フレッシュプラザ ユニオンは、沖縄県内において株式会社野嵩商会(のだけしょうかい)が展開するスーパーマーケット。全店舗24時間、年中無休で営業している。
「今あいています、ユニオンですから!」をキャッチフレーズに、県内初の年中無休の24時間営業の食品スーパーを展開している。フレーズの通り、台風や大雨の際も極限まで営業を続けることで知られている[1][注 1]。
企業理念は「いい人・いい町・いい暮らし」。開業以来、長らく店頭での決済方法の取扱いを現金のみに限定していたが、2019年に独自の電子マネー「ユニカード」を開始した[注 2]。
公式キャラクターは「UNIPON(ユニポン)」。ロゴマークと店舗の三角屋根をモチーフにしている。
- 1949年(昭和24年)4月 - 野嵩売店開業。
- 1983年(昭和58年)5月 - 「有限会社野嵩商会」を設立。
- 1984年(昭和59年)4月5日 - 宜野湾市に「フレッシュプラザ ユニオン」1号店となる普天間店を開業[2]。
- 1990年(平成2年)10月30日 - 宜野湾市志真志の長田店で24時間営業を開始。
- 2002年(平成14年)2月 - 「株式会社野嵩商会」に組織変更。
- 2004年(平成17年)4年 - 宜野湾市嘉数に青果物流センターを開設。
- 2007年(平成19年)7月 - 浦添市西洲に物流センターを開設。
- 2013年(平成25年)7月 - 青果物流センターを豊見城市与根に移転。
- 2014年(平成26年)8月 - 物流センターを沖縄市古謝に移転。
- 2019年(令和元年)9月16日 - 電子マネー付きポイントカード「ユニカード」開始。
- 2022年(令和4年)
- 2月 - 新キャラクターの名称を約千通の応募から選定し「ユニポン」に決定。[3]。
- 3月 - 青果物流センターを糸満市西崎に移転。
- 2024年(令和6年)
- 3月5日 - 首都圏を中心に食品スーパー「ロピア」などを運営しているOICグループとの間でフランチャイズ契約を締結[4]。
- 3月25日 - 沖縄県内におけるロピア1号店となる沖縄国際通り店を那覇市の商業施設「カーゴス」内に出店[4]。
- 那覇市
- 真嘉比店
- 前島店(元前島スーパー、近隣にある株式会社まえむらが所有していた。)
- 赤嶺店
- 古島店(元りうぼう古島マルシェ)
- 沖縄市
- うるま市
- 浦添市
- 宜野湾市
- 普天間店(映画館「普天間スカラ座」跡地に立地[2])
- 新城店
- 伊佐店
- 上原店
- 宇地泊店
- 豊見城市
- 南風原町
- 北谷町
- 中城村
- 現在広報活動で行っているCMソングは、「UNIONですから」(ミヤギマモル&津波信一)。この曲は、当初は広報活動のみの使用だったが、2006年5月11日に、CDシングルとしてリリース、さらに同年夏にはセガカラにも登録され、カラオケでもこの曲が歌えるようになる。
注
台風の際に「ユニオンが閉店した」という事実が台風の強さを物語るものとしてSNSなどで話題となることがある。実際に2020年の台風9号では、全店舗を一時閉店することを発表し話題となった。
その他の決済方法(クレジットカード、電子マネー、QRコード決済など)は現在も利用できない。
注釈
平良竜次「沖縄まぼろし映画館 第114回『普天間スカラ座』」『琉球新報』琉球新報社、2018年9月14日。2019年5月19日閲覧。