Loading AI tools
日本の男性俳優(1940−1995) ウィキペディアから
宮口 二郎(みやぐち じろう、1940年3月30日[1][2][3] - 1995年9月18日[3])は、日本の俳優。本名は
東京都出身[1][2][3][4]。日本大学[1]藝術学部中退[4]。劇団ひまわり[1]、エヌ・エー・シー[1]、東京企画[1]、アマチ企画を経て[1]、中里事務所に所属していた[2]。
中学・高校と劇団ひまわりに所属。大学入学後、住み込みの付き人として天知茂に師事[3][5]。天知のもとで演技を学び、1964年のテレビドラマ『廃虚の唇』で、天知を狙う殺し屋役でデビュー後、悪役俳優として、テレビ・映画・舞台で活躍した[4]。
テレビでは刑事ドラマから特撮番組まで、様々な作品に出演しており、演じたキャラクターでは『仮面ライダー』(1971年、東映 / 毎日放送)のゾル大佐、『非情のライセンス』(1973年 - 1976年、東映 / NET)の坂井刑事で知られる。
デビュー以降、芸名の表記は主に宮口二朗だったが、1974年、姓名判断により宮口二郎と改名[4]。
1983年、師匠の天知茂が製作主演した日西合作映画『狼男とサムライ』(La Bestia y la Espada Magica)に、織田信長役で出演した。この映画は日本では未公開となり、その後天知が急逝したため、テレビ放映された際には天知の声のアフレコを宮口が担当した[6]。
1995年9月18日死去。55歳没。
演技力はもとより身体能力にも優れ、走行中の列車上での格闘(『キイハンター』第161・162話)や屋根伝いの大立ち回り(『江戸を斬るVI』第15話)など、危険を伴うアクションシーンを、吹替え(スタント)なしで自ら行うこともあった。時代劇でも得意の殺陣を活かし、凄腕の用心棒など剣客役を数多く演じた。萬屋錦之介も剣劇俳優としての宮口の才能を高く評価し、舞台公演も含め数々の作品に招いている。晩年、悪家老や悪奉行などの黒幕役を演じた際も自ら殺陣に参加し、「戦う悪役」としてのキャリアを全うした。
『仮面ライダー』でゾル大佐役に起用された際の衣装選びでは、自らナチ風の軍服(前期は詰襟だったが、後期は白マフラー)を選んだ[7]。このゾル大佐の扮装で「仮面ライダーショー」のサイン会に出席した際には、仮面ライダーの敵だとして子供に蹴られたことがあったという[7]。これを振り返った宮口は「役者冥利に尽きます。子供の頃の思い出は、大切にしてほしいですね」と語る[7]など、役の上での極悪非道ぶりとは正反対の、気さくでちびっ子ファンを大切にする俳優であった。
妻は悪女役で一時代を築いた女優の弓恵子[3][4]、義父は名脇役として戦前から活躍した潮万太郎。義弟の柴田昌宏と柴田侊彦も俳優である。
など
など
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.