イオンモール甲府昭和

山梨県中巨摩郡昭和町にあるショッピングセンター ウィキペディアから

イオンモール甲府昭和map

イオンモール甲府昭和(イオンモールこうふしょうわ)は、山梨県中巨摩郡昭和町飯喰に所在するイオンモールのモール型ショッピングセンターである。

概要 イオンモール甲府昭和 ÆON MALL KŌFUSHŌWA, 地図 ...
イオンモール甲府昭和
ÆON MALL KŌFUSHŌWA
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地図
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店舗概要
所在地 409-3852
山梨県中巨摩郡昭和町飯喰1505−1
座標 北緯35度37分21.4秒 東経138度31分37秒
開業日 2011年平成23年)3月17日
施設所有者 イオンモール株式会社
施設管理者 イオンモール株式会社
敷地面積 119,000 m²
延床面積 109,000 m² 
商業施設面積 45,600 m²
中核店舗 イオンスタイル甲府昭和
店舗数 ÆON STYLEと180の専門店
営業時間 店舗により異なる
駐車台数 3,530台
最寄駅 常永駅(徒歩10分)
甲府駅(シャトルバス約30分)
最寄IC 甲府昭和IC田富西ランプ
外部リンク イオンモール甲府昭和
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概要

敷地面積119,000m2、総賃貸面積(集客施設面積)は70,000m2、商業施設面積(売場面積)45,600m2は山梨県内のショッピングセンターでは最大である。運営・管理はイオンモールが行ない、山梨県内初となる「イオン[注 1]」を核テナントに180店舗(増床前は130店舗)の専門店が入居する。また、付帯集客施設にはシネマコンプレックスとして「TOHOシネマズ甲府」(トウホウシネマズこうふ)が出店し、経営はTOHOシネマズが行なう。その他、飲食街が設けられる。

立地は甲府盆地のほぼ中心部に位置しており、2km圏内には中央自動車道甲府昭和IC新山梨環状道路甲府バイパスなど主要道路が通っている。そのため地元昭和町のほか隣接する甲府市をはじめとする甲府都市圏の来客が多い。

計画当初は集客施設面積は63,000m2、商業施設面積48,000m2と、甲信地方でも最大規模の施設になる予定であったが、甲府駅前の商店街保護を訴える甲府市と甲府商店街連盟甲府リバーサイドタウン内のショッピングセンターに影響を及ぼすことが予想される中央市、さらには付近にある昭和バイパスの渋滞が増大することを恐れた山梨県庁が、イオンモールと昭和町に計画の縮小を要請し、集客施設面積48,000m2、商業施設面積28,000m2に修正のうえ、当該部分が先行オープンした。

その後も当初計画に合わせるため増床計画を提案していたが、周辺自治体や商店街からの反発で延期され、2016年に県からようやく同意が得られ、2017年11月23日に増床部分がオープンした(詳細は沿革を参照)。

沿革

開業まで

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工事中の様子(2011年2月13日)

開業後

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店内の様子(2011年3月21日)
  • 2012年(平成24年)
    • 8月16日 - イオンモールが縮小前の規模にする増床計画が明らかになる[8]
    • 9月20日 - イオンモールが増床に関して住民説明会を開催[9]
    • 9月27日 - 甲府市議会が増床反対の決議を採決。
    • 10月19日 - 甲府、甲斐、南アルプス、中央の周辺4市が増床反対の意見書を県に提出[10]
    • 11月30日 - イオンモールが増床計画を延期することを発表[11]
  • 2014年(平成26年)2月5日 - 甲府駅前にあるココリの空き店舗に、イオングループが支援することが報道される(膠着する増床計画に理解を得るための方針とされている[12]が、イオンモールは報道を否定)。
  • 2015年(平成27年)
    • 7月29日 - イオンモールが増床の動きを見せていることが報じられる[13]
    • 11月13日 - イオンモールが駐車場移設に関する届け出を提出。これにより増床計画が復活[14]
  • 2016年(平成28年)
    • 6月28日 - イオンモールが当初計画より縮小した増床案を山梨県庁に提出[15]
    • 7月6日 - 増床案が山梨県に了承される。増床面積は約3万7000m2増の約10万8676m2、店舗面積は約1万7000m2増の約45,600m2になる予定と報じられる[16][17]
  • 2017年(平成29年)
    • 9月14日 - 増床部分について、11月23日にオープンすることが発表される[18]
    • 11月20日 - 増築部分がプレオープン。
    • 11月23日 - 増床部分がオープン。既存棟のリニューアルオープンも含め、全館グランドオープンされる。

施設概要

さらに見る 2011年3月17日オープン時, 2017年11月23日増床時 ...
2011年3月17日オープン時[7]2017年11月23日増床時[18]備考
敷地面積 125,000m2119,000m2
延床面積 70,750m2109,000m2
商業施設面積 28,000m245,600m2
総賃貸面積 48,000m270,000m2
専門店数 130店180店
駐車場数 2,500台3,530台別途駐輪台(500台)あり。
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主なテナント

出店テナントの一覧・詳細情報は公式サイト「ショップガイド」を、営業時間は公式サイト「営業時間・サービスガイド」を参照。

メインテナント

専門店

1階

2階

3階

TOHOシネマズ甲府

要約
視点
概要 TOHOシネマズ甲府, 情報 ...
TOHOシネマズ甲府
情報
完成 2011年3月11日
開館 2011年3月17日
客席数 (9館合計)1,729
設備 デジタル5.1ch
用途 映画上映
運営 TOHOシネマズ株式会社
所在地 409-3852
山梨県中巨摩郡昭和町飯喰1505−1
イオンモール甲府昭和2階
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TOHOシネマズ甲府は、イオンモール甲府昭和の2階に所在するシネマコンプレックスである。

経過

TOHOシネマズの前々身である東宝関東興行[注 3]2000年(平成12年)に甲府市にあるグランパーク内にシネマコンプレックスグランパーク東宝8を開館。当時の甲府市は甲宝シネマ甲府東映セントラル甲府武蔵野シネマ・ファイブテアトル甲府など映画館やシネマコンプレックスが乱立しており、その館数やスクリーン数からして「人口に対するスクリーンの多さは全国1、2を争う」[19]とまで言われるほどの過当競争となっていた。このためグランパーク東宝8も開館当初は伸び悩み、甲府中央商店街にあったシネマコンプレックスの甲府武蔵野シネマ・ファイブとの割合は東宝8が44に対して甲府武蔵野が56と苦戦を強いられていた[20][21]。しかし甲府バイパス沿いかつ中央道甲府昭和IC近くという車社会の山梨県ではかなりの好立地で、また郊外立地ということもあって駐車場も中心部と異なり無料であったことから、それを生かして次第に客足を伸ばしていき、最盛期には年間50万人程度を動員する[注 4]などグランパーク東宝8単体でみると順調な経営であった[20]

一方で甲府バイパス沿いのロードサイド店舗との競争に晒されたグランパーク全体の経営は低調で、2006年(平成18年)には管理会社「甲府新都市開発」が民事再生法の適用を受けるなど不安定な状況の中、昭和町でイオンモールの誘致構想が持ち上がるようになる[2]

イオン系のショッピングセンターには直営のイオンシネマズイオンエンターテイメントが運営するイオンシネマ、またはワーナー・マイカル・シネマズ[注 5]が入ることが多かったものの、必ずしもどちらかが入居するわけでもなく、TOHOシネマズをはじめとした東宝系のシネマコンプレックスが開館することも珍しくはなかった[注 6]

その為、翌2007年(平成19年)にイオンモールの建設が認可・決定するとTOHOシネマズはイオンモールと交渉を行い、2010年(平成22年)11月29日にTOHOシネマズ甲府としてオープンすることが発表され[22]、2011年(平成23年)2月にイオンモール甲府昭和へ移転という形でグランパーク東宝8の閉館も決定した[20]。同年3月10日に報道陣向けの完成披露が行われ[23]、11日のプレオープンによる公開を経て17日に全面開館した。なお、プレオープン当日に東日本大震災が発生したことで公開・上映は途中で中止となり、その後も29日まで輪番停電により終日休館や一部時間帯で上映が休止するなど不安定な状況が続いていた[24][注 7]

TOHOシネマズ甲府の開館後は山梨県内の映画館やシネマコンプレックスが相次いで閉館していき[注 8]2023年(令和5年)12月14日シアターセントラルBe館が休館してからは事実上山梨県で唯一となる常設型の映画館となっている[19]。一応甲州市塩山シネマがあるものの、子供向けを謳っていることから土休日のみの営業となっており、平日は休業している。

設備

9スクリーン・1,729席(車椅子21席)を擁し、開館当初からデジタルプロジェクターによる3D上映にも対応している。3D上映技術はソニー製の「Sony Digital CinemaTM 3D」を世界で初めて採用している[25]

さらに見る スクリーン, スクリーンサイズ(m) ...
TOHOシネマズ甲府の設備[26]
スクリーンスクリーンサイズ(m)座席数車いす席音響システム
スクリーン14.9×11.81622デジタル5.1ch
スクリーン24.9×11.61662
スクリーン33.9×9.21072
スクリーン45.5×13.21792
スクリーン54.1×9.81162
スクリーン66.7×16.03994
スクリーン75.0×12.01432
スクリーン85.0×11.91432
スクリーン95.8×13.83143
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その他

東宝系であることから上映作品は東宝配給が多いが、前述の通り山梨県で通常営業を行なっている映画館が他にないことから、他社配給の映画も上映している[注 9]

これまで山梨県の旧国名である甲斐国と統治していた武田信虎の生涯を扱った『信虎[27]や山梨県が舞台のアニメ映画『映画 ゆるキャン△[28]など山梨県にゆかりのある作品をはじめ、舞台挨拶を行なう場合もある。

交通アクセス

自動車

公共交通機関

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甲府駅直通シャトルバス(山梨交通

近隣の商業施設

イオングループ

その他

脚注

関連項目

外部リンク

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