Loading AI tools
ウィキペディアから
2012年ロンドンオリンピックのサッカー競技(2012ねんロンドンオリンピックのサッカーきょうぎ)は、男子競技が開会式前の7月26日から競技が開始され、8月11日に決勝戦が実施された。女子競技も開会式前の7月25日から競技が開始され、8月9日に決勝戦が実施された。
2012 ロンドンオリンピック サッカー競技 |
---|
大会詳細 |
男子 女子 |
選手 |
男子 女子 |
国際サッカー連盟(FIFA)による大会規定[1] より抜粋。(Art.##)はこの記事における章番号を示す。
男子は本大会時点で23歳以下の選手(正確には1989年1月1日以降に生まれた選手)が出場できる。また、24歳以上の選手(オーバーエイジ。正確には1988年12月31日迄に生まれた選手)を最大3名加えることが出来る。オーバーエイジを使うかどうかは出場国が決めて良い。五輪男子本大会に出場できる本登録の選手は18名であり、オーバーエイジ最大3名もこの中に含まれる(オーバーエイジ枠は本登録18名枠と別枠ではない)。FIFAは2012年3月29日~30日のFIFA理事会で、五輪男子本大会代表に選出された「23歳以下の選手」の代表招集をクラブ側は拒否できないと決め[2]、FIFA規則の選手の地位に関する項の「FIFA理事会の特別決議に基づく、選手の派遣義務」を引用し、この決定には強制力があると各国に通達した[3]。この五輪男子代表拘束権は、2012年7月12日以降から有効になる[4]。ただし、オーバーエイジの選手に関しては、クラブ側が五輪男子代表招集を拒否できる[5]。女子はアトランタ五輪で初めて採用された時から女子A代表(年齢制限のないその国最強の代表)の大会のため、出場資格の制限はない。五輪女子大会は国際女子Aマッチデーに入っているため、クラブ側は代表招集を拒否できない[6]。
男女とも2012年4月30日まで(6月8日まで延期可能[7])にFIFAおよびIOC(各国の国内オリンピック委員会に提出)に35名を予備登録し[8]、同年7月9日までに予備登録35名の中から本登録18名(内GK2名)、予備(バックアップメンバー)4名を選ぶ[9]。本登録の選手のみロンドン五輪本大会に出場できる。グループリーグ初戦開始24時間前までは怪我などの理由(医師の診断書必要)があれば、予備登録者35名からの入れ替えが可能である。また、グループリーグ初戦終了後は、怪我などの理由(医師の診断書必要)があれば、予備(バックアップメンバー)4名からの入れ替えが可能である[10][11]。予備登録および本登録された選手はメディカルチェック(運動時の不慮の事故防止のために行われる医学的診断)を各国の国内オリンピック委員会が行う。メディカルチェックを受けない限り、ロンドン五輪本大会に出場できない[12]。大会初戦の4日前(男子は7月22日、女子は7月21日)までの現地入りが義務付けられている[13]。
試合は6つのスタジアムで開催された[14]。これらのスタジアムはロンドン、サウス・イースト・イングランド、イングリッシュ・ミッドランズ、ノース・ウェスト・イングランド、ノース・イースト・イングランド、スコットランド、ウェールズを代表している。
男子グレートブリテン代表はマンチェスター(7月26日)、ロンドン(7月29日)、カーディフ(8月1日)で、女子グレートブリテン代表はカーディフ(7月25および28日)、ロンドン(7月31日)で試合を行った[15]。
ロンドン | 2012年ロンドンオリンピックのサッカー競技 (イギリス) |
マンチェスター | |
---|---|---|---|
ウェンブリー・スタジアム | オールド・トラッフォード | ||
収容人数: 90,000人 | 収容人数: 76,212人 | ||
カーディフ | ニューカッスル | ||
ミレニアム・スタジアム | セント・ジェームズ・パーク | ||
収容人数: 74,500人 | 収容人数: 52,387人 | ||
グラスゴー | コヴェントリー | ||
ハムデン・パーク | シティ・オブ・ コヴェントリー・スタジアム | ||
収容人数: 52,103人 | 収容人数: 32,500人 | ||
当大会のための試合球として、アディダスの「ジ・アルバート」(英語: The Albert)が製作される。名前は、コックニー(ロンドンの労働者階級の言葉)において、「アルバート・ホール」という語が「ボール」の意味で用いられていることに由来する。[16]
P | グループリーグ | Q | 準々決勝 | H | 準決勝 | B | 3位決定戦 | F | 決勝 |
大陸連盟 | 出場 枠数 | 予選大会 | 予選順位 | 出場国・地域 | 出場回数 | FIFA ランク | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
UEFA | 1+3 | 開催国 | イギリス | 13大会ぶり10回目 | 4 | ||
UEFA U-21欧州選手権2011 | 優勝 | スペイン | 3大会ぶり10回目 | 1 | |||
準優勝 | スイス | 18大会ぶり3回目 | 21 | ||||
3位 | ベラルーシ | 初出場 | 77 | ||||
AFC | 3.5 | アジア予選 | A組 | 1位 | 韓国 | 7大会連続9回目 | 28 |
B組 | アラブ首長国連邦 | 初出場 | 116 | ||||
C組 | 日本 | 5大会連続9回目 | 20 | ||||
CAF | 3.5 | アフリカ U-23選手権2011 | 優勝 | ガボン | 初出場 | 45 | |
準優勝 | モロッコ | 2大会ぶり7回目 | 71 | ||||
3位 | エジプト | 5大会ぶり11回目 | 42 | ||||
4位※ | セネガル | 初出場 | 61 | ||||
CONCACAF | 2 | 北中米カリブ海予選 | 1位 | メキシコ | 2大会ぶり10回目 | 19 | |
2位 | ホンジュラス | 2大会連続3回目 | 63 | ||||
CONMEBOL | 2 | 2011 南米ユース選手権 | 優勝 | ブラジル | 2大会連続12回目 | 11 | |
準優勝 | ウルグアイ | 18大会ぶり3回目 | 3 | ||||
OFC | 1 | オセアニア予選 | 1位 | ニュージーランド | 2大会連続2回目 | 95 |
大陸連盟 | 出場 枠数 | 予選大会 | 予選順位 | 出場国・地域 | 出場回数 | FIFA ランク | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
UEFA | 1+2 | 開催国 | イギリス | 初出場[17] | 9 | ||
2011 FIFA女子ワールドカップ※ | 3位 | スウェーデン | 5大会連続5回目 | 4 | |||
4位 | フランス | 初出場 | 6 | ||||
AFC | 2 | アジア予選 | 1位 | 日本 | 3大会連続4回目 | 3 | |
2位 | 北朝鮮 | 2大会連続2回目 | 8 | ||||
CAF | 2 | アフリカ予選 | - | 南アフリカ共和国 | 初出場 | 61 | |
- | カメルーン | 50 | |||||
CONCACAF | 2 | 北中米カリブ海予選 | 1位 | アメリカ合衆国 | 5大会連続5回目 | 1 | |
2位 | カナダ | 2大会連続2回目 | 7 | ||||
CONMEBOL | 2 | 2010 スダメリカーノ・フェメニーノ | 優勝 | ブラジル | 5大会連続5回目 | 5 | |
準優勝 | コロンビア | 初出場 | 28 | ||||
OFC | 1 | オセアニア予選 | 1位 | ニュージーランド | 2大会連続2回目 | 23 |
種目 | 金 | 銀 | 銅 |
---|---|---|---|
男子 | メキシコ (MEX) ホセ・コロナ イスラエル・ヒメネス カルロス・サルシド イラム・ミエル ダルビン・チャベス エクトル・エレーラ ハビエル・コルテス マルコ・ファビアン オリベ・ペラルタ ジョバニ・ドス・サントス ハビエル・アキノ ラウル・ヒメネス ディエゴ・レジェス ホルヘ・エンリケス ネストル・ビドリオ ミゲル・アンヘル・ポンセ ネストル・アラウホ ホセ・アントニオ・ロドリゲス |
ブラジル (BRA) ガブリエウ ラファエウ チアゴ・シウバ フアン・ジェズス サンドロ マルセロ ルーカス ロムロ レアンドロ・ダミアン オスカル ネイマール フッキ ブルーノ・ウビニ ダニーロ アレックス・サンドロ ガンソ アレシャンドレ・パト ネト |
韓国 (KOR) 鄭成龍 呉宰碩 尹錫榮 金英權 金基熙 奇誠庸 金甫炅 白星東 池東沅 朴主永 南泰煕 黄錫鎬 具滋哲 金昌洙 朴鍾佑 鄭又榮 金賢聖 李範永 |
女子 | アメリカ合衆国 (USA) ホープ・ソロ ヘザー・ミッツ クリスティ・ランポーン ベッキー・サウアーブラン ケリー・オハラ エイミー・レペイルベット シャノン・ボックス エイミー・ロドリゲス ヘザー・オライリー カーリー・ロイド シドニー・ルルー ローレン・チェニー アレックス・モーガン アビー・ワンバック ミーガン・ラピノー レイチェル・ビューラー トビン・ヒース ニコル・バーンハート |
日本 (JPN) 福元美穂 近賀ゆかり 岩清水梓 熊谷紗希 鮫島彩 阪口夢穂 安藤梢 宮間あや 川澄奈穂美 澤穂希 大野忍 矢野喬子 丸山桂里奈 田中明日菜 高瀬愛実 岩渕真奈 大儀見優季 海堀あゆみ |
カナダ (CAN) カリーナ・ルブラン エミリー・ザラー チェルシー・スチュワート カーメリーナ・モスカート ロビン・ゲール ケイリン・カイル リアン・ウィルキンソン ダイアナ・マシソン キャンディス・チャップマン ローレン・セッセルマン デジレ・スコット クリスティン・シンクレア ソフィー・シュミット メリッサ・タンクレディ ケリー・パーカー ジョネル・フィリーニョ ブリタニー・ティムコ エリン・マクロード メラニー・ブース マリー=エーヴ・ノールト |
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.