っており、過去にはプリンスホテルやDFSギャラリア・沖縄の建設計画があった。現在はインターコンチネンタル東京ベイを運営するホスピタリティ・ネットワーク社、サイバーファームの子会社サイオン、不動産業のジョイント・コーポレーション、ボウリング・アミューズメント企業のラウンドワン進出が決定し、「沖縄インターコンチネンタルホテル(仮称)」や「沖縄宜野湾BAYリゾート計画」などの開発が予定されている。
大山地域は豊富な湧き水を利用したタイモ栽培が盛んで、国道58号と宜野湾バイパスの間にはタイモ畑(大山タイモ畑)が広がっている。
宜野湾市では、一部の区域で住居表示に関する法律に基づく住居表示が実施されている。
町名 | 町名の読み | 町区域新設年月日 | 住居表示実施年月日 | 住居表示実施前の町名等 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
野嵩一丁目 | のだけ | 1985年11月5日 | 1985年11月5日 | 字野嵩、字上原の各一部 | |
野嵩二丁目 | 1985年11月5日 | 1985年11月5日 | 字野嵩、字普天間の各一部 | ||
野嵩三丁目 | 1985年11月5日 | 1985年11月5日 | 字野嵩の一部 | ||
野嵩四丁目 | 1986年12月15日 | 1986年12月15日 | 字野嵩、字普天間の各一部 | ||
普天間一丁目 | ふてんま | 1986年12月15日 | 1986年12月15日 | 字普天間、字野嵩の各一部 | |
2000年5月9日 | 字普天間の一部 | ||||
普天間二丁目 | 1986年12月15日 | 1986年12月15日 | 字普天間、字野嵩の各一部 | ||
新城一丁目 | あらぐすく | 1984年11月5日 | 1984年11月5日 | 字新城、字普天間、字野嵩の各一部 | |
新城二丁目 | 1984年11月5日 | 1984年11月5日 | 字新城、字普天間、字野嵩、字喜友名の各一部 | ||
喜友名一丁目 | きゆうな | 1988年8月22日 | 1988年8月22日 | 字喜友名、字新城の各一部 | |
喜友名二丁目 | 1988年8月22日 | 1988年8月22日 | 字喜友名、字伊佐の各一部 | ||
伊佐一丁目 | いさ | 1988年8月22日 | 1988年8月22日 | 字伊佐の一部 | |
伊佐二丁目 | 1988年8月22日 | 1988年8月22日 | 字伊佐、字大山の各一部 | ||
伊佐三丁目 | 1988年8月22日 | 1988年8月22日 | 字伊佐の一部 | ||
伊佐四丁目 | 1988年8月22日 | 1988年8月22日 | 字伊佐の一部 | ||
大山一丁目 | おおやま | 1989年2月27日 | 1989年2月27日 | 字大山の一部 | |
大山二丁目 | 1989年2月27日 | 1989年2月27日 | 字大山の一部 | ||
大山三丁目 | 1989年2月27日 | 1989年2月27日 | 字大山、字伊佐の各一部 | ||
大山四丁目 | 1989年2月27日 | 1989年2月27日 | 字大山の一部 | ||
大山五丁目 | 1989年2月27日 | 1989年2月27日 | 字大山の一部 | ||
大山六丁目 | 1989年2月27日 | 1989年2月27日 | 字大山、字真志喜の各一部 | ||
大山七丁目 | 1989年2月27日 | 1989年2月27日 | 字大山の一部 | ||
字真志喜 | ましき | 1908年4月1日 | 未実施 | ||
真志喜一丁目 | ましき | 1990年1月22日 | 1990年1月22日 | 字真志喜、字大山、字大謝名の各一部 | |
真志喜二丁目 | 1990年1月22日 | 1990年1月22日 | 字真志喜の一部 | ||
真志喜三丁目 | 1990年1月22日 | 1990年1月22日 | 字真志喜の一部 | ||
真志喜四丁目 | 1990年1月22日 | 1990年1月22日 | 字真志喜の一部 | ||
字宇地泊 | うちどまり | 1908年4月1日 | 未実施 | ||
字大謝名 | おおじゃな | 1908年4月1日 | 未実施 | ||
大謝名一丁目 | おおじゃな | 1995年10月23日 | 1995年10月23日 | 字大謝名の一部 | |
大謝名二丁目 | 1995年10月23日 | 1995年10月23日 | 字大謝名、字真栄原の各一部 | ||
大謝名三丁目 | 1995年10月23日 | 1995年10月23日 | 字大謝名の一部 | ||
大謝名四丁目 | 1995年10月23日 | 1995年10月23日 | 字大謝名の一部 | ||
大謝名五丁目 | 1995年10月23日 | 1995年10月23日 | 字大謝名、字字地泊の各一部 | ||
嘉数一丁目 | かかず | 1991年2月18日 | 1991年2月18日 | 字嘉数の一部 | |
嘉数二丁目 | 1991年2月18日 | 1991年2月18日 | 字嘉数の一部 | ||
嘉数三丁目 | 1991年2月18日 | 1991年2月18日 | 字嘉数の一部 | ||
嘉数四丁目 | 1991年2月18日 | 1991年2月18日 | 字嘉数の一部 | ||
字真栄原 | まえはら | 1908年4月1日 | 未実施 | ||
真栄原一丁目 | まえはら | 1991年11月18日 | 1991年11月18日 | 字真栄原、字嘉数、字我如古の各一部 | |
真栄原二丁目 | 1991年11月18日 | 1991年11月18日 | 字真栄原の一部 | ||
真栄原三丁目 | 1991年11月18日 | 1991年11月18日 | 字真栄原、字大謝名、字佐真下の各一部 | ||
字佐真下 | さました | 1908年4月1日 | 未実施 | ||
字我如古 | がねこ | 1908年4月1日 | 未実施 | ||
我如古一丁目 | がねこ | 1992年11月16日 | 1992年11月16日 | 字我如古、字佐真下の各一部 | |
我如古二丁目 | 1992年11月16日 | 1992年11月16日 | 字我如古、字志真志の各一部 | ||
我如古三丁目 | 1992年11月16日 | 1992年11月16日 | 字我如古の一部 | ||
我如古四丁目 | 1992年11月16日 | 1992年11月16日 | 字我如古の一部 | ||
志真志一丁目 | しまし | 1999年11月22日 | 1999年11月22日 | 字志真志の一部 | |
志真志二丁目 | 1999年11月22日 | 1999年11月22日 | 字志真志の一部 | ||
志真志三丁目 | 1999年11月22日 | 1999年11月22日 | 字志真志の一部 | ||
志真志四丁目 | 1999年11月22日 | 1999年11月22日 | 字志真志、字我如古の各一部 | ||
長田一丁目 | ながた | 1999年11月22日 | 1999年11月22日 | 字長田、字愛知の各一部 | |
長田二丁目 | 1999年11月22日 | 1999年11月22日 | 字長田の一部 | ||
長田三丁目 | 1999年11月22日 | 1999年11月22日 | 字長田の一部 | ||
長田四丁目 | 1999年11月22日 | 1999年11月22日 | 字長田の一部 | ||
宜野湾一丁目 | ぎのわん | 1998年2月9日 | 1998年2月9日 | 字宜野湾、字長田の各一部 | |
宜野湾二丁目 | 1998年2月9日 | 1998年2月9日 | 字宜野湾、字長田、字志真志、字佐真下の各一部 | ||
宜野湾三丁目 | 1998年2月9日 | 1998年2月9日 | 字宜野湾、字長田、字志真志の各一部 | ||
神山一丁目 | かみやま | 2014年2月3日 | 2014年2月3日 | 字神山、字愛知、字宜野湾の各一部 | |
愛知一丁目 | あいち | 2014年2月3日 | 2014年2月3日 | 字愛知、字赤道、字神山の各一部 | |
愛知二丁目 | 2014年2月3日 | 2014年2月3日 | 字愛知、字赤道の各一部 | ||
愛知三丁目 | 2014年2月3日 | 2014年2月3日 | 字長田の全部と字愛知の一部 | ||
赤道一丁目 | あかみち | 1994年2月21日 | 1994年2月21日 | 字赤道の一部 | |
赤道二丁目 | 1994年2月21日 | 1994年2月21日 | 字赤道の一部 | ||
上原一丁目 | うえはら | 1994年2月21日 | 1994年2月21日 | 字上原、字赤道の各一部 | |
上原二丁目 | 1994年2月21日 | 1994年2月21日 | 字上原、字赤道の各一部 | ||
字野嵩 | のだけ | 1908年4月1日 | 未実施 | ||
字普天間 | ふてんま | 1908年4月1日 | 未実施 | ||
字新城 | あらぐすく | 1908年4月1日 | 未実施 | ||
字喜友名 | きゆうな | 1908年4月1日 | 未実施 | ||
字伊佐 | いさ | 1908年4月1日 | 未実施 | ||
字大山 | おおやま | 1908年4月1日 | 未実施 | ||
字宜野湾 | ぎのわん | 1908年4月1日 | 未実施 | ||
字神山 | かみやま | 1908年4月1日 | 未実施 | ||
字赤道 | あかみち | 1908年4月1日 | 未実施 | ||
字上原 | うえはら | 1908年4月1日 | 未実施 |
宜野湾市と全国の年齢別人口分布(2005年) | 宜野湾市の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 宜野湾市
■緑色 ― 日本全国 | ■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
宜野湾市(に相当する地域)の人口の推移
| ||||||||||||||||||||||||||||||||||
総務省統計局 国勢調査より |
北から時計周り、町村は中頭郡。
村長 | 氏名 | 就任年 | 市長 | 氏名 | 就任年 |
---|---|---|---|---|---|
初代 | 桃原正裕 | 明治41年 | 初代 | 仲村春勝 | 昭和37年 |
2代 | 2代 | 昭和40年 | |||
3代 | 3代 | 島袋全一 | 昭和40年 | ||
4代 | 山城五郎 | 大正5年 | 4代 | 崎間健一郎 | 昭和44年 |
5代 | 大正14年 | 5代 | 米須清與 | 昭和48年 | |
6代 | 6代 | 安次富盛信 | 昭和52年 | ||
7代 | 宮城武真 | 昭和4年 | 7代 | 昭和56年 | |
8代 | 島袋盛春 | 昭和6年 | 8代 | 桃原正賢 | 昭和60年 |
9代 | 高江洲英吉 | 昭和7年 | 9代 | 平成元年 | |
10代 | 天久流水 | 昭和10年 | 10代 | 平成5年 | |
11代 | 仲村渠春壽 | 昭和14年 | 11代 | 比嘉盛光 | 平成9年 |
12代 | 12代 | 平成13年 | |||
13代 | 久保田(島袋)盛春 | 昭和21年 | 13代 | 伊波洋一 | 平成15年 |
14代 | 桃原亀郎 | 昭和22年 | 14代 | 平成19年 | |
15代 | 昭和23年 | 15代 | 安里猛 | 平成22年 | |
16代 | 知念清一 | 昭和25年 | 16代 | 佐喜眞淳 | 平成24年 |
17代 | 昭和29年 | 17代 | 平成28年 | ||
18代 | 仲村春勝 | 昭和33年 | 18代 | 松川正則 | 平成30年 |
19代 | 佐喜眞淳 | 令和6年 |
衛生:沖縄市・宜野湾市・北谷町の2市1町で「倉浜衛生施設組合」を組織し、沖縄市字池原3394番地にゴミ処理施設を有している。
宜野湾市・西原町・中城村で 任意合併協議会 を設立したが合併には至らず解散。沖縄県は宜野湾市・中城村・北中城村の枠組みを提唱している。
氏名 | 会派名 | 当選回数 | 備考 |
---|---|---|---|
玉城健一郎 | てぃーだ平和ネット | 1 | 立憲民主党・国民民主党が推薦 |
又吉清義 | 沖縄・自民党 | 3 | 公明党が推薦 |
呉屋宏 | 沖縄・自民党 | 3 | 公明党が推薦 |
2004年4月1日時点で公立保育園が3ヵ所、認可保育園が10ヵ所、認可外保育園が54ヵ所ある。
宜野湾郵便局が市内全域の集配を担当する。 無集配局
宜野湾市は教育行政に力を入れている。そのため、美術館、博物館、図書館を始め、IT時代に先駆け宜野湾ベイサイド情報センターをオープンした。
基地不動産業は、本市においては活発である。市域の中央部と北部のかなりの面積を普天間飛行場(Marine Corps Air Station Futenma)およびキャンプ・フォスター(Camp Foster)等としてアメリカ海兵隊へ賃貸し、市民らの不動産収入となっている。
宜野湾市内に、在日米軍の飛行場は存在するが、定期旅客便のある空港は存在しない。最寄りの空港は那覇空港
市内には鉄道は運行しておらず、駅なども存在しない[注釈 1]。
最も市内から近い駅は沖縄都市モノレール線の浦添前田駅もしくはてだこ浦西駅であるが、浦添市内にあり、かなりの距離がある。 また、鉄道駅が存在しない市としては人口密度が全国で最も高い(かつては隣の浦添市が人口密度を上回っていたが沖縄都市モノレールの鉄道駅が設置されたため)。下記「路線バス」の項目に解説する通り、市内各地へ通ずる路線バスが多数運行されている。
第二次世界大戦以前は沖縄県営鉄道嘉手納線という軽便鉄道線が通っていた。この線は、ガソリンタンク車爆発炎上により不通となり戦後も復旧せず、1945年休止(事実上廃止)され、現存しない。通称は「軽便(けいびん・ケービン)」[11][12]。 宜野湾市内には大謝名駅・真志喜停車場・大山駅があった。
琉球バス交通・沖縄バス・那覇バス・東陽バス・やんばる急行バスの5社が市内を運行しており、一般道経由の路線バスと、沖縄自動車道経由の高速バスがある。 宜野湾市内は、那覇市内 - 中・北部間を結ぶほとんどの路線の通過地点となっており、国道58号、330号を中心にかなりの数の路線が運行している。また、琉球バス交通と沖縄バスが市内に出張所・駐車場を構えており、市内を起終点とする路線も多い。
本市内には鉄道路線はないため、市内への公共交通によるアクセスは専ら路線バスを利用することになる。宜野湾市内の路線バスは那覇バスターミナルを中心に運行されているが、200番台の系統はおもろまち駅前広場を起点としており沖縄都市モノレール線との乗り換えが可能である。それ以外にも沖縄都市モノレール線の駅で乗り換えられる路線がある。
琉球バス交通の一部の路線が2006年2月20日より那覇バスターミナルから豊見城市我那覇まで延長された。また、99番天久新都心線は2006年9月1日より那覇空港から那覇市具志三丁目まで延長されたが、2008年10月8日より再び空港起点に戻った経緯がある。
また、中城村コミュニティバス「護佐丸バス」が宜野湾市内の普天間りうぼうと中部商業高校前に乗り入れている。
下表の運行会社の「琉球」は琉球バス交通の路線、「沖縄」は沖縄バスの路線、「那覇」は那覇バスの路線、「東陽」は東陽バスの路線、複数表記は共同運行路線。 ※BT=バスターミナル
番号 | 路線名 | 運行会社 | 起点 | 終点 | 市町村 | 宜野湾市内の主な経由地 |
---|---|---|---|---|---|---|
市内全区間国道58号経由(那覇市 - 浦添市 - 宜野湾市 - 北谷町 - 各地) | ||||||
20 | 名護西線 | 琉球 沖縄 |
那覇BT | 名護BT | 那覇市 - 浦添市 - 宜野湾市 - 北谷町 - 嘉手納町 - 読谷村 - 恩納村 - 名護市 | 宇地泊、大謝名、真志喜、大山、伊佐、伊佐浜 |
28 | 読谷(楚辺)線 | 読谷BT | 那覇市 - 浦添市 - 宜野湾市 - 北谷町 - 嘉手納町 - 読谷村 | |||
29 | 読谷(喜名)線 | |||||
63 | 謝苅線 | 琉球 | 具志川BT | 那覇市 - 浦添市 - 宜野湾市 - 北谷町 - 沖縄市 - うるま市 | ||
120 | 名護西空港線 | 琉球 沖縄 |
那覇空港 | 名護BT | 那覇市 - 浦添市 - 宜野湾市 - 北谷町 - 嘉手納町 - 読谷村 - 恩納村 - 名護市 | |
228 | 読谷おもろまち線 | 琉球 沖縄 |
おもろまち駅前広場 | 読谷BT | 那覇市 - 浦添市 - 宜野湾市 - 北谷町 - 嘉手納町 - 読谷村 | |
263 | 謝苅おもろまち線 | 琉球 | 具志川BT | 那覇市 - 浦添市 - 宜野湾市 - 北谷町 - 沖縄市 - うるま市 | ||
国道58号・普天間経由(那覇市 - 浦添市 - 宜野湾市 - 北中城村 - 沖縄市 - うるま市 - 各地) | ||||||
23 | 具志川線 | 琉球 | 那覇空港 那覇BT |
具志川BT | 那覇市 - 浦添市 - 宜野湾市 - 北中城村 - 沖縄市 - うるま市 | 宇地泊、大謝名、真志喜、大山、伊佐、普天間 |
31 | 泡瀬西線 | 東陽 | 那覇BT | 泡瀬営業所 | ||
77 | 名護東(辺野古)線 | 沖縄 | 名護BT | 那覇市 - 浦添市 - 宜野湾市 - 北中城村 - 沖縄市 - うるま市 - 金武町 - 宜野座村 - 名護市 | ||
223 | 具志川おもろまち線 | 琉球 | おもろまち駅前広場 | 具志川BT | 那覇市 - 浦添市 - 宜野湾市 - 北中城村 - 沖縄市 - うるま市 | |
331 | 急行バス | 東陽 | 那覇BT | 泡瀬営業所 | 宇地泊、伊佐、普天間(停車地) | |
777 | 沖縄 | 屋慶名BT | ||||
国道330号・普天間経由(那覇市 - 浦添市 - 宜野湾市 - 各地) | ||||||
24 | 那覇大謝名線 | 琉球 | 那覇BT | 具志川BT | 那覇市 - 浦添市 - 宜野湾市 - 北中城村 - 沖縄市 - うるま市 | 大謝名、真栄原、我如古、志真志、愛知、普天間 |
27 | 屋慶名(大謝名)線 | 沖縄 | 屋慶名BT | |||
52 | 与勝線 | |||||
80 | 与那城線 | |||||
92 | 那覇〜イオンモール線 | ライカム | 那覇市 - 浦添市 - 宜野湾市 - 北中城村 | |||
227 | 屋慶名おもろまち線 | おもろまち駅前広場 | 屋慶名BT | 那覇市 - 浦添市 - 宜野湾市 - 北中城村 - 沖縄市 - うるま市 | ||
21 | 新都心具志川線 | 琉球 | 那覇BT | 具志川BT | 嘉数、真栄原、我如古、志真志、愛知、普天間 | |
90 | 知花(バイパス)線 | |||||
110 | 長田具志川線 | 大謝名、真栄原、沖国大、愛知、普天間 | ||||
190 | 知花空港線 | 那覇空港 | 嘉数、真栄原、我如古、志真志、愛知、普天間 | |||
25 | 那覇普天間線 | 那覇 | 那覇BT | 普天間 ライカム |
那覇市 - 浦添市 - 宜野湾市 - 北中城村 | 真栄原、我如古、志真志、愛知、普天間 |
125 | 普天間空港線 | 那覇空港 | ||||
コンベンションセンター経由(那覇市 - 浦添市 - 宜野湾市 - 各地) | ||||||
26 | 宜野湾空港線 | 琉球 | 那覇空港 | 宜野湾出張所 | 那覇市 - 浦添市 - 宜野湾市 | 宇地泊、浜原、コンベンションセンター |
55 | 牧港線 | 道の駅豊崎 | 宜野湾出張所 | 豊見城市 - 那覇市 - 浦添市 - 宜野湾市 | ||
32 | コンベンションセンター線 | 沖縄 | 那覇BT | 真志喜駐車場 | 那覇市 - 浦添市 - 宜野湾市 | 宇地泊、大謝名、真志喜、コンベンションセンター |
99 | 天久新都心線 | 琉球 | 那覇空港 | 宜野湾出張所 | ||
43 | 北谷線 | 沖縄 | 那覇BT | 北谷町役場 | 那覇市 - 浦添市 - 宜野湾市 - 北谷町 | 宇地泊、大謝名、真志喜、コンベンションセンター、伊佐浜 |
112 | 国体道路線 | 琉球 | 那覇BT | 具志川BT | 那覇市 - 浦添市 - 宜野湾市 - 北谷町 - 沖縄市 - うるま市 | |
88 | 宜野湾線 | 琉球 | 道の駅豊崎 | 宜野湾出張所 | 豊見城市 - 那覇市 - 浦添市 - 宜野湾市 | 嘉数、真栄原、我如古、志真志、愛知、普天間、伊佐、コンベンションセンター |
沖縄自動車道経由 | ||||||
111 | 高速バス | 琉球 沖縄 那覇 東陽 |
那覇空港 | 名護BT | 那覇市 - 南風原町 - 西原町 - 宜野湾市 - 中城村 - 北中城村 - 沖縄市 - うるま市 - 金武町 - 宜野座村 - 名護市 | 琉大入口 |
117 | 高速バス(美ら海直行) | 琉球 沖縄 那覇 |
ホテルオリオンモトブ | 那覇市 - 南風原町 - 西原町 - 宜野湾市 - 中城村 - 北中城村 - 沖縄市 - うるま市 - 名護市 - 本部町 | ||
113 | 具志川空港線 | 琉球 | 具志川BT | 那覇市 - 南風原町 - 西原町 - 宜野湾市 - 中城村 - 北中城村 - 沖縄市 - うるま市 | ||
123 | 石川空港線 | 東山駐車場 | ||||
127 | 屋慶名(高速)線 | 沖縄 | 旭町 | 屋慶名BT | ||
152 | イオンモール沖縄ライカム(高速)線 | 琉球 | 那覇空港 | ライカム | 那覇市 - 南風原町 - 西原町 - 宜野湾市 - 中城村 - 北中城村 | |
888 | やんばる急行バス 空港線 | 運天港 | 那覇市 - 浦添市 - 宜野湾市 - 中城村 - 北中城村 - 名護市 - 本部町 - 今帰仁村 | 嘉数、琉大入口 | ||
その他 | ||||||
56 | 浦添線 | 琉球 | 道の駅豊崎 | 真栄原 | 豊見城市 - 那覇市 - 浦添市 - 宜野湾市 | 真栄原 |
61 | 前原線 | 沖縄 | 真志喜駐車場 | 屋慶名BT | 宜野湾市 - 北中城村 - 沖縄市 - うるま市 | コンベンションセンター、大謝名、真栄原、我如古、志真志、愛知、普天間 |
97 | 琉大(首里)線 | 那覇 | 那覇BT | 琉大駐車場 | 那覇市 - 浦添市 - 西原町 - 中城村 - 宜野湾市 - 西原町 | 志真志 |
98 | 琉大(バイパス)線 | 琉球 | 道の駅豊崎 | 豊見城市 - 那覇市 - 浦添市 - 宜野湾市 - 浦添市 - 宜野湾市 - 西原町 | 嘉数、真栄原、沖国大、琉大北口 | |
125 | 普天間空港線(中城経由) | 那覇 | 那覇空港 | ライカム | 那覇市 - 浦添市 - 宜野湾市 - 西原町 - 中城村 - 宜野湾市 - 北中城村 | 真栄原、我如古、野嵩1丁目、普天間 |
297 | キャンパスバス | てだこ浦西駅 | 琉大駐車場 | 浦添市 - 宜野湾市 - 西原町 | 真栄原、沖国大、琉大北口 | |
護 佐 丸 バ ス |
久場琉大線 | ひが皮膚科 | 中部商業高校前 | 中城村 → 西原町 → 宜野湾市 | 中部商業高校前 | |
伊集普天間線 | 伊集 | 普天間りうぼう | 中城村 → 宜野湾市 | 野嵩一丁目、普天間りうぼう | ||
伊集回り線 久場回り線 |
吉の浦会館 | 中城村 - 西原町 - 中城村 - 宜野湾市 - 中城村 |
上記のほか、以下の空港リムジンバスが那覇空港と宜野湾市内のリゾートホテルを結んで運行される。
毎年、夏にはごろも祭りが開催され、花火大会などが催される。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.