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ドラゴンクエストシリーズの第10作 ウィキペディアから
『ドラゴンクエストX オンライン』(ドラゴンクエストテン オンライン)は、スクウェア・エニックスが発売・運営しているMMORPG。
ジャンル | MMORPG |
---|---|
対応機種 |
Wii(サービス終了) Wii U(サービス終了) Windows dゲーム(サービス終了) ニンテンドー3DS(サービス終了) PlayStation 4 Nintendo Switch ブラウザ |
開発元 | スクウェア・エニックス |
運営元 |
スクウェア・エニックス 盛大游戏(サービス終了) |
プロデューサー |
齊藤陽介(Ver. 1 ‐ Ver. 4.2) 青山公士(Ver. 4.3 ‐Ver.7.2) |
ディレクター |
藤澤仁 (Ver. 1) 齋藤力 (Ver. 2 ‐ Ver. 3) 安西崇 (Ver. 4 - ) |
デザイナー | 堀井雄二 |
シナリオ |
藤澤仁 (Ver. 1) 成田篤史 (Ver. 2 -) |
プログラマー | 西岡信賢 |
音楽 | すぎやまこういち |
美術 | 鳥山明 |
シリーズ | ドラゴンクエストシリーズ |
人数 | 大規模マルチプレイヤー(最大4人PT、一部コンテンツのみ最大12人PT) |
メディア |
Wii Wii用12cm光ディスク 2枚組 Wii U Wii U用12cm光ディスク/ダウンロード販売 PS4 BD-ROM/ダウンロード販売 3DS ダウンロード[注釈 1] Switch ダウンロード[注釈 1] |
運営開始日 |
Wii 2012年8月2日 - 2017年11月15日 Wii U 2013年3月30日 - 2024年3月20日 Win 2013年9月26日 dゲーム 2013年12月16日 - 2021年1月26日 3DS 2014年9月4日 - 2024年3月20日 PS4 2017年8月17日 Switch 2017年9月21日 ブラウザ 2020年2月25日 Win 2016年8月24日 - 2019年5月30日 |
最新版 | 7.2 |
対象年齢 | CERO:A(全年齢対象) |
デバイス |
Wii / Wii U共通 Wiiリモコン+ヌンチャク、クラシックコントローラ、クラシックコントローラPro、USBキーボード対応 Wii USBメモリー(16GB以上)必須 Wii U Wii U GamePad、Wii U Proコントローラー対応 USB記録メディア(32GB以上)必須 |
エンジン | Crystal Tools |
売上本数 |
全バージョン: 100万本(出荷数とDL版、2013年12月時点)[1] |
『ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン』(ドラゴンクエストテン めざめしいつつのしゅぞく オンライン)のタイトルで、Wii版が2012年8月2日に、Wii U版が2013年3月30日に、Windows版が2013年9月26日にそれぞれ発売された。その後、追加ディスクが発売され、『目覚めし五つの種族』はVer.1と称されている。2017年8月17日にはPlayStation 4版、同年9月21日にはNintendo Switch版が発売。クラウドゲームとしては、2013年12月16日からNTTドコモのAndroid端末向け(dゲーム)に、2014年9月4日からニンテンドー3DS版にサービス開始。中国ではWindows版『勇者斗恶龙X』として2016年8月より2019年5月まで盛大游戏にて運営されていた。なおすでにWii版は2017年11月15日、Wii U版は2024年3月20日、dゲーム版は2021年1月26日、ニンテンドー3DS版は2024年3月20日にそれぞれサービスが終了していてプレイはできない[2]。
後にVer.1の内容を1人用RPGとしてアレンジした『ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オフライン』も発売された。以降、本記事では特記の無い限りオリジナル版であるオンライン版について記述する。
ドラゴンクエストシリーズの第10作で、ナンバリングタイトルとしては初のオンラインゲームのMMORPGである。開発はスクウェア・エニックス社内で行われており、こちらもシリーズ初となる[3]。内製ということもあって『Crystal Tools』を使用したことが明らかにされている(詳細は同項目参照)。
キャッチコピーは「皆をつないで世界がつながる」で、タイトルロゴにも二人の人物が手をつないでいるシルエットが描かれている。『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』の発売以後は「終わらないドラクエ」もキャッチコピーのように使われている[4]。初代ディレクター・シナリオの藤澤仁によると「ドラクエ好きが集まるテーマパーク」を目標としていた[5]。
収益構造が従来のパッケージ型ソフトとは異なっているため単純比較は難しいが、パッケージ+月額課金型のオンラインゲームとしては十分な成功を収めており[6][7]、2013年12月時点で国内累計本数(出荷数とDL版)100万本を突破している[1]。なお、プロデューサーの齊藤陽介は最終的な目標を(ファミリーコンピュータ版の『ドラゴンクエスト』の出荷本数である)150万本としている[8]。2013年9月26日より、Wii版・Wii U版共に、Windows版と同じ3,990円に値下げされた[9]。サーバーは全機種共通[注釈 2]。
ドラゴンクエストXでは、当時の日本のオンラインゲーム市場で懸念されていた、ジャンルとしての普及率の低さを意識しつつ、本作をプレイする上での「金銭的制約」、ハード環境の「環境的制約」、オフラインゲームとオンラインゲームと比較した「心理的制約」など、各種問題をなるべく解消するように工夫されている[10]。序盤数時間でクリアできるオープニングシナリオ[11]はオフラインのままプレイし、その後にオンラインプレイモードへとストーリーが進む[12]。
また、オンラインモードに進んだ後も、他のプレイヤーとパーティを組むだけでなく、AIによるキャラクター「サポートなかま」とパーティーを編成した1人プレイも可能[13]で、従来通りのドラゴンクエストの最新作として安心してプレイできるものを目指して開発した、としている[14]。
開発プロジェクトは前作『IX』よりも先に始まっており、開発は二作並行して進められていた[14]。ドラゴンクエストシリーズのゲームデザイナーである堀井雄二は1988年頃にアスキーのパソコン雑誌「ログイン」のパソコン通信向けネットワークRPGの開発企画「電脳空間RPG」(実現せず頓挫)に参加しており、同誌で連載していたコラムでもドラゴンクエストをネットワークRPG化するアイデアを披露[15]したり、インタビュー記事で「『ドラゴンクエスト』のネット版を作りたいね」と語る[16]など、本作発売から20年以上前よりオンラインゲームに意欲的な姿勢を見せていた。
パッケージには20日間無料利用券が付属し、それ以降は基本料金(30日単位の利用券を購入)のみですべてのサービスが利用可能であり、景品くじ方式の追加課金(いわゆる“ガチャ課金”)の予定は無く[17]、また利用券の期限が切れたプレイヤーでも無料でプレイが可能になる時間帯「キッズタイム」が毎日2時間ずつ用意されている[18][注釈 3]。
オンラインゲーム特有の問題に関しても様々な取り組みを行っており、規約で禁止されているリアルマネートレード(略:RMT)などの不正行為を排除するスペシャルタスクフォースという専任チームを設置している[20]。
アイテムの有料販売の予定はない[21]としていたが、Ver.2より戦闘に直接影響しないアイテムに限り「ドラゴンクエストXショップ」で有料販売を開始している。また、関連商品や雑誌、タイアップキャンペーンなどで入手できるアイテムコードを使用することで、ゲーム内アイテムを入手可能だが、一つのゲームアカウントにつきアイテムコードはそれぞれ一回しか使用できない[22]。入手できるアイテムの中には通常プレイで入手できないアイテムがあるが、見た目重視の装備やハウジングのアイテムが中心である(過去にはVロンの盾というレアな装備のアイテムコードが配布されたことがある)。サービス開始当初は20のサーバで運営されていたが、サービス開始初日からサーバー過負荷による接続エラーが頻発したため、リリース後一週間以内にサーバーが20台追加された。追加された当初、21台目以降のサーバーはテスト運用であり、正式に40台が運用サーバーに切り替わったタイミングは不明である。2022年時点で、40台のサーバーの中の14はテーマ別になっており、同じ目的の人が集いやすいように配慮されている。これらとは別に、住宅村サーバ、コロシアムサーバといったコンテンツ用サーバが追加されている。一方、Ver2.0以降、新規、復活ユーザーとも伸び悩み、プレイヤーの減少にも歯止めがかかっていないことが「2019年夏のプロデューサー夜話(公式)」にて報告された。
プロデューサーの青山公士は「テクニカルディレクター時代に『2038年問題はクリアしよう』と話して開発・設計を行い、当時から2038年以降もサービスする気満々で、それはプロデューサーになった今も変わっていない」としながらも[23]、現状維持ではサービス継続が困難なのも事実でありサービス開始当初から11年間変わっていなかった月額料金の見直し(値上げ)をVer.7で行うと2023年11月14日に発表した[24]。
初代ディレクター・シナリオの藤澤仁は、「振り返ってみれば、『VII』で搭載した『仲間会話システム』。あれは当時、チャットが話題になりはじめたころで、『仲間と情報を共有しながら冒険する感覚』を味わうための仕組みだったんですよね。『IV』のAIだって、あたかも人がプレイしているような感覚を味わうためのものでした。そう考えると、『ドラゴンクエストはずっと、オンラインゲームになりたかったんじゃないのかな……』ってずっと思っていたんです。」と述べている[25]。
キャラ数コース | Nintendo Switch / PC | PlayStation 4 |
---|---|---|
3キャラコース | 1,200円 | なし |
4キャラコース | 1,400円 | なし |
5キャラコース | 1,500円 | 1,500円 |
日数 | 料金 |
---|---|
3日間 | 385円 |
10日間 | 715円 |
30日間 | 1,650円 |
Ver. 1時点。バージョン進行ごとに、堀井・すぎやま・鳥山以外は異動または退任が発生している。
アップデートはほぼ2年間隔でリリースされる大型アップデートと、連載形式でそれぞれのバージョンのストーリーが追加されたり、新職業や新装備などが追加があったり、季節イベントなどが開かれたりするマイナーアップデートの2つがある。大型アップデートは有料で、追加ディスクやダウンロードなどの形で販売されるが、マイナーアップデートは無料で、それぞれのバージョンの価格に含まれる[26]。不定期に追加クエストの配信などもされている。
なお一部の要素の開放や、ゲームバランスの調整、不具合の修正などは追加ディスクを購入しなくてもアップデートで適用される。また、クラウドゲーム版は追加ディスクを導入する必要は無い。
2013年12月5日には初の追加ディスク(Ver.2)である『ドラゴンクエストX 眠れる勇者と導きの盟友 オンライン』(ドラゴンクエストテン ねむれるゆうしゃとみちびきのめいゆう オンライン)が発売された。導入することでレンダーシアを舞台とした新たなストーリー、新たな追加職、仲間モンスター、カジノといった新要素が追加される。2014年8月7日にはVer.1、Ver.2の内容を収録したオールインワンパッケージ(Wii/Wii U/Win版)も発売された。
2015年4月30日にはVer.3として『ドラゴンクエストX いにしえの竜の伝承 オンライン』(ドラゴンクエストテン いにしえのりゅうのでんしょう オンライン)が発売された。同年12月3日にはVer.1 - 3を収録したオールインワンパッケージ(Wii U/Win版)も発売された。PlayStation 4版およびNintendo Switch版は当初よりオールインワンパッケージ(Ver.1 - 3を収録)[注釈 4]での提供となる。
2017年11月16日には『ドラゴンクエストX 5000年の旅路 遥かなる故郷へ オンライン』(ドラゴンクエストテン ごせんねんのたびじ はるかなるこきょうへ オンライン)が発売。Ver.4に相当する[注釈 5]。2018年7月26日にはVer.1 - 4を収録したオールインワンパッケージ(Wii U/PS4/Switch/Win版)も発売された。
2019年10月24日には『ドラゴンクエストX いばらの巫女と滅びの神 オンライン』(ドラゴンクエストテン いばらのみことほろびのかみ オンライン)が発売。Ver.5に相当し、メインストーリーにキャラクターボイスが実装された。2020年5月14日にはVer.1 - 5を収録したオールインワンパッケージ(PS4/Switch/Win版)も発売された。
2021年11月11日には『ドラゴンクエストX 天星の英雄たち オンライン』(ドラゴンクエストテン てんせいのえいゆうたち オンライン)が発売。Ver.6に相当する。2022年10月20日にはVer.1 - 6を収録したオールインワンパッケージ(PS4/Switch/Win版)も発売された。
2024年3月21日には『ドラゴンクエストX 未来への扉とまどろみの少女 オンライン』(ドラゴンクエストテン みらいへのとびらとまどろみのしょうじょ オンライン)が発売。Ver.7に相当する。Ver.1 - 7を収録したオールインワンパッケージ(PS4/Switch/Win版)も同日発売された。
大型アップデート | タイトル | リリース日 |
---|---|---|
1.1 | (なし) | 2012年10月9日 |
1.2 | 世告げの姫と魔法の迷宮 | 2012年12月26日 |
1.3 | 神話の王に震える花 | 2013年3月5日 |
1.4 | 時の王者の戦い | 2013年5月16日 |
1.5 | 神話の終焉、そして… | 2013年7月25日(前期) 2013年9月26日(中期) 2013年11月7日(後期) |
2.0 | 眠れる勇者と導きの盟友 | 2013年12月5日 |
2.1 | 重なりし運命の大地 | 2014年2月27日(前期) 2014年4月17日(後期) |
2.2 | 紡がれし勇気の絆 | 2014年6月5日(前期) 2014年7月24日(後期) |
2.3 | 天翔ける希望の双翼 | 2014年9月11日(前期) 2014年11月6日(後期) |
2.4 | 悠久の果ての決戦 | 2014年12月25日(前期) 2015年3月2日(後期) |
3.0 | いにしえの竜の伝承 | 2015年4月30日 |
3.1 | 聖炎の解放者 | 2015年8月24日(前期) 2015年10月28日(後期) |
3.2 | 氷雪と恵みの彼方へ | 2015年12月24日(前期) 2016年3月2日(後期) |
3.3 | 闇を抱く月光の楽園 | 2016年5月25日(前期) 2016年7月27日(後期) |
3.4 | 真実は蒼き水の深淵に | 2016年10月6日(前期) 2016年12月19日(後期) |
3.5 | 嵐穿つ断罪の虚空 | 2017年3月1日(前期) 2017年4月26日(中期) 2017年7月5日(後期) |
4.0 | 5000年の旅路 遥かなる故郷へ | 2017年11月16日 |
4.1 | 栄光の勇者と消されし盟友 | 2018年2月21日 |
4.2 | 赤き大地の双王子 | 2018年5月30日 |
4.3 | 砂上の魔神帝国 | 2018年9月6日 |
4.4 | うつろなる花のゆりかご | 2018年12月5日 |
4.5 | 遥かなる未来への旅路 | 2019年3月20日(前期) 2019年6月26日(後期) |
5.0 | いばらの巫女と滅びの神 | 2019年10月24日 |
5.1 | 魔界大戦 | 2020年1月29日 |
5.2 | 王の戴冠 | 2020年6月3日 |
5.3 | 勇者復活 | 2020年9月16日 |
5.4 | 神の覚醒 | 2020年12月23日 |
5.5 | 闇の根源 | 2021年3月31日(前期) 2021年7月8日(後期) |
6.0 | 天星の英雄たち | 2021年11月11日 |
6.1 | 暴かれし相貌 | 2022年3月17日 |
6.2 | ふたりの勇者 | 2022年7月6日 |
6.3 | 魔眼の月が昇るとき | 2022年10月19日 |
6.4 | 悠久のレクタリス | 2023年2月1日 |
6.5 | 天に煌めく星のごとく | 2023年6月14日(前期) 2023年10月5日(後期) |
7.0 | 未来への扉とまどろみの少女 | 2024年3月21日 |
7.1 | ゆりかごの守り人 | 2024年7月10日 |
7.2 | 天雷の断罪者 | 2024年10月23日 |
4K60FPSの画面表示に対応。序盤をプレイできる無料体験版(キャラクターデータは正式版に引継可能)と、動作を確認するベンチマークソフトも配信もされている。 ベンチマークは短編ムービーの形式になっており、タイトルは「じゃんぼりぃの傘」。サンプルキャラクターの一人である“じゃんぼりぃ”が主人公となっている。
そもそもドラクエ10は、ネットワークとして繋ぐという極めてシンプルな理由から、PC版もリリースすることを前提として開発されていた[8]。またパッケージソフトを一つのプラットフォームで独占するビジネスモデルが時代の流れから困難になってきている点もPC版リリースの大きな理由となっている[8]。なお、PC版開発は海外展開も視野に入れたものでもある。ただし、サーバーに関しては、私見であると前置きしたうえで、『ファイナルファンタジーXI』のようなワールドワイドで一つのゲームといった展開ではなく、各国でサーバーを別にした独自の運営にする可能性があると三宅有は語っている[8]。
2013年9月26日 - 11月30日までTSUTAYAとゲオにて製品版にアップグレード可能な無料レンタル版(プレイ内容に制限あり)が配布された[28]。
2014年3月27日からはYahoo! JAPAN IDでのプレイも可能となった[1]が、Yahoo!側のRMTへの対処が万全ではないことから2016年3月31日でサービスが停止された[29]。プレイ継続する場合はスクウェア・エニックス アカウントへの移行が勧められていた。
Ver. 3までの必要環境は以下の通り[30]。
Ver. 4-6の必要環境は以下の通り[33]。Windows 8 無印はマイクロソフトのサポート終了済みのため対応から外れている(8.1へのアップデートにより引き続き対応となる)。
Ver. 7からの必要環境は以下の通り[34]。
クラウドゲームの技術はNTTインベストメント・パートナーズが出資した株式会社ユビタスの技術を採用している[35]。Wii・Wii U・Windows版のアカウントでゲストログイン可能だが、Wii・Wii U・Windows版の課金が切れている場合はゲストログインできない。キッズタイムは対象外。Ver.2.2後期よりセカンドディスクの内容もプレイ可能となった。動画データを随時送っているためデータ量が平均して約1〜1.5MbpsとWii版、Wii U版、Windows版(約30Kbps)の30-50倍になる[36]。
2020年2月25日からはHTML5対応ブラウザ向けのサービスを開始。これにより、今まで対象外だったMacPCおよびNTTドコモのAndroid以外のスマートフォン・タブレットでもプレイ可能となった。料金は当初は30日プランのみだったが、後に3日間、10日間プランが追加された。必要スペックは以下の通り。
PlayStation 4版は2017年8月17日発売。
PSNのアカウントが別途必要。PlayStation Plusの加入特典で毎月元気玉が貰える。
他機種の利用券は併用できず、5キャラコースのみとなる[37]。
パッケージ版はBD-ROMを使用し、本体内HDDにインストール後もディスク挿入が必要になるが、体験版をダウンロードすることでディスクレスでのプレイも可能[38]。必要容量は32GB。
PlayStation 5でも後方互換性によりプレイ可能。ただし決定ボタンはXボタンとなる仕様であったが、Ver.6.5後期にてソニーとの交渉により決定ボタンを変更できるオプションが用意された。
Nintendo Switch版は2017年9月21日発売。
パッケージ版はゲームカードではなく、ダウンロード番号のみが封入される仕様で、必要容量は24GB(足りない場合は32GB以上のMicroSDカードが必要になる)。テーブルモード/携帯モードでソフトウェアキーボードを表示してチャットが可能。キーボードはUSB Type-C端子[注釈 8]も使用可能。Nintendo Switch Onlineの登録は必要ではない[40]。
Wii版は外部記憶装置として16GB以上のUSBメモリが必須で、プレイ開始前にディスク2枚分のインストールを行い、その後はディスクレスで動作する。パッケージに同梱されたレジストレーションコードは再利用が不可能であるため、基本的に中古でパッケージを購入した場合のオンラインプレイは不可能とされている。ただし、第三者のWiiとUSBメモリーに本ゲームがインストールされていれば、自身の所有するアカウントを入力することでゲストプレイヤーとしてログイン可能になっている[41]。
USBメモリはインストールを行ったWiiでしか使えないため、Wii本体を買い換えた場合はUSBメモリへの再インストールが必要となる。Wii UでもWiiメニューを使うことでWii版のプレイは可能であるが、同じ理由でUSBメモリへの再インストールが必要になる[42]。また、Wiiメニューの仕様上Wii Uの新機能は反映されず、Wiiでのプレイと全く同一の仕様となる。
『IV』以降のナンバリングタイトルは『III』が平日に発売された際に起こった諸問題(DQIII>社会現象を参照)対策で、発売日を土休日にすることが通例だったが、Wii版は夏休みということもあり、『III』以来24年ぶりに平日発売された。
任天堂のメインプラットフォームがWii Uに移行してからも長らくサービスを続けていたが、時を経るとともにメモリー不足などで表示上の問題が出たり[43]、大型アップデート用の容量確保が難しくなったことなど、ハードの性能的な問題が目につくようになった。また任天堂によるWiiソフトの開発環境サポートの縮小に伴い、Ver.3までの運営期間の2017年11月15日23時59分をもってサービスは終了された。サービス終了後はオンラインモードそのものがプレイ不能になっている。
Wii版のサービス終了に伴い、Wii版のレジストレーションコードが登録されているアカウント(Wii U版にアップグレードしたアカウントも含む)を対象に、Nintendo Switch版への無料アップグレードキャンペーンが実施されている(2017年7月14日より9月10日まで[44]、9月25日より12月25日まで[45])。
2013年12月16日よりNTTドコモのスマートフォン・タブレット端末向けサービスが開始された。対応機種はAndroidのみ(サービス開始当初の利用可能端末はdtabのみ)[46]。ドコモのプラットフォーム「dゲーム」を介して配信される。
料金は3日間と10日間の2プラン(決済方法は月々の携帯利用価格からの引き落としまたはドコモポイントからの引き落とし)からなり、利用期間が過ぎるごとにその都度課金していく方式を採る[46]。なお、Wii・Wii U・Windows版からのデータの引き継ぎも可能である[46]。
2021年1月26日をもってサービスを終了した。
Wii U版ではHD解像度(1280×720)でのプレイが可能。テレビを使用せずWii U GamePadのディスプレイのみでプレイすることも可能だが、この場合は解像度が854×480になる[47]。また、GamePadのディスプレイ上にソフトウェアキーボードを表示してチャットが可能。
パッケージ版はWii版同様に、最初の起動時にデータをインストールしてプレイする形式だが、Wii版と異なりインストール完了後もディスクレスでのプレイはできず、起動時にディスクを挿入する必要がある。インストールに必要な容量はパッケージ版・ダウンロード版共に発売当初は16GB以上だったが、アップデートに伴い24GBが必要になった。そのため、Wii UベーシックセットはUSB記録メディアが別途必須になった。Ver.5からは32GBに達するため、プレミアムセットでもUSB記録メディアが別途必須になる。なお、Ver.5以降はパッケージ版が発売されず、ダウンロード版のみ販売された。
2013年3月6日から3月28日までの間、Wii Uプレミアムセットの購入者を対象にベータテストが行われた。テスト中に作成したセーブデータはそのまま製品版に引継ぎ可能[47]。すでにWii版をプレイしているユーザーはデータを引き継ぐことが可能であるほか、2013年9月20日まではスクウェア・エニックスのe-STOREでダウンロード版を(当時の)半額で購入することができた[48]。
2016年3月14日 - 31日までには無料版が期間限定で配信された。
2024年3月20日を以って、サービス終了を発表した[49]。2024年2月21日から2024年4月22日まで、Wii U版のみレジストコードを登録しているユーザーを対象に無償でNintendo Switch版に引き継ぐ救済措置が取られた[50]。
ニンテンドー3DS版『ドラゴンクエストX オンライン』は2014年9月4日に発売された。dゲーム版と同額の3日間、10日間プランに加え、30日間プランもある。パッケージにはゲームカードではなく、ダウンロード番号が封入される。また、60日間無料利用券、特典アイテムコードなどが同梱。立体視には非対応。2014年11月にはUIが改善され、フォントがログを除いて大きめになった。
下画面にZR/ZLボタン、Rスティックの仮想ボタンやソフトウェアキーボードが表示できるほか、専用拡張スライドパッドやNewニンテンドー3DS / 3DS LLで追加されたボタン、スティックにも対応。
2015年7月29日からは3時間の無料体験版も配信開始した[51]。なお、無料体験版と称されているが、ソフトウェア自体は通常の製品版と同一のものであり、利用券を購入することによってそのまま継続プレイができる。同年12月1日からはニンテンドーeショップでダウンロード版の一般配信を開始した(パッケージ版の出荷は終了している)。
上記のWii U版と同様、2024年3月20日を以って、サービス終了を発表した[52]。
2013年6月22日に配信可能になった。2017年7月14日に配信しやすいように規約を緩くしたところ、規約を守らない配信者が増え問題となった。それ以降は報告窓口を設置したり、サーバーを制限したり、配信IDを義務図けるなど段階的に規約が厳しくなってきている。
本作の配信規約は明確に定められている。ゲームを起動するたびに最新の規約を確認しておくとよい。
2017年7月14日に急遽設置された。2017年7月5日に新しいガイドラインにしたことにより、晒し行為やオートマッチングでの誹謗中傷などで引退するプレイヤーが相次ぐなど取り返しのつかない問題が多発したためである。12月までの通報件数は1,215 件となり、その内容のほとんどが「他者への誹謗・中傷目的」であった[58]。 オートマッチングコンテンツの配信については2017年7月5日から提案広場に定期的に提案があがっており、以下のような提案が多くみられた。
2024年4月21日に「配信したい冒険者と、配信に映りたくない冒険者がマッチングしないようにできないか」を検討中であることがプレイヤー座談会レポートで発表された。Ver.7.2(2024年10月25日)現在進展はない。
2021年7月8日に『いまどんな?設定』に『配信中』の設定が実装された。2021年7月8日以降はいつ録画したかにかかわらず配信IDが表示されていない動画の投稿は違反となる[60]。2021年7月7日以前に投稿された動画はそのまま。
ゲームシナリオに大きく関わるシーンの配信(ストーリー攻略配信)の場合には、これからプレイする人の楽しみを奪わないよう「ネタバレあり」の表記を公式が推奨している[61]。
シリーズ初のオンラインゲーム(MMO)となっており、基本的な世界設定や約束事はテイストとしては残されているが、MMOならではのアレンジが持ち込まれ、これまでの作品にはない広がりを持っている。その一つがプレイヤーのアバターであるキャラクターの個人特定を容易くするために生み出された5つの種族である。
ゲームスタート時はこれまでのシリーズと同じように人間として始まり、他のプレイヤーもいない世界でオープニングクエストをプレイすることになり、物語は新世界・アストルティアへと進み、そこに住む5つの種族から1つ自分の姿として選んでプレイするオンラインモードとなる。
過去のナンバリングタイトルの世界とは直接的な関係のない、アストルティアと呼ばれる新世界が舞台の物語。プレイヤーが自分のアバターとして使える5つの種族は、エルフやドワーフなど過去作に登場するものもあるが、ここで設定された外見や文化などはDQXオリジナルなものになっている[62]。
サブコンテンツなどはシリーズ全体へのファンサービス的なセルフオマージュ要素が多く、後述の魔法の迷宮ではミネアやトルネコ、テリー、カンダタなどと出会うこともでき、一部のバトルコンテンツなどでは過去作のボスが再登場している。
基本的にモンスターには大きな変化はなく、これまでのシリーズのモンスターが顔をそろえる。新モンスターは5種族のそれぞれの地域の文化に合わせたものが追加されている。たとえばエルトナ大陸が和のイメージでデザインされているため、初出モンスターにはたけやりへい、ゆめにゅうどうなど和風デザインのものが見られる。
また、DQ8にくらべ3D表現が進化したこともあり、大型のモンスターが複数登場している。キングリザードやおにこんぼうなど、発売前のPVや宣材写真でもプッシュされていた。過去作から登場しているモンスターのいくつかも大きく表現されている(トロルなど)。
ゴールドマンやメタル系[注釈 9]、転生モンスターなど一部のモンスターにはフィールド上のシンボルは無く、他のモンスターとエンカウントしたときにお供としての登場する。 ミミックなどのトラップモンスターは、まれに青い宝箱に潜んでおり、不用意に開けようとすると強制的に戦闘が開始される(逃げられない)。開ける前に「みやぶる」を行うと潜んでいたモンスターは逃げてしまい、宝箱の中身を無事に取り出すことができる。
「スカウトの書」(スライムなら「スライムの書」)を入手し読んでから、まもの使い、どうぐ使いが対象モンスターを「スカウトアタック」したのちに倒すとランダムに仲間になる。連れて歩ける仲間モンスターは1匹だけだが、酒場の地下の「モンスター酒場」に特定数は預けることができる。
仲間モンスターは戦闘に勝利することで経験値を得てレベルアップする。レベルアップで獲得したスキルポイントはモンスター固有のスキル、呪文・ブレスの心得スキル、武器スキル(人間のものよりも簡略化されている)に振り分ける(上限は40)ことで「とくぎ」(特技)を覚えさせることができる。レベルの上限は50だが、成長の限界に達したモンスターは「転生」させることができる(Ver.5.5時点で+12まで)。「転生」するとレベルが1に戻るが、基礎能力とスキルポイントにボーナスがつくほか、新たなスキルラインを追加できる(最大2つまで)。アイテム「やりなお草」でスキルポイントのリセット、「とりなお草」で追加スキルの再選択が可能。
「なつき度」というパラメータがあり、戦闘を行ったり他のプレイヤーに撫でてもらうと少しずつ上がる。これが100まで上がると、他の職業でも仲間モンスターを連れていくことができる。また、住宅街の自分の家に「モンスターのおうち」を設置したり、「おめかしグッズ」をつくって、モンスターの外見に特徴をつけることもできる。武器・防具・アクセサリーを装備させることも可能(グラフィックに反映するのは武器と盾のみ)。人間キャラクターが一度装備した装備品も装備可能。
BGMは一部の楽曲を除き、東京都交響楽団演奏のオーケストラ音源を採用している。 新曲として本作のオリジナル要素である5種族の文化を感じさせる楽曲や、ストーリーの中核をなす重要キャラクターをイメージした楽曲が追加されている。エルトナ大陸では和風の楽曲、勇者姫アンルシア関連では共通したモチーフが使われている。ゲームそのものの追加要素にセルフパロディ的な部分が多く、バージョンが進むにつれ過去作からの流用が増えている。
本編に入る前のオープニングシナリオ。プレイヤーは、これまでどおり人間の冒険者として、ゲームをはじめることになる。
レンダーシアの中心に位置するエテーネ島。そのエテーネの村で、主人公は暮らしていた。エテーネの民が代々引き継いでいる時渡りの術の力を危惧した冥王ネルゲルたちの襲撃により、エテーネの村は壊滅。レンダーシアは、迷いの霧に覆われる。死亡した主人公の魂は謎の神殿に飛ばされ、同時期に不慮の死を遂げた別の種族として、生き返しを受けることとなった。
選んだ種族の村で目覚めた主人公は、復活そうそうに事件に遭遇するも、勇者が覚醒した際に発した光によって救われる。種族の村を旅立ち、五つの大陸をつなぐ列車・大地の箱舟に乗ると、主人公は放浪の賢者ホーローと出会う。ホーローからはオーグリード、プクランド、エルトナ、ウェナ、ドワチャッカの五つの大陸をめぐり、力量の証としてキーエンブレム(国を救うレベルの功績を上げたものが、各大陸の国や街のの統治者から授与される勲章)を集めるように進言される。
五つの大陸を訪れると様々な事件に遭遇し、各地の街や城は魔物によって脅かされつつあった。主人公は各大陸に巣くう魔物を倒して事件を解決し、統治者らにその力を認められ、キーエンブレムを集めてゆく。キーエンブレムを集めた主人公は、ホーローの導きでネルゲルの居城・冥王の心臓に向かおうとするが、邪悪な力で阻まれてしまう。そこに渡るためには破邪舟が必要だが、その技術は失われてしまっていた。主人公は人間の姿を取り戻し、時渡りの術を用いて破邪舟の技術があった500年前のオーグリード大陸に赴く。そこは、偽りの太陽レイダメテスにより灼熱の大地となっていた。破邪舟師たちの力でレイダメテスに乗り込み、守護者ラズバーンを倒すとレイダメテスは崩壊し世界は救われ、破邪船の技術の現代への継承にも成功する。現代に戻り、現代の破邪舟師の力を借りて冥王の心臓に渡った主人公がネルゲルを討伐すると、ホーローから勇者として覚醒したレンダーシアのグランゼドーラ王国王女の手助けをしてほしいと頼まれる。
レンダーシアを覆う迷いの霧を越える方法が、ホーローにより見いだされる。主人公を乗せた船グランドタイタス号は迷いの霧を越えるが、目的のグランゼドーラ王国までたどり着けず、南西にあるココラタの浜辺に上陸する。主人公と出会った謎の男クロウズの助言により、「三匹の蝶」を求めてレンダーシア各地をまわる。各地で奇妙な事件に遭遇する中、三匹の蝶を揃えてメルサンディ村に住む記憶喪失の少女ミシュアと共にグランゼドーラ城に赴き、蝶の力によりミシュアの記憶を取り戻させる。そして、実はミシュアがグランゼドーラ王国の王女アンルシア姫その人であったことが判明すると共に、勇者姫アンルシアとして覚醒する。グランゼドーラを支配していた魔勇者アンルシアを倒した勇者姫アンルシアと主人公は、自分たちのいる現在のレンダーシアが大魔王マデサゴーラによって創られた「偽りのレンダーシア」であることを知らされる。
魔勇者が残したブレイブストーンにより、アンルシアは主人公と共に真のレンダーシアに帰還し、グランゼドーラの賢者ルシェンダの導きを受け、マデサゴーラの野望を明らかにするために真偽ふたつのレンダーシアを冒険する。冒険を進めていく中で、主人公は勇者が目覚める時代に勇者の友連れとなる「勇者の盟友」であることが明らかになる。アンルシアは天馬ファルシオンを覚醒させ、主人公は飛竜を手に入れ、ともに空を飛ぶ手段を獲得し、マデサゴーラとの決戦に備える。一方、マデサゴーラはレンダーシア各地にある4つの神の緋石を破壊することで、神の力を削ぐべく暗躍する。そのうち3つの緋石は勇者と盟友によって守られるが、緋石の1つは破壊されてしまい、レンダーシアの一部がマデサゴーラの創った大地に置き換えられてしまう。マデサゴーラの目的は、自らの創った偽りのレンダーシアで真のレンダーシアを塗り潰し、自らが創造神となることであることであった。そして、ついにマデサゴーラの居城が明らかとなる。天馬の力を借りて居城に乗り込み、勇者姫アンルシアとその盟友である主人公は決戦に挑む。マデサゴーラを倒すと、飛竜の姿となったクロウズは奈落の門の先へと飛び去り、新たなる戦いを始めようとしていた。
平和が訪れたレンダーシアと5つの大陸。それを祝いグランゼドーラのアリオス王は盛大に六種族の祭典を催すこととし、主人公も招待される。だが、祭典の最中に主人公の兄弟姉妹が突然現れ、アンルシアとラグアス王子がさらわれてしまう。アストルティア5大陸の若い王族が狙われていると考えた主人公たちは、各地を巡って誘拐犯を止めようとする。各大陸を巡った果てに追い詰めた誘拐犯は、竜族の竜将アンテロだった。アンテロを倒し、竜族が住む地・ナドラガンドへ入るための竜の聖印を手に入れた主人公たちは、誘拐されたアンルシアたちを探してナドラガンドへと乗り込み、ナドラガ教団の女性神官エステラと出会う。ナドラガ教団は、炎・氷・闇・水・嵐の5つの領界に分断されたナドラガンドを1つにつなぎ合わせ、バラバラに封印された竜族の種族神・ナドラガ神を復活させることで、竜族たちの救済を目指していた。主人公はエステラら教団とともに各領界で起こった事件を解決し、領界をつなぎ合わせていく。
しかし、その途中でナドラガ神が他の種族神たちとの対立から邪神と化していたことを知り、教団と袂を分かつ。教団の幹部でもあったアンテロが誘拐していたのは「神の器」と呼ばれる、各種族神の特別な加護を受けた者たちであった。教団は神の器たちを集めてその力を利用し、ナドラガ神を復活させ、竜族によって他の種族を支配する世界を作り上げようとしていた。主人公の兄弟姉妹がアンルシアたちを攫ったのは、教団の手から守るためであった。教団側とのさまざまな奪い合いの末、神の器たちと主人公の兄弟姉妹、クロウズと合流する。エステラも教団を破門され、主人公の側につく。教団によってナドラガ神は復活し、世界を破壊しようとするが、神の器たちとクロウズ、主人公の兄弟姉妹とともに、種族神たちの力をも借りて、暴走するナドラガ神に挑む。
ナドラガ神を倒し、平和を取り戻した主人公は、グランゼドーラでホーローと再会する。兄弟姉妹から手に入れた謎の銀色の箱をホーローに見せると、そのスイッチを押してしまい、主人公はその場から消えてしまう。気付いた時、主人公はドミネウス邸という見知らぬ屋敷にいた。そこで、滅びたはずのエテーネ王国の王族であるメレアーデ、クオード姉弟と出会う。銀色の箱で元に戻ろうとして再び箱を使うと、今度は中空に巨大な繭が鎮座する、崩壊した謎の世界にやってきてしまう。箱から時の妖精「キュルル」が出現し、この箱が時空を超えるための「エテーネルキューブ」だということを語る。元のグランゼドーラに戻り、賢者ルシェンダとキュルルに報告したところ、崩壊した世界は近い将来のこの国の姿だという。滅びの原因が5000年前のエテーネ王国にあることを突き止めた主人公たちは、未来を変えるため、過去へと旅立つ。
主人公はキュルルと共に、過去のエテーネ王国、古グランゼドーラ、古代オルセコ王国、古代ウルベア帝国、未来の宇宙船アルウェーンと時空を超えた旅をして、暗躍する異形獣や黒衣の剣士と戦いながら、各地の事件を解決する。その旅の中で、メレアーデと再会する。徐々に明らかになる、滅びの元凶。時見の箱「キュロノス」は黒衣の剣士を操り、異形獣を強化させていく。そして、無限増殖能力を持つに至った異形獣バイロゴーグによってアストルティアが滅ぶ未来。無限増殖能力に対抗する手段を見つけ、黒衣の剣士をキュロノスの洗脳から解放することに成功する。そして黒衣の剣士の正体、主人公の出自もついに明らかになる。一方、新たな傀儡を手にしたキュロノスはエテーネ王宮を「時獄の迷宮」へと作り変え、異形獣をさらなる究極の生命体へと進化させようと企む。アストルティアを滅びの未来から救うため、主人公たちはキュロノスに決戦を挑む。
キュロノスを倒し、世界を滅亡の危機から救った主人公は、アンルシアから気球に乗ろうと誘われる。だが、それは世界の混乱を企てるピュージュの罠であり、ガミルゴの盾島にかけられた魔界への封印が解かれてしまう。間もなく現れた、魔族の軍勢を率いる女魔王ヴァレリアから攻撃を受け瀕死の重症を負うも、そこに居合わせた魔族の旅人・ユシュカに血の契約を受け、一命を取りとめる。だが、その代償として魔族の姿にされ、彼のしもべとなり、魔界を旅することとなる。 魔界は、次期大魔王の座をめぐる争いの最中であった。大魔王の決定権を持つ魔仙卿に謁見すると、魔瘴を消す謎の力を持った巫女イルーシャが現れ、彼女の力で元の姿を取り戻す。だがユシュカ、アスバル、ヴァレリアの三魔王率いる三つの国は魔界の覇権をめぐって大戦となり、痛み分けで戦いは終わる。主人公は魔界での問題を解決してゆき、魔仙卿らにその力を認められ、新たな大魔王に就任する。
そんな折、アストルティアからアンルシアらが大魔王を倒すべく魔界に乗り込んできて一触即発の状態に陥るが、アンルシアは大魔王の正体が主人公だったことを知って驚愕と共に戦いの手を止め、話し合いの席に着く。魔王たちから迫りくる大魔瘴期により、魔界とアストルティア双方に滅亡の危機に瀕していることを知らされ、過去の遺恨とのはざまで困惑しつつ、アンルシアは魔界の現状を認識し、双方の世界を救うために手を組み共に戦おうというユシュカの説得を受けいれ、主人公、三魔王らと共に、大いなる闇の根源・ジャゴヌバと戦うことを決意する。ジャゴヌバに対抗しうる唯一の手段として女神ルティアナを復活させることとなり、イルーシャはルティアナの依代という自らの運命を受け入れ、ルティアナを復活させる。激闘の末にその力を失いかけるも、ルティアナはすべての世界に住む者たちの祈りによる力を結集させることに成功し、その力をもってついに絶対滅神ジャゴヌバを撃破する。
ジャゴヌバを倒し、世界を滅亡の危機から救った主人公がアストルティアに戻ると、港町レンドア上空に謎の島が出現していた。そこに導きの天使ユーライザが現れ、主人公が英雄として選ばれたことを告げ、新たな階梯に到達するための試練を受けるように要請される。ジャゴヌバとの戦いでルティアナが死亡した現在、新たなアストルティアの神を生み出すために様々な時代で多大な功績を挙げた者を英雄として呼び寄せ、神化の儀を行うための試練を与えているとのこと。それを聞いた主人公はこれを受け入れ、天空の島・天星郷フォーリオンへ旅立つ。しかし、試練の乗り越えた先の神化の儀において、英雄たちは悪神と化してしまう。主人公は神剣レクタリスを手に悪神討伐を進めるうち、一連の出来事がルティアナの故郷である「とこしえのゆりかご」を滅ぼした「ジア・クト念晶体」の陰謀であったことを知る。そしてその悪神化実行犯であったレオーネの手引きでついにジア・クトがアストルティアに侵攻してくるも、主人公達はそれに対抗するための手段を手に入れ、悪神化が解かれた英雄達の犠牲を払いつつもジア・クト念晶体の首魁であるジア・レド・ゲノスを打ち倒す。
ジア・クト念晶体の脅威を退けた主人公は、エテーネ王国で式典開催の招待を受け、出席する。しかしその最中、突然人が消えて、しかも周りの人は誰も消えた人のことを覚えていないという「創失」という現象が発生する。そこに現れた少女・ポルテから、それに対処する鍵が異世界「果ての大地ゼニアス」にあると聞かされた主人公はグロスナー王の協力の元、異世界探索のための調査隊を結成し、ゼニアスへ旅立つ。
「スクウェア・エニックス アカウント」1つにつき最大5枠までキャラクターを作成可能で、五種族一通りキャラ作成できるようになっている。同アカウント内でもキャラクターデータは独立しており、「キャラクター引っ越しサービス[63]」で他の「スクウェア・エニックス アカウント」にキャラクターを受け渡すことも可能。同アカウント内での装備やアイテムの共有については、アカウントの売買などの不正行為を止められなくなってしまう恐れがあるため共有できない仕様[64]となっている。
ゲーム開始時に主人公と兄弟姉妹を作成。いずれも名前、性別、体型、見た目が設定できる(兄弟姉妹の性別以外は後からでも変更可能)。エテーネの村のおはなし(旧称オフラインモード)を最後まで進めると主人公の種族、見た目、職業の設定を行い冒険の書に記録する(種族以外は後からでも変更可能)。以降オンラインモードに切り替わる。
本作ではキャラクターデータはIDで管理されているため、他プレイヤーとの名前の重複は認められている。名前は後からでも変更可能。公序良俗に反する文言やシリーズ作品に登場する一部のキャラクターの名前など、一部の名前は使用できない。
オンラインモードに切り替わって以降は選んだ種族の姿でプレイを行うが、ゲームを進行させることによって人間の姿に戻れるようになり、プレイヤーの任意で2つの姿を使い分けることができるようになる。これは、選択できる種族に人間が含まれていれば多数のプレイヤーが人間を選んでしまい、それ以外の種族の存在意義が薄れてしまうことが想定されたため、最初は異種族を使わせることでプレイヤーに人間以外の種族を馴染ませ、人間偏重ではない設定を構築する目的でゲームデザインされている[26]。バージョン5開始当初魔族の姿で固定されている理由も同様。種族によって種族固有のイベントが発生したり、NPCのセリフが変わったりする。
種族は後から変更することはできない。公式も「どうしても変更したい場合はキャラクターを「新規作成」し、改めて設定し直していただく必要があります。」と回答している。システム面では「人間を含む六種族から選ぶようにすると全体の6割~7割ぐらいが人間みたいな偏った種族バランスになるかもしれないと思った。六種族間で種族変更できるシステムではなく、人間と五種族の両方の姿を使えるシステムにした」と藤澤仁ディレクターが回答している。種族変更の提案に対しては「種族は後から変更できない要素であるべき[65]」と齋藤力ディレクターが回答している。冒険日誌や種族固有のストーリーなど変更が難しい要素があるのも理由と言われている。
見た目だけなら仮装メイク道具で他の種族に変更することは可能。ただし、種族そのものおよびストーリーは変化せず、ムービー再生中は元の種族の見た目に戻る。
メインのサーバーは40個あり、キャラクターのデータはどのサーバーでも共通しているため状況に応じてサーバーを変えながら遊ぶことができる。 サーバーテーマが設定されているサーバーがあり初心者でも遊びやすいよう配慮されている。サーバー単位の収容人数上限は公開されてはいないが、1エリアあたりの収容人数は1000人程度が上限と発表されており、1つのエリアに人が集中するとサーバーステータスが「こんざつ」と表示される。
参加した冒険者の皆さんで交流するイベント。参加ルールとして『ドラゴンクエストXや歴代シリーズに登場したキャラクター、モンスターなどに扮した格好のコスプレ』というドレスコードが指定されている。衣装がない人はレンタル衣装屋でゴーレムのきぐるみを借りてくるだけでも参加可能。
フレンドが欲しい人が同じエリアに集まるイベント。参加ルールとして『フレンド募集中に設定する』、『カメレオン傘を装備する』ことが決められている。
チームに参加したい人、チームメンバー募集したい人が同じエリアに集まるイベント。参加ルールとして『ルーム加入を希望する人はカメレオン傘を装備する』、『ルームメンバーを募集する人は看板を装備する』することが決められている。
他のプレイヤーを誘ったり、サポート仲間を加えることで通常4人までのパーティを編成できる。誘った方のプレイヤーが「パーティリーダー」となり、他のプレイヤーを誘ったり、パーティを解散する権限を持つ。他のプレイヤーは「パーティリーダー」と同じ状態でストーリー / クエストを進行する(条件を満たしていないプレイヤーがいると進められない場合がある)。ストーリー / クエストの進行が遅れているプレイヤーの手助けをする場合は、そのプレイヤーに「パーティリーダー」となってもらう必要がある。
他プレイヤーとのオートマッチングが行なわれ、自動的にその場限りの即席パーティが結成されるシステム。各職業に回復役、準回復役、攻撃役が設定されており、その情報をもとにマッチングを行ってくれる。基本的に1パーティに回復役が1人、または準回復役が2人以上入る仕様となっている。
本作より、ゲーム中のローディングを示す砂時計のアイコンは中身がスライム(スライムベス、メタルスライム)になっており、スライム砂時計として商品化されている。
従来のシリーズにあった呪文「ルーラ」は使えない。町・村への瞬間移動はルーラストーンというアイテム(「どうぐ」から選択)を用いる。MPの消費は無く、何度も使えるが、ひとつのルーラストーンにつき移動先は一箇所である。パーティーメンバー(サポートなかまは不可)のルーラストーンを借りての移動もできるが、自分が行ったことの無い場所へは行けない[注釈 11]。通常のルーラストーンは教会で移動先の登録を変更可能。ストーリーの進展、クエスト報酬などである程度数を増やすことができる。 オフライン版では一つしか所有できない代わりに指定された各地の移動先を全て登録できる(バシッルーラストーンと同じ)。
※いずれも空に跳ぶスタイルなので、屋根などがある所では天井に頭をぶつけてしまう(しかしHPが減るなどのペナルティは一切無い)[注釈 16]。
どうぐから「つかうもの」「ルーラストーン」「おまとめぶくろ」「れんきんがま」「だいじなもの」「クローバーバッグ」「てがみ」「さかな」「モンスタータロット」「スタンプカード」にアクセスすることができる。
戦闘は一見しただけでは今までと似ているように見えるが、内容はMMOとして大幅なモデルチェンジが行われている。
オンラインプレイ開始時に6つの職業の中から選択する。冒険者の酒場にいるダーマ神官のクエストをクリアすると転職が可能となる。以後の転職も各地のダーマ神官に話しかけることで転職できる。転職しても職ごとにレベルや能力値は保持される。呪文はレベルアップで覚え(一部、職業スキルや該当する職業の武器スキルによって覚える呪文もある)、転職すると使えなくなる。スキルには片手剣スキルや盾スキルなどの武器スキルと、職業専用の職業スキルがある。詳しくはスキルシステムを参照。なお、Ver.5以降、格闘スキルは全ての職、盾スキルは武闘家・バトルマスター・まもの使い・踊り子・デスマスター以外の全ての職が取得可能なため、以下の説明では割愛する。★マークはオフライン版で登場する職業。
Ver.1.1以降に追加された職業で、転職するためにはそれぞれ特定のクエストをクリアする必要がある。Ver.3までに実装された職業は初期レベルが1だが、Ver.4以降に実装された職業は初期レベルが50となる。そのため、Ver.4以降に追加された職業はいずれかの職をレベル50以上にしなければ転職クエストを受けられない。
初期レベルが100となる。マスタークラスに転職するには、特定の職業のレベルを100以上にした上で、マスタークラスを開放するためのクエストをクリアしなければ転職クエストを受けられない。バトル中のコマンド画面に「たたかう」の上に「ひっさつ」に変わって「ゾーン」が出現し、各マスター職に「ゾーン」と呼ばれる一定時間内に能力強化状態になることができる。
装備品は「そうびぶくろ」に入れられ、装備しているものを含め初期状態で25個まで持ち歩くことができる(Ver.5.0で50個に変更)。クエストを行うことで最大175個まで持ち歩くことができる(Ver.1.1で25個追加。Ver.1.5[後期]で25個追加。Ver.2.4[前期]で25個追加。Ver.4.0で25個追加。Ver.6.0で25個追加)。
レベルアップなどで取得したスキルポイントを振り分けて「とくぎ」や「じゅもん」などのスキルを習得できるシステム。
Ver.3.0より追加されたシステム。レベルアップやスキルポイントとは別にキャラクターを強化できる。火水風光闇の石版に宝珠をはめていくことで、ステータスや耐性、特殊効果や特技の強化をしていく。オーブに経験値を貯めていくことでレベルが上がり、より強化できるようになる。Ver.5.2より石板の概念がなくなり、各属性の宝珠に直接達人ポイントを割り振っていく方式となった。
『IX』同様、さまざまなクエストを受注することができる。一度クリアしたクエストは再度受注することができるが、成功報酬は初回のものと異なる。
簡単なおつかいから、本編ストーリーを補完するものまであり、大型アップデートや中間アップデートで追加される。Ver.1.3より「日替わり討伐クエスト」が加わったため、こちらは「ストーリークエスト」という名称となった。Ver.2.1からは本編のストーリー(メインストーリー[注釈 24])がクエストの集合体となり「メインストーリー」という名称になった。それ以外のストーリークエストは「サブストーリー」と区別されている。
各地の外伝や職業にまつわるエピソードを扱ったストーリークエストは全5話の連続ものとなっている。職業クエストは受注条件が該当職のレベル30以上[注釈 25]で、3話までの報酬が職業専用装備、4話が必殺技、5話が「証」となっている。かつては受注レベルが1話ごとに5刻みで上がっていったが、Ver3.5で廃止され全話レベル30以上で受注できるようになった。Ver5.0以降は固定のスキルポイントが全スキルに1話につき20得られるようになった。
クエストのIDが存在せず、ゲーム内で「期間限定」のカテゴリーに分類されるクエストがこれにあたる。イベントクエストは異世界からの来訪者による依頼が多い。
回 | 日程 | 日時 | 内容 | |
---|---|---|---|---|
1 | 2015年 | 3月18日 | 11:00 | ドラゴンクエストX |
3月19日 | 18:00 | |||
3月20日 | 20:00 | |||
3月21日 | 11:00 | |||
8:00 | ||||
3月22日 | 11:00 | |||
20:00 | ||||
3月23日 | 21:00 | |||
2 | 4月14日 | 11:00 | ||
4月15日 | 24:00 | |||
4月16日 | 11:00 | |||
4月17日 | 22:00 | |||
4月18日 | 16:00 | |||
22:00 | ||||
4月19日 | 16:00 | |||
20:00 | ||||
3 | 6月16日 | 23:00 | ||
6月17日 | 23:00 | |||
4 | 8月31日 | 23:00 | ||
5 | 9月7日 | 12:00 | ||
9月8日 | 15:00 | |||
9月9日 | 19:00 | |||
9月10日 | 21:00 | |||
9月11日 | 23:00 | |||
9月12日 | 17:00 | |||
0:00 | ||||
9月13日 | 16:00 | |||
6 | 10月15日 | 23:00 | ||
10月19日 | 12:00 | |||
10月20日 | 15:00 | |||
10月21日 | 19:00 | |||
10月22日 | 21:00 | |||
10月23日 | 23:00 | |||
10月24日 | 14:00 | |||
24:00 | ||||
10月25日 | 16:00 | |||
7 | 2016年 | 5月27日 | 12:00 | ドラゴンクエストI |
5月28日 | 16:00 | |||
19:00 | ||||
5月29日 | 21:00 | |||
5月30日 | 23:00 | ドラゴンクエストII | ||
5月31日 | 12:00 | |||
6月1日 | 19:00 | |||
6月2日 | 21:00 | |||
8 | 6月30日 | 12:00 | ドラゴンクエストIII | |
7月1日 | 15:00 | |||
7月2日 | 16:00 | |||
23:00 | ||||
7月3日 | 23:00 | ドラゴンクエストIV | ||
7月4日 | 12:00 | |||
7月5日 | 19:00 | |||
7月6日 | 21:00 | |||
9 | 2019年 | 8月16日 | 12:00 | ドラゴンクエストX |
21:00 | ||||
8月17日 | 12:00 | |||
21:00 | ||||
8月18日 | 12:00 | |||
21:00 | ||||
8月19日 | 12:00 | |||
8月20日 | 19:00 | |||
8月21日 | 21:00 | |||
8月22日 | 23:00 | |||
8月23日 | 19:00 | |||
23:00 | ||||
8月24日 | 19:00 | |||
23:00 | ||||
8月25日 | 19:00 | |||
23:00 |
プレイヤーが何度も挑戦し楽しむことができるバトル系のエンドゲームコンテンツで、一般的に「エンドコンテンツ」と呼ばれる。 この中で難易度が高いコンテンツ(常闇の聖戦・聖守護者の闘戦記・深淵の咎人)はハイエンドコンテンツと呼ばれている。
入るたびに構造が変わるダンジョンを探索し、最深部にいるボスを討伐するコンテンツ。入る方法は「まほうのカギ」「ドロシー」「ロスターのお題」の3種類あり、入り方によってダンジョン構成やルールが異なっている。
Ver.1.2の新クエストでファーラットのロンデと契約し、「だいじなもの」から「まほうのカギ」を使用することで行ける。オートマッチングコンテンツ。プレイヤーキャラクターの強さ・職業に応じて仲間が自動的にマッチング(該当者が足りない場合はサポート仲間が呼ばれる)され、パーティーの強さに応じて迷宮のモンスターたちの構成も異なる。40分の制限時間を超えると強制終了となり、アストルティアに戻される。1日何度でも挑戦が可能。2-4階は全てのモンスターを倒すと次のフロアに続く扉の封印が解かれる。「まほうのカギ」を迷宮内で用いることで中途退場も可能だが、その場合は30分間再挑戦が不可能となる。Ver.1.3からは自分以外の3人全員がサポート仲間であった場合に限り、この30分間のペナルティが適用されないように変更された。なお、全滅した場合でも所持金が減るといったペナルティは発生しない。Ver.1.5からは高レベルの迷宮では一本道の短いフロアがランダムで登場するようになり、魔軍12将の一部や、あくまのきしが単独で出現することがある。Ver.2.1からは3階は必ず短いフロアとなった。また、近年はサポート仲間が装備無し、スキル無し、アクセ無しいった弱小の訳有りが来ることが多く、問題視され、改善要求が出されている。
Ver.1.5中期からはドロシーに話しかけることでも魔法の迷宮に行けるようになった。オートマッチングはない。「まほうのカギ」を使用した場合の魔法の迷宮とは異なり「種族神像の間」でコインまたはカードを捧げないと先に進めない。基本的に「種族神像の間」「迷宮の主の間への道」「迷宮の主の間」のみで構成される。ボスに対応したコインまたはカードを所持しているとサポート仲間(もしくは既に組んでいるパーティ)と迷宮に入れる。Ver.2.3後期にはメタル迷宮招待券を渡すことで全てのフロアがメタルフロアかつラッキーフロアになる「素敵なメタル体験」が利用可能になった。
毎月2回お題が変わる。オートマッチングコンテンツ。初期のコインをロスターに捧げることで投入者は4つの赤箱が出る他、負けてもコインは返却され、勝利時は初回報酬として福引券と経験値が貰える。何回でも挑戦できるが初回報酬は1回限り。いわば後発利用者への緩和政策だが、マッチングについては通常迷宮と同じなので、スキルなしアクセ無しのサポート仲間が来る他、未投入のお手伝いで行く場合は最高レベルの職業に限られる。
Ver.2.3より実装された。【ダークネビュラス】【キラークリムゾン】【大魔獣イーギュア】の3種類いる。通常のフィールドにいるモンスターなので対策なしに戦ってしまうと全滅しかねない。
Ver.3.0で実装された。1 - 4人で挑むことができる。塔の外で雇ったサポート仲間は連れていけない。『ほかの冒険者と行く』(オートマッチング)、『サポート仲間といく』(不足人数分、NPCのサポート仲間が自動的にマッチングされる)が選べる。モンスターを倒しながら、上の階を目指していくダンジョン。挑戦する度レベルは1からスタートし(塔から出た時に元に戻る)、アイテム、ゴールドは持ち込めず、各階層にいるボスモンスターを倒して次の階層へと進んでいく。
Ver.6.0でリニューアルされた。1人プレイ専用になった。
Ver.1.5後期よりコロシアムがプレオープンし、4対4の対人戦がプレイ可能となった。各人100ポイント持っており、相手チームのプレイヤーを倒すことでポイントを奪って行く。倒されたプレイヤーは20秒後にスタート地点で復活するが、それまでに味方が蘇生すればポイントは相手チームに渡らない。5分経過後に合計ポイントが多いチームが勝利(同点はサドンデス)。
Ver.2.2後期よりグランドオープンし、ワールドランキングや季節毎のバトルグランプリでランク上位に入ると報酬がもらえる。
レンダーシアのデフェル荒野にあるピラミッドを探索することで、お宝を入手できるコンテンツ。初回は、ヤヨイからクエストを受注する必要がある。
ピラミッド内にある霊廟(当初は六ヶ所だったが、順次追加され、現在は九ヶ所)を探索すると「秘宝の守護者」というモンスターが次々と登場する(霊廟ごとに構成が異なり、一群を倒すか一定時間経過すると次の一群が登場する)ため、それらを一掃するとクリアとなる。各霊廟の終盤には名前にファラオを冠したモンスターが登場する(複数登場する霊廟もある)。クリア後に棺を調べると手に入る「黄金の秘宝?」をヤヨイに鑑定してもらうと、ランダムでアイテムが確定する。秘宝は毎週日曜朝には復活する。
Ver.2.1からは霊廟に入る際にプレイヤーの探索状態が表示されるようになった。また、その週に探索済みのプレイヤーも「初めての探索」か「(その週は)探索前」のプレイヤーに同行して霊廟をクリアすると、「小さな黄金の秘宝?」が手に入るようになった。
各地の洞窟や門などに立ちはだかり、謎の空間で強力なモンスター(各地で異なる)を出して冒険者の力を試す。大半の試練の門はストーリーの展開上、通過のために倒さなくてはならないが、強力である分、獲得できる報酬(経験値、ゴールドなど)は多い。
突破した門は毎週日曜朝には復活していたが、Ver.2.3以降は倒すと復活しないようになった(「強戦士の書」で再戦可能で、倒すと翌週日曜朝に復活する)。
プレイヤーとアンルシアとで攻略するダンジョン。Ver.2.2後期でシナリオを進めていくとプレイ可能となる。なかまモンスター一体を連れて行くことも可能。階層は13階層。通常の13階層をクリアするとアナザーモードがプレイできる。アンルシアはここでの戦闘のみ経験値が入り、レベルアップできる。迷宮へ挑戦するためには勇気の輝石(初回時に30、毎週日曜朝6:00に15追加される)を3つ消費する。
迷宮内では「勇気の輝き」(1秒毎に1ポイント減少)が尽きるまでに2つの領域を突破し、ボスを倒すとその階層がクリアとなる。勇気の輝きの初期値は通常モードで200。迷宮内では勇気の輝きを消費して「ゆめみの宝箱」を手に入れることができる。クリアすると迷宮内で入手した「ゆめみの宝箱」が「うつしよの箱」に変わり、中のアイテムを取り出せるようになる。
敵モンスターを倒すと「勇気の輝き」がある程度回復するほか、「光の霊玉」を獲得する。第2領域およびボスの領域では直前の領域で獲得した「光の霊玉」の個数×30の「勇気の輝き」で行動する。領域の間にある休息の地には魔人がいて、「勇気の輝き」を代償にさまざまな恩恵が受けられる。
Ver.5.2から追加された王家の迷宮のさらなるバージョン。王家の迷宮入口の棺から突入する。
基本は王家の迷宮と変わらないが、「勇気の輝き」が時間経過で消費せず、「ゆめみの宝箱」入手で0になっても強制退去もされない。王家の迷宮では手に入らない「ゆめみの極箱」が入手でき、極箱には輝石のベルトの+4 - 5が入っていて限界値も天箱以下より大きい。迷宮はそれぞれ、「ゆめみの宝箱」入手量、経験値取得量、G取得量が高い3か所から選べる。
仲間モンスター3体(うち1体は手動で操作できる)と他のプレイヤーから借りた1体の計4体で、敵のモンスターチームと戦う。
Ver.2.3後期よりアラハギーロ王国でオープン。挑戦できる権利は1日1回追加される(スタート時は30回)。バトルロードでのみだが、手に入れたモンスターバッジを装備するとモンスターは強化される。
Ver.3.1後期より実装された。難易度I(弱い) - V(最強)の強さが用意されている。Ver.6.1現在ではIIくらいまでならサポート仲間でも攻略可能な難易度となっている。
Ver.4.1より実装された探索コンテンツ。「謎の遺跡島」内の遺跡を探索し、高レベル帯の防具の入手を目的とする。職人作業で防具を制作するのが大変なライト層にありがたいコンテンツ。
Ver.4.1より実装された。日ごとに強さが違っている。
Ver.5.0より実装された。一 - 五の災壇(Ver.5.4で四、Ver.6.1で五の災壇が追加)に入り、次々と湧き出るモンスターを倒していき、7 - 11分(特定のボスモンスターを倒すことで1分ずつ追加)の間生存、あるいは完全撃破を目指し、撃破時や死亡回数などに応じたスコアを稼ぐコンテンツ。
Ver.5.1より実装された。輝晶獣は全3種類いる。討伐素材を集めることで武器と盾に「輝晶効果」をつけることができ、さらなる強化を行うことができる。
Ver.7.0より実装された。これまでの冒険で出会ったNPCを召喚し、彼らと共に攻略するダンジョンであり、「王家の迷宮」に近い。モンスターを倒すと手に入るアスタルジアの欠片を消費することで仲間を増やすことができる。最奥部にいるボスを倒すとこころの結晶を入手でき、これをNPCに渡すことで「こころ」を手に入れることができる。
Ver.7.1で仲間にできるNPCは、アスバル・イルーシャ・ヴァレリア・エステラ・シンイ・ヒューザ・ユシュカ・ラダ・ガート・ハクオウの9名。
Ver.4.4より実装されたバトルコンテンツ。1チーム5人×3勢力(15人)でポイントを競い合う。ジュエルを集め自軍のトライロックに納品することでポイントに加算される。実装当初からラグが酷く、表示されているジュエルを取得できない、ノンターゲティング方式のスキルが表示上では当たっているのに当たっていないなどの様々な問題を抱えている。試合開始まで40秒間待機時間が用意されているが、回線速度やロード速度が遅いプレイヤーがいると「合流が遅れているプレイヤーを1分待ちます」とメッセージが流れ、開始まで2分弱待たされる場合もある。
複数のパーティが同盟を組み挑むバトルコンテンツ。
アストルティア各地にある職人ギルドに所属することで、武器・防具・家具・職人道具の生産・強化が行えるシステム。レベル10の職人になると一人前とみなされ、他の職人に転職することはできなくなるが、新職人が追加される際には職人変更許可証が配布される。また、3.0からはちいさなメダル100枚と職人変更許可証が娯楽島ラッカランで交換可能。
ミニゲームによりアイテムを作成するが、各種素材が必要なほか、ミニゲーム内の行動には集中力を消費する。職人経験値を貯めると職人レベルが上がり、集中力が上昇するほか、作成に有利となる「とくぎ」を習得していく。
ギルドからの依頼を消化したり、製作品を売ってお金を得られる。自作装備品を他者が錬金、使用で職人としての評判が上がっていく。
失敗、成功、大成功、パルプンテ(錬金のみ)の4つがある。大成功品は★3装備品、家具・庭具は色違いか特大サイズができ、錬金では数値がさらにプラスされるほか、結晶抽出数にも影響する。料理の場合は効果が大幅アップする。
Ver.5から古い武具の中から決められた素材アイテムの数を必要最低限まで変更されるようになり(例:げんま石50個→5個、プラチナこうせき30個→10個etc)、5.3から覚えているレシピのメモをそのまま買えるようになった。
オフライン版は代わりにふしぎな鍛冶システムがあり、れんきんがまの仕様変更により職人に所属できない。
Ver.2よりカジノがオープンした。ポーカー(ビデオポーカー)、スロット、ルーレットに加え、Ver.2.3ではビンゴ、Ver.3.0ではすごろく、Ver.3.3ではスライムレースが追加された。
カジノコインは1枚20Gで購入できるが、最大で1000枚までしか購入できない。ビンゴは毎週配布されるビンゴカード、すころくは毎週配布されるカジノプレイチケットで参加する。景品として、きせきのカード、バニースーツなど、カジノでしか入手できないアイテムも用意されている。
Ver.2.1(追加ディスクは不要)より追加された遊び。港町レンドアにいる釣り老師ハルモスよりクエストを受注することで釣りができるようになる。
釣りをするには「釣りざお」と「ルアー」が必要で、それぞれ使用回数限度がある(クエスト受注で初回のみもらえる)。町や地域マップの水辺で釣りができるが、場所によって釣れる魚が異なる。「くいつき度」が0になると魚に逃げられてしまうため、それまでに魚を引き寄せて、距離が0になると魚を釣り上げられる。魚を釣る毎に釣り経験値が貯まり、釣りレベルを上げていくと魚を引き寄せる力が上がるほか、性能の高い釣りざお・ルアーの使用が可能となる。
釣った魚は自宅の水槽で飼えるほか、各街にいる魚交換員と「おさかなコイン」に交換が可能。「おさかなコイン」を貯めるとさまざまな景品と交換できる。
不定期で「旬の魚」を釣り上げて大きさを競う「フィッシングコンテスト」が開催されている。このコンテストにはすしざんまいが協賛しており、上位入賞者にはお食事券などがプレゼントされる。
Ver.1.5中期より追加された。アストルティア各地で稀にみられる現象をカメラで撮影してドルワーム水晶宮にいる研究者のドクチョルに報告するもの。
Ver.3.4前期より実装された。アスフェルド学園の生徒として学園内を行動する。レベルや経験値は学園外とは全く別のものになり、アイテムやゴールドも学園外とのやり取りはできないなど、独立性の強いコンテンツである。経験値は「願いの想域」と呼ばれる武道場に出現する敵や、教練、学園内におけるストーリーボスを倒すことによって得られる。戦闘時におけるスキルは、教室で授業を受けるか、武道場にあるスキルノートを取得することによって得られる。
真のレンダーシアにある名門校・アスフェルド学園で、ある日突然多くの教室が封印されてしまい、学園長の意向により転校生として招かれる。学園の仲間たちとともに封印を解いてゆき、その原因を探る。全12話構成。
Ver.4.0より実装されたバトルえんぴつによるミニゲーム。Ver.4.0現在「●」と「★」の2つの属性で形成されており、「▲」は実装されていない。
Ver.5.2より実装されたミニゲーム。単なるトランプゲームの大富豪。独自ルールとして、スペードを出した枚数分スライムが出現し(8匹になる前にジョーカーが出るとリセットされる)、これを8匹集めることで革命となる「スライム革命」、自分の順番が来た際に捨て札からランダムで1枚起き上がり、好きな手札1枚と交換できる「なかまカード」がある。トランプの絵柄やゲーム中のボイスはトランプポイントやイベントで得られるアイテムで変更可能。不定期で大富豪決定戦〇〇杯が開催される。
本作の公式プレイヤーズサイト。最新情報やメンテナンス情報、キャラクターの情報の確認や、あしあと掲示板などを利用したコミュニケーションが可能。
開発運営スタッフにご意見を提案できる掲示板。以下の注意事項に同意を求められる。注意事項を守らないと処罰の対象となる場合があるのでご注意。
本作との連動機能のあるニンテンドー3DS、スマートフォン向けのツール。
Wii/Wii U版パッケージ内に同梱(またはスクウェア・エニックス e-STOREで発行された)の引き換え番号を使用することでニンテンドーeショップから2012年8月22日より無料でダウンロードが可能[76]。ナビゲート役は『IX』に登場したロクサーヌが勤める。 2015年3月にサービス終了した。
2013年6月24日にAndroid版が、同年7月27日にiOS版がリリースされている。基本無料だが有料チケットで登録キャラクターを10キャラクターまで増やせる。 のちのアップデートで『冒険者のおでかけ超便利ツール』に更新された。
11月8日のアップデートでさまざまな機能が追加されたほか、プレミアムコンシェルジュという有料サービスも新たに加えられた。仮想通貨の「ジェム」(初回500ジェム、毎日ログイン毎に10ジェムが無料で追加されるスタミナ課金方式)を消費することで、以下のような機能を使用できる。
2014年9月4日にはスマートフォン版で追加された機能が使える3DS版『冒険者のおでかけ超便利ツール』が配信開始された。引き換え番号はなく公式ホームページで公開のQRコードを読み込むことでダウンロード可能。
2021年11月11日にニンテンドー3DS版『冒険者のおでかけ超便利ツール』のサービスが終了することが告知されている。
「すれちがい通信」には対応していない。
『ドラゴンクエストX おでかけモシャスdeバトル』は、2012年12月12日よりニンテンドーeショップで発売されたニンテンドー3DS用ダウンロードソフト。
ニンテンドー3DSのカメラ機能で撮影した人間の顔を分析してモンスターカードを作成。そのカードを用いてバトルを行うカードバトルゲームとなっている。『ドラゴンクエストX』本編との連動機能があり、『おでかけモシャスdeバトル』の特定ステージをクリアすることで入手できる「ラッキーチケット」は本編にもっていくと「ごほうびアイテム」に変化する。 本編との連動を売りにした本作であるが、本編のプラットホームの増加”Wii→Wii U→Win→Dゲーム→3DS”およびそれに伴うアカウント引越し、キャラクター引越しに対応できず本編と連動ができないという不具合を起こし、現在も対応が完了していない[77]。
『ドラゴンクエストX TV』(以下DQXTV)とは、2013年6月22日よりニコニコ生放送(ニコニコ動画)で放送されているドワンゴが制作している情報番組。本編の最新情報や各コーナーで展開されている。唯一かつ生放送の公式情報番組であるため、無料会員でもタイムシフト予約および視聴ができるよう特別な配慮がなされている[78]。
元々は「東京ゲームショウ2012」「ジャンプフェスタ2013」のスクエニブースや、ニコニコ生放送番組「ファミ通Live」内でDQX大型アップデート情報などを発表していた。2013年3月30日、31日に開催されたイベント「ドラゴンクエストX 春祭り」での齊藤陽介による「10時間生放送をしたら見てくれますか?」という発言がきっかけで、2013年6月22日に「ドラゴンクエストX TV10時間生放送」が放送されることになる。さらに2013年8月3日にDQX1周年記念として「ドラゴンクエストX TV〜1周年ありがとうスペシャル!〜」が放送されて、番組最後にレギュラー化が発表される。2013年8月27日からレギュラー放送スタート。
ゲームの追加ディスク発売のタイミングでDQXTVもVer.が変更される。DQXTV Ver.1.5は2013年8月27放送開始。DQXTV Ver.2は2014年1月28日放送開始。DQXTV Ver.3は2015年5月27日放送開始。超DQXTV(Ver.4に該当)は2017年11月6日放送開始。
Ver.1.5時代は隔週火曜、Ver.2は概ね月末の火曜(「番外編」と称する特別放送もある)、Ver.3以降は1月に一度程度だが放送曜日は固定されていない。放送時間は21時00分 - 22時30分までの1時間半だが、特別放送時代も含め、定刻通りに終わることが無く、ほぼ2番組収録分くらいの時間まで延長することもあるため、スタジオとして使用している部屋の空調が切られるなどのハプニングに見舞われることもある。
総合司会はタレントの椿彩奈(バッコスと呼ばれることが多い[79][注釈 29])。本作初代プロデューサーの齊藤陽介はゲスト扱いであるが、2018年8月の退任までは、出張がかぶらない限りは毎回出演していた[注釈 30]。Ver.4からはMCに竹若元博(バッファロー吾郎)が加わっている。
2017年11月から番組タイトルが変更になった。最新情報や開発秘話が中心となっている。
サービス途中から開始したプレイヤーでも楽しめることをPRするため、『ドラクエX』未体験者を「初心者大使」[81]に任命してプレイさせている(ドワンゴ案件のためニコニコ生放送限定)。任期終了後も継続してゲームをプレイしている歴代大使は、公式ニコニコ生放送やイベントにゲスト出演している[82]。 第1期はニコニコ生放送「コンビニごはんでキレイになれちゃうかも!? Supported by LAWSON」に出演していた女性3名、第2期からはオーディションで選抜された男女計4名で、いずれもタレント。このうち、初美メアリと成田優介(インコさん)がニンテンドー3DS版(2014年8月)、大城莉々香が『ドラゴンクエストX オールインワンパッケージ』(2018年7月)、西井万理那が『ドラゴンクエストX いばらの巫女と滅びの神 オンライン』(2019年10月)のCMに出演している。
名前 | よみ | 加入期 | 任期 |
---|---|---|---|
初美メアリ | はつみ メアリ | 初代 | 2013年9月 - 2013年12月 |
磯部恵子 | いそべ けいこ | 第2期 | 2014年3月 - 2014年8月 |
成田優介 (現在はインコさん) | なりた ゆうすけ インコさん | ||
ほりゆうこ | ほり ゆうこ | ||
阿見201 | あみ にーまるいち | 第3期 | 2014年11月 - 2015年4月 |
河内愛稀 | かわち あいき | ||
坂口和也 | さかぐち かずなり | ||
太田裕二 | おおた ゆうじ | 第4期 | 2015年5月 - 2015年12月 |
大山雄史 | おおやま たけし | ||
八幡カオル | やはた カオル | ||
上原りゆき | うえはら りゆき | 第5期 | 2016年3月 - 2016年8月 |
梨衣名 | りいな | ||
川村海乃 | かわむら うみの | 第6期 | 2017年9月 - 2018年2月 |
高野光平 | たかの こうへい | ||
ひだか | ひだか | ||
園村将司 | そのむら まさし | 第7期 | 2019年2月 - 2019年8月 |
西井万理那 | にしい まりな | ||
福田直也 | ふくだ なおや | ||
名前 | よみ | 加入期 | 任期 | 引退時期 |
---|---|---|---|---|
河嶋まいこ | かわしま まいこ | 初代 | 2013年9月 - 2013年12月 | 2019年2月16日[注釈 31] |
柊かなえ (現在は優月心菜) | ひいらぎ かなえ ゆづき ここな | 2014年4月頃[注釈 32] | ||
石川竜太郎 | いしかわ りゅうたろう | 第2期 | 2014年3月 - 2014年8月 | 2023年6月頃[注釈 33] |
渡辺未優 | わたなべ みゆ | 第3期 | 2014年11月 - 2015年4月 | 2019年6月18日[注釈 34] |
内藤小也華 | ないとう さやか | 第4期 | 2015年5月 - 2015年12月 | 2021年4月21日[注釈 35] |
兼田いぶき | かねだ いぶき | 第5期 | 2016年3月 - 2016年8月 | 2019年9月1日[注釈 36] |
松川貴則 | まつかわ たかのり | 2018年6月[注釈 37] | ||
大城莉々香 | おおしろ りりか | 第6期 | 2017年9月 - 2018年2月 | 2019年8月26日[注釈 38] |
藤咲きく乃 | ふじさき きくの | 第7期 | 2019年2月 - 2019年7月 | 2019年7月29日[注釈 39] |
本作はネットワーク対応であるが、発売後に開催されたゲーム開発者イベント「CEDEC 2012」にてその構成と舞台裏が紹介された[86]。また本作のテクニカルディレクター(当時)を務める青山公士が2014年末のWeb DB Press 90号に寄稿し、その一端と苦労話が明らかとされた。
なお、2012年10月24日に日本オラクルは本作のデータベースにOracle DBが、そのハードウェアにOracle Exadataが採用されたことを発表した。採用決定は2011年2月[87]。さらに2015年4月27日には、Exadataが当時最新であった第五世代のExadata X4に刷新されたことが明らかとされた[88][注釈 40]。なお、Exadataの導入は当初から新日鉄住金ソリューションズが関与している[88]。
他のオンラインゲーム同様、リアルマネートレード(RMT)の問題が発生している。ゲーム規約では禁止されている行為だが[115]、現行法での処罰が難しいため規約を破るプレイヤー(RMT専門の業者含む)が後を絶たない。運営チームは厳正な処分をしているものの、処分を受けたプレイヤーが別IDを取得して復活を繰り返すのが容易であることから、いたちごっこが続いている。対策の一環として、バージョン1.4からRMTや不在プレイ行為(自動狩り・BOT)などを行っていると思しいキャラクターを一般プレイヤーが通報できるシステムが構築された[116]。
俗に「BOT」と呼ばれている。メーカーが許諾したものではない外部の機器・プログラムなどを用いてキャラクターを自動的に動作させ続けることで、プレイヤー自身が直接操作することなく経験値やアイテム・ゲーム内通貨などを稼いだりする行為であり、規約違反に当たる。
2015年7月には、本作品の公式攻略本制作スタッフがBOTを使用してゲーム内のカジノコインを不正に得ていることが発覚し、問題となった[117]。
2014年11月、男子中学生が第三者の使用するキャラクターを不正に乗っ取ったとして、不正アクセス禁止法違反などの疑いで警視庁に書類送検された。その手口は、ゲーム内のチャットで運営会社のキャラクターを名乗って標的とするプレイヤーに接触し、ゲーム内通貨のゴールドを「一時預かる」などと偽り、搾取する。後日別のキャラクターを用いて当該プレイヤーに再接触し、「騙し取られたゴールドを取り返す」などと言葉巧みにスクウェア・エニックスアカウントのIDおよびパスワードを聞き出し、当該キャラクターを乗っ取ったというものであった[118]。
2016年10月、警視庁は、ゲームサーバーのセキュリティホールを突いて通常では生産が困難とされる「できのよさ」が最良の装備品を造る上で重要な「ひっさつわざ」発動時のデータを解析し、サーバーへ不正に送信することで「ひっさつわざ」を常時使い続けられる手口を開発したとして、20代の男性プレイヤーを私電磁的記録不正作出・同供用幇助罪で書類送検し、この男性から方法を教わって同様のチートを行い、さらにそのアイテムの売却益でRMTを行っていた男女4人を私電磁記録不正作出・同供用容疑で書類送検したと発表した。当該装備品については、2015年頃からゲーム内のバザーでの流通価格が、生産に掛かる材料費に対して不当に安かったことが疑問視されていた。その後、主犯男性からチートの手口を教わった4人のうちの1人が、アカウントを永久停止された腹いせにインターネット上にその手口を暴露したことで事態が明るみに出た[119][120]。
運営チームは報道を受けて事件の経緯を説明、「チート行為はゲーム上の規約違反だけではなく、現実世界の違法行為として罪に問われる場合がある」と規約の順守を呼びかけている[121]。
制作側のミスにより、チートツールを使わなくても実行可能なバグ技が存在する。オフラインゲームにおいては裏技の一種として認められているケースでも、本作のようなオンラインゲームではバグを利用した攻略は規約で禁止している場合もあり、実行したプレイヤーはペナルティの対象となる。基本的にそれらの不具合は発見次第、アップデートで修正されている。
2016年初頭に、バトル中にある武器を装備した状態で特技「みのがす」を実行すると、本来それが無効である敵キャラクターに対しても一定確率で効いてしまうバグが発見された。それはボス敵であっても例外ではなく、ボス敵に対して行うと倒したのと同じ扱いになってしまっていた。そのため同年1月にこの不具合の修正を行うと共に、不具合を意図的に利用したとみられる約1700キャラクターのアカウントを一時利用停止もしくは規約違反の累積による永久利用停止にし、1度は獲得した称号と装備品(報酬アイテム)の削除を行った。特に悪質と判断された約600キャラクターについては、キャラクターデータの巻き戻しを実施したと発表した。また、意図的な不具合利用とは判断されなかったものの、処分を受けたキャラクターとパーティーを組んでいたなどの理由で利益を得てしまったキャラクターについても、称号と装備品の削除を行っている[122]。
ゲーム内の「しぐさ」として用意されている『ダイス!』を使うと、キャラクターがサイコロをトスして1〜100までの数字がランダムに表示される。この機能を用いて一部のプレイヤーの間でアイテムやゴールドを賭けるギャンブルがサービス開始当初から行われており、運営チームに対応策を求める声が上がっていた[123]。これに対して運営チームは、『ダイス機能を利用したアイテムやゴールドの交換に関しては、常識的なやり取りであればゲームシステムを利用したゲームプレイのひとつと考えている』との見解を示し、『トラブル回避のために、アイテムやゴールドの交換は信用のおける相手と行うことを推奨する』と呼び掛けている[124]。
その後暫定的な措置ではあるが、バージョン3.2前期から「とりひき」で受け渡し可能なゴールドの上限額が1回あたり100万ゴールドに制限された[121]。
2017年8月にPlayStation 4(PS4)でサービスが開始されたが、PS4はゲーム内容を常時録画したり、現在進行中のゲームを生配信できる機能も搭載していることから、既存プラットフォームのプレイヤーからは「悪意を持った撮影者による『晒し行為』が行われるのではないか」といった懸念の声が多く寄せられた。そこで運営チームは、目覚めし冒険者の広場内に「問題のある画像・動画に関する報告窓口」を設けることでトラブルに対処する方針を示した[125]。
PS4版を巡っては、以前から既存プレイヤーの間でサービス開始そのものに反対の声が上がっていた。ベータテスト期間中の同年7月には、ある既存ハードのプレイヤーが、動画撮影中であることを周囲に通知していたPS4ユーザーに「動画に映りたくない人への配慮をお願いしたい」との要望をしたところ、そのPS4ユーザーから「配信は全サーバーOKになったはず。そんなに映りたくないのなら、あなた方がよそのサーバーに行けばいい。ジャマしないで下さいね」という趣旨の乱暴な言葉を浴びせられたと、自身のツイッターで訴える出来事も起きた[126]。これを受けて、予定していたプレイヤーイベントを実際に中止したプレイヤーもおり[127]、インターネット上でPS4ユーザーへの誹謗・中傷やスクウェア・エニックスに対する非難が巻き起こった[126]。ところが同年8月、一連のトラブルは被害を訴えたプレイヤーの自作自演であったことが発覚する。当該プレイヤーは自身のツイッター上に当該チャットログの画像をアップロードしていたが、発言をしたプレイヤーのキャラクター名とIDは「プライバシー保護のため」と称して塗りつぶしてあった。この日時のログを運営チームが調査したところ、実際には被害キャラクターが複数人のキャラクターを演じており、あたかもトラブルが起きたかのように見せていたわけである[126]。運営チームは、一連の行動がPS4版サービス開始によって引き起こされたトラブルであると誤解させることを狙ったもので、プレイヤーイベントなどの活動や配信活動の委縮に繋がりかねない悪意ある行為と判断。関連アカウントに厳正な処分を科すと発表した[128]。
2019年6月1日に元農水事務次官長男殺害事件が発生したが、この殺害された男性(以下:A)がドラゴンクエストXのプレイヤーであったことから、他のプレイヤーから不適切な言動が浴びせられた。Aは実名でツイッターアカウントを開設して本作品をプレイする様子をツイートをしていたが、ほぼ1日中ゲームにログインしつつツイッターを頻繁に更新するなど働いている様子ではなかったことや、奇異な言動が目立っていたことから、ドラクエX界隈ではそれなりに知られた人物であった[129]。Aは父親に刺殺された際ドラクエXをプレイ中だったとみられ、マスコミ報道の内容などからゲームにログインしたまま亡くなった事実が判明すると、Aの使用していたキャラクターの周囲に他のプレイヤーのキャラクターが大勢群がり、蘇生呪文の「ザオラル」を繰り返し使用してAを生き返らせようとする行為を行ったことが判明している[130]。
ジャンル | ロールプレイングゲーム |
---|---|
対応機種 |
Nintendo Switch PlayStation 4 PlayStation 5 Microsoft Windows |
開発元 |
スクウェア・エニックス B.B.スタジオ[131] |
発売元 | スクウェア・エニックス |
販売元 | スクウェア・エニックス |
プロデューサー | 白石琢磨 |
シリーズ | ドラゴンクエストシリーズ |
人数 | 1人 |
発売日 | 2022年9月15日 |
対象年齢 | CERO:A(全年齢対象) |
『ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オフライン』は、2022年9月15日にスクウェア・エニックスから発売されたロールプレイングゲーム[132]。『ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン』をベースにした、通常のプレイ時にはインターネット接続を必要としないスタンドアローン版となっている。
2021年5月27日、配信番組「ドラゴンクエスト35周年記念特番」にて、本作の発売予定を発表。発売機種は未定で、発売時期は『2022年のなるべく早い時期』とした[133][134]。
2021年10月3日には『SQUARE ENIX PRESENTS at TGS 2021 Online』にて発売機種がPS4、PS5、Switch、Steamであること、発売日が2022年2月26日であること、2022年春にオンライン版のバージョン2に相当する『眠れる勇者と導きの盟友 オフライン』がDLCとして配信されることが発表されたが[132]、同年12月27日にさらなるクオリティアップのため延期することが発表されている[135]。その後、2022年9月15日にバージョン1が発売され、バージョン2は2023年5月26日に発売(PS4、PS5版は5月23日に先行配信)。バージョン3以降の発売は未定となっている。
通常版と同時発売のデラックス版、超デラックス版[注釈 49]にはバージョン2のダウンロード番号も収録される[注釈 50]。
オンライン版はバージョン5の『いばらの巫女と滅びの神』からボイスに対応していたが、本作は収録範囲全てのイベントシーンがボイスに対応している。
かなり早い段階から計画を練っており、白石は三宅と話し合い、『冒険者のおでかけ超便利ツール』のプロデューサーを務めた実績があったことから白石をオフライン版の制作適任者に任命したことから始まった[136]。
ビジュアルは一番最初の議題であり、オンラインからオフラインに変わる部分をどう捉えていくか密接に関係していた。オンライン版はオンラインゲームとして設計されており、それを前提に作られたマップだったことで、オフライン用に最適な形に変えるにはどうするのかを試行錯誤し、結果的に縮小して遊びやすいサイズ感を目指した。従来の『ドラクエ』シリーズのファンに受け入れやすい温かみのあるグラフィックを試行錯誤し、答えの一つの到着点が「DDロトスコープ」という表現であり、ドットとデフォルメで本作のビジュアルを目指して挑戦した結果となった[136]。
オンライン版の演出についてはオフライン版を開発にあたり、安西等のオンライン版開発チーム全員に協力を仰いだ。実際に開発を進めていくと、聞かないと分からないことも多く出た。特にメインキャラクターの扱いやオフライン版の必殺技、キャラクターボイスなどがあるのでシナリオチーフの成田の協力が必要だった[136]。
キャラクター性に合うような形で、声優の候補者を挙げて、オンライン版の開発チームに共有した上で決めている。キャスティングが決まっていなかった重要キャラクターに関しては、オンライン版の開発チームから「この声優さんにお願いしてもらえないか」という話をもらい、やり取りした上で固めていった[136]。
幼いヒメアを能登麻美子が子供の声も抜群に表現してくれたことで、幼い声ながら「ヒメア感」を出しており、白石は驚いたという[136]。
ナブレット団長の古川登志夫とアルウェ王妃のこおろぎさとみはオンライン版の開発チームからのリクエストであることが公表されている[136]。
本作のマップ・キャラクターなどの見た目のオンライン版からの変更は、オンライン版を想定して開発された世界やマップを、本作に適したスケールに合わせることによるもので、そのためにキャラクターをデフォルメ化したり、マップなどの環境は3D化しながらドット絵のテクスチャが表現されている。これらの技法を「ドット」と「デフォルメ」の頭文字のDDとアニメーションを制作する手法である「ロトスコープ」を組み合わせ「DDロトスコープ」と呼び、本作はこのDDロトスコープで開発していると明かされた[137]。
バージョン3『いにしえの竜の伝承』以降も配信されるか?という質問に対して、プロデューサーの白石は「今の時点では何も言うことができないのですが……。皆さんから、早くもご要望をいただいていることは認識しています。まずは『ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オフライン』と超大型拡張DLC『眠れる勇者と導きの盟友』を楽しんでいただき、面白いと感じていただけたらお友達にもおすすめしていただければうれしいです。その結果、もしかしたらその後の展開もあるかもしれないし、ないかもしれない……というところです。」と断言はできないが続きが作られる可能性があるとしている[139]。
話数 | サブタイトル | 配信日 |
---|---|---|
EPISODE(1) | 名前の想い | 2017年 8月7日 |
EPISODE(2) | どの職業で戦うか迷う話 | 9月9日 |
EPISODE(3) | 時と場所を越えて、アストルティアで出会って | 12月11日 |
ほか
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