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中国南方航空
中華人民共和国の航空会社 ウィキペディアから
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中国南方航空(ちゅうごくなんぽうこうくう、簡体字: 中国南方航空、英語: China Southern Airlines, SEHK: 1055、SSE: 600029、NYSE: ZNH)は、中国の航空会社。中国およびアジア地域で最大規模の航空会社である。赤いロゴマークは、東南アジアに植生するカポックの木をモチーフにしている。2019年12月31日付で航空連合「スカイチーム」を脱退、以降は日本航空(JAL)やアメリカン航空などの「ワンワールド」に加盟する可能性が浮上している[1][2]。
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概要
1991年に、旧・中国民用航空総局 (CAAC)の広州管理局を引き継いで広州を拠点に設立。中華人民共和国における国際線及び主要国内線を運航し、旧民航系航空会社の中でも最大規模で、旅客数・便数・飛行時間・売上高・定期便旅客キロ数等でフラッグキャリアの中国国際航空を上回り、中国およびアジア最大を誇っている[3][4]。
2007年11月15日にスカイチームに加盟したが、2019年12月31日をもって脱退した[5]。この脱退はカタール航空が手引きしていた可能性が高いとする意見もある[6]。
2017年にアメリカン航空から、2019年にカタール航空からとワンワールド加盟会社である2社からそれぞれ5%出資受け入れ、2019年6月1日からフィンエアーとのコードシェア開始、さらに2020年1月2日からブリティッシュ・エアウェイズとの共同事業開始、ワンワールド各社との提携強化を深めていたが、2022年11月にワンワールドへの加盟に向けた同アライアンスと協議中の報道があった[7]。
その一方、脱退後もスカイチーム加盟会社の多くとは個別に提携を継続している。
中国南方航空グループ傘下に、廈門航空、汕頭航空、広西航空、珠海航空などがある。
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来歴

- 1991年:1988年に分割解体された旧・中国民用航空総局 (CAAC)の広州管理局を引き継いで設立される。
- 2002年10月:旧民航系の航空会社の集約政策により、中国北方航空、新疆航空を併合する。
- 2004年8月:航空連合「スカイチーム」に加盟することを発表。
- 2005年1月:エアバスA380型機を5機発注、北京支社に配属。
- 2007年11月15日:航空連合「スカイチーム」に加盟[8]。
- 2011年10月18日:エアバスA380型機が中国の航空会社として初めて運航(北京/首都-広州線)。世界で初めて国内線でエアバスA380型機を運用。
- 2016年
- 2017年3月28日:アメリカン航空との戦略的提携に合意したと発表[11]。提携にあたり、アメリカン航空が中国南方航空に2億ドル(日本円で約222億円)出資。提携は2017年後半から、コードシェア提携とインターライン契約を開始し、中国、または北米や南米のネットワークを相互の顧客に提供する。コードシェアを実施する路線ではマイレージの獲得やスルーバゲージなどのサービスを提供することになる見込み。
- 2018年
- 2019年
- 2020年1月2日:ブリティッシュ・エアウェイズとの共同事業を開始。両社の中英路線及び8つの国内線においてコードシェアを実施[15]。
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日本との関係
運航便
日本との歴史
- 日本には1995年9月より乗り入れを開始し、日本エアシステム(JAS)とコードシェアを開始した。
- 2003年3月30日より日本航空(JAL)とのコードシェアに変更となった[16]。
- 2023年4月2日より、成田-ハルビン線、関西-瀋陽線の運航を再開[17]。
- 2023年4月9日より、関西-北京/大興線を開設。
- 2023年5月20日から、名古屋-大連線を3年3か月ぶりに再開。
- 2024年1月15日から、新潟-ハルビン線の運航を再開。
- 2024年3月31日より、成田-広州線の運航を再開。
- 2024年6月26日より、富山-大連線の運航を再開。
- 2024年9月より、成田-鄭州・武漢線の運航を再開。
- 2024年12月20日から、中部-上海/浦東線の運航を再開[18]。
- 2025年1月10日より、成田-長沙線の運航を再開[19]。
- 2025年2月11日より、成田-深圳線の運航を再開[20]。
- 2025年3月30日から、関西-深圳線の運航を再開[21]。
保有機材
現在の保有機材
退役機材
画像
- エアバスA300-600R
- エアバスA319-100
- エアバスA320-200
- エアバスA320neo
- エアバスA321-200
- エアバスA321neo
- エアバスA330-200
- エアバスA330-300
- エアバスA350-900
- エアバスA380-800
- ボーイング737-300
- ボーイング737-500
- ボーイング737-700
- ボーイング737-800
- ボーイング737 MAX 8
- ボーイング747-400F
- ボーイング757-200
- ボーイング767-300ER
- ボーイング777-200
- ボーイング777-200ER
- ボーイング777-300ER
- ボーイング777F
- ボーイング787-8
- ボーイング787-9
- ボーイング787-9(787号機目記念塗装)
- COMAC ARJ21
- エンブラエル ERJ 145
- エンブラエル ERJ 190
- マクドネル・ダグラス MD-82
- マクドネル・ダグラス MD-90-30
- Y-7
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サービス
座席など
主に長距離路線で運航されているA330、A380、B787の3機種はファーストクラス(「デラックスファーストクラス」)・ビジネスクラス・エコノミークラスの3クラス制で、A330とB777-300ERはプレミアムエコノミークラスを加えた4クラス制で構成されている。B777の一部と近距離・中距離国際線に使用されている機材では、ビジネスクラス「ファーストクラス」・プレミアムエコノミークラス・エコノミークラスの3クラスで構成されている。
A380のファーストクラスは、完全個室タイプの「プラチナプライベートスイート」を8席搭載。またA380のビジネスクラスは180度フルフラットになる1-2-1配列のスタッガードタイプで、B787では180度フルフラットになる座席を2-2-2配列で搭載されている。
2014年にB777-300ERの初号機(B-2099)を受領した際、機内エンターテイメントシステムはタレス社製の「TopSeries AVANT」を搭載している[31]。
機内食
中距離・長距離路線を中心に本場の中国料理や西洋料理の機内食が提供され、一部路線のエコノミークラスでは、日本式のそばも提供される[32]。このうちユダヤ教徒のためのものは広州・北京発欧米長距離路線とオーストラリア行きに限って搭乗便の48時間前に、それ以外は搭乗便の24時間前にコールセンターへ電話申し込みを行なう必要がある。
客室乗務員
2008年、日本人客室乗務員33人を採用し、主に広州―成田・関西、大連―成田・関西間などの日本路線に乗務している[33]。
明珠倶楽部 (スカイパールクラブ)
2018年にスカイチームから脱退したが、引き続きスカイチーム加盟各社との提携は維持している。さらに下記の航空会社と提携している。
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就航都市
![]() | 2020年1月23日現在で運航してない空港は、斜字で表します。 |
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事故・アクシデント
脚注
外部リンク
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