東京体育館
東京都渋谷区にある多目的アリーナ施設 ウィキペディアから
東京都渋谷区にある多目的アリーナ施設 ウィキペディアから
東京体育館(とうきょうたいいくかん、英: Tokyo Gymnasium)は、東京都渋谷区千駄ヶ谷一丁目にある東京都所有の体育館。指定管理者制度に則り、公益財団法人東京都スポーツ文化事業団(旧・東京都生涯学習文化財団)が運営する。
東京体育館 Tokyo Gymnasium | |
---|---|
施設情報 | |
旧名称 | 東京都体育館 |
用途 | 屋内スポーツ |
旧用途 | 1964年東京オリンピック体操競技会場 |
収容人数 | 10,000席(固定:6,000席、仮設:4,000席) |
設計者 | 槇文彦(東京体育館)[1] |
事業主体 | 東京都 |
管理運営 |
公益財団法人東京都スポーツ文化事業団 サントリー株式会社 株式会社ティップネス 株式会社オーエンス |
延床面積 | 43,971 m2 |
階数 | 地上3階・地下2階 |
高さ | 27m(メインアリーナ) |
竣工 |
1954年(昭和29年)(東京都体育館) 1990年(平成2年)(東京体育館) |
所在地 |
〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷一丁目17-1 |
位置 | 北緯35度40分47秒 東経139度42分45秒 |
徳川宗家が代々所有していた渋谷区千駄ヶ谷の土地・建物(買収時点では徳川家正が所有)を1943年(昭和18年)に当時の東京府が買収し「葵館」の名称で錬成道場として使用したのを端緒とする[2]。第二次大戦後の駐留軍将校宿舎・将校クラブとしての使用を経て東京都収用委員会庁舎として使用されていた建物を取り壊し、新たに体育館として整備されたものである。当時、RC造2階建ての洋館が存在していたが、体育館建設のための移設を経て屋内水泳場建設時に解体された[2]。
1956年(昭和31年)に体育館(東京都体育館)が、1958年(昭和33年)に屋内水泳場と陸上競技場が完成し、同年5月24日から6月1日にかけて1958年アジア競技大会(第3回アジア大会)のバスケットボール、水泳(競泳、飛板飛込、水球)競技の会場として使用された。体育館の総工費は3億5千万円(当時)。1964年(昭和39年)には、1964年東京オリンピックの体操競技、水球競技の会場として使用された。
老朽化のため1986年12月より1回目の改築工事に着手(この時点で東京都スポーツ文化事業団が施設運営に関与し始める)。幕張メッセの設計で知られる槇文彦の設計で1990年4月に東京体育館として全面改築オープンした[2]。
2006年から指定管理者制度が導入され、東京都スポーツ文化事業団を代表企業としたコンソーシアム(株式会社ティップネス、株式会社オーエンスが経営に参画)により運営が行われている。同年5月27日に陸上競技場にフットサルコート(多目的コート)が設置された。特定非営利活動法人 MIPスポーツ・プロジェクトが運営している。
2012年、施設の老朽化のため2回目の改修工事が実施され、プールが4月1日より、その他の施設も7月1日より休館となった[3]。2013年4月1日リニューアルオープン。これを記念して、同年3月24日に東京スポーツドリーム2013が開催された[4]。なお改修工事期間中は、主要イベントは他会場を代替にして開催された。
2018年7月1日から2020年東京オリンピックに向けた3回目の改修工事が実施され休館となった[5]。同オリンピック・パラリンピックでは卓球競技の会場として使用された。2021年12月18日よりメインアリーナ・サブアリーナ・トレーニングルーム・プールが[6][7]、2022年2月11日より陸上競技場・多目的コートが再開された[8]。
スポーツ競技大会で主に利用される。開催される大会としては以下のようなものがある。
また、プロボクシングの世界タイトルマッチ(1992年4月10日のWBA世界スーパーフライ級王座決定戦・1位鬼塚勝也VS2位タノムサク・シスボーベー(タイ)が新築竣工後、最初の使用であった)やプロレス(ただ改装前は日本プロレス・全日本プロレス・新日本プロレスなどが頻繁にビッグマッチを行っていたが、改装後は新両国国技館や有明コロシアムなど同規模他会場の利用が増えたことと規制強化のためプロレス興行はほぼ行われず、プロレス初使用となった1990年5月14日の全日本プロレス(この大会で二代目タイガーマスクに変身していた三沢光晴がマスクを脱ぎ捨てた)を始め、1992年(平成4年)のSWS、1994年LLPWの興行ぐらいしか例が無い)等、各種格闘技の興行やコンサート会場に使用される事もある。
東京都体育館時代の1970年、テニスの第1回「ザ・マスターズ(現・ATPファイナルズ)」が開催された。
1990年、NBA開幕戦フェニックス・サンズVSユタ・ジャズが開催され、北米4大プロスポーツリーグ史上初となる北米大陸外での公式戦となった。
2007年3月、世界フィギュアスケート選手権が当会場で開催された。
2007年11月、バレーボールワールドカップのメイン会場が初めて当会場に決定された(国立代々木第一体育館・1964年東京オリンピックプール)がアスベスト除去工事で使用不能となっていたため)。
2019年10月16 - 20日、車いすラグビーの国際大会「車いすラグビーワールドチャレンジ2019」(日本障がい者スポーツ協会、日本車いすラグビー連盟主催)が開催された。世界上位8ヵ国(日本、イギリス、フランス、ブラジル、オーストラリア、アメリカ、カナダ、ニュージーランド)が出場した[9]。
東京都体育館時代にフジテレビ系列で放送されたスポーツバラエティ特別番組『オールスター紅白大運動会』の収録も、一部の回を除いてここで行われていた。
コンサートやそれに類するイベントでは日本武道館や代々木体育館・横浜アリーナなど首都圏での同規模の会場と比べると、あまり使用されない。開催されたものとしては下記のものがある。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.