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日本の映画興行会社 ウィキペディアから
株式会社ローソン・ユナイテッドシネマ(英: Lawson United Cinemas, Inc.)は、シネマコンプレックスである「ユナイテッド・シネマ」や「シネプレックス」などを運営するローソングループの映画興行会社である。
ローソン・ユナイテッドシネマ本社が入居する ゲートシティ大崎イーストタワー(左側のビル) | |
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒141-8609 東京都品川区大崎1-11-2 ゲートシティ大崎イーストタワー 17階 |
設立 | 1999年(平成11年)10月 |
業種 | サービス業 |
法人番号 | 3010401039039 |
事業内容 | 複合型映画館の建設・運営 |
代表者 | 清水俊英(代表取締役社長) |
資本金 | 1億円 |
従業員数 | 約2,200名(2018年10月現在) |
支店舗数 | 劇場一覧参照 |
所有者 | 株式会社ローソン |
関係する人物 |
アダム・ガワー(創業者) 塚田哲夫(初代社長) |
外部リンク | https://www.unitedcinemas.jp/index.html |
また、「ダーウィンが来た!」の劇場版シリーズ[注 1]や「MARINES DOCUMENTARY 2023 今日をチャンスに変える。」「MARINES DOCUMENTARY 2024」といったロッテのドキュメンタリー映画シリーズ、「思い出を、超えていけ。30th Documentary HAWKS」「FUKUOKA SoftBank HAWKS REVIVAL ―2024優勝の軌跡―」といったホークスのドキュメンタリー映画シリーズなど、映画の配給も行っている。
1993年9月にユナイテッド・シネマ・インターナショナル(以下、UCI)が設立した日本法人、ユナイテッド・シネマ・インターナショナル・ジャパン株式会社(以下、UCIジャパン)を起源とする。同社は1996年11月に大津市に1号店を開業して1998年までに3サイトを展開するも、出店先と資金の確保が万全ではなく3号店のパラマウント・ユニバーサルシネマ11は藤田商店と共同出資した。
安定した出店先と資金の確保のために国内各社と合弁や提携を模索し、UCI (50パーセント (%))、住友商事 (40%)、角川書店(現:KADOKAWA)(10%) の3社が合弁会社ユナイテッド・シネマ株式会社を1999年10月に設立し、以降に開業したサイトは同社が経営した。
UCIは、2004年にイギリスの投資会社テラファーマ・キャピタル・パートナーズに買収[1]されると保有株式を売却して撤退し、ユナイテッド・シネマは住友商事 (80%) と角川グループ (20%) の所有となり以後はUCIと資本関係を断つ。2006年に主要株主が住友商事 (99%) と東急レクリエーション (1%) になり[2]、2007年4月7日に東急レクリエーションと番組編成を連携すると発表した[3]。
住友商事は保有する発行済全株式を2012年3月に、アドバンテッジパートナーズ有限責任事業組合(AP)の傘下ファンドが出資する、ユナイテッド・エンターテインメント・ホールディングス株式会社(以下UEH)に譲渡した[4]。
親会社のUEHは2013年3月29日に、シネプレックスを運営する角川シネプレックス株式会社を買収してシネプレックス株式会社に改称し、同年6月1日にユナイテッド・シネマ株式会社を存続法人としてシネプレックス株式会社と合併した。シネプレックス株式会社が運営するシネプレックスなどの映画館は同社の運営となった[5][6]。
2014年8月6日にローソンは、アドバンテッジパートナーズ有限責任事業組合からUEH株式の譲渡を受け、ローソンHMVエンタテイメントの子会社として設立したローソンHMVエンタテイメント・ユナイテッドシネマ・ホールディングス株式会社へ、同年8月28日にUEH株式が譲渡されると発表した[7]。
2022年9月1日、UEHとローソンHMVエンタテイメント・ユナイテッド・シネマ・ホールディングス株式会社を吸収合併。
2024年3月1日、社名を株式会社ローソン・ユナイテッドシネマに変更。これに伴い、「ユナイテッド・シネマ」や「シネプレックス」の名称で展開している映画館についても「ローソン・ユナイテッドシネマ」の名称に順次改称することを同年4月24日に発表した[8]。なお、社名変更後の初出店となる「ローソン・ユナイテッドシネマ STYLE-S みなとみらい」が2日後の26日に開業している[9]。
UCI時代は画一的なシネマコンプレックスを展開したが、UCI傘下を離れた2004年頃から地域特性を考慮した内装へ転換している。2006年10月に出店した豊洲以降は「デザイナーズ・シネコン」と銘打ち、翌2007年にユナイテッド・シネマ前橋がシネマコンプレックスとして初のグッドデザイン賞を受賞[25]し、2008年にユナイテッド・シネマ浦和もグッドデザイン賞を受賞[26]する。既存の劇場も長崎を2008年9月に改装するなど、同様の傾向が見られる。
UCI時代は都市型ショッピングセンター・駅ビル・アウトレットモール・レジャー施設など多様な施設に出店していたが、UCI傘下を離れた2004年頃から大型商業施設の出店を基本とし、競合他社の買収や、閉館した劇場の居抜きによって数を増やしている。
買収の例としては、2005年に日本AMCシアターズの買収により、イクスピアリ16以外の各劇場を取得。更に2014年には角川シネプレックス(当時)を買収し、角川シネマ(新宿・有楽町)以外の各劇場を取得している[13]。
居抜きの例としては、2013年に元ヴァージンシネマズ → TOHOシネマズの跡地に開館したトリアス久山などがあり、同館から2018年7月開業のフォルテ宮城大河原まで、ユナイテッド・シネマ名義で出店した劇場はシネプレックスからの商号変更を除き、すべて居抜きでの出店となった。
このような経緯で出店を拡大したことや、フォルテ宮城大河原やウニクス秩父のように地域振興で小規模な劇場を出店したところもあるため[27]、スクリーンや座席の数はかなり極端に異なる。最多のスクリーンと座席数を持つ豊橋18が名前の通り18スクリーン・全3,220席を持つのに対し、最少のスクリーンはフジグラン今治(元シネマサンシャイン)の6スクリーン、最少の座席数はウニクス秩父の全650席である。
居抜き以外の新規出店は前述の通り大型商業施設(主にコミュニティ型・ネイバーフッド型のショッピングセンター)への出店が多く、特にユニー系[注 2]やヤオコー系[注 3]のショッピングセンターに出店することが多い。特に、ウニクスにある各劇場(上里・南古谷・秩父)は提供するサービスは他劇場と同一だが経営リスク軽減のため、経営は施設を管理しているピーアンドディコンサルティングが行い、ユナイテッド・シネマは同社から委託を受けて運営する形態を採っている。
クラブスパイスカードや子供向けのキッズクラブカードなど、会員割引サービスも行っている。
導入劇場数および追加料金は2024年4月現在のものとなる。
設備名 | 備考 |
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IMAX |
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4DX |
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ScreenX |
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FLEXOUND | |
プレミアム・ダイニング・シネマ |
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3D上映 | 全ての劇場に導入(導入スクリーンに関しては公式HPの各劇場のサイトを参照) |
2024年4月現在、日本国内ではイオンシネマ、TOHOシネマズに次いで3番目に多い全国43劇場の経営・運営を手掛ける[31]。劇場名にリンク先がある場合は単独の記事あり。
以下の分類欄の記号の見方は以下の通り。
居抜き出店による劇場の沿革は所在地欄(下段)の併設施設のリンク先を参照。
分類 | 劇場名 | 所在地 | 開館日 | 規模 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
札幌 | 北海道札幌市中央区 サッポロファクトリー |
1998年6月20日 | 11スクリーン 2,356席 | 詳しい沿革は左記リンク参照
2024年12月20日より「ローソン・ユナイテッドシネマ札幌」に改称。 | |
居 | 宮城大河原 | 宮城県柴田郡大河原町 フォルテ |
2018年7月4日 | 7スクリーン 1,039席 | 旧・シアターフォルテ(2011年休館)[32] |
C | 水戸 | 茨城県水戸市 COMBOX310 |
2006年4月26日 | 8スクリーン 1,467席 | |
居 | アシコタウンあしかが | 栃木県足利市 アシコタウンあしかが |
2016年3月1日 | 8スクリーン 1,285席 | 旧:シネマックス足利(2009年2月27日閉館)[33] |
前橋 | 群馬県前橋市 けやきウォーク前橋 |
2007年3月10日 | 9スクリーン 2,000席 | 2007年に国内の映画館としては初のグッドデザイン賞受賞 | |
浦和 | 埼玉県さいたま市浦和区 浦和パルコ |
2007年10月10日 | 9スクリーン 1,665席 | 2008年にグッドデザイン賞受賞 | |
ウニクス南古谷 | 埼玉県川越市 ウニクス南古谷 |
2008年11月29日 | 9スクリーン 1,500席 | ||
ウニクス秩父 | 埼玉県秩父市 ウニクス秩父 |
2022年7月29日 | 7スクリーン 650席 | 「ユナイテッド・シネマ」の映画館としては座席数が最少[34] | |
春日部 | 埼玉県春日部市 ララガーデン春日部 |
2007年11月8日 | 9スクリーン 1,741席 | ||
入間 | 埼玉県入間市 Ipot |
2000年12月5日 | 9スクリーン 1,833席 | 2024年12月20日より
「ローソン・ユナイテッドシネマ入間」に改称。 | |
C | 新座 | 埼玉県新座市 OSCデオシティ新座 |
2004年12月11日 | 9スクリーン 1,818席 | |
C | わかば | 埼玉県鶴ヶ島市 ワカバウォーク |
2004年6月26日 | 9スクリーン 1,900席 | |
ウニクス上里 | 埼玉県児玉郡上里町 ウニクス上里 |
2007年8月15日 | 9スクリーン 1,609席 | ||
C | 幕張 | 千葉県千葉市美浜区 メッセ・アミューズ・モール |
2002年6月17日 | 10スクリーン 2,000席 | |
テラスモール松戸 | 千葉県松戸市 テラスモール松戸 |
2019年10月25日 | 11スクリーン 1,973席 | [35] | |
居 | アクアシティお台場 | 東京都港区 アクアシティお台場 |
2017年4月29日 | 13スクリーン 2,920席 | 旧:シネマメディアージュ(2017年2月23日閉館) |
豊洲 | 東京都江東区 アーバンドック ららぽーと豊洲 |
2006年10月5日 | 12スクリーン 1,756席 | スクリーン10(オーシャンスクリーン)はシネスコサイズ(縦9.3m、横22.6m)で日本最大級としていたが、関東最大級へと表記を変更している。 | |
としまえん | 東京都練馬区 |
2004年7月9日 | 9スクリーン 1,744席 | ||
みなとみらい | 神奈川県横浜市西区 MARK IS みなとみらい |
2024年4月26日 | 12スクリーン 1,050席 |
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新潟 | 新潟県新潟市中央区 デッキィ401 |
1999年10月8日 | 10スクリーン 1,805席 | ||
金沢 | 石川県金沢市 |
1997年10月11日 | 9スクリーン 2,456席 |
| |
A | 豊橋18 | 愛知県豊橋市 ホリデイ・スクエア |
1999年7月17日 | 18スクリーン 3,220席 | スクリーンおよび座席数は日本最多 |
C | 岡崎 | 愛知県岡崎市 ウイングタウン岡崎 |
2007年7月14日 | 9スクリーン 1,978席 |
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稲沢 | 愛知県稲沢市 アピタタウン稲沢 |
1999年12月23日 | 9スクリーン 2,696席 | ||
阿久比 | 愛知県知多郡阿久比町 アピタ阿久比店 |
2000年7月20日 | 9スクリーン 2,262席 | ||
大津 | 滋賀県大津市 Oh!Me大津テラス |
1996年11月2日 | 7スクリーン 1,774席 |
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岸和田 | 大阪府岸和田市 岸和田カンカンベイサイドモール |
1999年10月1日 | 9スクリーン 2,391席 | ||
C | 枚方 | 大阪府枚方市 フォレオひらかた |
2006年12月9日 | 9スクリーン 1,775席 | 2025年2月2日に閉館予定[36] |
居 | 橿原 | 奈良県橿原市 ツインゲート橿原 |
2015年12月18日 | 9スクリーン 1,880席 | 旧:MOVIX橿原(2014年8月31日閉館)[37] |
居 | フジグラン今治 | 愛媛県今治市 フジグラン今治 |
2013年11月30日 | 6スクリーン 909席 |
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A | キャナルシティ13 | 福岡県福岡市博多区 キャナルシティ博多 |
1996年4月20日 | 13スクリーン 2,073席 | |
福岡ももち | 福岡県福岡市中央区 MARK IS 福岡ももち |
2018年11月21日 | 11スクリーン 1,674席 | 「福岡」(後述)の後継として再出店[38] | |
A | なかま16 | 福岡県中間市 プラザモールなかま |
1998年11月21日 | 16スクリーン 2,064席 | |
居 | トリアス久山 | 福岡県糟屋郡久山町 トリアス |
2013年3月9日 | 12スクリーン 1,644席 | 旧:TOHOシネマズトリアス久山(2012年8月31日閉館) |
長崎 | 長崎県長崎市 アミュプラザ長崎 |
2000年9月21日 | 8スクリーン 1,673席 | ||
C | 熊本 | 熊本県熊本市中央区 グランバレッタ熊本 |
2004年12月23日 | 10スクリーン 1,893席 | 母体施設の閉館に伴い2025年3月30日をもって閉館を予定。 |
PARCO CITY浦添 | 沖縄県浦添市 サンエー浦添西海岸 PARCO CITY |
2019年6月27日 | 11スクリーン 1,655席 | [39]2024年12月20日より「ローソン・ユナイテッドシネマ PARCO CITY 浦添」に改称。 |
劇場名 | 所在地 | 併設施設 | 規模 | 開館日 | 閉館日 | 導入 | 閉館理由 |
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梅田ガーデンシネマ1・2 | 大阪府大阪市北区 | 新梅田シティ 梅田スカイビルイースト | 2スクリーン 111席/111席 | 1997年12月13日 | 2014年2月28日 | 旧シネプレックスから継承したミニシアター。 2014年2月に閉館し、跡地はシネリーブル梅田の増床分として引き継がれている。 | |
ユナイテッド・シネマ真正16 | 岐阜県本巣市 | リバーサイドモール | 16スクリーン 3,108席 | 2000年3月25日 | 2011年2月27日 | 沿革:AMCリバーサイドモール16(2000年3月25日 - 2005年8月) ユナイテッド・シネマ真正16(2005年8月 - 2011年2月27日) 真正リバーサイドシネマ(2011年3月20日 - 3月24日)
| |
ユナイテッド・シネマ福岡 | 福岡県福岡市 | ホークスタウンモール | 10スクリーン 2,383席 | 2000年4月26日 | 2016年3月31日 |
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