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CCCMKホールディングス株式会社もしくは三井住友カード株式会社(ID連携前)のポイントプログラム ウィキペディアから
Vポイント(ブイポイント)は、CCCMKホールディングス株式会社(CCCMKHD)が運営するポイントプログラム(共通ポイント)である[1]。但し、Vポイントと連携していない場合に於ける三井住友カード株式会社(SMCC)が発行するVポイントは、Vポイント規約[2]に基づいてSMCCが運営する(後述)。
CCCMKHDが運営していたTポイントの名称を変更し、2024年4月22日に開始した[1]。これに合わせて、同日にSMCCがVポイントとの連携を開始したが、後述する通り、連携の手続は任意であり、連携しなければ各社のポイントは合算されない。
2024年1月9日にCCCMKHD及びSMCCは、同年4月22日にVポイントを開始する事を発表したが[3]、これに先駆けて、CCCMKHD、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(CCC)、ENEOS株式会社が主催するVポイント×ENEOSゴルフトーナメントが同年3月15日から17日まで開催され、SMCCが特別協賛した[4]。また、CCCミュージックラボ株式会社及びライブマスターズ株式会社が主催するVポイント presents ツタロックフェス2024が同年3月23日から24日まで開催され、CCCMKHD及びSMCCが特別協賛した[5][6]。
2024年4月22日に予定通り、Vポイントが開始され、同日に記念イベントが開催された。イベントでは小栗旬及び吉高由里子も登壇し[7][8]、マスメディア、ウェブメディア、ジャーナリストのみならず、動画配信者(YouTuber)、ブロガー、インフルエンサーらも取材に訪れた[9][10][11][12][13][14][15]。
2024年5月6日に明治安田J1リーグ第12節柏レイソル対鹿島アントラーズ戦(三協フロンテア柏スタジアム)に於いてVポイントサンクスマッチが開催された[16]。
2024年6月4日に株式会社日本経済新聞社(日経)が発表した日経MJ2024年上期ヒット商品番付では、「新生Vポイント」として東前頭三枚目に番付された[17]。
2003年にCCCは、CCCが展開するTSUTAYA[注 1]の会員証である「TSUTAYA会員証」(後の「Tカード」)を株式会社ローソン(2007年3月31日を以て終了)及び当時の新日本石油株式会社(現在のENEOS[注 2])に於いて提示するとTポイントが貯まるサービスを開始した[22]。
2006年に当時の株式会社Tカード&マーケティング(後の株式会社Tポイント(TP)[注 4])は、SMCCと提携し、SMCCのワールドプレゼント(個人用のクレジットカードでは2020年にVポイントに変更)をTポイントへ移行する事が出来るサービスを開始した[25](TポイントからVポイントへの変更に先駆けて2024年にVポイントからTポイントへの移行を終了[注 5])。
2012年にCCCは、株式会社Tポイント・ジャパン(現在のCCCMKHD[注 6])を設立し、同社にTポイントに関する事業を承継した[27]。
2022年に株式会社三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)、SMCC、CCC、CCCMKHDは、SMBCグループとCCCグループとの間の資本・業務提携に関する基本合意を締結[28]、2023年に最終合意を締結した[29]。これに基づいて、同年にSMFG及びSMCCは、CCCMKHDに出資した[30][31]。また、同年にCCCMKHDは、TPを吸収合併した。
2024年にCCCMKHDは、前述した通り、Tポイントの名称をVポイントに変更した。これに合わせて、SMCCは、後述する通り、Vポイントとの連携を開始した[1]。
Vポイントの名称は、SMCCが運営していた同名のポイントサービスに由来し、SMCCが取り扱うVisaブランドの頭文字である「V」を冠したとSMCCは説明している[32]。
このような経緯から、Vポイント及びこれに関連する名称は、CCCMKHD及びSMCCの両社の商標である。
なおID連携をした場合、V会員ネットサービス(旧T会員ネットサービス)に三井住友のサービスが入っているため、システム上は旧Tポイントのシステムに旧Vポイントのサービスが吸収される形になっている。これによりシステム自体は、旧Tポイントに合わせているが、名称はVポイントになっているため、CCC側にとっては名を捨てて実を取る統合となっている。
2024年4月21日まで使用されていたTポイントのロゴマークは、佐藤可士和がデザインしているが、元々は当時の六本木TSUTAYA(現在の六本木 蔦屋書店)で使用する為にデザインしたものを転用している[33](2012年に変更[34])。
TポイントからVポイントへの変更に伴い、Tポイントのロゴマークの青と黄色を引き継いだ現在のロゴマークに変更した[1]。
これに伴い、後述する通り、Vポイントのロゴマークが描かれた「Vポイントカード」の発行を開始した。
Vポイントは、原則としてTポイントの仕組みを踏襲している。この為、SMCCは、ID連携するに当たって、ポイントサービスの変更を余儀なくされた(「#2024年改定のVポイント」も参照)。
Vポイントは、様々な方法で貯める事が出来、様々な方法で使う事が出来る。
Vポイントの有効期限は、最終変動日から1年間である為、有効期限の間に利用があれば更に1年間延長されるが、利用がなければ失効する[35]。但し、期間固定Vポイントは、有効期限が延長されない。
2016年にモバイルTカード[注 7]として開始し[39]、2024年に現在の名称に変更した。
モバイルVカードは、対応するアプリケーションソフトウェア(モバイルアプリケーション)をスマートフォンにインストールすると利用する事が出来る。アプリは、Android及びiOSに対応する(対応するアプリは「#モバイルVカードに対応するアプリ」を参照)。
キャラクターVポイントカードは、V会員が発行手数料を支払って購入する形式を採っている[40]。
上記の外、次のVポイントカードの発行を予定している。
金融機関等が発行するVポイントカードを発行する場合は、当該金融機関等に申し込む必要がある。但し、発行しようとするVポイントカードの種類によっては、当該金融機関等が審査を行い、発行が見送られる場合もある。
TポイントからVポイントへの変更に伴い、「T」を冠したサービスの名称が「V」を冠したものに変更されたが[84]、「Tカード」の名称は変更しないとしている[85][86]。
なお、既に発行されている「Tカード」(旧TSUTAYA会員証を含む)は、TポイントがVポイントに変更された後も継続して利用する事が出来る[1]。但し、「Tカード」の発行を終了し[87]、後述する仮カードを配布する提携先もある。
上記のプラスチック製のVポイントカード(Tカード)の発行を行っていない一部の提携先では新規入会希望者向けにモバイルVカードへの登録を前提とした、紙製の仮カードの配布を行っている[88]。仮カードは初回利用から5年以内[注 9]にモバイルVカードの登録を行わないとカードそのものが失効するほか、モバイルVカードの登録を行うと仮カードで貯めていたポイント等はモバイルVカードへと引き継がれ、仮カードは無効となる。
富士シティオのVポイント取扱店舗では2024年7月31日をもってプラスチック製のTカードの発行受付を終了し[注 10]、翌8月1日からは新規入会希望者に紙製の仮カードを配布する対応を行っている。
ポイントカードをTSUTAYA[89]、蔦屋書店[90]、その他の加盟店で提示すると、Vポイントを貯める事が出来る[1]。2024年からは、TSUTAYA Conditioning[91]でもVポイントを貯める事が出来るようになった[92]。
次の各社が発行するクレジットカードの利用(一部の利用を除く)でVポイントを貯める事が出来る(ポイント交換のみによるものは記載していない)。鍵括弧内は、Vポイントが貯まるクレジットカードの一例を示す(新規の申込を受け付けているものに限る)。
次の各社からの借入金の返済等でVポイントを貯める事が出来る。
次の各社での金融商品取引でVポイントを貯める事が出来る(ポイント交換のみによるものは記載していない)。
ID連携すると、SMCCのVポイントを合算して使う事が出来る。但し、ID連携せずに使う事も出来る。
CCCMKHDが提供するV景品交換で使う事が出来る。2024年にTポイント商品交換から現在の名称に変更した[96]。
ポイントカードをTSUTAYA[89]、蔦屋書店[90]、その他の加盟店で提示すると、1ポイントを1円分として使う事が出来る[1]。
次の各社が発行するクレジットカードの利用代金の支払に1ポイントを1円分として使う事が出来る。
次の各社からの借入金の返済に1ポイントを1円分として使う事が出来る。
次の各行での取引に1ポイントを1円分として使う事が出来る。
次の各社での金融商品取引に1ポイントを1円分として使う事が出来る。
前述した通り、CCCMKHDは、2024年4月22日にCCCMKHDが提供するTポイントの名称をVポイントに変更してサービスを開始した[1]。
前述した通り、Vポイントと連携していない場合は、Vポイント規約[2]に基づいてSMCCが運営する。しかし、Vポイントと連携している場合は、ポイントサービス利用規約[98]が適用される為、CCCMKHDがポイントサービスを提供する。
なお、SMCCが発行する個人用のクレジットカード(一部の提携カードを除く)では、Vポイント又はわくわくポイントのいずれかを貯める事が出来るが、Vポイントと連携する事が出来るポイントは前者に限られる。
また、SMCCがSMBCと提携し発行する「Oliveフレキシブルペイ」(ポイント払いモードを除く)及び「SMBCデビット」(2023年に新規の申込受付を停止[99])では、Vポイントを貯める事が出来る。但し、「SMBCデビット」では、キャッシュバックに変更する事も出来る[100]。
Vポイントは、SMCCのポイントサービスの一つである。SMCCは、2001年に株式会社住友クレジットサービスから現在の商号に変更したが[101][102][103]、これに伴い、同社が従来から発行していた「住友VISAカード」を「三井住友VISAカード」(現在の「三井住友カードVISA」)に変更し、ICカード(当時はスマートカードと呼称していた)での本格発行を開始した。これに合わせて、Vポイントを開始した。SMCCが当時発行していた「三井住友VISAカード」の裏面には、Vポイントのロゴマーク(CCCMKHDが運営するVポイントのロゴマークとは異なる)が描かれていた[104]。
ワールドプレゼント(個人用のクレジットカードは2020年にVポイントに変更)をVポイントに交換してICにダウンロードすると、Vポイント加盟店で支払に利用する事が出来た。このサービスは既に終了している[いつ?]。
Vポイントは、SMCCのポイントサービスの一つである。2020年にSMCCが発行する個人用のクレジットカード(一部の提携カードを除く)のポイントサービスをワールドプレゼントからVポイントに変更した。これに合わせて、同年にSMBCは、SMBCのポイントサービスをSMBCポイントからVポイントに変更した(SMBCのSMBCポイントパックは2023年に新規の申込受付を停止[99])。2022年にSMCCがSMBCと提携し発行する「SMBCデビット」(2023年に新規の申込受付を停止[99])の利用特典をキャッシュバックからVポイントの付与に変更した(キャッシュバックを継続する事も出来る)[105]。
また、2022年にSMBCコンシューマーファイナンス株式会社(SMBCCF)[106]、2023年にSMBC日興証券がそれぞれVポイントを採用している[107]。
ワールドプレゼントではショッピング利用1000円毎に1ポイント貯まっていたが、Vポイントではショッピング利用200円毎に1ポイント貯まるように変更された[注 16]。これに伴い、変更前に貯まっていたポイントは、ワールドプレゼント1ポイントをVポイント5ポイントとして自動的に移行された。
なお、Vポイントへの変更に伴い、SMCCが全日本空輸株式会社(ANA)と提携し発行する「ANAカード」の利用で貯まるポイントはANAマイレージ移行可能ポイント、「ANAカード」の利用以外で貯まるポイントは通常ポイントとなった。通常ポイントもANAが運営するANAマイレージクラブ(AMC)のマイレージに移行する事は可能である。但し、交換レートはANAマイレージ移行可能ポイントより劣る[110]。
Vポイントとの連携を可能とする為、2024年にサービスを改定した。
ポイントの有効期限をプラチナ(プラチナプリファード及び銀聯プラチナカードを含む)4年、ゴールド(プライムゴールド及びヤングゴールドを除く)3年、その他のカード2年からVポイントの有効期限と同じ仕組みに変更した[84]。
なお、ANAマイレージ移行可能ポイントの有効期限に変更はない。但し、ANAマイレージ移行可能ポイントをAMCのマイレージへの移行以外に利用する場合は、Vポイントへの交換手続が新たに必要となった[111]。
Vポイントに関連するアプリは、CCCMKHD及び提携先が提供している[112]。
モバイルVカードに対応するアプリは、次の通りである[112]。
開発元 | CCCMKホールディングス株式会社 |
---|---|
初版 | 2011年10月11日 |
最新版 |
3.5.21
/ 2024年9月24日 |
対応OS |
Android 8.0以上 iOS 14.0以上 |
プラットフォーム | スマートフォン |
前身 | Tポイントアプリ |
対応言語 | 日本語 |
サポート状況 | 開発中 |
ライセンス | Vポイントアプリ サービス利用規約 |
公式サイト |
Vポイントアプリ(旧名称:Tポイントアプリ) Vポイントアプリ(旧名称:Tポイントアプリ) |
Vポイントアプリは、CCCMKHDが提供するアプリの一つである。
2011年にTサイトアプリ及びTポイントアプリとしてそれぞれ提供を開始し[114]、2014年に両アプリを統合する形でTサイトアプリをTポイントアプリに変更[115]、2024年に現在の名称に変更した。
開発元 | CCCMKホールディングス株式会社 |
---|---|
初版 | 2013年4月22日 |
最新版 |
6.0.6
/ 2024年9月11日 |
対応OS |
Android 8.0以上 iOS 14.0以上 |
プラットフォーム | スマートフォン |
前身 | Tポイント×Shufoo! |
対応言語 | 日本語 |
サポート状況 | 開発中 |
ライセンス |
Vポイント×Shufoo!アプリ利用規約(Android) Vポイント×Shufoo!アプリ利用規約(iOS) |
公式サイト |
Vポイント×Shufoo! Vポイント×Shufoo! |
Vポイント×Shufoo!は、CCCMKHDが提供するアプリの一つである。
2013年にTポイント×Shufoo!として提供を開始し[116]、2024年に現在の名称に変更した。
株式会社ONE COMPATHが提供するShufoo!と同様のアプリであるが、本アプリでは同社が運営するシュフーポイントでなくVポイントを貯める事が出来る。Vポイントを貯めるには、チラシや動画を閲覧する必要がある。
VポイントPayは、SMCCが提供するアプリの一つである。SMCCが提供する三井住友カード Vpassアプリとは異なるが[117]、Vポイントと連携すれば、同アプリと同様にモバイルVカードを利用する事が出来る。
2021年に「Vポイント」アプリとして提供を開始し[118]、2024年に現在の名称に変更した[1]。「Pay」と称している通り、電子決済(モバイル決済)を利用する事が出来るが、QRコード決済には対応していない。また、CCCライフパートナーズ株式会社が運営するVマネーやVisaが展開するV PAY[119][120][121]とは異なる。
アプリでVisaブランドのバーチャルプリペイドカードを発行すると、電子商取引で利用する事が出来る。また、iOSの場合はウォレット、Androidの場合はGoogle ウォレットに追加すると、Visaのタッチ決済及びiDを利用する事が出来る。
VポイントやVポイントPayギフトでチャージする事が出来る。Vポイントをチャージするには、SMCCのVpass ID、SMBCの普通預金口座、ポイントカードのいずれかを使用してVポイントと連携する必要がある(連携するとモバイルVカードを利用する事も出来る)。SMBCCFのVポイントはSMBCCFが提供するアプリ、SMBC日興証券のVポイントはSMBC日興証券の日興イージートレードからポイント交換する事が出来る[122][123]。また、本人確認すると、銀行Pay(SMBCの普通預金口座に限る)やクレジットカード・デビットカード・プリペイドカード(Visa又はMastercardに限る)でチャージする事も出来るようになる。但し、SMCCが発行するプリペイドカードや「Oliveフレキシブルペイ」のポイント払いモードでチャージする事は出来ない[124]。
VポイントPayギフトは、SMCCが発行するギフトである。2021年にVポイントギフトとして開始し、2024年に現在の名称に変更した。
アプリにギフトコードを入力又はアプリでQRコードを読み取ると、チャージする事が出来る[125]。
SMCCの定期払いチャンスやすぐチャンを利用している場合は、抽選に当たれば入手する事が出来る[126][127]。また、これら以外にもキャンペーン等で配布される場合がある。
「Oliveフレキシブルペイ」と連携すると、「Oliveフレキシブルペイ」をポイント払いモードで利用する事が出来る[128]。但し、「Oliveフレキシブルペイ」(クレジットモード専用カード番号を除く)をiOSの場合はウォレット、Androidの場合はGoogle ウォレットに追加してiDを利用した場合は、支払いモードに拘わらず、デビットモードでの支払となる[129]。
Tポイントを取り扱っていた加盟店(15万店舗[3])は、Vポイントを取り扱う事が出来る。2024年6月末現在で15.8万店舗で利用する事が出来る[130]。
ビバすけは、SMCCのキャラクターの一つであり[146]、SMCCの商標である。ビーバーをモチーフとしている。
アメリカ合衆国カリフォルニア州出身。ビバパパ(パパ)、ビバママ(ママ)、ビバミちゃん(妹)の家族構成である。また、ミドすけと仲良しである[147]。
SMCCのVポイントキャラクターとして2021年に誕生したが[148]、TポイントからVポイントへの変更に伴い、SMBCグループのさまざまな紹介をしていく事がSMCCのXアカウントで明らかにされた[149]。
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