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国道1号バイパス ウィキペディアから
静清バイパス(せいしんバイパス)は、静岡市清水区興津東町から同市駿河区丸子までを結ぶ国道1号バイパスである。
静岡市街を通過する国道1号現道の交通を迂回させることが目的で建設された。地域高規格道路「静岡東西道路」に指定されている。「せいせいバイパス」とも呼ばれているが「せいしんバイパス」が正式な読み方。
1968年(昭和43年)に事業化され段階的に開通がされてきたが、既に宅地化されていた八坂IC - 唐瀬ICの用地買収が難航し1997年(平成9年)に大半の区間が暫定2車線で全線開通した。この開通は静岡県内の国道1号バイパス(箱根峠改良区間を除く)では日坂バイパスについで遅い。大部分は高架ないしは立体交差ではあるものの、清水地区(清水区横砂本町 - 同区八坂町)は暫定平面部として平面交差が残っており、また交通量が多いため、その箇所で日中は渋滞することが多い。そのため、現在は高架化工事を進めている。鳥坂IC - 千代田上土IC間および羽鳥IC - 牧ヶ谷IC間の4車線化工事が完了し、2015年(平成27年)3月1日より4車線化。牧ヶ谷IC - 丸子IC間は2018年(平成30年)12月22日に4車線化され[1]、全線4車線化された。また、最後まで残った清水地区の平面交差部の立体化(清水立体)が事業に追加され、2007年度(平成19年度)に都市計画決定、2016年度(平成28年度)に着工した。上り線を優先的に整備を進め、2026年(令和8年)春頃に開通予定となったが[2]、2023年(令和5年)7月6日に発生した工事中の橋桁が落橋する事故を受け、開通時期未定となった[3]。
高架部分のうち八坂西IC - 唐瀬ICは自動車専用道路となっており、原付及び125 cc以下の二輪車は通行禁止となっている。2012年(平成24年)2月14日の賤機山トンネルの4車線化に伴い、同トンネル前後の歩道に幅1メートルの自転車専用通行帯が設置された。自転車専用通行帯は日本初の本格導入で、上り・下りトンネル共に一方通行[4][5][6]。
なお、当バイパス全通後も静岡市街地を通過する現道は国道指定を解除されずに引き続き国道1号として運用されている。
施設名 | 接続路線名 | 東京から (km) |
備考 | 所在地 |
---|---|---|---|---|
国道1号(富士由比バイパス)沼津・富士方面 | ||||
興津IC(下り線では松原ICと案内されている。) | 国道52号、国道1号 興津駅方面 | 164.7 | 清水区 | |
清見寺IC | 清水港・興津埠頭方面 | |||
横砂北交差点 | 県道371号茂畑横砂線 | 167.7 | 清水立体事業中 | |
庵原交差点 | 県道75号清水富士宮線、 県道338号清水インター線 |
169.0 | ||
清水IC | E1 東名高速道路 | 169.7 | ||
清水IC西交差点 | 県道54号清水停車場線 | 170.0 | ||
八坂西IC | 北街道・天王町方面 | 170.2 | ||
施設名 | 接続路線名 | 東京から (km) |
備考 | 所在地 |
---|---|---|---|---|
八坂西IC | 北街道・天王町方面 | 170.2 | 清水区 | |
能島IC | ||||
長崎IC | 草薙駅・国道1号方面 | 173 | ||
鳥坂IC | 県道67号静岡清水線 | 沼津・富士方面出入口 | ||
瀬名IC | 県道201号平山草薙停車場線 | 175 | 浜松・島田方面出入口 | 葵区 |
千代田上土IC | 東静岡駅・県道74号山脇大谷線 静岡南北道路 - E1A 新東名高速道路(新静岡IC)方面 |
178 | ||
唐瀬IC | 唐瀬街道・県立総合病院方面 | 178.4 | ||
施設名 | 接続路線名 | 東京から (km) |
備考 | 所在地 |
---|---|---|---|---|
唐瀬IC | 唐瀬街道・県立総合病院方面 | 178.4 | 葵区 | |
昭府IC | 県道27号井川湖御幸線 | 沼津・富士方面出入口 | ||
平和IC | 県道205号大川静岡線 | 浜松・島田方面出入口 | ||
千代IC | 県道29号梅ケ島温泉昭和線 | 182.9 | 沼津・富士方面出入口 | |
羽鳥IC | 国道362号 川根本町方面 | 183.7 | ||
牧ヶ谷IC | 県道207号奈良間手越線 | |||
丸子IC | 国道1号 静岡市街方面 | 駿河区 | ||
国道1号(岡部バイパス)浜松・藤枝方面 | ||||
なお、牧ヶ谷ICはフルインターチェンジであるが、藁科川と丸子藁科トンネルに挟まれた立地条件等から、沼津・富士方面への合流は本線を平面交差する構造になっているため、本線上に信号機が設置されていた。本線4車線化工事と併せて牧ケ谷ICのランプウェイも改築されたために2015年(平成27年)1月24日に信号制御による合流は廃止された。
昭府IC - 平和IC間の高架化区間。
計画当初は立体交差の予定であったが、1982年(昭和57年)に計画変更、1985年(昭和60年)3月に片側2車線の平面交差で供用開始された。しかし、賤機山トンネル完成・静清バイパス全線開通後に交通量が増加して慢性的な渋滞が発生。これをうけて1998年(平成10年)度より見直しが始まり、2000年(平成12年)3月31日に高架への再度変更が決定、立体化工事が進められ、2008年(平成20年)3月24日、同区間が暫定2車線で開通し、2012年(平成24年)2月14日に4車線化された。
2005年度(平成17年度道路交通センサスより)
平日24時間交通量(台)
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