徳山駅
山口県周南市御幸通にある西日本旅客鉄道の駅 ウィキペディアから
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徳山駅(とくやまえき)は、山口県周南市御幸通二丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陽本線・山陽新幹線の駅である。
徳山駅 | |
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駅ビル(みゆき口)と北口駅前広場 | |
とくやま Tokuyama | |
所在地 | 山口県周南市御幸通二丁目28 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
電報略号 | トマ |
駅構造 |
高架駅(新幹線) 地上駅(橋上駅)(在来線) |
ホーム |
2面2線+通過線2線(新幹線) 2面3線(在来線) |
乗車人員 -統計年度- |
6,270人/日(降車客含まず) -2022年- |
開業年月日 | 1897年(明治30年)9月25日[1] |
乗入路線 3 路線 | |
所属路線 | ■山陽新幹線 |
キロ程 |
430.1 km(新大阪起点) 東京から982.7 km |
所属路線 |
■山陽本線 (■岩徳線直通含む) |
キロ程 |
414.9 km(神戸起点) 岩国から岩徳線経由で47.1 km |
備考 |
直営駅(管理駅)[2] みどりの窓口 有 みどりの券売機プラス設置駅[3] |
周南市(旧徳山市)の中心駅である。1897年(明治30年)に山陽鉄道の駅として開業、国有化を経て現在に至る。山陽新幹線は「のぞみ」「さくら」のどちらかがおよそ1時間に1本停車する。在来線は山陽本線の他、隣の櫛ケ浜駅から分岐する岩徳線の全列車が当駅まで乗り入れる。かつては周南コンビナートの出光興産徳山製油所・日本ゼオン徳山工場への専用線がつながり車扱貨物の取り扱いがあったが、1985年(昭和60年)に廃止された(貨物駅の機能は隣の新南陽駅に集約)。
直営駅であり、かつては山陽本線の和木駅 - 大道駅間各駅と岩徳線の全駅、山陽新幹線単独駅である新岩国駅を管轄する徳山地域鉄道部が構内に置かれていた[4]。同鉄道部の廃止ならびに山口支社の発足以降は、管理駅長が配置された管理駅[2]となっている。
1968年(昭和43年)には2代目駅舎として徳山ステーションビルが建設され、日本国内でも古くから存在する民衆駅として知られていたが、テナントの撤退や建物の老朽化を契機に2014年(平成26年)をもって駅機能が分離され、跡地は周南市徳山駅前賑わい交流施設として整備された。
在来線が橋上駅舎を有する[16]地上駅、新幹線が高架駅となっている。在来線・新幹線とも線路が東西に延び、在来線駅舎のすぐ南に新幹線駅舎がある。各駅舎へのアクセスは、駅の南北を結ぶ徳山駅南北自由通路(旧徳山町出身の詩人・まど・みちおの代表作にちなんだ『ぞうさんのさんぽみち』の愛称を持つ)を利用する。北側出入口を「みゆき口」、新幹線駅出入口(南側出入口)を「みなと口」と称する。
プラットホームは島式1面・単式1面の2面3線を有する。欠番となっている2番線は上り貨物待避線で、3・4番のりばが島式となっている。かつてはその奥に5番のりばがあったが現在は撤去されている。 各ホームは橋上駅舎で結ばれている。改札口(在来線口)と、新幹線駅舎への連絡通路・乗換改札を有する。
山陽新幹線開業前には山陽本線で運行されていた特別急行列車・急行列車の大多数が停車していた。この名残で、倉敷駅 - 門司駅間を走る在来線優等列車が全廃した21世紀初頭の現在でもプラットホームにはかつて運行された列車の号車案内が記されている[23]。
2014年[注釈 1]9月6日より、列車到着に合わせて、旧徳山町出身の詩人・まど・みちおが作詞した童謡が流れるようになっている(上り方面は「ぞうさん」、下り方面は「一年生になったら」)[16][24]。
新幹線駅は3階建て。高架下の2階部分にみどりの窓口、みどりの券売機および改札口(新幹線口)、在来線駅舎への連絡通路・乗換改札を有する。1階は出入口と団体待合室、駅レンタカー事務所。ホーム部分を含む駅舎の南側には徳山下松港(徳山港)が広がり、新幹線プラットホームからは臨海部に広がるコンビナート群を眺めることができる。
16両編成対応(ホーム長410 m)の相対式ホーム2面2線(内側に上下通過線を挟む)の高架ホーム[27]。カーブ半径が 1,600 m と厳しく[28]、通過列車は速度を185 km/hまで下げ通過をする(2017年2月に行われた山陽新幹線のデジタルATC化以前はアナログATCによる制限を受けていた為、170 km/hまで減速を強いられていた)。停車する列車は車体がカーブに沿って傾いた状態となる[注釈 2]。ホームのさらに外側には保守用車留置線が備えられている[27]。
かつては、徳山駅弁当株式会社が駅弁の製造・販売を手がけていたが、2010年(平成22年)3月に販売を終了した。同年7月以降は徳山ふくセンター株式会社が当駅限定の弁当を新幹線改札内の売店で販売している[29][注釈 3]。
1日の平均乗車人員は以下の通りである[32]。 県内では下関市の下関駅、山口市の新山口駅に次ぎ3番目に利用者の多い駅である。
乗車人員推移 | ||
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年度 | 1日平均人数 | 備考 |
1992 | 11,055 | [33] |
1999 | 8,218 | |
2000 | 7,891 | |
2001 | 7,659 | |
2002 | 7,306 | |
2003 | 7,236 | |
2004 | 7,195 | |
2005 | 7,146 | |
2006 | 7,172 | |
2007 | 7,219 | |
2008 | 7,237 | |
2009 | 6,881 | |
2010 | 6,935 | |
2011 | 6,997 | |
2012 | 7,060 | |
2013 | 6,821 | |
2014 | 6,694 | |
2015 | 7,013 | |
2016 | 7,078 | |
2017 | 7,294 | |
2018 | 7,511 | |
2019 | 7,542 | |
2020 | 5,032 | |
2021 | 5,376 | |
2022 | 6,270 |
みゆき口は市中心市街地に面している。みなと口は徳山下松港に面し、港にはスオーナダフェリーや大津島巡航のフェリー乗り場などがある。船乗り場までの距離が最も近い新幹線駅という特徴を持つが、産業道路の県道172号線に面しており、港湾関連施設やコンビナートの定修業者向けの宿泊施設が集積し、商業施設は多く見られない。
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徳山駅を中心とする、周南市の中心市街地は、モータリゼーションの進展や消費者ニーズの多様化、郊外への大型店進出等により空洞化が進み、活力が失われる状況であった。周南市が2004年(平成16年)12月に策定したまちづくり総合計画において、中心市街地の活性化や駅および駅周辺施設の利便性の向上を図る主要事業として本事業が位置づけられた[35]。
2005年(平成17年)2月には基本方針として、徳山駅周辺整備構想[36] が策定された。 2009年(平成21年)12月には、徳山駅北口駅前広場整備、南口駅前広場整備、南北自由通路整備の基本計画が策定された[37]。2013年(平成25年)11月には、賑わい交流施設の整備基本構想が策定された[38]。
2020年度(令和2年度)の南口駅前広場の完成を以て、全ての事業が完了した[39]。
みゆき口に8面の乗車ホーム(うち1面都市間高速バス、1面は夜行高速バス・ちょい乗り100円バス専用)を持つバスターミナルを有する[42]。市内に本社を置く防長交通の運行上の拠点となっており、周南市および周辺地域への路線バスが発着するほか、下記の高速バスが発着する。一部例外を除き5分刻みに発車時刻とチャイムが設定されており、発車時には案内所の職員が案内放送をする。
なお、一般路線バスの詳細については防長交通の当該項を参照のこと。
※新幹線各列車の隣の停車駅は、各列車記事を参照のこと。
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