島村楽器
日本の楽器屋・音楽教室 ウィキペディアから
島村楽器株式会社(しまむらがっき)は、東京都江戸川区に本社を置く日本の総合楽器店・音楽教室。創業は1962年1月、会社設立は1969年3月。
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![]() 本社ビル(東京都江戸川区平井六丁目) | |
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒132-0035 東京都江戸川区平井6-37-3 |
設立 | 1969年(昭和44年)3月 |
業種 | 小売業 |
法人番号 | 8011701003943 |
事業内容 | 楽器販売、音楽雑貨販売、音楽教室運営、イベント・練習スタジオ運営、スタジオ設計・施工、防音工事などの音響事業、レンタル・リース事業、商品開発、楽器・音楽雑貨の輸出入業務 |
代表者 | 代表取締役社長 廣瀬利明 |
資本金 | 1億円 |
売上高 | 458億円 (2024/2月期) |
従業員数 | 2,378人 (2024/2月期) |
決算期 | 2月末日 |
主要子会社 |
ホットラインミュージック株式会社 株式会社現代ギター社 |
外部リンク | https://www.shimamura.co.jp/ |
概要
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創業から1990年代までは、JR総武線沿線の東京都城東地域と千葉県西部に店舗を構えるローカル色の強いイメージの楽器店だったが、郊外型大規模ショッピングセンターの開業ブームに乗って全国多店舗展開に乗り出した[1]。
2015年時点で、日本国内の楽器店売上高で1位[2]、世界では6位[3] となっている。
2025年現在、(青森県・富山県・福井県・島根県・山口県・徳島県・高知県を除く)40都道府県183拠点を展開し、楽器販売・音楽教室運営事業を中心に活動している。数多くのオリジナルブランドの開発・販売を行い、近年は楽器の代理店業も行っている。音楽教室講師陣は全て自社で正社員として採用・育成している。
店舗の新規出店は地域ごとに数か月から数年の周期に分け、年に数店のペースで実施しており、近年はイオンモールやららぽーとの新規開店および大規模改装に合わせて入居するケースが多い。また新規出店と並行して不採算店舗の整理縮小も進めている。
経営理念として、「音楽の楽しさを提供し、音楽を楽しむ人を一人でも多く創る」「企業として進化し、永続するために必要な利益を上げ、社会に必要な仕事を創造しつづける」「仕事を通じて従業員一人ひとりが人間として成長し、楽しく自己実現を図り、公私共に豊かな人生にする」を掲げる。また、商品と共に顧客に対して付加価値を提供することを挙げている[4]。楽器の販売だけではなく、ミュージックサロンや音楽教室[5]、バンドコンテスト(主にHotline、録れコン、アコパラ)の開催など行っている[要出典]。
沿革
- 1962年(昭和37年)1月 - ヤマハ音楽教室開設[6]。
- 1968年(昭和43年)3月 - 平井音楽センター開設。
- 1969年(昭和44年)3月 - 会社設立最初の店舗、本八幡店オープン[7]。
- 1970年(昭和45年)3月20日 - 平井本店オープン[8]。
- 1976年(昭和51年)11月3日 - エレキギターなど軽音楽向け楽器(LM)を扱う1号店 平井駅前店オープン[9]。
- 1982年(昭和57年)11月30日 - ジャスコ東京1号店へ初のSC出店 ジャスコ葛西店オープン[10]。
- 1990年(平成2年)10月16日 - ホットラインミュージック株式会社設立[11]。
- 1991年(平成3年)3月9日 - 名古屋パルコ店オープン(愛知県へ初出店)。ここから全国主要都市の大型ショッピングセンターへ出店開始。
- 1997年(平成9年)9月19日 - ザ・モール仙台長町店開業(宮城県へ初出店)。
- 1999年(平成11年)1月 - ホットラインミュージック株式会社による物流システム構築[12]。
- 2000年(平成12年)11月23日 - アウトレット店 りんくうタウン店オープン[13]。
- 2001年(平成13年)
- 2003年(平成15年)4月12日 - 音楽技術学校島村楽器テクニカルアカデミー (旧:代官山音楽院)開校[15]。
- 2006年(平成18年) - イオンモール高崎店(群馬県へ初出店)・イオンモール千葉ニュータウン店・ららぽーと柏の葉店・ラゾーナ川崎店・モレラ岐阜店(岐阜県へ初出店)・イオンモール大日店・イオンモール神戸北店オープン。
- 2007年(平成19年) - イオンモール名取エアリ店・浦和パルコ店・ミュージックサロン稲毛海岸店・イオンモール日の出店・ららぽーと横浜店・静岡パルコ店(静岡県へ初出店)「イオンモール浜松市野店・イオンモール大高店・イオンモール草津店(滋賀県へ初出店)・イオンモール橿原アルル店(奈良県へ初出店)・イオンモールミエル都城駅前店オープン。
- 2009年(平成21年) - 札幌クラシック店・イオンモール土浦店・フレンテ南大沢店・ららぽーと磐田店・イオンモール広島祇園店オープン。
- 2010年(平成22年) - パサージオ西新井店・管リペア専門店・アリオ橋本店・イオンモール広島府中ソレイユ店オープン。
- 2011年(平成23年) - 泉パークタウン タピオ店・二子玉川ライズ店・イオンモール甲府昭和店(山梨県へ初出店)・あべのキューズモール店・イオンモール伊丹昆陽店・ららぽーと甲子園店・アミュプラザ博多店オープン。
- 2012年(平成24年) - イオンモール船橋店オープン。
- 2013年(平成25年) - 廣瀬利明が2代目代表取締役社長に就任[16]。けやきウォーク前橋店・イオンモール春日部店・イオンモール幕張新都心店・横浜みなとみらい店・クラシックグランフロント大阪店・梅田ロフト店オープン。
- 2014年(平成26年)
- 2015年(平成27年)
- 2016年(平成28年) - 宇都宮インターパーク店・アリオ柏店・ららぽーと湘南平塚店・イオンモール長久手店・ミュージックサロン鹿児島オープン。ミュージックサロン小岩・イオンモール千葉ニュータウン店・近鉄あべのハルカス店・イオンモール広島府中店リニューアルオープン。
- 2017年(平成29年)
- 2018年(平成30年) - コクーンさいたま新都心店・イオンモール川口前川店・セレオ国分寺店・ららぽーと名古屋みなとアクルス店・THE OUTLETS HIROSHIMA店・マークイズ福岡ももち店オープン。あべのand店リニューアルオープン。
- 2019年(令和元年)
- 2020年(令和2年) - イオンモール堺北花田店、イオンモール沖縄ライカム店、有明ガーデン店、ららぽーと愛知東郷店、浅草橋ギター&リペア店オープン。COCOSA熊本店、コースカベイサイドストアーズ横須賀店リニューアルオープン。
- 2021年(令和3年) - 京王聖蹟桜ヶ丘店オープン、イオンモール新利府南館店・岩田屋福岡店リニューアルオープン。
- 2022年(令和4年) - イオンモール水戸内原店・イオンモール羽生店・イオンモール土岐店・ららぽーと堺店・イオンモール鹿児島店オープン。イオンタウンユーカリーが丘店・イトーヨーカドー赤羽店・イオンタウン四日市泊店・イオンモール八幡東店リニューアルオープン。
- 2023年(令和5年) - イオンモール豊川店・ららぽーと門真店・管リペアセンターオープン。ロハル津田沼店・イオンモール松本店・アミュプラザ長崎店・ピアノショールーム長崎店リニューアルオープン。
- 2024年(令和6年)
- 2025年(令和7年)
オリジナルブランド一覧
ギター、ベース
エレキギター、エレキベース、アコースティックギター
- HISTORY(ヒストリー)
エレキギター、エレキベース
- RYOGA(リョウガ)
- Laid Back(レイドバック)
- BUSKER'S(バスカーズ)
アコースティックギター
- James(ジェームス)
- 音音(オトオト)
ウクレレ
- COTONE(コトネ)
- Hanalei(ハナレイ)
管楽器
サックス、トランペット
- Festi(フェスティ)
打楽器
ドラム
- JUG(ジャグ)
カホン、ボンゴ、カホンケース
- 音音(オトオト)
アンプ
アンプ、チューナー
- Louis(ルイス)
アクセサリー(楽器の付属品、譜面台など)
- E.D.GEAR(イー・ディー・ギア)
- EMUL(エミュール)
- Weltone(ウェルトーン)
管楽器アクセサリー
- JodyJazz(ジョディジャズ)
ハーモニカ
- Lee Oskar(リー・オスカー)
企業活動
- 協賛・協力を行っているイベント・コンサート・活動
- 全日本学生音楽コンクール
- JICA「世界の笑顔のために」プログラム
- 東京都交響楽団[24]
- ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン 「熱狂の日」音楽祭
- かわさきジャズ[25]
- 文部科学省「トビタテ!留学JAPAN」[26]
- 毎日新聞「全日本学生音楽コンクール」
- Evergreen Project
テレビ番組
- 日経スペシャル カンブリア宮殿 総合楽器店売り上げNo.1の舞台裏(2024年4月11日、テレビ東京)- 社長・廣瀬利明出演[27]
書籍
関連書籍
- 『島村楽器 エンジョイミュージックライフの経営 SCテナントで成功する50年の軌跡』(著者:内呂民世)(2012年6月12日、商業界)ISBN 9784785504267
脚注
関連項目
外部リンク
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