日本の東京都千代田区にある製粉会社 ウィキペディアから
株式会社ニップン(英: NIPPN CORPORATION)は、製粉業、食品業を営む会社。製粉分野では日清製粉に次いで日本国内シェア2位。1873年4月に官営札幌製粉所として創業した日本初の製粉会社であり、欧米式機械を利用した日本初の製粉会社でもある。2020年までの社名は日本製粉株式会社(にっぽんせいふん、英: NIPPON FLOUR MILLS CO., LTD.)。「ニップン」「オーマイ[注釈 1]」「REGALO(レガーロ)」ブランドで知られる。
![]() ニップン本社ビル(東京都千代田区麹町) | |
種類 | 株式会社 |
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市場情報 |
大証1部(廃止) 2001 2013年7月12日上場廃止 |
略称 | nippn、ニップン |
本社所在地 |
日本 〒102-0083 東京都千代田区麹町4丁目8 北緯35度41分5.2秒 東経139度44分13.5秒 |
設立 |
1896年9月26日 (日本製粉株式会社) 創業は1873年4月、官営札幌製粉所として[1]。 |
業種 | 食料品 |
法人番号 | 9011001017684 |
事業内容 | 製粉、食品、ペットフード、健康食品、食品関連機械装置製造、レストラン等 |
代表者 | |
資本金 | 122億4000万円 |
売上高 |
連結4005億1400万円 (2024/3月期) |
営業利益 |
連結203億4000万円 (2024/3月期) |
経常利益 |
連結232億8000万円 (2024/3月期) |
純利益 |
連結263億6700万円 (2024/3月期) |
純資産 |
連結2282億8500万円 (2024/3月期) |
総資産 |
連結3866億9200万円 (2024/3月期) |
従業員数 |
連結:3,880人、単体:1,070人 (2021年3月31日時点) |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 |
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主要子会社 | |
関係する人物 | |
外部リンク |
www |
特記事項:財務データ等は2020年3月末現在[2] |
製粉業界最古参。第一次大戦後の不況による経営不振のおり三井物産の支援を受けたことから、三井グループの製粉会社となった。創業以来、小麦粉・ふすま・そば粉等の業務用製粉事業を行っている。家庭用小麦粉・プレミックス粉(ホットケーキ用ミックス等)・パスタ・冷凍食品の食料品事業も大きな柱となっており、2012年(平成24年)現在では業務用製粉事業の売上高を上回る。その他、グループでペットフード、健康食品、食品関連の機械装置の製造、ミスタードーナツなどの外食事業も行っている。2013年3月期の連結売上高の構成は製粉事業35.4%、食品事業54.4%、その他10.1%。1982年から2017年までイタリアの有名パスタブランド『バリラ (Barilla)』のライセンス契約を保有し日本国内の独占販売を行っていた[注釈 2] 。
食料品事業の強化が進んでいく中で「製粉」の名がつく社名では事業内容を十分に表現できなくなったことから、2021年1月に設立以来初の商号変更が行われ、1996年からコミュニケーションネームとして用いていたニップンが正式社名となった[注釈 3]。
なお、2019年9月のコーポレートブランドロゴ改定を機に、「オーマイ」から「ニップン」へブランド変更した製品があり、2020年春発売の新製品・リニューアル品からパッケージ正面に「nippn」ロゴの表記(「REGALO」は除く)が開始され、小麦粉の「ニップン ハート」(スティックタイプ・ミニパックを除く)、「ニップン たけ」、「ニップン イーグル」は2020年2月のリニューアルに合わせ、「nippn」ロゴに加え、「いつも食卓に、ニップン」の日本語表記のスローガンも表記されている。
ニップンドーナツと大和フーヅがミスタードーナツ、築地銀だこ、モスバーガーの店舗を運営している。同時に日本製粉が両社に原料を供給している。日本製粉はミスタードーナツの国内最大級FCである。1980年代後半にはワタミフードサービスに出資していた時期があり、共同でお好み焼きを主力商品とした各種飲食店(宅配サービス、イートインスタンド)を展開していた。後に、株式公開に関する考え方などの事業戦略面での相違から関係を解消した。
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