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日本のテレビアニメ番組、『機動戦士ガンダム』に登場する架空の兵器 ウィキペディアから
ガンダム(GUNDAM)は、「ガンダムシリーズ」に登場する架空の兵器。有人操縦式の人型ロボット兵器「モビルスーツ」(MS)の一つ。初出は、1979年放送のテレビアニメ『機動戦士ガンダム』。
作中の軍事勢力の一つ「地球連邦軍」が開発した試作機の1機で、主人公「アムロ・レイ」の搭乗機。額のV字型ブレードアンテナと、人間の目を模した双眼式のセンサーカメラが特徴で、ほかのMSに比べ人間に近い形状を持つ。これらの特徴は、以降のシリーズ作品に登場する「ガンダムタイプ」の基本となった。敵対勢力である「ジオン公国軍」のMSの多くを凌駕する性能を持ち、パイロットのアムロの成長と相まって「一年戦争」で伝説的な戦果を上げる。
通常、単に「ガンダム」と呼ばれる機体は、アムロの乗る白ベースに赤・青・黄色のトリコロールの2号機(型式番号:RX-78-2)を指すが、『ガンダム』本放送終了後に展開された企画や外伝作品などで、配色や一部仕様が異なる同型機が複数開発されたと設定された(後述)。
メカニックデザインは大河原邦男が担当。ただしバリエーション機などについては、大河原のデザインをもとにほかのデザイナーが担当している場合もある。
デザインは、大河原が総監督の富野喜幸の「富野メモ」[注 1]にあったラフ稿を参考に描いたが、大河原は途中参加だったためにサンライズ側の作品意図やイメージが十分に伝わっていなかった[1][2]。そこで作画監督の安彦良和が、作品コンセプトの参考にしたSF小説『宇宙の戦士』の表紙カバーや挿絵としてスタジオぬえの宮武一貴が描いたパワードスーツを参考にラフデザインを描いた[3][4]。しかし「これは主役メカにはならない」ということで却下となり、後にガンキャノンのデザインに転用された[1][2]。一方、大河原が次に考えた宇宙服を基本としたデザインも主役向きではなかった[1]。そこで大河原が新たにガンダムの原案となる「侍」モチーフのロボットを提案し、これを安彦がクリンナップしてカラーリングにも手を加え、ガンダムのデザインが完成した[注 2][1]。大河原の案では顔に「口」が付いていたが、「口はいらないはずだ」という安彦の意見から、マスクをつけたデザインに変更された[2][6]。
デザインのアイデンティティは、「背中に差したビーム・サーベル」「白が主体の配色」「足首やふくらはぎを設けた人型重視のフォルム」である[注 3][8][9]。サンライズのロボットアニメは伝統的に戦国武将の甲冑や武者人形をモチーフにしており[注 4]、ガンダムもその流れの中にある[5][10]。しかしガンダムの場合はより軽快な「足軽」がイメージにあったため、それ以前の作品に比べると装飾があっさりしたものになった[11][10]。
富野は配色を白一色にしたかったが玩具化した際に他のカラフルな玩具にインパクトで負けるため、従来通りのトリコロール色になった[注 5][12]。それでも、大河原の最初のデザインではトリコロールそのものだった配色を安彦が白の印象が強いものに手直しした[13][1]。またクローバー社から発売された玩具はベースが銀色だったが、富野はアニメでも銀色にしたかったという話もある[14]。当時、現実の戦闘機もジュラルミンの地色のままの銀色のものも多かったので、富野も「塗装してあること自体が不思議じゃないか」と言っていた。そこから、ガンダムがトリコロールに塗られている理由は「試作機なのでデモンストレーションが目立つ色にしたため」という解釈にしようということになった[14]。
ガンダム | |
---|---|
型式番号 | RX-78-2 |
頭頂高 | 18.0m[15] |
本体重量 | 43.4t[16] |
全備重量 | 60.0t[15] |
装甲材質 | ルナチタニウム合金[17][注 6] ガンダリウムα[19] |
出力 | 1,380kW[16](65,000馬力[20]) |
推力 | 24,000kg×2、3,750kg×2[21] 総推力55,500kg[16] |
センサー 有効半径 | 5,700m[16] |
最高速度 | 205km/h[22]、165km/h[21]、130km/h[20] |
武装 | 60mmバルカン砲×2 ビーム・ライフル ハイパー・バズーカ ビーム・サーベル / ビーム・ジャベリン×2 シールド スーパー・ナパーム ガンダム・ハンマー ハイパー・ハンマー |
搭乗者 | アムロ・レイ セイラ・マス |
地球連邦軍の技術の粋を集めて作られたMSであり、ジオン公国軍のMS-06F「ザクII」を徹底的に研究し開発された[23][注 7]。
計8機が生産されたRX-78ガンダム[22]の内、2号機は当初RX-78-1と同仕様だったが、サイド7への搬入後に1号機と共に装甲と駆動系を3号機と同一仕様(RX-78-2)に刷新[23][25]。また、最新技術であるエネルギーCAPを採用した携行式メガ粒子砲「ビームライフル」[22]の仕様を固定式ハンドショットガンスタイルから分離式に変更している[25]。こうした背景から、公式には試作機と呼ばれつつも良質の材料と最高の技術で完成されたカスタムメイド機としたほうが正しいともされている[23]。ロールアウト時の色彩は銀地に白、赤で塗り分けられていたが、サイド7搬入後に銀地を白に変更し、最終テスト時に1、3号機と同じくトリコロールのデモカラーとなった[25][注 8]。
RX-77ガンキャノンを経て開発されたガンダムは、重火器を固定装備とした前型から兵装・防御システムを最低単位に分離し、対MS戦でザクを凌駕する高機動MSとなっている[25]。ジオン軍の一連のMSに単一機種で対抗可能なよう設計され、装甲材はRX-77から引き続きルナチタニウム合金を採用。加えて、特殊樹脂や強化セラミックを充填した三重のハニカム装甲とすることで軽量化の両立にも成功した[26][注 9]。完成度の高さは群を抜いており、MS-14ゲルググとともに一年戦争における最高位のMSである[23]。性能面では後の量産型RGM-79を遥かに凌駕する機体だが、その一方で量産化を前提とした設計であるにもかかわらずコストは高額となった[26]。
RX-78の2号機はサイド7にて実用実験を行った後、ホワイトベースに搭載されアムロ・レイの乗機として活躍[25]。後に2号機はマグネット・コーティング等の処置を受けてRX-78-3と一部同等の仕様に刷新された。この際に型式番号もRX-78-3に改められたとする資料[27]、アムロが3号機(G-3ガンダム)に乗り換えていたとする資料もある[25]。
一年戦争における2号機の活躍は連邦軍にとって希望の象徴、ジオン軍にとって恐怖の対象だった[28]。結果として名称や頭部の造形などは「ガンダムの持つ魔力」と形容されるほど特別な意味を持つ事となり、いわゆる「ガンダムタイプ」MSの乱発など後のMS開発の方向性にも大きく影響を及ぼしている[28]。
試作機にもかかわらず、いきなり実戦に投入され、3か月余りの間に200機以上のMSと15隻以上の艦船、および5機以上のモビルアーマーを撃破するといった戦果を挙げている。
機体のテストと最終調整のため搬入されたサイド7において、ジオン公国軍のMS隊の強襲を受けた際に、偶然にも操縦マニュアルを拾い、成り行きで開いていたコクピットに乗り込んだ民間人の少年アムロ・レイの操縦によって、ザクIIと初のMS同士の戦闘を行った末、勝利した。その後はニュータイプに覚醒するアムロの力もあり、ジオン公国軍兵士から“ジオンの赤い彗星”との対比で「連邦の白いヤツ」[注 24]と呼ばれ恐れられるほどの戦果を挙げる。劇中でジオン側の人物が連邦の新型MSを「ガンダム」と呼んだのは、第6話でのシャア・アズナブルのモノローグ(「彼がガンダムと戦って死ぬもよし」)が最初であり、第7話でガルマ[注 25]、第11話でシャアが「ガンダム」という名に言及している。ジオンの一般兵が最初に「ガンダム」と呼んだのは、第17話でコズンがホワイトベースから通信して友軍に情報を送った際である。
一年戦争の最終決戦であるア・バオア・クーの戦いにおいては、固定武装のほか両手にハイパーバズーカ2挺、腰部にビームライフル、背部にシールドという空前の重武装で出撃。シャアの搭乗するジオングと交戦の結果相討ちになり、大破・放棄される。この際、左腕と頭部を失いながらも仁王立ちとなり、上方を飛ぶジオングの頭部をビームライフルで撃破したシーンは「ラスト・シューティング」と呼ばれ[注 26]、ポスターなどに多く描かれる有名なシーンとなる。このあとジオングの放った最後の一発により右腕と右脚を破壊され、行動不能になったが、コア・ファイターの分離システムは生きており、アムロがア・バオア・クーからの脱出に使用した。
劇中では、アムロ以外ではセイラ・マスが唯一搭乗している。第16話では無断で出撃するも、コズン・グラハムのザクIIに鹵獲されそうになり、アムロが搭乗するガンキャノンに救われる。第20話のランバ・ラル隊の襲撃の際には、独房入りしているアムロに替わって搭乗、ビーム・ライフルでギーンのザクIIの頭部を破壊して行動不能にしている(直後にアムロと交代)。なお劇場版第2作『哀 戦士編』では、アムロが命令無視でガンタンクで出撃した際にリュウ・ホセイも搭乗している。
アニメ『リング・オブ・ガンダム』では、“アムロの遺産”の一部としてその後の同機が登場する(型式番号:RX-78-2)。一年戦争後に回収・修理され、宇宙世紀のあいだに機能的な部分をアップデートしつつ維持されていた。劇中ではリング・コロニーに保管されていたものをエイジィとユリアが奪取し、“ビューティ・メモリー”と呼応させた。
以下の機体(群)についてはリンク先を参照。
『MSV』で文字設定のみ掲載[68]。連邦軍のMS開発系統図で、ガンキャノン初期型とプロトタイプガンダムの中間に位置する。ガンダムの原型機とされる以外は詳細不明。なお、原型機の試作に至るまで数十回の設計変更がおこなわれている[38]。
『ガンダムマガジン』No.1掲載の細井雄二の漫画「RX-78誕生秘話」にも、ガンダムの「ひな形」と呼ばれる機体が登場する。開発者はテム・レイで、大きさがザクの半分程度しかなく、外観もガンダムとはかなり異なる。ジオン軍から鹵獲したザクの頭部をビーム・ガンの一撃で破壊するが、連邦軍のMSパイロットの育成が遅れており、乗りこなせずに射撃の反動で倒れてしまう。
『MSV』で設定された。ファーストロットに属するガンダムの初期の仕様で、特に1号機を指すことが多いが、2号機も当初はこの仕様である[25]。『MSV』の続編である『MSV-R』で、顔面の形状が異なる「プロトタイプガンダム(ロールアウトタイプ1)」が新たに設定された[注 28]。
『ガンダムセンチュリー』に登場。まだ「ガンダム」という名称が付けられる以前の仕様とされる。宮武一貴のイラストによれば、シンプルな下半身はほぼジムそのもので、額のV字アンテナがなく、代わりに側頭部から2本のアンテナが伸びている。
『MSV』で設定された。ファーストロットに属するガンダムの最後の仕様で、特に3号機を指すことが多い。「G-3ガンダム」の名称は無線コードネームによるとされる[83]。
『MSV』の文字設定が初出で、のちに『M-MSV』で新設定とともにデザインされ、ゲーム『機動戦士ガンダム外伝 宇宙、閃光の果てに…』で追加設定とともにリファインされた。セカンドロットに属するガンダムの通算4番目の仕様で、4号機をもとに改修されている。コードネームは「G-04」。
出典はガンダム4号機と同じ。セカンドロットに属するガンダムの通算5番目の仕様で、5号機をもとに改修されている。コードネームは「G-05」。
『MSV』の文字設定が初出で、のちに『M-MSV』で新設定とともにデザインされ、ゲーム『ジオニックフロント 機動戦士ガンダム0079』で追加設定とともにリファインされた。セカンドロットに属するガンダムの通算6番目の仕様で、6号機をもとに改修されている。
『MSV』の文字設定が初出で、のちに『M-MSV』で新設定とともにデザインされ、ゲーム『機動戦士ガンダム戦記』で追加設定とともにリファインされた。セカンドロットに属するガンダムの通算7番目の仕様で、7号機をもとに改修されている。
『ガンダムセンチュリー』および『MSV』で文字設定のみ記載された。『ガンダムセンチュリー』でガンダムの総生産数は8機である旨が記述され、『MSV』では「8号機」の表記が見られる[25]。「ガンダム8号機」(型式番号:RX-78-8)の表記が見られるのは、バンダイ発行の『ENTERTAINMENT BIBLE .42 機動戦士ガンダム MS大図鑑【PART.6 デラーズ紛争編〈上〉】』のMS開発系統図のみである[109]。
メカニックデザイン企画『MSV-R』で設定された。画稿は『ガンダムエース』誌上で公募された『MSV-R』読者参加企画第2回のグランプリ作品である「ガンダムスナイパータイプ」をもとに、大河原がクリーンアップしたものである。
宇宙世紀を舞台とする作品ではない漫画『プラモ狂四郎』の主人公の京田四郎が作中でスクラッチビルドによって製作した模型作品として初登場し、同時期に展開していた『MSV』の一環としてもプラモデル化された。『MSV』ではあくまで『狂四郎』のものとして宇宙世紀の設定とは関連させていないが(ただし、本機をベースにデザインされたフルアーマーガンダムが宇宙世紀の機体としても設定されている)、のちに発行された書籍では連邦軍が情報操作用に制作したCGによる架空の機体としているものもある[113](型式番号:PF-78-1[114] / RX-78[115])。
漫画『機動戦士ガンダム サンダーボルト』に登場。陸戦仕様のサイコ・ザク マークIIを宇宙仕様にするため、装甲やパーツをジオン残党軍が隠匿していたガンダム(イオ・フレミングが搭乗していたフルアーマー・ガンダムそのもの)の物に換装した機体。
ツクダホビーのシミュレーションボードゲーム拡張キット『トワイライト オブ ジオン』に登場(型式番号:RG-79AV)。
『サイバーコミックス』01掲載小説「TOP GUNDAM」に登場(型式番号:RMS-114)。名称は"Gundamtype Experienced Exertion Mobilesuit"の略で、ガンダム系の発展量産機とされる。カメラ・アイはジム系のゴーグル・タイプ。
『SD CLUB』第18-19号掲載のたけばしんごの漫画「シークレット・フォーミュラー 水中型ガンダム」に登場。題名では「水中型ガンダム」だが、作中では「アクア・ガンダム」または「ガンダム」と呼ばれる。同じく『SD CLUB』で発表された(のちにM-MSV)水中型ガンダム(アクア・ジムがベース)と外観に共通点が多く見られるが、肩部などが異なり、作中でジム系がベースであるとは語られていない。武装は右腕のハンド・アンカーは装備されず、ガンダム2号機と同型のビーム・ライフルを携行する。移動の際には小型潜水艦「Gマリナー」に搭載される。
「電撃ホビーマガジン」の雑誌企画『ソロモンエクスプレス』に登場(型式番号:RX-78-2)[118]。
雑誌企画『ソロモンエクスプレス』に登場。
漫画『機動戦士ゼータガンダム1/2』に登場。
動く実物大ガンダムプロジェクト「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」で設定された機体[120]。
デザイン上の特徴としては、全体的にシャープとなった形状や、肩や肘、膝などの関節部にホイールなどの張り出しが存在すること、股と脛の長さが均一なことなどがある[121]。実物は全高18m、重量25t[122]。
この節の加筆が望まれています。 |
「2025年日本国際博覧会」(大阪・関西万博)で設定された機体。
漫画『機動戦士ガンダム ラストホライズン』に登場。ジオン軍が入手した連邦軍のMSのパーツから制作した試験機。
ゲーム『機動戦士ガンダム ギレンの野望』シリーズでは、戦争の流れにおけるif(公式の歴史設定とは異なる架空の流れ)が楽しめるよう作られたため、ルートによっては地球連邦軍以外の勢力でもガンダムの製造が可能となる。
ゲーム『機動戦士ガンダム ギレンの野望』に登場。シャア・アズナブルことキャスバル・レム・ダイクンの乗機として製作されたガンダム(型式番号:RX-78/C.A)。
「ニュータイプの理想を実現するべく、キャスバル・レム・ダイクンがネオ・ジオンを率いて決起したら」というIFの歴史に基づいた設定のMS。キャスバルはニュータイプの象徴としてガンダムを用いている。ガンダムの設計図を基にキャスバルに合わせて独自の調整がされており、他のシャア専用機同様、赤を基調としたカラーリングになっている。
性能面では攻撃力などは普通のガンダムより若干上程度だが、運動性と限界が倍近く高く、耐久は若干下と、シャアらしい機体になっている。パイロットが赤い彗星だけに、コア・ファイターまで赤系統のカラーリングとなっている。
なお、ガンダムシリーズを代表するMSとキャラクターの組み合わせということもあり、他の「ガンダム」を題材にしたゲームやプラモデル・フィギュア等で登場することも多い。
また、本機に近い機体としてゲーム『戦士達の軌跡』にシャア専用ガンダムが登場する(形式番号:RX-78 Ver.CHAR)。キャスバル専用と同じくシャアのパーソナルカラーで彩られた点では同じだが、性能は普通のガンダムとほとんど変わらない。ジオン公国製の武器を装備できる。
ゲーム『機動戦士ガンダム ギレンの野望』に登場(型式番号:RX-78T)。
「宇宙世紀の史実よりも早くティターンズが成立していたら」というifの歴史に基づいた設定のMS。ティターンズカラーである濃紺に塗装されているのが特徴。
同ゲームで登場するキャスバル専用ガンダムに比べ立体化される機会は少なく、わずかに玩具「MIA」の「ガンダム(セカンドバージョン)」、プラモデル「BB戦士」の「ゼータガンダムMSコレクション」、香港バンダイ限定商品「可動戦士ガンダム」の「ティターンズカラーバージョン」程度である。また、『SDガンダム GGENERATION ギャザービート』にも同じカラーリングのガンダムが登場するが、この作品ではティターンズが登場しないストーリーのため「ガンダム・ムラサメ研究所仕様」の名称になっている。
ゲーム『機動戦士ガンダム ギレンの野望 特別編 蒼き星の覇者』に登場。
「ジオン軍がガンダムを鹵獲し、開発していたら」というifの歴史に基づいた設定のMS。深緑に塗装されており、ゲルググと同タイプのシールドを装備しているのが特徴。
また、「ジオン軍によって鹵獲されたガンダム」という設定の機体は、ゲーム『機動戦士ガンダム 連邦vs.ジオンDX』にも登場している。
ゲーム『機動戦士ガンダム ギレンの野望 アクシズの脅威V』に登場。サブタイトルはテム・レイ軍シナリオ時。指導者テム・レイ搭乗。
漫画・アニメ『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では原作アニメと異なり、一年戦争開戦以前からガンキャノン(最初期型)がアナハイム・エレクトロニクスにより開発・生産されて連邦軍で運用されている設定となっている。しかし、対MS戦闘を考慮していないためにジオン公国軍のブグおよびザクIとの史上初のMS同士の戦闘で完敗を喫し、その教訓から同社のMS開発部長テム・レイの指揮のもと、新たに対MS戦に特化したMSとして本機が開発されることとなる。
2号機の前期型以前のロールアウト時の仕様。テレビ版『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星』の第3弾エンディングで開発風景が描かれ、第12話版ラストの開発スタッフとの記念写真に登場(脚部は未完成状態)。『ガンダムセンチュリー』のRX-78プロトタイプ[129]およびプラモデル「1/144 プロトタイプガンダム」のボックスアートに描かれた「もう1機のガンダム」[130]をモチーフにしており、名称は『MSD』(後述)による。
カラーリングは白とライト・グレーを基調にしており、頭部アンテナはガンキャノン最初期型と同タイプのもの(後頭部に垂直に2本)となっている[131]。ほかに中期型と同じ肩アーマーのフックや、左前腕部甲に前期型との差異が認められる[注 41]。のちに、ガンキャノン機動試験型で試作されたV字アンテナに換装され、カラーリングもトリコロールに変更される[131]。
漫画版に登場する1号機は2号機の前期型と同様であるが、黄色を基調とし、格子状のラインとマーカーが入った衝突実験用のダミーを思わせる塗装となっており、頭部ツインアイはヘビーガンダムのようにバイザーで覆われている。また、ランドセルはショルダー・キャノン装備型に換装されている。
メカニックデザイン企画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN Mobile Suit Discovery (MSD)』に登場。『THE ORIGIN』ではガンダムは宇宙で開発されているものの地上での運用も想定されているため、同機がサイド7で実働試験をおこなっている時期に、工期短縮のため地球での環境試験を並行して進めていたチームがいたはずだろうという発想をもとに設定された[132]。
『MSD』に登場。
雑誌企画「ガンダム・センチネル0079」に登場。
いわゆるアニメ版のガンダムの解像度をあげたもの。1989年、当時最新のガンダムであったガンダムNT-1アレックスのデザインを見た、あさのまさひこの「ガンダムとアレックスは実際は同じ機体なのでは?」という発想から、カトキハジメが「アレックスのデザインから逆算したRX-78 ガンダム」としてデザインしたものである。そのため頬当てや鎖骨部のダクト、腰のアーマーの形状やヘリウムコアの形状などアレックスのデザインとの共通点が見られる。さらに、対ジオング戦での、ラストシューティングを既存のガンプラのように肩ブロックを回転しないで大河原邦男のめぐりあい宇宙のイラストのように可能にするために、肩装甲が展開して腕が真上にあげられるデザインが考案され、テレビ版初期や映画版で安彦が原画を描いたRX-78にも多大な影響を受けている。モデルグラフィックス誌の『センチネル0079後編』での1カットの為に模型作例が細田剛+高梨令withセンチネルワークスによって製作され、カトキのデザイン画と共に誌面に掲載されファンの注目を集める事となり、「HG 1/144 RX-78 ガンダム」の組み立て説明書イラストやLDパッケージなどで、胸部ディテールなどが一部簡略されて掲載された。また『ガンダム・センチネル0079』に登場したGM後期生産型はガンダムのデザインが完成後に逆算的にデザインされた。その後Ver.ka(バージョンケーエー)と称されるようになったのは、Bクラブがガレージキットとして発売する際、当時バンダイとモデルグラフィックスがセンチネルの版権問題で揉めており、「ガンダム・センチネル」の名称を使用できなかったため、苦肉の策として、センチネル連載当時にカトキが読者投稿コーナーなどでの自身のコメントであると示す為に使用されていた「ka」という表記を使用した事が発端である。
その後数多くのガレージキットメーカー、および個人ディーラーなどの手によって幾度となく立体化されるのみならず、バンダイのプラモデル「マスターグレード」と完成品TOY「GUNDAM FIX FIGURATION」でも立体化された。
2020年、「機動戦士ガンダム40周年記念 ガンダム×KEN OKUYAMA DESIGN×LDH JAPAN“G40プロジェクト”」として制作・公開されたスペシャルWEBムービー(通称『ガンダムG40』)に登場。2019年12月には、このプロジェクト用にリ・デザインされたガンダムの設定を基にしたガンプラも販売された。(以下、リ・デザインされたガンダムを「G40」と呼称)
※ 以下の記述のソースは右記出典のリンク先を参照[139]。
プロジェクトの起点は上述のガンダム40周年関連プロジェクトの一つとして、マイルストーン的なガンダムのプラモデル(ガンプラ)を生み出そうという事で、バンダイ側が「ガンダムを実在の工業製品としてデザインする」というアイデアを出したことに端を発する。ここから現実社会で実在する工業製品のデザインを多く手掛けている奥山清行(KEN OKUYAMA)の協力を得てRX-78ガンダム(以下「RX-78」)のデザインを「再解釈」してG40が生み出された。よってG40の諸元や武装は基本的にはRX-78と同一である。
1970年代のリミテッドアニメ映像で動かす事を前提にしてデザインされたRX-78は、その後ガンプラとして立体物として数多の商品化がされた際、各部位の可動に独自の解釈がされるケースが発生。代表的な例としては「腰部のアーマーを可動させて複雑な動作の再現に対応」などが挙げられるが、G40はスペシャルWEBムービーの監督である松尾衡による進言もあり、実際の工業製品と同様の環境で設計し、3DCGで動かしやすいような再解釈が成されてデザインされている。前述した腰部アーマーも非可動となった替わりに人体関節に近づけた球体関節を各部位に採り入れ、人体の動きの基本である「ひねり」の入った動作(大地を踏みしめてビームサーベルを振り下ろす など)が人体に寄り近い形で再現できるという触れ込みになっている。(実際、G40のガンプラはアクションフィギュア並みの柔軟なポージングが可能になっている)
また、WEBムービーではコア・ファイターが変形してコア・ブロックとなりガンダムのボディと合体する際、RX-78は垂直に合体するのに対しG40は水平に差し込まれて合体するという差異も確認出来る。
2024年10月に公開されたフルCGのWebアニメ『機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム』に登場。ジオン軍側の視点を描いた本作では、連邦側の強大な宿敵として描かれており、高性能とビーム兵器をもってジオンMSを圧倒する場面が多い。「機体の開発資料が大戦の混乱で破棄された」という設定から詳細は不明であるものの[140]、ガンプラの解説書などにある型式番号のRX-78(G)Eや、機体解説にある「開発ベースと思しきRX-78…」[141]という、RX-78との関連をうかがわせる表記がされている[142]。
リアルロボットアニメの嚆矢と言われる『機動戦士ガンダム』において、主役機であるガンダムはそこまで大きな役割を果たしたわけではなく、ザクがその斬新さや革新性を担っていた[13][11]。主役機のガンダムは作品を牽引する主力商品であるため、従来の玩具を買う購買層である児童に向けた訴求力が必要で、デザインにもある種の妥協と保守性が要求された[11][143]。当初から玩具化を前提としており、目が2つあるのも[注 42]派手なカラーリングなのも、そして実際に商品化された主力製品の玩具がいかにも「玩具」という様々な武器が満載だった[注 43]のも、それが理由だった[11][143][14]。それでも、従来は「売れない色」と言われてアクセントとしてのみ使われていた白色の多用、必殺技や技の連呼の廃止、設定による様々な理由付け[注 44]など、作品のコンセプトに合わせた対応も施されていた[13][11][143]。その結果、リアルな世界観の中で中途半端な存在になったが、これがのちに「何でも許容できる」という作品のキャパシティ[注 45]につながったともいえる[143]。
現在はガンプラの対象年齢が上がったために関係ないが、当時はガンダムも玩具としてSTマーク(玩具安全基準)は無視できない存在だった。デザインの段階から尖っている部分は全て省き、強度も子供が落としたときのことまで考えなければならないなど、通過するための条件がかなり厳しく、自由にはデザインできなかった[9][146]。
作品がヒットしてブームになるにつれ、熱心なファンたちからその中途半端なデザインが「リアルではない」「子供だまし」などと問題視されるようになり、その結果、ザクをはじめとする「リアル」なジオン公国軍側MSの求心力が高まった[11]。その一方で、ブームの後追いとなる未就学児童や小学生などの低年齢層のファンは、ザクの革新性などにはあまり関心がなく、放送後に発売されたガンダムのプラモデルは順調に売れた[11]。コアなファンには中途半端に見えたデザインも、従来型ユーザーである低年齢層には十分「新しい」姿に映った結果と言える[11]。
ガンダムは「近未来の人型兵器」としての認知が高い為、技術指標としてたびたび引き合いに出される。
イベントの目玉となる「機動戦士ガンダム開発ストーリー」は、ガンダムを作るという想定で、当社の業務フローをシミュレートする。その時、当社の研究・開発、設計担当は、また製造、品質管理、さらに営業、財務、資材など担当は、それぞれどのような役割を担うのか。迫力のある映像と音響を楽しみながら、多くの社員がアイデアを出し合い、検証し協力し合いながら初めて大きなプロジェクトを完成させていく醍醐味を一人ひとりに知ってもらうイベントとなる。
防衛省技術研究本部は11月7日、平成19年度研究発表会、防衛技術シンポジウムを開催した。会場では、ネット上のコミュニティーなどでも話題になった「ガンダムの実現に向けて(先進個人装備システム)」をはじめとした研究開発成果が展示された。「ガンダムの実現に向けて」というタイトルで展示を行った理由については「扶桑社が発行する防衛省の公式雑誌『MAMOR』で技術研究本部を特集した際、ガンダムを引き合いに出したことから(開発担当者が)今回の発表でもそのまま使ったのだと思う」(防衛庁広報官)という。ガンダムというロボットのイメージとは異なるものの、先端のITを駆使したこの装備。写真で詳細を紹介したい。
前田建設ファンタジー営業部 建設業の面白さや楽しさを知ってほしい!という思いから始まったファンタジー営業部も、早いものでほぼ十年が経過しました。書籍化は今回で三作目となります。今回のテーマは「機動戦士ガンダム地球連邦軍基地ジャブロー」です。
もしもガンダムを作るとしたらいくらくらいかかるか、まじめに計算したことがあります。そうすると、材料費だけで800億円弱かかることがわかりました。これは、つくるための人件費、インフラのお金は含めません。材料費と加工費だけです。
自民党議員の間でガンダムに象徴される二足歩行ロボットの実現を党のマニフェストに入れようという動きがある。産業振興の一環として国家プロジェクトとして取り組もうという狙いのようだ。既に石破茂政調会長にも提案しているといい、ネットでも話題になっている。
商業施設(テーマパークなど)に作られたガンダムモデル以外にも、宣伝・事業の域を超えてガンダム像が作られることがある。代表例としては東京・上井草駅前に立つガンダムの銅像“大地から”など。
「等身大ガンダム」・「1/1ガンダム」とも呼ばれているが、本節では特記なき場合は便宜上“実物大ガンダム”の名称で統一する[注 46]。
基本構造は鉄骨フレームにFRP製の外装を被せた物で、スケール相応のディティール造形やマーキング、首の可動やミスト放出などのギミック、各部の電飾など非常に凝った造りで、ガンダムクライシス版同様、乃村工藝社の作製および設置。
2009年に建造され同年に一般公開されたあと、2012年までは常時設置されず、何回か場所を変えて公開された(詳細は場所ごとに後述)。これはガンプラの技術を応用する事で分解・再組み立てが容易なように設計されているため、イベント的な展示に最適だという事情も加味されている。なお分解状態では大型コンテナ25個分に収まり、保管や輸送もしやすい[148]。過去数回ほど一部パーツのみの展示も行われている(後述)。
2009年、ガンダム放送30周年記念とGREEN TOKYO ガンダムプロジェクトの一環として、東京お台場・潮風公園に立像としては世界初となるガンダム1/1(実物大)モデル(正式名称 RX-78-2 ガンダム Ver.G30th)が“建立”され、同年7月11日から8月31日の52日間、一般公開された。屋外で立った状態のインパクトは絶大であり、「現実世界にガンダムが出現する」というコンセプトにふさわしいものであった。ただし、この際はあくまで平和とエコロジーの象徴という企画を体現し、手持ち武器は装備していない。2016オリンピック・パラリンピックの東京開催の招致PRを兼ねており、8月1日より公開終了まで、左肩部分のホワイトベースのロゴがオリンピック招致ロゴに変更された。
期間中の来場者数は、当初予想の150万人を大幅に上回り延べ415万人[149]に達し、世間の耳目を集めた。一般来場者は地上からの鑑賞および撮影と足部への接触のみが可能だったが、ガンダム像の肩部にクレーンで昇り、通常では不可能なポイントでの記念撮影ができる権利がYahoo!オークションにおいて売り出され、放送作家の美濃部達宏が260万1000円で落札。また、ガンダムファンである一般の男女カップルが会場にて“ガンダム前婚”を行うなど、多くの話題を提供した。
お台場での公開終了後、ガンダム像はひとまず解体され、後述する静岡で再び大地に立つ日まで保管[注 47]された。
様々な話題と経済効果を産んだ実物大ガンダムは、当初その去就は全くの未定とされていたが、2010年初春、日本最大のプラモデル生産地であり、バンダイホビーセンターを擁する静岡市が誘致に成功したと報道。同年3月、“ガンプラ誕生30周年記念イベント”の一環として7月24日より静岡市葵区(JR東静岡駅北側 東静岡広場)で開催される「模型の世界首都 静岡ホビーフェア」会場に実物大ガンダムを設置する計画が発表された。このイベントにおける実物大ガンダムは刀身を形成した状態のビームサーベルを右手に持ち、随所をリファインしたニューバージョン(正式名称 REAL GRADE 1/1 RX-78-2 ガンダム)となった。
2010年7月24日から9月30日、12月1日から2011年1月10日の間はギミック等の演出がされる展示や様々な付随イベント、お台場でも好評だった「タッチ&ウォーク」に、グッズ・飲食物ショップも開催。前述の期間以外も、ホビーフェアが終わる2011年3月27日までは展示され観覧は可能であった(好評につき閉幕前10日間もギミック演出を行うこととし、公式発表まではされたが、東日本大震災の影響で中止された)。またホビーフェアの閉幕後も 4月1日までは解体されなかったため、遠巻きながら見学することはできたが4月2日に解体が開始され、4月8日までに展示ステージ以外の部品の解体と搬出が完了。展示ステージの解体も4月11日から開始され4月20日に完了した。
2012年、最初に公開した潮風公園に程近いゆりかもめの台場駅そばに新しくオープンする複合商業施設・ダイバーシティ東京 プラザ内のフェスティバル広場に、関節部のディティールとマーキングが異なるマグネット・コーティング後の仕様を再現した[注 48]、実物大ガンダム(正式名称 REAL GRADE 1/1 RX-78-2 ガンダム Ver.GFT)が展示されることとなった。以前のものと違い、台座がなくなり、主構造の鉄杭を地下数十mに打ち込んでいる[150]。同施設にはガンダムシリーズ30有余年の歴史を特別映像や貴重な資料展示などで体感できるエンターテイメントスペース・ガンダムフロント東京も併設されていた(2017年4月5日に営業を終了、跡地には同年8月19日ガンプラ関連をメインとしたアミューズメント施設「THE GUNDAM BASE TOKYO(ガンダムベース東京)」がグランドオープンした)。
展示期間については以前の展示時と異なり期限を定めず常設状態になっていたが、2016年12月、翌2017年3月5日をもって展示を終了すると発表[151]。展示最終日にはクロージングイベントが催され、富野由悠季が登壇。実物大ガンダムが生み出され展示された事への謝意や今後の展開(後述)への声援をファンへお願いし、約8年に及んだ実物大ガンダムプロジェクトは一先ず一区切りとなった。
なお、2017年秋に新たなる実物大モビルスーツ立像「実物大ユニコーンガンダム立像」が建造され、ダイバーシティ東京に設置された(詳細は随時上記項目先に記載予定)。
2014年7月9日、サンライズによって設立された一般社団法人「ガンダム GLOBAL CHALLANGE」が、実物大ガンダムを動かす計画を発表。発表時点では技術的な目処が立っているわけではなく、実現のためのアイディアを世界中から募集するという状態で、2019年にその成果を公開する予定としていた[152]。なお、ダイバーシティ東京での「任務」を終えた実物大RX-78-2ガンダム立像は、同企画の検証・参考用として使用された。
その後、2018年11月21日には当初の予定から1年遅れの2020年夏に横浜市の山下ふ頭で動く実物大ガンダムの一般公開を目指すプロジェクト「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」を行うと発表された[153]が、さらに延期となり開催予定期間は2020年12月19日から2023年3月31日までとなった(日時指定の入場チケット販売制)。2020年11月30日に横浜の山下埠頭にて報道関係者向けに内覧会が実施された[154]。
2023年2月20日、会期が2024年3月31日まで延長となったことが発表された[155]。
プロジェクト・メンバーとして、石井啓範(テクニカルディレクター)、川原正毅(クリエイティブディレクター)、吉崎航(システムディレクター)などが参加している[156]。
なお、このガンダムは一年戦争後、横浜・山下ふ頭近辺で発見されたパーツを検証のために再構築したという設定[157]で、型式番号は「RX-78F00」とされている。
2025年日本国際博覧会にてバンダイナムコが出展するパビリオン「GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION」内で実物大ガンダムを展示することが2024年6月26日に発表された[158]。2024年3月31日に公開終了した横浜・山下ふ頭のものを再利用する形だが、ポーズ固定で動くことはない。
2009年9月24日から27日まで、頭部のみが幕張メッセで開催された東京ゲームショウ2009のバンダイナムコブースにおいて展示された[159]。
2011年8月13日から21日まで、再びお台場(シンボルプロムナード公園 セントラル広場)に戻り、頭部や右手のパーツ中心とした分割パーツが展示される。右手パーツには実際に乗る事が出来る(ある程度の制限あり)。今回の展示は同年に実物大ガンダムをCG処理して動かすCMを放送したカップヌードル(日清食品)の協賛により実現した。
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