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日本の航空会社 ウィキペディアから
株式会社スターフライヤー(英: Star Flyer Inc.[5])は、福岡県北九州市小倉南区の北九州空港に本社を置く日本の航空会社。
本社 | |
種類 | 株式会社 |
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機関設計 | 監査役会設置会社[1] |
市場情報 | |
略称 | SFJ |
本社所在地 |
日本 〒802-0003 福岡県北九州市小倉南区空港北町6番 北九州空港スターフライヤー本社ビル 北緯33度50分27.7秒 東経131度1分53.7秒 |
設立 | 2002年12月17日 |
業種 | 空運業 |
法人番号 | 6290801006558 |
事業内容 |
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代表者 | 代表取締役社長執行役員 町田修 |
資本金 |
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発行済株式総数 |
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売上高 |
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営業利益 |
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経常利益 |
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純利益 |
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純資産 |
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総資産 |
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従業員数 |
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決算期 | 3月31日 |
会計監査人 | 有限責任あずさ監査法人[2] |
主要株主 |
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関係する人物 | 堀高明(創業者) |
外部リンク |
www |
2002年「神戸航空株式会社」として設立した。その後、拠点を北九州空港にするため社名を「スターフライヤー」へ変更。 2006年3月16日の新北九州空港の開港と同時に東京/羽田との間の路線運航を開始した。さらに、2007年9月14日から東京/羽田 - 大阪/関西線、2011年7月1日から東京/羽田 - 福岡線、2012年7月12日から北九州 - 釜山線、2013年10月1日から大阪/関西 - 福岡線、2014年3月30日から名古屋/中部 - 福岡線、2014年10月26日から東京/羽田 - 山口宇部線をそれぞれ運航開始した。北九州市を拠点とする航空会社として、TOTO・安川電機・九州電力など、福岡県・北九州市の地場企業からの出資を受けている。
1990年代の規制緩和後に発足した日本の新規航空会社としては初めてエアバス社製旅客機を導入した。創業者で初代社長の堀高明は旧・東亜国内航空(TDA)→日本エアシステム(JAS)のOBで[6]、他の幹部も日本航空(JAL)や全日本空輸(ANA)の出身者で構成されていた。
ANAでは、北九州空港発着路線の自社運航がなく、同じエアバスA320を運航していることから、就航にあたり双方の強化を図るため業務提携しており、2007年6月1日からは東京/羽田 - 北九州線、2008年11月1日からは東京/羽田 - 大阪/関西線、2014年2月1日からは東京/羽田 - 福岡線でのコードシェアを開始した[注 2]。2007年12月21日に行った第15次第三者割当増資ではANAも増資を引き受けており、資本関係に発展している。
就航以来貨物の搭載は行っていなかったが、2008年3月21日に福山通運と包括的業務提携を結び、同年8月1日から航空貨物事業を開始した。2015年4月1日より全便でANAカーゴとのコードシェアを行っているが、北九州発着路線では郵便は対象外となっている[7]。
2011年12月21日、東京証券取引所第二部に株式上場[8]。
2012年に入って以降、LCC等の参入に伴う競争激化で経営が悪化し、国際線の廃止や機材削減、ANAを株主とする増資などを含めた経営合理化策を推進している。また、航空券の座席予約システム(CRS)もANAのものを使用するように変更したため、搭乗券の控えなどもANAを利用した際と同じ様式のものが発券される。
正式なIATA航空会社コードは「7G」だが、国内線運航に際しては便宜上「MQ」[注 3] を利用することがある[9](関西国際空港など)。
2024年現在、エアバス社製A320-214(A320ceo)型機を10機(経年機は順次リースバック)とA320-251N(A320neo)型機を1機の計11機保有していて、 2023年以降、A320ceoのリース期限返却に伴う、新機材A320neo型機を確定6機、オプション4機の合わせて最大10機で契約済み、同年6月から順次入れ替えリース導入、同年7月から羽田発着路線で就航している[51]。 エンジンは全機材、米エンジンメーカーCFMインターナショナル製エンジンを採用している。
スターフライヤー 運用中機材一覧[56][57] | ||||||
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機体型式 | 機体番号 | 製造番号 | 受領年月 | 旅客定員 | 運用 | 備考 |
A320-214 | JA05MC | 4555 | 2011年 | 2月 1日150 | 国内 | |
JA07MC | 5102 | 2012年 | 4月23日||||
JA09MC | 5512 | 2013年 | 3月21日ETOPS | |||
A320-214SL (シャークレット) |
JA20MC | 5652 | 2013年 | 6月27日元「相棒 劇場版Ⅳ」ジェット[58] | ||
JA21MC | 5773 | 2013年 | 9月17日||||
JA22MC | 5862 | 2013年11月18日 | 国際併用可 | 新IFE/新シート | ||
JA24MC | 7414 | 2016年12月16日 | ||||
JA25MC | 8334 | 2018年[59] | 6月22日新IFE/新シート/スペースフレックス仕様、 ギャレーオーブン装備、主翼上非常口1カ所、自社購入[60] | |||
JA26MC | 8466 | 2018年10月31日 | ||||
JA27MC | 8964 | 2019年10月 | 3日||||
A320-251N | JA28MC | 11339 | 2023年 | 6月13日162 | 国際併用可 羽田発着国内線で運用 |
各席デバイスホルダー/USBポート(Type-A/C)/AC電源装備、 日本初エアスペース仕様、ギャレーオーブン装備、 機内Wi-Fi対応、個人用モニター廃止[61] |
JA29MC | 12233 | 2024年11月 日 |
スターフライヤー 退役機材一覧[62] | ||||||
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機体型式 | 機体番号 | 製造番号 | リース元 | 受領年月[63] | 退役年月 | 備考 |
A320-214 | JA01MC | 2620 | GEキャピタル・アビエーション・サービス | 2005年12月15日 | 2013年10月11日 | スターフライヤーの初号機 ブエリング航空(2014年2月-2023年11月) 2023年11月からエアロKで運航 |
JA02MC | 2658 | 2006年 | 1月29日2014年 | 2月14日2014年5月からブエリング航空で運航 | ||
JA03MC | 2695 | 2006年 | 3月 1日2013年12月12日 | 2014年2月からフロンティア航空で運航 | ||
JA04MC | 3025 | ルフトハンザ・テクニック | 2007年 | 2月15日2014年10月 | 1日ブエリング航空(2015年2月-2016年5月) フライナス(2016年5月-10月)で運航 | |
JA06MC | 4720 | Macquarie AirFinance | 2011年 | 6月 1日2023年8月? | 2023年8月19日 関西空港経由で離日[64] 2024年5月からインディゴで運航 | |
JA08MC | 5393 | 三井住友ファイナンス&リース NECキャピタルソリューション、リコーリース |
2012年12月11日 | 2021年[65] | 7月29日初の自社購入、2014年5月28日リースバック、ETOPS 「Heart of Kitakyushu」、金帯 元「シン・ゴジラ」ジェット[66] 2021年7月27日航続距離を考慮して、女満別経由で離日、 同社機が退役後初めて女満別へ寄港した[67]。 | |
A320-214SL | JA23MC | 5931 | JA三井リース NECキャピタルソリューション |
2014年 | 1月21日2021年11月11日 | 新IFE/新シート、国際線就航可能機材 「Spirit of Kitakyushu」、金帯 2021年11月8日、JA08MC同様女満別経由で離日 |
SFJ95便(東京/羽田発北九州行き)、SFJ70便(北九州発東京/羽田行き)の2便以外は、スターフライヤーの機材・乗務員で運航する全日本空輸(ANA)との共同運航便[68]。
国際線は新型コロナウイルスの影響で、2025年3月29日までの全便運休が決まっている。
公式ホームページの会社概要の「コンセプト」項目で、「将来的には北九州空港から上海・杭州・ソウルなど近距離国際線や国内主要都市も視野へ入れ」と触れられており、北九州空港をハブに路線を拡大する構想を表している。2012年1月時点では、運航中の北九州 - 釜山線以外にチャーター便による実績を上げて定期便就航する予定である。なお、国際線就航に伴い同社の国際線航空券発券業務を日本国内は全日本空輸系列のインフィニ、国外では全日本空輸、キャセイ・パシフィック航空、チャイナエアライン、フィリピン航空、ロイヤル・ブルネイ航空、マレーシア航空、シンガポール航空、ガルーダ・インドネシア航空などアジア主要な航空会社が共同で開発設置したアバカスが予約管理システムとして独占計画販売を締結[要出典]。2008年3月28日に発表された2008年度事業計画[75] では、2008年度からの5年間の中期経営計画として韓国・中国・台湾・香港・マカオなど東アジアへの近距離ビジネス路線の展開も盛り込まれていたが、経営難もあって実現することはなかった。一方、2015年5月1日に発表した新中期経営戦略では、2017年からの成長戦略において現行機材を活用した深夜早朝帯のチャーター便を積極的に計画し、状況に応じて国際定期便を再開させることも視野に入れている[76]。
2017年10月31日に開催された取締役会で国際線再参入を決議し、2018年冬スケジュールから北九州・福岡・名古屋/中部 - 台北/桃園線の3路線を開設することを発表[42] していたが、2018年7月20日に福岡空港の発着枠の獲得調整が非常に困難な状況で2018年冬季ダイヤにおいて当初予定のうち福岡 - 台北(台湾桃園)路線の就航を断念することを発表[77]。
デザイナーの松井龍哉(フラワー・ロボティクス)監修によるトータルデザインでは、「瞬時に認知できる」コーポレートカラーとして黒を選択[78]。受付カウンターや自動チェックイン機・運航機材のみならず、チケットや封筒などのオフィスツールから広告・Webサイトまで一貫して黒と白によるコーディネートが行われている。このトータルデザインは、2006年度のグッドデザイン賞を受賞している[78]。
東京国際空港では、第1ターミナルビル南ウィング(かつて日本エアシステムが使用していた搭乗ゲート)を使用する。第1ターミナルの搭乗ゲートは、出入口から最も遠い位置にある1番か2番、またはランプバスを使用して移動するオープン(ターミナルから離れた)スポットが多い。なお、関西線・山口宇部線は2020年10月24日までは第2ターミナルビルのANAカウンターにて搭乗手続きを行っていた。このため、機材繰りによっては、第1ターミナルの1番スポットに到着した後にスターボード側にタラップを付け、バスで第2ターミナルに向かう(例;山口宇部→羽田のSFJ16便)ケースがあった。
その他の空港では、北九州空港のみ自社カウンターにて、中部国際空港・関西国際空港・山口宇部空港・福岡空港・那覇空港ではANAカウンターにて搭乗手続きを行う。
客室乗務員の制服は女性についても当初はパンツスタイルを採用していた[注 9] が、2016年12月に10周年を記念して、制服リニューアルを行い、新たにワンピース等も導入された(パンツも併存)[79]。
5号機新規導入に伴い、2007年12月から機内インターネットサービスを導入する予定だったが、5号機の導入予定を延期したため見送られた。5号機は2011年に受領したが、インターネットサービスは行われていない。また、2009年春を目処に、機内での携帯電話の使用を可能とするサービスを開始したいと表明したが、これも2013年7月時点では開始されていない。なお、機内での携帯電話が使用可能となるのは、導入するエアバスA320の最新型が、翼などを制御するフライ・バイ・ワイヤのパーツとして銅線ではなく光ファイバーを用いるため、計器に与える影響が少ないことによる。
離陸前・着陸後の機内BGM(ボーディングミュージック)にはPax Japonica Grooveを起用している。採用曲は以下の通り。
予約発券等のCRSシステムは、AIRDOやソラシドエアなどと同様に業務提携している全日本空輸のable-Dを用いており、大半の係員操作端末や自動チェックイン機(SCM)・航空券自動販売機(ATV)は過去に全日本空輸で用いられていた機種を流用している。その関係で、スターフライヤー利用者でも機種によっては発券される航空券が「全日空航空券」と印字される場合があったが、現在では「スターフライヤー航空券」(左上にSFJと印字)表記で発券されるようになった。一方SCM・ATVで発行されるレシートは全日本空輸で、ANAロゴの下に「(STAR FLYER)」と印字され発行される。全日本空輸とのコードシェア便も含めてSKiPサービスの利用はできなかったが2007年12月下旬から取扱を開始した。SCMの外観は全日本空輸と同一であるが、ATVは全面ブラックに塗装されている。
オーディオ・ビデオサービス用のヘッドホンは座席ポケットに入っておらず、搭乗時に客室乗務員が配布している。個人型液晶モニターに表示される飛行位置表示システムの地図は、中規模の都市名も日本語・英語表示されるほど細かい。
エンターテインメントプログラムは月替わりで、ビデオサービスではNHKニュースや映画等の他に『日本!食紀行』→『日本のチカラ』(民間放送教育協会)や福岡民放局のオリジナル番組など12チャンネルを視聴することが出来る。また、オーディオサービスでは『CCROSS FM Playback Best Hits』(CROSS FM、ナビゲーター:立山律子)、『LOVE FM NUMBER SHOT』(ラブエフエム国際放送)といった、福岡のラジオ局によるオリジナルプログラムなど8チャネルが配信されている。オーディオサービス番組(ラジオ局制作以外)のナビゲーターには鈴木万由香が起用されている(2019年9月現在)。過去のプログラムについては公式サイトにバックナンバーが掲載されている。2023年3月からはビデオサービスの番組が一新され、ジャパネット傘下のBSJapanextの番組(『パネルクイズ アタック25 Next』など)に差し替えられている[83]。
ビデオサービスは11号機以前の「TypeI」と12号機以降導入の「TypeII」があり、TypeIではビデオのループ再生だったものが、TypeIIではビデオ・オン・デマンド機能が取り入れられ、好きなタイミングで好きなところから閲覧出来るようになった[84]。また、TypeIIでは読売新聞電子版(日本語・英語)をはじめとして複数の電子書籍を閲覧することが出来る。
機内誌として『Mother Comet』を制作していた(当初隔月更新・A4判、2016年4月より毎月更新・B5判[85])。なお、TypeIIでは機内誌も電子書籍化されており、紙媒体での配布はない。また、北九州市発行の情報誌『雲のうえ』(季刊)を希望者に配布している。2023年3月からは前述のジャパネットHDとの提携に伴い、『Mother Comet』に代わる新機内誌として『S magazine・J catalog』(隔月刊)を導入したものの[86]、2024年3・4月号を最後に発行を休止しており[87]、以後は機内誌を発行していない。
機内ではドリンクサービスを実施している。2018年3月時点ではオニオンスープ(東京/羽田、名古屋/中部、那覇到着便)、ミネストローネ(東京/羽田、名古屋/中部、那覇出発便)、タリーズコーヒーとチョコレート「カレ・ド・ショコラ」、アップルジュース「希望の雫」、「福岡の八女茶」冷茶、温茶、ミネラルウォーター「ゆふの黒」の他、期間・数量限定でマンゴージュース「Juicy トロピカルマンゴー」を提供している[88]。2006年9月30日までは、18時以降の出発便でビール(キリン一番搾り、新日鉄八幡製鐵所の鋼材で作った缶とアナウンスしている)も提供されていたが、本社のある福岡県内で発生した福岡海の中道大橋飲酒運転事故を受け、飲酒運転防止のために提供が中止された。なお、2007年9月14日から同年10月31日まで、東京/羽田 - 大阪/関西線の17時以降の出発便に限り、ビール(サントリー ザ・プレミアム・モルツ)の提供を再開していた[89]。2018年2月8日から5月7日までの北九州‐那覇線限定でヘリオス酒造の「星空のポーター」と「青い空と海のビール」(おつまみとしてもち吉「絶品チーズ煎餅」が付く)を有料で提供している。
東京/羽田‐北九州線・福岡線・山口宇部線、北九州‐那覇線では「STARFLYER★CAFÉ」と称し、機内で軽食を販売している。2018年3月時点のメニューは玄米とポルチーニ茸のクリームリゾット、八女玉露チョコサンド付き(いずれも機内販売で持ち帰り用の購入可能。なお、機内販売は全ての路線で実施)。
国際線においては3か月ごとに変更されるメニューで、全て無料でホットミール(台北からの北九州便と前述の機材充当時はコールドミール)のメインディッシュとデザート(日本発、台湾発とも現地の菓子)とミネラルウォーターが提供される。ミール提供時と回収時にビール(キリン一番搾りかアサヒスーパードライ)と国内線と同様のタリーズコーヒー、アップルジュース、冷茶、温茶、ミネラルウォーターのドリンクサービスがある。また機内販売については国内線と同様である。
また、着陸時の気圧変化で耳が痛くなった乗客の症状緩和のために着陸後に飴を配布するサービスも行っている。
日本の航空会社では珍しく、離陸前に放映される機内安全ビデオを凝ったものにしている。
2014年7月現在、通年運航されるダイヤの日本の国内線旅客便では、最も早く運航を開始し、最も遅く運航を終了する航空会社である[注 10]。北九州5:30発→羽田7:00着の早朝第1便、羽田22:55発→北九州0:30着の最終便(いずれも2014年7月時点)など、日本では異例の深夜早朝便を設定し、他社との差別化を図っている。
2006年11月から当時の羽田発の早朝第1便、北九州発の最終便を運休した。これにより1日12往復から11往復となった。これは、早朝深夜便の搭乗率が約30%(羽田発の早朝便、羽田着の最終便では1割台)と低迷していたためである(2006年6月分)。低迷の理由として、公共交通機関によるアクセスが少ない北九州側は自家用車(マイカー)の利用が多いが、逆に自家用車でのアクセス利用が少ない東京側では、接続する公共交通機関が無いことが挙げられる。
たとえば、北九州23:15発の上り最終92便(当時)が0:45に到着した時点では、東京国際空港からの鉄道(東京モノレール、京急線)やリムジンバスの運行が終了しており、一般タクシーや自家用車以外には、予約制の乗合タクシーしか利用可能な交通手段が存在しない。
深夜・早朝に北九州空港を発着する便(SFJ70便、SFJ93便、SFJ95便)では空港まで・空港からの公共交通手段が小倉駅(エアポートバス)もしくは福岡市内向け(福北リムジンバス)に限られるため、北九州市内各地との間で定額運賃の乗合タクシーが運行されている[96]。電話またはWebサイトから事前の予約が必要となる。
独自のマイレージサービスとして2006年(平成18年)10月から「STARLINK MEMBERS」を提供している[97]。2018年(平成30年)時点の会員数は約40万人で、年齢層は30歳から50歳代が全体の約7割、男女比は男性が63パーセント、女性が37パーセントとなっている[97]。
1年間の搭乗回数に応じて3段階の会員ステータスがあり、年間9回以下は一般会員、10回以上はALTAIR(アルタイル)、30回以上はVEGA(ベガ)となる[97]。ALTAIRでは搭乗マイル積算率の増加、クーポン利用、優先搭乗、手荷物優待といったサービスが提供され、VEGAではこれらに加えて空港ラウンジ利用、チャット利用、レンタルサービスのサービスを受けることができる[97]。
従来はカードタイプの会員証を発行していたが、2018年(平成30年)9月のサービス刷新に伴いスマートフォン用のアプリに移行した[97]。
2021年10月に客室同伴「機内ペット同伴サービス(仮称)」の検証フライトを実施し[98]、以降も検証フライト実施した[99]。
2022年3月27日から正式に機内ペット同伴サービス「FLY WITH PET!」として羽田=北九州線の特定便、各便1組、小型の犬及び猫(スターフライヤー専用ケージサイズ:50cmX40cmX40cm使用)限定で機内持ち込み、客室最後尾、飼い主隣席利用で運航中ケージシートベルト固定、飛行中ケージから出さないなど航空法に則った条件で1回5万円(ケージ使用、座席確保及び使用後消臭、清掃、消毒費用込み)の料金で利用可能とした[100]。
2022年10月30日以降の冬ダイヤからは羽田=北九州線全便、引き受け可能数を各便2組までサービス対象を拡大している[101]。
2024年1月15日からは対象路線を国内全路線に拡大した[102]。
予約変更が可能な大人普通運賃・小児運賃・往復運賃の他に、以下の割引運賃等がある[103]。
2007年から、ギラヴァンツ北九州(当時Kyuリーグ、現Jリーグ)のスポンサーとなっている。かつてはJリーグアビスパ福岡やセレッソ大阪のオフィシャルスポンサーとなっていた。
また、プロ野球福岡ソフトバンクホークスのオフィシャルスポンサーとなっており、2015年9月24日には「~羽田深夜発チャーター便で行く~ ホークスプレミアムツアーinヤフオクドーム3日間」と題し、ホークスのロゴが入ったオリジナル搭乗証明書のプレゼントやホークスの選手による機内放送を行うチャーター便を羽田 - 北九州線で運航した[111]。
その他バスケットボールB.LEAGUEのライジングゼファーフクオカのオフィシャルスポンサーとなり、ライジングの関東、東北方面への遠征時に利用されている。
2017年以降、大相撲の北九州巡業に賞賛しているほか、同年から福岡県出身の幕内力士である松鳳山裕也と琴奨菊和弘に懸賞を掛けており、2019年1月11日には松鳳山にスターフライヤーの尾翼をデザインした化粧まわしを贈呈した[112][113]。
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