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ラテン文字の14番目の文字 ウィキペディアから
Nは、ラテン文字(アルファベット)の14番目の文字。小文字は n。ギリシャ文字のΝ(ニュー)に由来し、キリル文字のНと同系の文字である。
2つの字形が使われる。
この文字が表す音素は、「歯茎鼻音」/n/ ないしその類似音である。
鼻音を代表する子音字として用いられることも多く、後続の子音に同化した同器官的鼻音になりやすい。
フランス語では、同じ単語内の直前に母音があり、直後が母音(発音しない e は除く)か n でなければ、直前の母音を同化し鼻母音にする。このとき、/n/ は発音しない。
ただしリエゾン(「母音+n(語境界)母音」)の場合、/n/ は発音され、鼻母音化も保たれる。
「母音+nn+母音」で鼻母音化が起こるかどうかは語による。
これらの振る舞いは m と同様である。
英語では、軟口蓋音(k・g)に先行する場合、同化され [ŋ] となる。ただし ng は二重音字として2文字で [ŋ] を表すこともある。
日本語のローマ字表記では、な行の子音の他、「ん」の表記に用いる。日本語の「ん」には、後続する音によって[m], [n], [ŋ]などいくつかあるが、訓令式では全てnに統一、ヘボン式では[m]と発音されるもの(b、m、pの前)以外をnで表す。
朝鮮語のローマ字表記では、文化観光部2000年式、マッキューン=ライシャワー式共に初声、終声両方の「ㄴ」に用いられる。また、ngで終声の「ㅇ」を表す。
大文字 | Unicode | JIS X 0213 | 文字参照 | 小文字 | Unicode | JIS X 0213 | 文字参照 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
N | U+004E |
1-3-46 |
N N |
n | U+006E |
1-3-78 |
n n |
|
N | U+FF2E |
1-3-46 |
N N |
n | U+FF4E |
1-3-78 |
n n |
全角 |
Ⓝ | U+24C3 |
‐ |
Ⓝ Ⓝ |
ⓝ | U+24DD |
1-12-39 |
ⓝ ⓝ |
丸囲み |
🄝 | U+1F11D |
‐ |
🄝 🄝 |
⒩ | U+24A9 |
‐ |
⒩ ⒩ |
括弧付き |
𝐍 | U+1D40D |
‐ |
𝐍 𝐍 |
𝐧 | U+1D427 |
‐ |
𝐧 𝐧 |
太字 |
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