豊鉄バス
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豊鉄バス株式会社(とよてつバス)は、愛知県豊橋市に本社を置くバス事業者。豊橋鉄道の完全子会社として2007年(平成19年)5月1日に設立され、同年10月1日付で豊橋鉄道のバス事業を承継した[1]。名鉄グループに属する。
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒441-8134 愛知県豊橋市植田町字新津田38番地(豊橋営業所) 北緯34度42分55.2秒 東経137度22分0.9秒 |
設立 | 2007年(平成19年)5月1日 |
業種 | 陸運業 |
法人番号 | 6180301008850 |
事業内容 |
一般乗合旅客自動車運送事業 一般貸切旅客自動車運送事業 他 |
代表者 | 代表取締役社長 小笠原 敏彦 |
資本金 | 5,000万円(2013年3月期) |
売上高 | 15億4,062万7千円(2013年3月期) |
経常利益 | 9,739万8千円(2013年3月期) |
純利益 | 8,194万9千円(2013年3月期) |
純資産 | 3億8,616万0千円(2013年3月期) |
総資産 | 6億8,967万2千円(2013年3月期) |
従業員数 | 170名(2022年12月時点) |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 | 豊橋鉄道 100% |
外部リンク | https://www.toyotetsu.jp/ |
特記事項:2007年(平成19年)10月1日、豊橋鉄道より分割・承継 |
路線バス(高速バスを除く)は、愛知県東三河地方のうち、豊橋市・豊川市・田原市・新城市・設楽町の4市1町において運行している。
高速バスは、豊橋・豊川・田原市内から東京・新宿へ向かう新宿豊橋線「新宿・豊橋エクスプレス ほの国号」、豊橋市内(植田車庫前・豊橋駅)と京都市内(京都駅八条口・京都深草)とを結ぶ豊橋京都線「ほの国号」を運行しているほか、2016年7月1日より新城市内(新城駅南・新城市役所・三河東郷駅)と名古屋方面(藤が丘駅・長久手古戦場駅)とを結ぶ新城名古屋長久手線「山の湊号」の運行を開始[2]。
豊橋鉄道では2011年2月11日からmanacaを導入したが、豊鉄バスでは導入していない。2025年3月にmanacaを導入する予定[3][4]。
鉄軌道事業関連の歴史は豊橋鉄道、渥美線、東田本線を参照のこと。
2007年10月1日の分社化と同時に、以下のとおり営業所・管理所名が変更された。
2023年4月1日の豊鉄観光バスの吸収合併に伴い、以下のとおり営業所が加わった。
詳細は当該路線記事を参照
ここでは、高速バスや長距離路線のみを扱う。それ以外の一般路線などについては各営業所記事を参照。
(21枚綴で20枚分の運賃)
2023年12月1日に割引率変更
(100円券14枚、50円券10枚、10円券20枚)
乗合バス車両を活用した路線貸切を、豊橋市内の学校の遠足や校外学習、企業輸送を中心に展開している。
大型貸切バスについては、同じ豊鉄グループの豊鉄観光バスが主に担当していたが、2023年4月に吸収合併され現在は豊鉄バス貸切営業課や団体営業課が担当している。
豊鉄バスとして運行されている車両は大半が三菱ふそう製で、UDトラックスから三菱ふそうへのOEM車両(西日本車体工業架装)、ジェイ・バス(いすゞ自動車、日野自動車)製がそれぞれ数台ある。車体は、三菱自動車バス製造製に一本化されるまで、大型車(エアロクィーン・エアロバスMS・エアロスターMP)は三菱自動車工業(大江工場)製であったが、名鉄グループとしては珍しく観光車の一部に新呉羽自動車工業製も存在した。
車体カラーは、ノンステップバス・ワンステップバスの大半は白地に濃淡グリーン2~4色のグラデーションを彩り「ノン(ワン)ステップ グリーンバス」と銘打ったもので、一部(ワンステップバス1台及び名鉄バスからの移籍車)に赤と白の名鉄グループバス共通色のものがある。また、新城営業所には豊川市コミュニティバスゆうあいの里八幡線専用ラッピングの小型バス日野・ポンチョ[8]が、豊橋営業所には豊橋鉄道グループ創立90周年を記念した特別カラーバージョンのエアロミディMKが2台(導入当初~2023年8月上旬までは新城営業所で田口新城線・おでかけ北設津具線で運行されていた。)[9]、渥美営業所に在籍する車両の一部に「菜の花号」と名付けて菜の花のラッピングを施したエアロスターが運行している[10]。
ツーステップバスは、名鉄グループ共通色に似た赤と白の塗装のものと、都市新バスシステム導入路線用の専用カラー(末期は区別なく運用)、伊良湖本線専用カラー、会社創業80周年記念リバイバルカラー(グループ共通色に似た塗色を採用する以前のストロークリームと赤をベースにした塗色)の車両などが在籍していた。ツーステップ車は超低床車の導入進行により廃車が進められ、2018年までに全廃となった。
グループ共通色に似た塗装を採用した以降の導入車両は、共通点として白色LEDの昼間点灯用ライトが埋込設置(全車両に後付)であったり、降車チャイムの音色がそれ以前の車両とは異なる特徴をもつ。
豊鉄バスの車両番号は3桁、または4桁の番号が付されている。
(4桁の番号の意味はまだ分かっていません。)
6 | 05 |
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導入年度 | 固有番号・車種 |
2007年導入車からは車両番号の希望ナンバープレートが取り付けられるようになった。全車両豊橋ナンバーである。
豊鉄バスの方向幕は、2002年度までの導入車両は幕式、2003年度~2016年度の導入車両はオレンジLED式、2017年以降は白色LED式を採用している。なお、新城名古屋藤が丘線で運行されているエアロエースはフルカラーLEDを採用している。幕式の場合は2001年度から後方幕が導入され、LED式の場合は全車後方幕が設置されている。電光表示板の側面幕は経由地表示欄が4つあり(うち2つは起終点を表示)、横書き部分に系統番号と路線名を表示する。
幕式の側面幕は起終点と2つ程度の経由地を表示し、その下に行先の英語表記がある。前面・後面幕においてデンソーは日本電装時代のロゴが使用され、のんほいパーク(路線廃止)、フラワーパーク(閉園)も同様であった。また「回送」や「豊鉄バス」という字は大きく幕いっぱいに表示される。
2005年1月に導入された新車に小田原機器製の自動計数機付運賃箱 (RX-FAN) が設置され、既存の一般路線車や空港特急バスも運賃箱が順次交換された。バーコード整理券や硬貨の読み取り機能があり、将来的に交通系ICカードシステムの導入が可能となっている。しかし、豊橋鉄道などのmanaca導入後も豊鉄バスでは交通系ICカードシステムの導入がされておらず、manacaが使用できない旨を示すステッカーが貼付されている。
この新型運賃箱は液晶画面を装備しており、運賃箱が作動していない時は日付、時刻、系統番号(運賃表示機に設定されたもので豊橋駅前発着の便を中心に付番される行先表示左側の2桁の番号とは異なる)、整理券番号を、作動している時は運賃、投入金、投入した整理券番号等を表示する。液晶画面の枠の形状は丸みを帯びたものでなく直方体のタイプが採用されている。
運賃箱の交換に伴い、既に感熱紙式の整理券発行機を設置していた車両はバーコードを印字するように改修及び操作盤が交換され、インク式の整理券発行機を設置していた車両は感熱紙式に交換された。車両により整理券の長さや書体が異なる。
乗車券や回数券にバーコードが印刷されておらず、運賃箱に投入すると画面下部に「異常整理券」と表示されてブザーが鳴ってしまい、正常に処理できずに乗務員が目視で乗車券面を確認しなければならない問題があるが、社名変更や鉄軌道線との共通利用解消などに伴い乗車券面が改版されても改善されていない。
交通系ICカードの導入に伴い、2023年秋以降に運賃箱、運賃表示器、整理券発行機を該当車両(103台)更新する予定。なお、2023年10月上旬に渥美営業所所属の乗合131を皮切りに運賃箱の更新が始まり、レシップ製のLFZ-C型に更新されており、2024年1月時点で新城営業所、渥美営業所の所属車両は全車両レシップ製へ交換された。また、後述する運賃表示器や整理券発行機、乗務員支援システムもレシップ製に変更されている。
従来は8トラックのテープ放送を用いていたが、音声合成装置の導入は他事業者に比べると遅く、高速車は2003年、一般車は2005年になってからである。音声合成装置は指月電機製作所で、名鉄バスや東濃鉄道と同一である。音声合成装置用の系統設定器は設置されず、運賃表示機の系統設定に連動する。
テープ放送では路線によりアナウンサー(松原雅子など)が異なっていたが、音声合成装置では東濃鉄道や山梨交通などで採用されているアナウンサー[誰?]に統一されている。
なお、2023年度からは2025年度のICカード導入に伴い、運賃表示や次バス停案内などはレシップ製の音声合成装置に変わったが車内放送広告は引き続き指月電機製作所のものが使われている。
2008年まではデジタル表示器を使用してる。2009年~2022年までは液晶式(指月電機製作所製→小田原機器製)を搭載。運賃表示以外に、詳細な運行ルート案内やニュースなどの文字放送が表示できるもので、文字放送を組み込んだ液晶運賃表示器の導入は全国初めてである。2023年度導入車両からは2025年度のICカード導入に伴い、レシップ製に変更されている。なお、2023年10月上旬に渥美営業所所属の乗合131を皮切りに小田原機器製のLCDも順次レシップ製に更新を開始した。なお2023年度導入車両とは異なり、1画面(27インチ)に変更されているため、2023年度導入車両も順次更新される見込み。
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