1968年の野球

ウィキペディアから

1968年の野球(1968ねんのやきゅう)では、1968年野球界における動向をまとめる。

競技結果

日本プロ野球

ペナントレース

1968年セントラル・リーグ最終成績
順位球団勝率
1位読売ジャイアンツ77534 .592優勝
2位阪神タイガース72583 .5545.0
3位広島東洋カープ68624 .5239.0
4位サンケイアトムズ64664 .49213.0
5位大洋ホエールズ59713 .45418.0
6位中日ドラゴンズ50804 .38527.0
1968年パシフィック・リーグ最終成績
順位球団勝率
1位阪急ブレーブス80504 .615優勝
2位南海ホークス79516 .6081.0
3位東京オリオンズ67639 .51513.0
4位近鉄バファローズ57735 .43823.0
5位西鉄ライオンズ56743 .43124.0
6位東映フライヤーズ51795 .39229.0

日本シリーズ

さらに見る 日付, 試合 ...
1968年 日本シリーズ
日付試合ビジター球団(先攻)スコアホーム球団(後攻)開催球場
10月12日(土)第1戦阪急ブレーブス5 - 4読売ジャイアンツ後楽園球場
10月13日(日)第2戦雨天中止
10月14日(月)阪急ブレーブス1 - 6読売ジャイアンツ
10月15日(火)移動日
10月16日(水)第3戦読売ジャイアンツ9 - 4阪急ブレーブス阪急西宮球場
10月17日(木)第4戦読売ジャイアンツ6 - 5阪急ブレーブス
10月18日(金)第5戦読売ジャイアンツ4 - 6阪急ブレーブス
10月19日(土)移動日
10月20日(日)第6戦阪急ブレーブス5 - 7読売ジャイアンツ後楽園球場
優勝:読売ジャイアンツ(4年連続10回目)
閉じる

個人タイトル

さらに見る セントラル・リーグ, パシフィック・リーグ ...
 セントラル・リーグパシフィック・リーグ
タイトル選手球団成績選手球団成績
最優秀選手長嶋茂雄巨人 米田哲也阪急 
最優秀新人高田繁巨人 該当者なし
首位打者王貞治巨人.326張本勲東映.336
本塁打王王貞治巨人49本野村克也南海38本
打点王長嶋茂雄巨人125点G.アルトマン東京100点
最多安打長嶋茂雄巨人157本G.アルトマン東京170本
盗塁王古葉竹識広島39個安井智規近鉄54個
最多出塁数(セ)
最高出塁率(パ)
王貞治巨人275個張本勲東映.437
最優秀防御率外木場義郎広島1.94皆川睦男南海1.61
最多勝利江夏豊阪神25勝皆川睦男南海31勝
最多奪三振江夏豊阪神401個鈴木啓示近鉄305個
最高勝率島田源太郎大洋.700村上雅則南海.818
閉じる

ベストナイン

さらに見る セントラル・リーグ, パシフィック・リーグ ...
 セントラル・リーグパシフィック・リーグ
守備位置選手球団選手球団
投手 江夏豊阪神皆川睦男南海
捕手 森昌彦巨人野村克也南海
一塁手 王貞治巨人榎本喜八東京
二塁手 土井正三巨人D.ブレイザー南海
三塁手 長嶋茂雄巨人国貞泰汎南海
遊撃手 黒江透修巨人阪本敏三阪急
外野手 江藤愼一中日G.アルトマン東京
D.ロバーツサンケイ土井正博近鉄
山内一弘広島張本勲東映
閉じる

オールスターゲーム

高校野球

大学野球

社会人野球

メジャーリーグ

できごと

1月

4月

  • 4月3日 - プロ野球のオーナー会議が丸の内のパレス・ホテルにて開かれ、欠員中のコミッショナー委員会の後任に中松潤之助の就任を正式決定[6]
  • 4月6日
    • 第40回選抜高校野球大会の決勝戦が甲子園球場にて午後1時1分より行われ、大宮工業高校が尾道商業を3-2で破り、大会初優勝を達成[7]
    • プロ野球がセ・パ同時に開幕[8]
    • 広島の山内一弘が岡山球場での対阪神1回戦で1号本塁打を放ち、プロ通算350本塁打を達成[9]
  • 4月26日 - 平和台球場で行われたウエスタン・リーグの西鉄対中日6回戦で、中日が審判の判定を不服として放棄試合。ウエスタン・リーグで初の放棄試合[10]
  • 4月29日 - 交通事故で入院していたパ・リーグ会長の松浦晋が入院先の病院で死去[11]
  • 4月30日 - パ・リーグは緊急の理事会を開き、パ・リーグ会長の松浦晋が死去により、近鉄の球団代表の芥田武夫が当面の間会長代行を詰めることを決定[12]

5月

6月

  • 6月2日 - 東京の榎本喜八が大阪球場での対南海ダブルヘッダー第1試合の9回戦に出場し、パ・リーグ新記録となる通算1791試合出場を達成。元巨人の川上哲治の1979試合、広島の山内一弘の1963試合(1968年6月2日時点)に続く3番目の記録[21]
  • 6月4日 - 【MLB】ドジャースのドン・ドライスデールがパイレーツ戦に先発して完封勝利を収め、6試合連続完封のメジャーリーグ新記録[22]
  • 6月6日 - 中日の江島巧が広島の西川克弘から3号本塁打。高卒新人の3試合連続本塁打は1953年8月の豊田泰光(西鉄)以来2人目で、プロ1号から3戦連発は史上初[23]
  • 6月11日 - 中日は中日球場での対サンケイ9回戦に延長12回3対5で敗れ、48年の球団記録に並ぶ11連敗となる[24]
  • 6月12日 - 中日は中日球場での対サンケイ10回戦に3対2で勝利し、連敗を11で止める[25]
  • 6月13日 - 大洋の長田幸雄が川崎球場での対巨人9回戦の一回裏に6号2点本塁打を打ち、セ・リーグ新記録の5試合連続本塁打[26]
  • 6月21日 - 南海の広瀬叔功が日生球場での対近鉄11回戦の7回表に二塁盗塁を決め、プロ通算400盗塁を達成[27]
  • 6月23日 - 巨人の金田正一が広島球場での対広島11回戦に6回表から登板し、プロ通算907試合となりMLB記録のサイ・ヤングの906試合の記録を抜く[28]
  • 6月25日 - 中日のは監督の杉下茂とチーフコーチの近藤貞雄がチームの成績不振を理由に休養し、代理監督に2軍チーフコーチの本多逸郎が就任したと発表[29]
  • 6月26日 - 広島の山内一弘が川崎球場での対大洋11回戦に出場し、日本プロ野球新記録となる通算1980試合出場を達成[30]
  • 6月30日 - 小倉球場で行われた西鉄対東映14回戦で、東映の毒島章一が一回表に5号本塁打を放ち、プロ通算100本塁打を達成[31]。西鉄の若生忠男が勝利投手となり、プロ通算100勝を達成[32]

7月

  • 7月1日 - パ・リーグのオーナー懇談会が東京・丸の内のパレスホテルで開かれ、パ・リーグの会長に阪急の球団代表の岡野祐を選ぶ[33]。岡野の就任はシーズン終了後からの就任とする。
  • 7月7日 - 第8回参議院議員通常選挙上林繁次郎が当選。プロ野球出身者として白木義一郎以来2人目の国会議員となる。
  • 7月9日 - 巨人の金田正一が後楽園球場での対広島12回戦の十回裏に代打で出場し、プロ通算1000試合出場を達成。投手としては1098試合の野口二郎に次いで2人目[34]
  • 7月10日 - 西鉄の伊藤光四郎が大阪球場での対南海12回戦に先発出場し、プロ通算1000試合出場を達成[35]
  • 7月12日 - 南海の野村克也が東京球場での対東京戦の3回表に15号本塁打を放ち、日本プロ野球史上初の通算400本塁打を達成[36]
  • 7月17日 - 東映の安藤順三が後楽園球場での対東京13回戦に出場し、プロ通算1000試合出場を達成[37]
  • 7月21日 - 東京の榎本喜八が東京球場での対近鉄ダブルヘッダー第1試合の17回戦の1回裏に二塁打を放ち、プロ通算2000安打を達成[38]
  • 7月27日 - 巨人の王貞治が中日球場での対中日16回戦の一回表に四球を選び、日本プロ野球史上初の通算1000四死球を達成[39]
  • 7月30日 - 西鉄の稲尾和久が東京球場での対東京17回戦の三回表にジョージ・アルトマンから三振を奪い、プロ通算2500奪三振を達成[40]
  • 7月31日 - 東京の坂井勝二が東京球場での対西鉄18回戦に先発して勝利投手となり、プロ通算100勝を達成[41]

8月

  • 8月2日 - 広島の山内一弘が甲子園球場での対阪神17回戦に先発出場し、プロ通算2000試合出場を達成[42]
  • 8月4日
    • 東映は監督の大下弘が休養し、一軍打撃コーチの飯島滋弥が監督代行となったことを発表[43]
    • 東京の榎本喜八が東京球場での対東映17回戦の二回表に16号本塁打を放ち、プロ通算200本塁打を達成[44]
  • 8月8日
    • 近鉄の鈴木啓示が日生球場での対東映18回戦に先発登板し、ノーヒットノーランを達成[45]
    • 阪神の江夏豊が中日球場での対中日17回戦に先発登板し、セ・リーグタイ記録の一試合16奪三振[46]
  • 8月22日 - 第50回全国高校野球選手権大会の決勝戦が行われ、興国高校が静岡商業に1-0で勝利し初優勝[47]
  • 8月27日 - 阪神のジーン・バッキーが広島市民球場での対広島20回戦に先発して勝利投手となり、プロ通算100勝を達成[48]

9月

  • 9月2日 - 大洋の近藤和彦が後楽園球場での対巨人22回戦の1回表にバント安打を打ち、プロ通算1500安打を達成[49]
  • 9月3日 - 読売ジャイアンツ渡辺秀武イースタン・リーグの対東京11回戦においてリーグ史上2人目のノーヒットノーランを達成[50]
  • 9月15日 - 【MLB】カージナルスがアストロズを7-4と下して勝利し、2位のジャイアンツがレッズに0-4で敗戦したため、カージナルスのア・リーグ優勝が決まる[51]
  • 9月17日 - 【MLB】タイガースがヤンキースを2-1と下して勝利し、2位のオリオールズが破れたため、アメリカン・リーグ優勝が決まる[52]
  • 9月14日 - 広島の外木場義郎が広島市民球場での対大洋18回戦に先発し、完全試合を達成[53]
  • 9月17日 - 阪神の江夏豊が甲子園球場での対巨人20回戦で、王貞治から四回表、七回表に年間奪三振最多記録タイの353個目、新記録となる354個目の三振を奪う[54]
  • 9月18日 - 甲子園球場にて阪神対巨人22回戦が行われ、4回表に巨人の王貞治へ阪神のジーン・バッキーの投球をめぐり、バッキーと巨人の打撃コーチの荒川博が乱闘[55]
  • 9月20日 - 中日の小野正一が対巨人20回戦の1回表に田中久寿男から三振を奪い、プロ通算2000奪三振を達成[56]
  • 9月21日 - 阪急の米田哲也が西宮球場での対西鉄25回戦に7回表の途中から登板して勝利投手となり、プロ通算250勝を達成[57]

10月

  • 10月6日
    • 南海の皆川睦雄が大阪球場での対東映ダブルヘッダー第一試合の25回戦に先発して今季30勝目を挙げ、プロ通算200勝を達成。またパ・リーグタイ記録のシーズン27完投[58]
    • 巨人の森昌彦が中日球場での対中日24回戦の八回表に安打を打ち、プロ通算1000安打を達成[59]
  • 10月8日 - 巨人が後楽園球場での対広島戦ダブルヘッダー第一試合の23回戦に11-2、第二試合の24回戦で6-4と2勝して4年連続セ・リーグ優勝を決める[60]
  • 10月10日 - 【MLB】ワールド・シリーズの第7戦がブッシュ・スタジアムで行われ、タイガースがカージナルスを4-1と下し、タイガースが対戦成績を4勝3敗としてワールド・チャンピオンに[61]
  • 10月10日 - 阪急が西宮球場での対近鉄27回戦に6-3で勝ち、南海が大阪球場での対西鉄ダブルヘッダー第1試合の27回戦に5-3、第2試合の28回戦に8-4で勝ち、阪急と南海がともに79勝50敗で同率首位に並ぶ。パ・リーグの優勝は阪急、南海ともに今季最終戦の10月10日の結果次第となる[62]
  • 10月11日 - 阪急、南海が共に79勝50敗で同率首位となり、11日の今季最終試合の結果次第となったパ・リーグの優勝争いは、阪急が西宮球場での対東京27回戦で延長11回裏に矢野清のサヨナラ本塁打で3-2で勝利し、その直後に日生球場での南海対近鉄27回戦で南海が4-6と敗戦し、阪急の2年連続パ・リーグ優勝が決定[63]
  • 10月13日 - パ・リーグは藤井寺球場にて近鉄対東京のダブルヘッダー29、30回戦を行い、全日程を終了[64]
  • 10月18日 - セ・リーグは川崎球場での大洋対中日ダブルヘッダーの26、27回戦を行い、全日程を終了[65]
  • 10月19日 - 南海監督の鶴岡一人が大阪・難波の南海電鉄本社にオーナーの川勝伝、球団社長の新山滋を訪ねて辞任を申し出て了承される[66]
  • 10月20日 - 日本シリーズの第6戦が行われ、巨人が阪急を7-5で破り、4勝2敗で阪急を下して、4年連続日本一を達成[67]
  • 10月21日
    • プロ野球最優秀選手、新人王、ベストナインを決める記者投票の開票が午前10時よりコミッショナー事務局に行われ、最優秀選手はセ・リーグは長嶋茂雄、パ・リーグは米田哲也[68]。最優秀新人にセ・リーグは高田繁が選出、パ・リーグは「該当者なし」[68]
    • 沢村賞の選考が東京運動記者クラブ加盟各社の運動部長によって行われ、阪神の江夏豊が選出される[69]
    • 東映は午後4時より東映本社にて新監督に松木謙治郎が就任したと発表[70]
    • サンケイはフジテレビ副社長の福田英雄が球団社長兼球団代表に就任する事を決定[71]
  • 10月23日
    • 南海は新監督にヘッドコーチの飯田徳治が昇格したと発表[72]
    • 阪急は球団代表の岡野祐がパ・リーグ会長に就任するのに伴い、岡野の後任に阪急電鉄運輸部長の渓間秀典が就任すると発表[73]

11月

  • 11月1日 - パ・リーグは阪急の前球団代表の岡野祐が会長に就任したと正式に発表[74]
  • 11月5日 - サンケイは午後4時半から東京・有楽町の球団事務所にてサンケイの鈴木皖武と阪神の西園寺昭夫のトレードが成立したと発表[75]
  • 11月8日 - 近鉄の監督の三原脩は球団代表の芥田武夫、球団常務の中村肇と会い「会社側に背信行為があった」として退団を申し入れる[76]
  • 11月9日 - 近鉄は阪神から金銭トレードでジーン・バッキーを獲得したと正式に発表[77]
  • 11月11日 - 近鉄は午後3時から大阪市天王寺の近鉄会館四回会議室にて本社専務の今里英三が記者会見し、監督の三原脩の留任が決定したと発表[78]
  • 11月12日 - プロ野球新人選手選択会議が午前11時から東京・日比谷の日生会館国際会議場にて行われる[79]
  • 11月14日 - 中日は午後4時より名古屋市内の中日パレスで記者会見し、新監督に水原茂が就任したと発表。水原が名古屋市内の球団事務所を訪れて球団幹部と最終的な話し合いを行い、監督就任に合意し、その後発表[80]
  • 11月19日 - 阪神は大阪・梅田の球団事務所にて新監督にヘッドコーチの後藤次男が就任したと発表[81]

12月

  • 12月3日 - 西鉄は近鉄のカール・ボレスの獲得を発表[82]
  • 12月5日
    • プロ野球の12球団の代表選手18名が東京・日比谷の日生会館に集まり、「日本プロ野球選手会」を結成。西鉄の稲尾和久を議長に選出。規約の討議を行う[83]
    • 巨人の田中久寿男と西鉄の柳田俊郎のトレードが成立したと巨人が発表[84]
  • 12月9日 - ヤクルト本社専務取締役の松園尚巳が午後1時、東京・大手町のサンケイ新聞本社にサンケイのオーナーの福田英雄を訪ね、業務提携を申し入れ[85]
  • 12月11日 - 野球体育博物館特別表彰委員会は午後、東京・銀座のコミッショナー事務局にて会議を開き、今年度の掲載者に鈴木惣太郎、故小林一三、故田辺宗美を選出[86]

誕生

1月

2月

3月

4月

5月

6月

7月

8月

9月

10月

11月

12月

死去

作品

アニメ

脚注

Loading related searches...

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.