2010年の中日ドラゴンズ

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2010年の中日ドラゴンズ

2010年の中日ドラゴンズ(2010ねんのちゅうにちドラゴンズ)では、2010年中日ドラゴンズにおける動向をまとめる。

概要 成績, 日本S ...
2010年の中日ドラゴンズ
成績
日本シリーズ敗退
日本S 2勝4敗1分(対ロッテ
CSFinal 3勝1敗(対巨人
セントラル・リーグ優勝
79勝62敗3分 勝率.560
本拠地
都市 愛知県名古屋市東区
球場 ナゴヤドーム
Thumb
球団組織
オーナー 白井文吾
経営母体 中日新聞社
監督 落合博満
選手会長 森野将彦
スローガン
ROAD TO VICTORY
« 2009
2011 »

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この年の中日ドラゴンズは、落合博満監督の7年目のシーズンであり、2006年以来4年ぶり8回目のリーグ優勝を果たしたシーズンである。

概要

シーズン序盤は6月終了時点で貯金1、首位の巨人に8ゲーム差付けられ、2位阪神とともに巨人の独走を許した[1][2]。しかし巨人が7月に入って失速すると、まず7月が終了する頃に阪神が巨人を捕らえ、中日も上位2チームをじりじりと追いかけて、9月には三つ巴の戦いになった[3][4]。最終的にホームのナゴヤドームでは勝率7割5分(51勝17敗)の強さを発揮し[5]、阪神・巨人との直接対決のいずれにも勝ち越した中日がセ・リーグ制覇を飾った(なお、この年はJリーグ名古屋グランパスエイトJ1リーグ初制覇を果たしており、プロ野球・Jリーグの双方で名古屋市に本拠地を置くチームが優勝に沸くこととなった)。クライマックスシリーズも突破し日本シリーズに出場したが、3位からのCS進出したロッテに2勝4敗1分で敗れて日本一は逃した[6]

チーム成績

レギュラーシーズン

開幕オーダー
1 大島洋平
2 セサル
3 森野将彦
4 ブランコ
5 和田一浩
6 井端弘和
7 野本圭
8 谷繁元信
9 吉見一起
さらに見る 順位, 4月終了時 ...
2010年セントラル・リーグ順位変動
順位 4月終了時 5月終了時 6月終了時 7月終了時 8月終了時 最終成績
1位 巨人-- 巨人-- 巨人-- 阪神-- 阪神-- 中日--
2位 阪神2.0 阪神4.5 阪神5.0 巨人0.5 巨人1.0 阪神1.0
3位 中日4.5 中日6.5 中日8.0 中日4.0 中日2.5 巨人1.0
4位 横浜6.0 横浜11.5 ヤクルト15.0 ヤクルト12.5 ヤクルト7.0 ヤクルト6.5
5位 広島7.0 広島12.5 広島15.5 広島18.0 広島18.0 広島21.5
6位 ヤクルト7.5 ヤクルト16.5 横浜18.5 横浜21.0 横浜24.5 横浜32.0
期間
成績
15勝15敗1分
勝率.500
11勝10敗
勝率.524
11勝11敗
勝率.500
13勝7敗1分
勝率.650
14勝12敗
勝率.538
15勝7敗1分
勝率.682
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2010年セントラル・リーグ最終成績
順位球団勝率
1位中日ドラゴンズ79623 .560優勝
2位阪神タイガース78633 .5531.0
3位読売ジャイアンツ79641 .5521.0
4位東京ヤクルトスワローズ72683 .5146.5
5位広島東洋カープ58842 .40821.5
6位横浜ベイスターズ48951 .33632.0

日本生命 セ・パ交流戦2010

日本生命セ・パ交流戦2010 最終成績
順位球団勝率
1位オリックス・バファローズ1680 .667優勝
2位埼玉西武ライオンズ14100 .5832.0
3位福岡ソフトバンクホークス13101 .5652.5
4位千葉ロッテマリーンズ13101 .5652.5
5位東北楽天ゴールデンイーグルス13101 .5652.5
6位北海道日本ハムファイターズ12111 .5223.5
7位読売ジャイアンツ12120 .5004.0
8位阪神タイガース11121 .4784.5
9位中日ドラゴンズ11130 .4585.0
10位広島東洋カープ10122 .4555.0
11位東京ヤクルトスワローズ9141 .3916.5
12位横浜ベイスターズ6180 .25010.0
  • 同率の場合は前年の順位で上位のチームが上位にランクされる

クライマックスシリーズ

さらに見る 勝者:中日ドラゴンズ ...
2010 クライマックス・セ ファイナルステージ
日付試合ビジター球団(先攻)スコアホーム球団(後攻)開催球場
アドバンテージ読売ジャイアンツ中日ドラゴンズ
10月20日(水)第1戦読売ジャイアンツ0 - 5中日ドラゴンズナゴヤドーム
10月21日(木)第2戦読売ジャイアンツ0 - 2中日ドラゴンズ
10月22日(金)第3戦読売ジャイアンツ3 - 2中日ドラゴンズ
10月23日(土)第4戦読売ジャイアンツ3 - 4中日ドラゴンズ
勝者:中日ドラゴンズ
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日本シリーズ

さらに見る 日付, 試合 ...
2010年 日本シリーズ
日付試合ビジター球団(先攻)スコアホーム球団(後攻)開催球場
10月30日(土)第1戦千葉ロッテマリーンズ5 - 2中日ドラゴンズナゴヤドーム
10月31日(日)第2戦千葉ロッテマリーンズ1 - 12中日ドラゴンズ
11月1日(月)移動日
11月2日(火)第3戦中日ドラゴンズ1 - 7千葉ロッテマリーンズ千葉マリンスタジアム
11月3日(水)第4戦中日ドラゴンズ4 - 3千葉ロッテマリーンズ
11月4日(木)第5戦中日ドラゴンズ4 - 10千葉ロッテマリーンズ
11月5日(金)移動日
11月6日(土)第6戦千葉ロッテマリーンズ2 - 2中日ドラゴンズナゴヤドーム
11月7日(日)第7戦千葉ロッテマリーンズ8 - 7中日ドラゴンズ
優勝:千葉ロッテマリーンズ(5年ぶり4回目)
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オールスターゲーム2010

  • 選出選手及びスタッフ
さらに見る ポジション, 名前 ...
ポジション名前選出回数
コーチ落合博満
投手岩瀬仁紀7
吉見一起3(1)
浅尾拓也
一塁手ブランコ2
二塁手井端弘和7
内野手森野将彦2
外野手和田一浩5
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  • 太字はファン投票による選出、※印は選手間投票による選出。選出回数のカッコ内は上記回数中事故のため不出場のもの。

個人成績

投手成績

  • 色付きは規定投球回数(144イニング)以上の選手
  • 太字はリーグ最高
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選手











































W
H
I
P
 
/チェン2927320131001773188.0166214981535063602.871.14
/吉見一起252511012900659156.2159192551155067613.501.17
/中田賢一19184207400491118.09994141058043382.901.19
/山井大介19181107401464110.110510395845049463.751.31
/浅尾拓也72000012314730780.1604101753016151.680.87
/ネルソン159210430029368.1657375380024243.161.49
/清水昭信440000110827963.1535307567032324.551.31
/髙橋聡文6300004103125061.1443242622015111.611.11
/平井正史460000210520349.0405163292012122.201.14
/岩瀬仁紀5400001342320248.0471132411012122.251.25
/山本昌88110510020547.2554123281020173.211.41
/朝倉健太99000360019541.1568132310029265.661.67
/鈴木義広410000100715336.2272162210014133.191.17
/山内壮馬66000210014635.024218118001382.061.20
/川井雄太66000130014733.2342131133014123.211.40
/バルデス87000130015033.0364143134223184.911.52
/小笠原孝55000130011925.03497380026196.841.64
/小林正人36000000068221.0171221600552.140.91
/岩田慎司5300011008520.21111111920662.611.07
/長峰昌司11000001018017.21918019001184.081.53
/伊藤準規3300011005714.0111701200663.861.29
/久本祐一600000000276.09110400557.501.67
/河原純一400000102163.25000100224.911.36
/三瀬幸司600000101183.050403005515.003.00
/金剛弘樹200000100122.141201004415.432.57
/高島祥平100000000101.030401205545.007.00
/矢地健人10000000030.11001000000.003.00
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打撃成績

  • 色付きは規定打席(452打席)以上の選手
  • 太字はリーグ最高
さらに見る 選手, 試合 ...
選手











































O
P
S
 
森野将彦 144 626 547 85 179 45 2 22 294 84 2 3 2 7 64 4 6 77 16 .327 .399 .537 .937
荒木雅博 136 625 579 65 170 29 5 3 218 39 20 8 5 1 38 1 2 73 8 .294 .339 .377 .715
和田一浩 144 602 505 94 171 29 2 37 315 93 5 0 0 5 92 7 0 77 12 .339 .437 .624 1.061
ブランコ 134 561 493 71 130 21 0 32 247 86 0 0 0 2 57 3 9 158 13 .264 .349 .501 .850
大島洋平 104 374 314 35 81 10 4 0 99 17 8 4 27 2 29 0 2 52 2 .258 .323 .315 .638
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できごと

1月

  • 1月28日 - 私設応援団がNPBと12球団に対して、球場での鳴り物での応援禁止の取り消しと慰謝料を求めていた訴訟で、名古屋地方裁判所は取り消しは却下したが、原告22人に慰謝料24万円を支払うように被告側に命じた[7]

2月

4月

  • 4月6日 - 谷繁元信が対横浜戦(横浜)で6回今季初本塁打を放ち、NPBタイ記録の新人から22年連続本塁打[9]
  • 4月13日 - 森野将彦が対横浜戦でNPB史上260人目の通算100本塁打[10]
  • 4月18日 - 矢地健人がプロ入り初登板の対広島戦(マツダ)で梵英心に頭部に死球で今季初の危険球退場処分。5日に育成選手から支配下登録されたばかりだった[11]

5月

6月

7月

8月

9月

  • 9月3日 - 和田一浩が対巨人戦でNPB史上106人目の通算1500安打[10]

10月

11月

12月

入団・退団

シーズン開幕前

本節では、前シーズン終了から本シーズン開幕までの入退団について記述する。

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入団

選手名背番号前所属備考
投手
岡田俊哉11智辯学園和歌山高ドラフト1位
小川龍也16千葉英和高ドラフト2位
バルデス45ドミニカ共和国アマチュアリーグ新外国人
捕手
松井雅人47上武大学ドラフト7位
吉田利一57奈良産業大学ドラフト8位
内野手
中田亮二50亜細亜大学ドラフト3位
外野手
セサル7メキシカンリーグ新外国人
大島洋平32日本生命ドラフト5位
松井佑介56東京農業大学ドラフト4位
育成選手
矢地健人212高岡法科大学育成ドラフト1位
赤田龍一郎202愛知大学育成ドラフト2位

退団

選手名去就
投手
中里篤史巨人と契約
佐藤亮太打撃投手に転身
菊地正法社会人・三菱重工名古屋に入部
樋口賢社会人・JFE西日本に入部
パヤノ米・ロイヤルズとマイナー契約
捕手
小川将俊ブルペン捕手に転身
内野手
立浪和義野球解説者に転身
デラロサ球団スタッフに転身
外野手
井上一樹二軍打撃コーチに就任
中村公治一般企業に就職
李炳圭韓国・LGと契約
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シーズン開幕後

本節では、本シーズン開幕から本シーズン終了までの入退団について記述する。

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入団

選手名背番号前所属備考
三瀬幸司39福岡ソフトバンクホークス6月25日、清水将海とトレード

退団

選手名去就
清水将海6月25日、三瀬幸司とトレードでソフトバンクに移籍
サンタマリア(投手)8月9日、自由契約
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選手・スタッフ

表彰選手

ドラフト

さらに見る 順位, 選手名 ...
順位選手名ポジション所属結果
1位 大野雄大投手佛教大学入団
2位 吉川大幾内野手PL学園高入団
3位 武藤祐太投手Honda入団
4位 森越祐人内野手名城大学入団
5位 関啓扶投手菰野高入団
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出典

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